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第十九話 海と船と惜しみと祈り。
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これまでアーシェリヲンは、エリシアが怒った姿を見たことがない。何があっても声を荒げずに、諭すのがほとんどだったからである。当たり前のことだが、それだけ彼のことを心配しているのだろう。
「うん、わかってるよ。僕はお母さんの息子だよ。お母さんは困ったとき、神殿で相談をしてもらってたんでしょう?」
「そうね……」
「それなら僕も、困ったら神殿に相談する。自分だけで無理するようなことは、なるべくしないから」
「……なるべく、なのね? 仕方ないわ、男の子だものね」
エリシアはヴェルミナを見る、すると彼女も頷いて肯定してくれる。
「エリシア、可愛い息子の門出なんだ。笑顔で送り出そう、じゃないか」
「そうね。わかったわ、あなた」
そう言うとエリシアは、アーシェリヲンの額にキスをする。
「なるべく、無理はしないでね? 約束できる?」
「はい。お母さん」
フィリップは今まで我慢をしていた。それでも限界に近かったのだろう。アーシェリヲンの後ろから抱き上げてくしゃりと頭を撫でている。
「アーシェは俺の息子なんだ。ちょっとくらいではくじけたりしないだろう?」
「はい。お父さん」
「そうね、私の息子ですもの」
「いや、俺の息子だから」
「私がお腹を痛めて産んだ子ですですっ」
意地になって二人で言い合っている。ちょっとだけおかしくなって笑ってしまったアーシェリヲン。けれどこの日を絶対に忘れないようにしよう。絶対に負けるわけにはいかない。
絶対に帰ってくるんだと、家族に会いにくるんだと思う。フィリップの手の大きさと温かさ。エリシアの柔らかさと良い香り。すべて心に刻んでおこう、そう心に誓ったのだった。
▼
「お母さん、お父さん、行ってきます」
「いってらっしゃい、アーシェ」
「あぁ、行ってくるんだ。アーシェ」
最後にヴェルミナがアーシェリヲンの両手を握って声をかけてくれる。
「ヴェンダドールまではこの子らに頼りなさいね。二人の言うことを聞いて、身体に気をつけるのですよ?」
「はいっ。ありがとうございます」
アーシェリヲンは三人に見送られ、神殿の建物を出て裏口へ。そこにはユカリコ教所有の馬車があった。
馬車の前には神官の服装をした男性と、巫女の服装をした女性。ヴェルミナが言っていた二人というのはおそらく彼らのことだろう。
神官の青年は馬車のドアを開けてくれた。すると巫女が先に乗り込んで、アーシェリヲンに手を差し伸べてくれる。
「はい、アーシェリヲン君、いえ、アーシェくんでいいかしら?」
「は、はい。構いません」
馬車に乗ると、御者席の青年が声をかけてくれた。
「俺はエルフォード。よろしく、アーシェリヲン君」
「はい。よろしくお願いします」
「わたしはね、レイラリース。よろしくね、アーシェくん」
「はい。よろしくお願いします」
馬車が向かっているのは、王都にある港である。そこから船に乗り、隣の大陸を目指すことになっている。
王都の城下町を抜けて海側、大きな港に馬車が入った。アーシェリヲンたちが乗る商船は、荷だけでなく馬車も人も運ぶかなり大きな船のようだ。全長が五十メートルはありそうだ。
船に乗るための大きな坂に似た木製の乗り口がある。なだらかな坂を登っていくと、船員と思われる男性とエルフォードが話をしているのが聞こえる。
「ユカリコ教の方ですね。いつもお世話になっています」
「こちらこそ、よろしくお願いしますね」
「どうぞ、お乗りください」
馬車がまた動き始めた。窓から見ていたからわかるが、海面よりもかなり高いいちに甲板がある。船の幅はかなり広い。馬車が停まると客車側のドアが開いた。
「アーシェくん。降りましょうか」
「いいんですか?」
「大丈夫。あなたはもう、わたしたちと同じなのよ」
同じというのは『ユカリコ教の関係者』という意味だろう。そうはいっても、アーシェリヲンの服は二人のものとは違う。それでも外へ出られるのは嬉しく思っただろう。
「は、はいっ」
甲板に降りた。すると潮の香りに包まれる。
「うわ。いい匂い」
「でしょう?」
「俺は馬車を駐めてくるから」
「いってらっしゃい」
「いってらっしゃい、エルフォードさん」
「すぐに戻るよ」
甲板の上を馬車が進んでいく。すると大きな建物にも似た船室へ入っていくように見えた。
「凄いですね」
続々と荷を積んだ馬車が乗り込んでくる。初めてみる光景だから、感動するアーシェリヲン。
「そうかしら? ……嘘よ。わたしも初めて乗るのよ」
「そうなんですか?」
「えぇ。これまではずっと王都だったの。ヴェンダドールへ行くのはわたしも初めて。楽しみだわ」
「レイラリースさんもですか?」
「レイラ、でいいわよ」
「はい、レイラさん」
こうして並ぶと、レイラはアーシェリヲンよりもかなり背が高い。おそらくはエリシアと同じくらいだろうか? 彼よりもやや薄手の髪が肩まで伸びている。聞けば十八になって間もないとのことだ。
エルフォードが船室から出てきた。彼は二十歳とのこと。フィリップのように背が高くて更に筋肉質。神官の服が似合わないほど。まるで護衛の騎士のようだ。髪は短く刈り込んであり、アーシェリヲンよりも黒目の茶色。
二人ともこの国に多数の、アーシェリヲンよりもやや薄いとび色の瞳を持っている。
「エルフォードさん」
「何だい?」
「どれくらいで隣の大陸に着くんですか?」
「そうだね。一日くらいかな?」
彼が言うには、ヴェンダドールまでは船で一日、馬車で二日ほどの距離。近くはないが、それほど遠くも感じない。
「じゃ、俺は部屋の手続きをしてくるから、レイラ、お願いできるかな?」
「えぇ。任されたわ」
もうすぐ冬になろうとしている。少し厚手の服を着ているが、海の風はそれなりに冷たい。
荷馬車などの積み込みが終わったのだろう。船と港とを繋ぐ木製の橋が取り払われる。まもなく出航となるのだろう。
もうすぐ陽が暮れる。夕日が海に吸い込まれそうになっていて、朱色に染まる空と海とが混ざり合ってとても綺麗だ。
聖女ユカリコが提唱したとされる暦がある。一年を十三の月に割って、一月を三十日にしたものだ。
今日は十二月の三十日。アーシェリヲンが生まれたのは二十七日ということになる。実に慌ただしい三日間だった。
何やら木を叩くような、乾いた音が三度続けて鳴った。
「アーシェくんほら、そろそろ船がでるわ」
「うん」
船が船着き場からゆっくりと離れていく。港を挟んで見える小高い丘には王都の城下町。そこにはエリシアたちが見送ってくれた神殿がある。この大陸にはアーシェリヲンの生まれ育ったウィンヘイム伯爵領もある。
薄暗くなった城下町に明かりが一つ、また一つと点きはじめる。航海の無事を祈っているような。別れを惜しんでいるような。複雑な気持ちにさせるものだった。
「一日も早く戻って来ないとだね……」
「うん、わかってるよ。僕はお母さんの息子だよ。お母さんは困ったとき、神殿で相談をしてもらってたんでしょう?」
「そうね……」
「それなら僕も、困ったら神殿に相談する。自分だけで無理するようなことは、なるべくしないから」
「……なるべく、なのね? 仕方ないわ、男の子だものね」
エリシアはヴェルミナを見る、すると彼女も頷いて肯定してくれる。
「エリシア、可愛い息子の門出なんだ。笑顔で送り出そう、じゃないか」
「そうね。わかったわ、あなた」
そう言うとエリシアは、アーシェリヲンの額にキスをする。
「なるべく、無理はしないでね? 約束できる?」
「はい。お母さん」
フィリップは今まで我慢をしていた。それでも限界に近かったのだろう。アーシェリヲンの後ろから抱き上げてくしゃりと頭を撫でている。
「アーシェは俺の息子なんだ。ちょっとくらいではくじけたりしないだろう?」
「はい。お父さん」
「そうね、私の息子ですもの」
「いや、俺の息子だから」
「私がお腹を痛めて産んだ子ですですっ」
意地になって二人で言い合っている。ちょっとだけおかしくなって笑ってしまったアーシェリヲン。けれどこの日を絶対に忘れないようにしよう。絶対に負けるわけにはいかない。
絶対に帰ってくるんだと、家族に会いにくるんだと思う。フィリップの手の大きさと温かさ。エリシアの柔らかさと良い香り。すべて心に刻んでおこう、そう心に誓ったのだった。
▼
「お母さん、お父さん、行ってきます」
「いってらっしゃい、アーシェ」
「あぁ、行ってくるんだ。アーシェ」
最後にヴェルミナがアーシェリヲンの両手を握って声をかけてくれる。
「ヴェンダドールまではこの子らに頼りなさいね。二人の言うことを聞いて、身体に気をつけるのですよ?」
「はいっ。ありがとうございます」
アーシェリヲンは三人に見送られ、神殿の建物を出て裏口へ。そこにはユカリコ教所有の馬車があった。
馬車の前には神官の服装をした男性と、巫女の服装をした女性。ヴェルミナが言っていた二人というのはおそらく彼らのことだろう。
神官の青年は馬車のドアを開けてくれた。すると巫女が先に乗り込んで、アーシェリヲンに手を差し伸べてくれる。
「はい、アーシェリヲン君、いえ、アーシェくんでいいかしら?」
「は、はい。構いません」
馬車に乗ると、御者席の青年が声をかけてくれた。
「俺はエルフォード。よろしく、アーシェリヲン君」
「はい。よろしくお願いします」
「わたしはね、レイラリース。よろしくね、アーシェくん」
「はい。よろしくお願いします」
馬車が向かっているのは、王都にある港である。そこから船に乗り、隣の大陸を目指すことになっている。
王都の城下町を抜けて海側、大きな港に馬車が入った。アーシェリヲンたちが乗る商船は、荷だけでなく馬車も人も運ぶかなり大きな船のようだ。全長が五十メートルはありそうだ。
船に乗るための大きな坂に似た木製の乗り口がある。なだらかな坂を登っていくと、船員と思われる男性とエルフォードが話をしているのが聞こえる。
「ユカリコ教の方ですね。いつもお世話になっています」
「こちらこそ、よろしくお願いしますね」
「どうぞ、お乗りください」
馬車がまた動き始めた。窓から見ていたからわかるが、海面よりもかなり高いいちに甲板がある。船の幅はかなり広い。馬車が停まると客車側のドアが開いた。
「アーシェくん。降りましょうか」
「いいんですか?」
「大丈夫。あなたはもう、わたしたちと同じなのよ」
同じというのは『ユカリコ教の関係者』という意味だろう。そうはいっても、アーシェリヲンの服は二人のものとは違う。それでも外へ出られるのは嬉しく思っただろう。
「は、はいっ」
甲板に降りた。すると潮の香りに包まれる。
「うわ。いい匂い」
「でしょう?」
「俺は馬車を駐めてくるから」
「いってらっしゃい」
「いってらっしゃい、エルフォードさん」
「すぐに戻るよ」
甲板の上を馬車が進んでいく。すると大きな建物にも似た船室へ入っていくように見えた。
「凄いですね」
続々と荷を積んだ馬車が乗り込んでくる。初めてみる光景だから、感動するアーシェリヲン。
「そうかしら? ……嘘よ。わたしも初めて乗るのよ」
「そうなんですか?」
「えぇ。これまではずっと王都だったの。ヴェンダドールへ行くのはわたしも初めて。楽しみだわ」
「レイラリースさんもですか?」
「レイラ、でいいわよ」
「はい、レイラさん」
こうして並ぶと、レイラはアーシェリヲンよりもかなり背が高い。おそらくはエリシアと同じくらいだろうか? 彼よりもやや薄手の髪が肩まで伸びている。聞けば十八になって間もないとのことだ。
エルフォードが船室から出てきた。彼は二十歳とのこと。フィリップのように背が高くて更に筋肉質。神官の服が似合わないほど。まるで護衛の騎士のようだ。髪は短く刈り込んであり、アーシェリヲンよりも黒目の茶色。
二人ともこの国に多数の、アーシェリヲンよりもやや薄いとび色の瞳を持っている。
「エルフォードさん」
「何だい?」
「どれくらいで隣の大陸に着くんですか?」
「そうだね。一日くらいかな?」
彼が言うには、ヴェンダドールまでは船で一日、馬車で二日ほどの距離。近くはないが、それほど遠くも感じない。
「じゃ、俺は部屋の手続きをしてくるから、レイラ、お願いできるかな?」
「えぇ。任されたわ」
もうすぐ冬になろうとしている。少し厚手の服を着ているが、海の風はそれなりに冷たい。
荷馬車などの積み込みが終わったのだろう。船と港とを繋ぐ木製の橋が取り払われる。まもなく出航となるのだろう。
もうすぐ陽が暮れる。夕日が海に吸い込まれそうになっていて、朱色に染まる空と海とが混ざり合ってとても綺麗だ。
聖女ユカリコが提唱したとされる暦がある。一年を十三の月に割って、一月を三十日にしたものだ。
今日は十二月の三十日。アーシェリヲンが生まれたのは二十七日ということになる。実に慌ただしい三日間だった。
何やら木を叩くような、乾いた音が三度続けて鳴った。
「アーシェくんほら、そろそろ船がでるわ」
「うん」
船が船着き場からゆっくりと離れていく。港を挟んで見える小高い丘には王都の城下町。そこにはエリシアたちが見送ってくれた神殿がある。この大陸にはアーシェリヲンの生まれ育ったウィンヘイム伯爵領もある。
薄暗くなった城下町に明かりが一つ、また一つと点きはじめる。航海の無事を祈っているような。別れを惜しんでいるような。複雑な気持ちにさせるものだった。
「一日も早く戻って来ないとだね……」
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