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197話 お礼 4
いつも、俺ばかり南原さんに翻弄される。
意地悪されて、泣かされて、かと思ったら優しくされて、蕩けてしまう。
でも、今日こそは。
不適な笑みを浮かべる綺麗な顔が、快楽に崩れるところを見たい。
「その余裕、無くしてやりますから。」
ニッと挑戦的に笑った俺は、もう一度ソレを口に含む。今度は、もっと奥まで包み込み、再び奉仕を開始した。
「んぐ...んっ、ちゅ...は...」
軽く吸いながら、唇で扱き、側面を根本から先端まで舐めあげる。
口の中を埋め尽くされているから、呼吸が制限されて苦しい。
でも、それよりも。
どうすれば気持ちよくなってくれる?
どうすればその余裕が無くなる?
それだけを考えて、快楽を与えることに徹した。
「っ...ほぉ? 初めての癖に、なかなかやるじゃないか。」
また、南原さんのものが質量を増す。
しかし、まだまだ南原さんが快楽に堕ちる気配はない。
なんでだ。
確実に気持ちいいと感じてくれてるはずなのに。
それどころか、ただ舐めているだけなのに、なんだか俺の方がムズムズしてきてしまう。
どうすれば...。
「そんな可愛い恋人には、ご褒美をやらなきゃな。」
「っ...んぁっ!?」
突然、いつの間にかローションで濡らした手で後ろに触れられ、思わず口を離してしまう。
ヌルヌルと窄まりの上を数回滑った指は、ツプリとナカへ浸入してきた。
「なん、待っ...やめ...邪魔しないでください!」
そんなことされたら集中できないから。
俺はもう、いっぱいいっぱいだから。
「ククッ、この俺の愛撫を邪魔とは、言ってくれるな。だが、さっきから物欲しそうに腰を揺らしていたのはお前だろう? 」
「うあ、あ...そんな...うそ...」
確かに、ちょっと疼いてたかもしれないけど...。
「ふっ、そんな顔をするな。俺のをしゃぶりながら欲情するお前の姿はそそられたよ。」
そういう問題じゃない。
そんな恥態を晒していたのかと思うと、あまりの羞恥にじわりと涙が浮かんできた。
「ほら、どうした。俺の余裕を無くしてくれるんじゃなかったのか? 」
「んあぁっ! だったら、後ろ、止めっ...く、んぅ...! 」
ほら、ほら、と容赦なく前立腺を刺激しながら、挑発してくる南原さん。
「待っ...やめっ...! あっ、あっ、ぅああぁーーーっ!! 」
強制的に与えられる強い快楽に、南原さんを堕とすどころではなくなった俺は、成すすべもなく、あっけなく白濁を吐き出した。
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