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そばにいて
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『ここだけの話だけど、私がフランスに行くのは恋人と思ってた彼氏が妻子持ちだったのもある。
日本にイヤな思い出しかできなくなってきたから
全てを忘れたい』
笑可のLINEからはゆりあさんの言ったエピソードが載っていた。
まもなく1ヶ月半が経つ。
笑可はゆりあさんの元でボイトレや楽曲のボイシングの勉強、万人受けする歌詞の書き方などを学びギターの腕もそこそこ上達していた。
ボクはというと初任給をほとんど貯金して、何かあった時に使えるようにしといた。
練習は厳しいとはいえ、それ以外の場面ではゆりあさんは優しい人で笑可の事情を慮ってか、買い物に必ず2人で行くことにしているとか。
また、時々夜ふかしする笑可と一緒になって徹夜で音楽談義や彼女の好きなサウンドノベルというゲームの形式に則り、かまいたちの夜や428、街辺りを一緒にプレイしたらしい。
笑可はかまいたちをいくらプレイしても『恋人の彼女にスキーのストックで刺殺される』というバッドエンドばかりを経験して、ゆりあさんに相談すると『私も同じく、ひたすらそのエンドだったの。攻略サイト見てようやくわかった』と言い、2人でムズすぎると話し合ったとか。
笑可は色んなところで人と仲良くなる性質を持っていた。
本来事件がなければ、多くの人と交流を持っていたかもしれない。
ギターが親友みたいなものだけど、それが無かったら彼女は何を心の支えにしていたのだろう。
1ヶ月飽きずに練習したからか、ひたすらルート音(その和音のベースになる音)くらいなら弾き続けられるようになった。
テクの無いベーシストと批評される恐れはあっても、全く使い物にならないワケではないから自分に及第点を下す。
早く笑可に会いたい。
戻ってきたら練習スタジオでみんなで音を合わせながら曲を録ったり、ミスドの新作を彼女に食べさせたい。
溢れる想いだけ。
ゆりあさんには彼女がお世話になっているし、空港まで笑可と一緒に送り出したりしたい。
男運に恵まれないゆりあさんだが、新天地では日本を上回る思い出作ってほしいものだ。
日本にイヤな思い出しかできなくなってきたから
全てを忘れたい』
笑可のLINEからはゆりあさんの言ったエピソードが載っていた。
まもなく1ヶ月半が経つ。
笑可はゆりあさんの元でボイトレや楽曲のボイシングの勉強、万人受けする歌詞の書き方などを学びギターの腕もそこそこ上達していた。
ボクはというと初任給をほとんど貯金して、何かあった時に使えるようにしといた。
練習は厳しいとはいえ、それ以外の場面ではゆりあさんは優しい人で笑可の事情を慮ってか、買い物に必ず2人で行くことにしているとか。
また、時々夜ふかしする笑可と一緒になって徹夜で音楽談義や彼女の好きなサウンドノベルというゲームの形式に則り、かまいたちの夜や428、街辺りを一緒にプレイしたらしい。
笑可はかまいたちをいくらプレイしても『恋人の彼女にスキーのストックで刺殺される』というバッドエンドばかりを経験して、ゆりあさんに相談すると『私も同じく、ひたすらそのエンドだったの。攻略サイト見てようやくわかった』と言い、2人でムズすぎると話し合ったとか。
笑可は色んなところで人と仲良くなる性質を持っていた。
本来事件がなければ、多くの人と交流を持っていたかもしれない。
ギターが親友みたいなものだけど、それが無かったら彼女は何を心の支えにしていたのだろう。
1ヶ月飽きずに練習したからか、ひたすらルート音(その和音のベースになる音)くらいなら弾き続けられるようになった。
テクの無いベーシストと批評される恐れはあっても、全く使い物にならないワケではないから自分に及第点を下す。
早く笑可に会いたい。
戻ってきたら練習スタジオでみんなで音を合わせながら曲を録ったり、ミスドの新作を彼女に食べさせたい。
溢れる想いだけ。
ゆりあさんには彼女がお世話になっているし、空港まで笑可と一緒に送り出したりしたい。
男運に恵まれないゆりあさんだが、新天地では日本を上回る思い出作ってほしいものだ。
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