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第2章 司のあわただしい二週間
第72話 夢の梯子
※
「ねぇ豹さん」
「ん?」
「僕の事馬鹿だって思う? こんな事して、弁えろって、やる前から分かれって、できもしない事に首を突っ込んでるって・・・」
クッションの要塞で豹に背を向けクッションを抱きかかえた人間から、楽し気なサティヤと鳥の合奏にかき消されてしまいそうな細い声が零れる。ランタンの明かりも届かないそこでは表情は闇に隠れ窺い知れない。
「そう言ったらブーメランじゃないか。やりたいようにやればいいよ。独裁者になろうが、救世主になろうが、乞食になろうが、どの世界でどんな生き方、死に方をしようが、どうしようもなく僕は僕でしかない」
「ここに24時間ずっと居られたらいいのに」
「向こうでは時間経過でキックされちゃってたからねぇ。・・・この夢の水面で司が生を、その本能を恐れる限り、僕は傍に在る。まったくこんな所まできて飼い殺しにされるなんて思ってもみなかった」
やれやれと振られる首。しかし声色はひどく楽し気であった。上機嫌な豹と対照的に司の声は平坦で掴みどころが無い。
「この前暴れたじゃないか」
「いやぁ~実に楽しかったなぁ。司は?」
「ノーコメント」
「あははっ! そのバクバク言ってる心臓はなんだろうね? 胸が締め付けられてあふれ出しそうで、混迷しているのに、罪穢も美しいと感嘆している。何故それも愛だと胸を張って言えない?」
「安心と利益を提供しあえない関係は歪んでいてまともじゃない、異常な環境に適応しすぎた所為で感覚がおかしいと判断される事だから。ちゃんと覚えてもいないのに。僕にとってはとても・・・とても・・・」
ぎゅっと抱きしめられたクッション、高らかな歌声、鳴き声、ピアノの遠鳴り。何よりもうるさい星々の喧噪。梢もさわさわと歌い、風がどこまでも音を運ぶ。落っこちた音が沈黙に包まれたクッションの巣に乱入し反響する。待つも続く言葉は無い。
「”はやくにんげんになりたい”って事だね! 僕は豹だからわかんないや~。・・・ねぇ司、君はサイコパスを見習えばいい」
「レクター博士やエルジェーベト・バートリ、あの世界のお人形、醜い精神の化け物になれって?」
「反社会性の方は見習わなくていい。損得至上、人を堂々と利用し、悪事をなしてもそれを他人に擦りつけてでも善人の仮面を被る図太さとその手法を見習えって事。あれほど権力・金・欲望に正直で、社会に適応できている存在は無いよ。常人なら共感と良心でブレーキがかかる所でもそんなモノ最初から無いから欲望にフルアクセルなのが痺れるね! 特に表面的な魅力なんて司に足りない物だよ」
「・・・」
「楽しむ事は罪じゃない。セックスで気持ちよくなることも悪じゃない。誰か一人だけを愛すのが正しさでもない」
「人間は自分の責任能力の範囲でしか物事を動かしてはいけないよ」
「はぁ・・・よその世界に来てもこれだ。ゲームでさえ動くアバターの向こうに人を見、蔑ろにされても怒ろうともしない。僕は悲しいよ」
「司さーん! 司さんも弾けるんですよね? 一緒に演奏しましょうよ!」
オレンジの光が暗闇に差し込む。ランタンを片手にひょいっとサティヤが巣の外から顔を出した。ぱたぱたと鳥が豹の背に降りたち、はぁと溜息を一つ吐いて司はクッションを手放し半身を起こす。
「えー・・僕の演奏は人を楽しませる物じゃないからいいよ。鳥さんと楽しめばいい」
「うーん、やっぱり断られちゃいましたね、鳥さん。この輪、さっきから気になってたんですよね・・・」
「入っちゃだめ」
「え」
こんもりとした腰の高さほどある壁を、よいしょとクッションを踏んで登ろうとしたサティヤを不機嫌に司が言葉で制す。入っていいじゃないですか、駄目だの押し問答に、それならと司が条件を出す。
「サティヤさんのシャドウ、見せてもらっていい?」
※
「本当に! 本当に性格悪いですけど、あれがボクの本性って訳じゃないですからね!」
「分かってるって・・・。僕も隠されている部分が本性だと思われるのは甚だしく不快だから大丈夫」
サクサクと蓮華の花畑を進む二人と2匹。ガーベラ、パンジー、キンレンカ、柔らかな花々が陽の光を浴びて春を謳歌しているように見えた。
少し先に見えるのは一軒家・・と言っていいかよく分からない今にも動き出しそうなゼンマイ仕掛けの城。三本の尖塔を持つそれはゴシックな造りながら、ただし色がピンクやオレンジ、パンキッシュなペイントがされている。高さも大きさもそれほどでもなく、城としてはこじんまりとしていた。
「あの中に居るのっ・・・て!!」
「危ない! 避けて!」
それ以上近づくなとばかり、耳障りな高い音を出し尖塔の先から一発撃ち込まれた赤い物体は、回避する前にいた場所を爆破し土煙を上げた。地面が露出し、咲いていた花と葉がひらひらと宙を舞う。
拡声された怒鳴り声が鳴り響く。雲一つない青空、日差しが焼けるように暑くなり、じりじりと植物から水分を奪っていく。
「へーへー! お母さんと楽しくやってたと思ったらすぐ次の人? 誑かすのがお上手だね!」
「そんなのじゃない! なんでいきなり攻撃してくるの?!」
「腹立つからに決まってるじゃないか!!!」
3本の尖塔の先が白い光で結ばれ、魔術陣が構築された。くるくる高速回転しながら円を描き、上下2層に分離し、その中央に緑の人型の機体があらわれた。
「あ、あれは高起動魔導騎士!」
「かっこいい・・・!」
高起動魔導騎士。サティヤが初生の子供の頃人気だった番組だった。司のいた世界で言うガン〇ムとレイ〇ースを足したような、機械魔道具ではあるが白いマントと両手剣を装備しやや魔術寄りの外装である。大きさは5M程度、しかし飛行装置も見当たらないのに宙に浮いているのは正しくファンタジー。
この高起動魔導騎士、元々はある国の兵器産業の人気取りとして作成された番組で、ストーリーとデザインの良さから人気を博したがある事件により打ち切りに終わっている。なんと魔導騎士に違法な手段で作成された人体部品が使われていることが発覚した為である。
この世界では魔力を失った物は無くなってしまう。魔力保持の法則は様々な要素が複雑に絡み合っているが一つ言えることは、生きているものは、失せない。魔導騎士は神経系に人体部品を多用しており、その作成方法はダンジョンでの人の殺害と蘇生であった。魂核さえ外してしまえば死体になるとは言え、殺人は違法行為であり、人体部品の兵器使用は立派な条約違反。以前から黒い噂の絶えない政権ではあったが、そこまでやっているとは・・というのが大衆の感想だった。魔導工学の粋と言われ称賛されていたが、無論番組は完結前に打ち切り。
メインの装備は騎士らしく細身の両手剣。その他にも頭部と二の腕に装着された銃器から威力はそれ程も無い光魔術のレーザーが照射される。ここまでが基本構成。緑の機体は剣に乗せた風魔術によるウインドカッターなどを使用する。装甲は薄いがスピードが速く、番組では遠距離からの先制攻撃や攪乱に乗じ一番に突撃していく役割が多かった。
今回その遠距離支援は城が担う様だ。みしりみしりと音を立て、ぐらぐらと揺れながらこれまたタコのように十数本生えた目に痛いカラーの機械の足が地を踏みしめる。城が立ち上がり、その下からペンキをぶちまけたような色のキャタピラが現れる。
戦闘の気配を察知した司は全員に素早く加護を撒く。・・・全員いつの間にか魔女っ子スタイルにされている。サティヤももう何も言わずに双剣を手にしていた。
今までは逢いに来ていた時は、決まって喧嘩になっていたが最初から攻撃されることは無く、今回はまったく予想外の事であった。
「お前と話しに来たんだ! 喧嘩しに来たんじゃない!」
「へー? ふーん? 楽しくデートのついでに話し合い? 冗談じゃない!」
サティヤ目掛け魔導騎士が剣を振りかざしながら突撃。城から飛び出すサティヤと同じ声。尖塔がキュインと高くざらざらした音を上げ、また同じように赤い物体が撃ち込まれる。全員地面から飛翔し、魔導騎士はサティヤを追い回す。全速力で飛翔しても魔導騎士の移動速度の方が速く一方的に攻撃されるばかりで回避で精いっぱいの様子だ。
「勝利条件不明、撤退可能かも不明。豹は戦闘で役に立たないだろうし、鳥さんは、楽しそうだな・・・。ヘイトも通じ無さそうだし、サティヤさんに回避盾してもらってじりじり削るか? 蘇生はしたくないしなぁ」
思念通話を鳥経由で全員に繋いでもらうとサティヤに司は話しかける。これで全員の通話が聞こえる。サティヤと騎士は遠く空に飛びあがり、このままではPTでの戦闘での適切な距離を保つのは不可能そうだった。話しかけるも会話まで気が回らず、仕方なく撤退可能かだけどうにか聞き出す。どうやら撤退はこの世界のサティヤに妨害されているためできない、しようとしても時間がかかるとの事だった。ダメージを負った時の為についていきながら様子見しつつレーザーで威力を変えつつ攻撃するが、白いマントの魔術への抵抗は高くダメージはあまり無いように見える。そして狙いはサティヤから外れない。
尖塔から高速で赤い物体が撃ちだされる。よく見るとそれは音符で、それはサティヤ目掛けて発射されるが距離があるため高速で移動する二人にかすりもしない。きゅいきゅいと追いかけっこだと思っているのか鳥が二人についていく。騎士の頭に飛び乗って罅の入った嘴でつつくとカツンカツンとした音が楽しいのかリズミカルにつっつく。騎士が速度を緩め、剣から離れた右手が蚊でも潰そうとするように動き、頭を叩く。さっと鳥は肩に移動し、マントで遊び始めた。体中に移動してはつっついたり遊んだりする。
『鳥さーん、何してるの?』
『だって、この騎士さん遊んでるんでしょ? ここでずっと遊べばいいって』
『遊び?』
『うん。ずっと』
『はぁ・・・不器用だね・・・豹さーん、交渉行けそう?』
『遅いよ。もうしてる』
『うわーぉ・・・』
『だってそんなクソ明るくてあっつい外で空の追いかけっこよりも、暗い所で引き籠りの相手の方が楽しそうだったしね?』
『ナチュラルにディスられてる気がするけど、大丈夫そう?』
『さあね~? まあ司以上の問題児で無いなら問題ないよ』
『・・・任せた!』
戦闘を最初からする気はなかった豹は城に侵入していた。鳥はこれが戦闘だともう思ってもいないらしい。必死で逃げ回るサティヤを司は援護する。といっても鳥と同じ方法で乗り移って邪魔をする地味な方法だ。遠距離からの魔術攻撃はあっさり無視され、近接物理攻撃は装甲の薄さから優先して対処するように設定されているのかもしれない。
『なんか蚊にでもなった気分だよ・・・』
『えー、こんなに大きくて豪華なアスレチック、楽しまないと損だよ?』
『確かに杖で叩くとよく響くいい音がするね。多分だけど、強度と軽さの両立の為装甲の中身はほぼ空洞で蜘蛛の糸みたいな筋が張り巡らせてあるんだと・・・』
「二人とも何してるのーー!!??」
サティヤはウインドカッターを避けながら叫ぶ。司はマントにしがみつきそれに『ちゃんとヘイストの支援も切らしてないでしょー』と気だるげに返す。この生地、補正に効果、持って帰ってどんなものか調べたいな・・・と余計な独り言を垂れ流す。サティヤも追いかけられるうちに、小回りは自分の方が利くと分かったのか速度優先の直線的な軌道で飛行するのではなく、複雑な軌道を取り騎士を翻弄するようになった。追いかけっこは小一時間続き、城から「今日のところはこれくらいで勘弁してやる!」と威勢のいい声が高らかに聞こえ、高起動魔導騎士は行動を停止し、城に帰投した。
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