チートな家臣はいかがですか?

織田っち

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序章~陪臣の身~

強くてnew game!!

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今まさに一人の偉大なる人物が生涯を終えようとしていた。
まだまだ寿命は残っていたのに思わぬ事故によって・・・・

神威刹那は日本史上初の高校生首相だった。
2100年の法改正により、立候補できる年齢が15歳に引き下げられ、刹那は中学3年生で立候補し、名立たる大御所議員の獲得票数よりも多く票を集め、トップ当選をし、中学生議員になったかと思えば、翌年には総裁選に出馬して見事に当選し、史上初の高校生にして首相という偉業を成し遂げたのである。

「今日のこれからの予定はどうなっているかな。」

「本日はこの後アメリカ大統領との会談が入っております。」

「手土産の準備は。」

「大統領の好きなお酒を用意させています。」

「婦人はマカロンが大好きだそうだからそれも用意を。後、小学生の娘さんは苺のタルトが大好きだそうだからそれも用意をしておくように。」

「かしこまりました。すぐに用意させます。」

刹那は秘書に用意を任せると自室に戻り準備を始めた

「はぁ、リーダーをやるのも段々と飽きてきたなー。」

圧倒的なカリスマ性を持っていた刹那は小さい頃から集団の中心人物で何をやらせてもそつなくこなしてしまう子供だった。

「総理、お時間です。」

「わかった。」

刹那を乗せた車が会談の会場に向かっている時、ふらふらっと赤信号を渡っていこうとする女の子がいた。

「あぶないっ。」

刹那はそう言うとすぐに車から降りその女の子の元に向かった。
女の子が道路に出た時、一台の車が向かってきた。
周りで見ていた人たちが息を飲み、車と女の子がぶつかりそうになった時、刹那が女の子を抱きしめて自分の体を車と女の子の間に入れた

周りにいる人たちの悲鳴と車から降りてきたのであろう秘書の刹那を呼ぶ声が刹那に聞こえたところで刹那の目の前は真っ白になった。

目が覚めた刹那は真っ白な正方形の部屋の中に横たわっていた。

「やっと目覚めたかい?」

そう声がするほうを刹那が見るとそこには白髪を生やした老人が立っていた。

「俺は死んだのか。」

「ワシの声聞こえておるかの?」

「あぁ、はい。聞こえています。」

「本来ここは死んだ人間をあの世に送るための場所なのじゃ。」

「やはり私は死んでしまったのですね。」

「いや、死んではおらんよ。ただ、お前さんの有能さを知ってちょっとばかし機会を狙っておったのじゃ。」

「はぁ、機会ですか。神様、ですよね?私にどんな用が。」

「うむ、実はお主にある世界を変えてほしくてな。」

「世界を変える。」

神の突拍子もないお願いにも首は傾げるがそこまで驚いた様子でもない刹那を見て、

「全然驚かんな。」

「驚いてはいますよ。しかし、私は既に歴史上にないことを私の世界でしたとはやし立てられましたので、世界を変えるくらいかとも思ってしまいまして。」

「はっはっは。気に入った。お前さんがワシの願いを聞いてくれるならどんな力でも与えよう。」

「どんな力でもですか。面白そうですね。いいですよ。引き受けましょう。今の生活にも少し飽きていた節はあるので。ちなみにどんな世界を変えればいいんですか?」

「変えてほしいのは戦国時代じゃ。お主には日本を統一して一つの国家を作りあげてほしい。」

「それはまた面白そうな時代ですね。ですが、私はもう国のトップに立つのは飽きたので、どこかの大名家に仕える形でもいいですか?」

「ほう、これまた面白い。お前さんがやりたいようにやって構わんぞ。好きなようにやってくれ。」

「戦国時代を変えても今の日本に影響はないのですか?」

「お主の世界とはまた違う世界線じゃから問題は一切ない。」

「わかりました。なら好きに暴れさせてもらいますよ。」

「では、どのような能力がほしい。言ってみよ。」

「では、物を創造して生み出せる能力と強靭な肉体がほしいですね。」

「錬金術といったところかの。任せろ、念じればどんなものでも生み出すことができる能力と強い肉体を与えよう。」

「ありがとうございます。ちなみにその能力を使うにあたっての代償とかはありますか?」

「錬金術を使用すれば、疲労が溜まることかの。肉体が強かろうと疲労は溜まるから使いすぎないようにしたほうがええぞ。」

「わかりました。肉体のほうですが、かすり傷などは負うようにしておいてくださいね。あまりにも無傷だと普通じゃないので。」

「わかった。配慮しておこう。ほかに望みがなければ飛んでもらうぞ?」

「では、飛ばすのは1555年の駿河の国でお願いします。」

「良かろう。幸運を祈るぞ。」
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