『人外×少女』:人ならざる魔物に転生した僕は、可愛い少女とあれこれする運命にあると思う。

栗乃拓実

文字の大きさ
7 / 57
第ゼロ章『人外×金龍の迷宮オロ・アウルム』

第6話:大いなる進化

しおりを挟む

(ぅぅぅうぅうがぁあああああぁああああ――ッ!?)

 熱い。熱い。熱い熱い熱い熱い熱い!
 身体が燃えるように熱い。現に僕の身体は燃えていた。
 鎧が熱せられた鉱石のように融解し赤橙の光を発する。鎧内の空疎な空間に猛烈な熱波が吹き荒び、鎧の節々の隙間から白い煙が勢いよく噴出する。

 ――まるでやかんになったようだっ!

 いや、これは今言う言葉じゃなかったかも。ごめん。え、恥ずかしい。

 ただ、血液の代わりに張り巡らされた魔力回路が限界まで膨張し、一種の興奮状態にあった。高揚したテンションのまま、僕は洞窟内の床をジタバタとのたうち回る。

 とにかく熱い。熱すぎるのだ。
 意識までもが蒸発しそうな程に。

 嫌に長く感じられた一時が過ぎ、僕を包んでいた小さな蝶の群れ――濃密な黒の魔素マナが霧散する。同時に体中を占めていた熱気が勢いよく抜けていく。

 そして姿を見せた僕を一瞥し、黄金のドラゴン――シェルちゃんは満足げに頷いて見せた。鷹揚にこちらの様子を問うてくる。

「――どうじゃ? 生まれ変わった気分は?」

「…………何も変わった気がしない」

 まず、興奮冷めやらぬ状態で頭が上手く回らないのもあるが、それといったわかりやすい変化は感じられなかった。ただ、配慮なのか「よく見てみるのじゃ」と顔を地に伏せるシェルちゃんに寄り、頬の鏡のようにテカテカした黄金の鱗に映る自分を見て、その変化に気づく。

 くすんだ金属を継ぎ接ぎしたような、薄汚れた鈍色だった鎧に色が付いていた。

 雪のような純白を基調とした鎧。
 至る所にシェルちゃんと同じ色の金色のラインが奔っている。
 黄色の魔石がむき出しだった心臓部には、魔石の代わりに金色の紋章――焔吹くドラゴンと太陽が描かれていた。おそらく魔石はその内部に設置されている。

 頭を振ってみれば、背後でフサフサと揺れる白妙の紐。
 僕の顔っていうか、頭は金属製のフルフェイスの兜なんだけど、羽根飾りのつもりなのだろうか。その頂点からは白い紐が生えていた。

 進化してなおあまり変わらぬ身長のせいで、腰より下にまで伸びていて少し格好がつかないのはご愛敬だろう。引っ張っても抜けないから髪の毛じゃないことは確か。でもちょっと痛かった。

 あと『騎士』みたいな感じがしていいよね!
 騎士にしてはめっさちっこいけど。

「ちゃんと進化しておるであろ?」

「おぉう、いいねいいね~。前のみすぼらしい格好より百倍いいよ! 何より足が勝手に動かないってのがいいっ! うぅおおお自由って素晴らしいぃいいっ!!」

 そう、何よりも喜ばしいのは足が勝手に動いていないこと。これ重要。

 どうやらシェルちゃんの思惑通り、放浪の鎧系譜から脱することが出来たようだ。良かった良かった。

 立ち止まれるって素敵。ガシャンガシャン煩くないのって素晴らしい。
 アイラブ今の身体。もう離さない!

「……はしゃぎかたがキモいのじゃ」

 今度は違う意味で地面をのたうち回る僕に、どうやってか進化を促してくれたシェルちゃんが蔑んだ目を向けてくる。
 いいさいいさ、いくらでも見てくれこの麗しきボディを! 
 今なら例えどんな視線だとしても大歓迎だぜ!

「もっと、もっと見てくれシェルちゃん……この僕の肉体美を!!」

「なんていうか、もう色々とキモいのじゃぁあ……」

 ビシッ! バシッ! と次々に格好良くポーズを決めていく僕に、シェちゃんは半歩後退る。完全に引いているのでそろそろ落ち着こうかな。僕も出来たばかりの友達を失いたくないし。

「それに、気づいておるであろ……? 言葉を発することができるようになってるのじゃ」

「えっ。お、おぉ……ほんとだ。どこから出てるの? いや原理とかマジで意味わかんないけど、まぁどうでもいいね!」

「せっかく進化したというのに、うっすい感動なのじゃ……結構重要なことだと思うのじゃが、其方にとって肉声はどうでもいいんかえ……」

「いやいやもちろん嬉しいさ。そうだよね、声が出るっていいよね! でも当たり前だよね! 普通って素晴らしい! いやぁ、これでようやくシェルちゃんに抱きつかなくて済むよ。あとお礼が言える。――ありがとね、シェルちゃん」

 今の今までは鼻先に抱きつくようにしてその場に止まっていたからね。
 まともな会話を交わすためには仕方がないとはいえ、これで迷惑をかけずに済む……と安堵の息を漏らしている僕だったが、どうやらシェルちゃんの方はそうでもなかったらしい。

「か、構わんのじゃ」と素気なく返答した後、若干肩を落とし、しょげたようにそっぽを向く。

 そして聞こえるか聞こえないかくらいの声で、ぼそりと零す。

「そ、そうか……わ、我は別に、其方そちなら構わんのじゃがなぁ……」

「え、嫌だよキモい」

 まぁ僕にはバリバリ聞こえてましたが。

「な、なんでそうなるのじゃっ!? そこはお互い照れ合う所であろ!? 友情が深まるところであろ!? そしていつの間にかお互いが意識し合って――って我は何を!? ええいっ、言っておくが全体的に其方そちの方がキモいわっ!!」

「ええ……そんなこと言われても。ヒロインは人間かつ巨乳の美少女がいいよぉ……」

「なんの話をしてるのじゃっ!?」

 顔を真っ赤に染めて急に憤慨し始めるシェルちゃん。

 うん、あのね。何度も言うけど、ドラゴンのデレに需要はないのだ。
 蜥蜴頭を可愛いだとか、翼の生えた蜥蜴の身体に欲情したリだとか、そういうのは全くないから。いくらヒロインぶってデレようが僕には断じて通じないね。

「ちなみにシェルちゃん人化ってできる? もしかして巨乳の美少女だったりする? それならまだマシなんだけど――、」

「む、もちろんじゃ。我を誰と心得る?」

「ええ、マジ? おおおおおっ! 見直したよシェルちゃんっ!!」

 まさか! こんな身近にサブヒロインがいたなんて!

「ただ、我が人化すると人間の幼子の姿に――」

「あ、もういいんで。それ以上喋んなくて良いよお疲れ様」

 ショックを受けたのか口をあんぐりと開け、呆然とするシェルちゃん。
 
 だめ。全くダメだね。
 幼女はヒロインたることなどできないのだ。
 母性を擽るマスコットキャラ役なのだ。
 僕の心を射止めたいなら巨乳の美少女に化けてくださいお願いしますお願いします。

「チッ。……でさ、シェルちゃん。ちょっと気になるんだけど……さっきはどうやって僕を進化させたの?」

「今舌打ちしたのじゃっ!? きぃい~ッ!! ――むむむむむ……」

 悔しそうに地団駄を踏んで洞窟内を揺らしていたシェルちゃんがこちらに向き直る。
 天井からパラパラと破片が舞い降り、魔結晶にひびが入るほどの地震もかくやの揺れがそこでようやく収まった。冗談抜きで洞窟を崩壊させかねないなこの駄竜は。

「……ふんっ。其方そちは魔物の進化についてどれくらい知っておるのじゃ?」

 問われ、金の刺繍が入った白の籠手を顎に当てて思慮に耽る。

「そうだなぁ……倒した魔物や人間の霊魂を取り込んで、魂の存在レベルの昇華を成すのがレベルアップでしょ? それは人間も同じだし。進化は魔物だけが可能なんだから、うーん……例えるなら『魂の器を広げる』こと……かな?」

 魂の器に入る経験値や他者の霊魂の最大値が増えることで、より高位の存在になれるはずだ。現に、下位の魔物はレベルの限界値が決まっているらしい。進化を遂げて器を広げれば、その限界値が増えるのも納得できる。

 ちなみにレベルアップを同じように例えるなら、『器の質を上げる』ことになるだろう。

「ほぅ……なかなかいい線を行っておるのじゃ。大体は其方の言うとおり。では進化方法について、何か知っていることはあるかえ?」

「それは謎だね」

 感心したように眼を瞬いたシェルちゃん。
 次に彼女が目を眇めて試すように出した疑問に、僕は胸を張って自信満々に答えた。

「人間がどう魔物の生態を見極めようとしても、あまりにもイレギュラーが多すぎるんだ。一応出された形だけの結論は、他の魔物や人間を倒して得られた魂の経験値の蓄積によって進化する。僕が知ってるのはそんな感じかな」

「ふむふむ、そうじゃ。最も王道とされる進化方法はそれじゃろうて。だがの、実を言えば魔物の進化というものは何かしらの『きっかけ』さえあれば進化の可能性があるゆえ、我も全てを把握しきれている訳じゃないのじゃ」

「……え、使えな」

 あ、つい口が滑った。
 シェルちゃんが眉らしき部位をひそめる。

「……ゴぉホンッ! そ、それで今回其方に試したのは――『外部から魂へ、極めて強大な魔力を注ぐ』という進化方法じゃ。ある意味突然変異とも言われるこれは、我が知る中で最も進化樹の枠から外れやすい。其方の言葉で言うならば、器の材質に別の材料を混ぜ込み、まったく別物に作り替えるといった感じであろ」

 なるほどピンときた。
 想起されるのは、シェルちゃんが進化を促した直後僕の身体を包み込んだ黒の魔素マナ。黒の魔素とは魔物特有の魔力であり、シェルちゃんから発せられた魔力にあてられて僕の肉体が改変される方向で進化を遂げたらしい。

 道理でシェルちゃんと同じ金色のラインとドラゴンの紋章が胸にあるわけだ。
 白の鎧になったのは……シェルちゃんの角と爪と牙が白いからかな。そうなのかな。わかんないや。

「あーなるほどね。他者から魔力をもらってるんだもん、そりゃ新種になるか。僕の鎧の色の変化もそのせい? なんだかシェルちゃんと同じような金色があちこちにあるんだけど」

「そういうことじゃな。ふふふ……感謝してくれてもいいのだぞ?」

 やはり正しかったらしい。
 自慢げに腕を組むシェルちゃんを尻目に、僕はくるりと踵を返した。

「ふーん。まぁありがと。感謝感謝。んじゃ、そろそろ僕は洞窟を出るよ」

「な、なぁぬっ!? それだけ? それだけなのかえ? ど、どこまで軽いのじゃぁあ……それに、もう行ってしまうのか……?」

 度肝を抜かれたように目を瞠った後、巨大な黄金のドラゴンは物寂しげに肩を落とした。

 おいおい、こんな所に一人でいるような変人ならぬ変竜が寂しがるって……いつの時代もモテる男は辛いな。勘弁してくれよ。ふっ。

「何言ってんだよ。シェルちゃんも来るだろ? 僕と一緒にさ」

 まぁおいて行く気なんてさらさらないけども。
 だって僕とシェルちゃんは友達になったんだ。ベストフレンド。マブダチさ。

 この世界に再び生まれて、どれほどの月日が流れたのか僕は把握していない。
 けれど長い時間をかけて、僕の心はスカスカの空っぽだった。

「――っ、ま、まったく其方は……どこまであやつと似て……」

 それを彼女が、黄金のドラゴン――シェルちゃんが埋めてくれた。
 この短時間で満たしてくれた。
 何事にも真っ直ぐ進めるような、無垢で無邪気な人品骨柄をしていないから面と向かっては言えないけれど。

 ――君に救われたんだよ、僕は。

 正直、結婚したいほど大好きだ。
 こんな洞窟に引きこもるなんて考えられないが、彼女をおいて行くなんてもっと考えられない。無理矢理にでも連れて行くつもりだが――、

「んで、来るの? 来ないの?」

「――ふはははっ! あぁ、其方と歩むのも悪くない、か……共にいこうぞ、我が輩よ」

 それなら良かった。
 僕はようやく放浪の鎧の習性から解き放たれ、一人旅を終えることが出来たみたいだ。
 
 さあ、時は来た。
 善は急げだ。さっそく洞窟から出ようじゃないか――

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない

しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

八百万の神から祝福をもらいました!この力で異世界を生きていきます!

トリガー
ファンタジー
神様のミスで死んでしまったリオ。 女神から代償に八百万の神の祝福をもらった。 転生した異世界で無双する。

不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます

天田れおぽん
ファンタジー
 ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。  ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。  サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める―――― ※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

処理中です...