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203話 お礼 10
「あ...ぁ...」
気持ちいい...。
気持ちよすぎて、苦しい。
「ふっ、これだけでこんなグズグズになってるお前が、俺の本気に耐えられる訳がないだろう。」
っ...
南原さんの言うとおりだ。
俺はこんなにいっぱいいっぱいだというのに、南原さんはまだまだ余裕そうなのがその証拠。
でも。
「だって、お礼っ...! 俺、南原さんを満足させてあげたい、からっ...」
いっそ俺が耐えられなくても、どんなに泣いても、好きなようにしてくれればいい。
俺は全然大丈夫だから。痛くても怖くても、南原さんになら何されてもいいから。
そう思えるほどに、あのネックレスが、南原さんの心が、嬉しかった。
すると南原さんは、驚いたように少し目を見開き、すぐにふわりと微笑んだ。
「ふっ、坂北くん、お前はほんとに...。」
「え? 」
「ついにMに目覚めてしまったのかな? 」
「は!? ち、違っ! 」
なんでそうなる。
「ククッ、俺が本気にならずとも、少し苛めればすぐにお前は泣いてくれるから、俺はそれで満足だよ。」
え、すぐに泣くから満足って...。それはそれで、なんか複雑だけれど...。でも、満足してくれてるって。南原さんが嘘をついているようには見えない。
きっと、本心だ。
泣き顔で満足とかほんと意地悪。
だけど、南原さんらしくて、安心する。ほっと体の力を抜くと。
「さて、そろそろ形勢逆転させてもらおうか? 」
「わっ!! 」
ぐるりと視界が反転したと思ったら、ボスッと背中がベッドに沈んだ。
見上げると、獲物を食そうとする獣のような表情で、したなめずりをする南原さんが覆い被さっていた。
「たっぷり啼いて、俺を満足させてくれよ、坂北くん♪」
「あ、ぁ...」
その表情に、一瞬怯んでしまう俺。しかし、すぐに何も考えられなくさせられた。
「あああっ!! 」
南原さんは、ずるる、と、自身を引き抜いていき、抜けきる寸前で、パチュンと奥まで一気に俺を突く。その律動を繰り返した。
「あっ、あっ、南原さっ...! んぁっ! 」
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