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優樹

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1 金持学園

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とある車が金持学園の前に停まる
黒髪少女が車から降りようとすると運転手のサングラスをかけた男が言う
「お嬢様、当主様からの言伝です。分かっていると思うけど必ず近衛家の恥となる行動は慎むように。誓約をあることを忘れないようにと」
「……分かったわ」車から降りて少女は唇をグッと噛み締める

4月の頭 金持学園の新学期が始まる

金持学園の生徒は自分のスマホに届いたメールの指示に従い指定された教室に移動する
黒髪少女が歩くと他の生徒がチラチラとこちらを見てヒソヒソ話す
黒髪少女は気にせず歩く
「1-1ここか」黒髪少女は教室の前に立ちスマホを確認し教室に入る
教室には20人程生徒達が集まっており既にグループなど出来ていた
私の席はと黒板を見る。近衛…近衛と自分の名前を探す
後ろから2番目の真ん中の席になっていたのを確認し、そのまま自分の席に進むと3人の男女達が自分の席の周りにいた
しかも自分がこれから使うであろう机の上に男子生徒が思いっきり足を乗せくっちゃべってる
(そこ私の席なんですが…)と心の中で突っ込むと一人の女子生徒が気付いた
「あっ!もしかしてここの席?ごめんごめん!今すぐどくね!」とピンク髪ショートヘアの少女が自分の机に座っていたヘアピンをしている金髪男子生徒の腹脇を殴り机から落とす
ガダンっと物凄い勢いで落ちる
「痛っ!いきなりなにすんだよ!?桃!!」
「あ、ごめーん!千隼の脇腹に虫が居たからさ~」桃と呼ばれた女子生徒はケラケラ笑いながら言う
「嘘つけ!邪魔ならそう言えよな!!」金髪の少年千隼はプンスコ怒る
「千隼大丈夫かい?」隣に立っていた男子生徒が千隼に手を差し伸べる
「おお!サンキュー光」千隼は光に引っ張られ立ち上がる
光がこちらに気付く
「あ!近衛さん!僕達邪魔だったね!ごめんね」
「いえ…大丈夫です」受け答えしている間に3人は自分達の席に座る
(いや…自分達の席、左横とその後ろと自分の後ろなんかい!座ったまま話せよ)
と心の中で突っ込みつつ自分の席に座る
カバンをかけようとすると右横の席に座っていた人と目が合う
「どうも…」ペコっと頭を下げるが相手の黒髪赤メッシュ男子生徒は完全なるスルー
(無視…まぁいっか…)とたきなは前を向く
赤メッシュの男子生徒に千隼が話しかける
「ぶはっ!一護完全なる無視やん!女子相手に容赦ねーな!」ゲラゲラ笑う千隼
「良くないよ…一護」と光が言う
「そうだよ一護!初めましての女子にもちゃんと優しくしなきゃ!」桃が言う
「どうでもいい」と右横の一護が言う
するとチャイムが鳴り響く
ドアから現れた先生が「HR始めるぞ」と授業を始める
先生は教壇の机に出席ノートをおき話しだす「え~初めまして金持学園1-1担任になりました斉藤です。これからよろしく…で、君達はこの金持学園に入った時点で分かっている筈だが一応サラッとおさらいしましょ!」と説明していく
「まず、この金持学園とはその名の通り金持ちの名誉ある諸君らが通う学園であり、少子化防止の為国家が決めた勉強=夫婦実習をしてもらう!疑似夫婦となり寮で生活し、異性との会話、接し方などのさまざまなラブポイントを稼ぎ成績を収めて欲しい。何かここまでで質問はあるか?」
「はーい!」千隼が挙手する「パートナーはどうやって決めるんですか?」
「パートナーは学校側がクラスの中から機械でランダムで決める事になっている」
「へー」「誰となるかは分からないんだ」
「ドキドキするね」生徒達が騒ぐ
「他に質問はあるか?ないなら次にラブポイントについて説明するぞ」
「ラブポイントとは夫婦実習で稼ぐポイントだ。このポイントは一ヶ月でランク付けされるから気を付けろよ。ランクにはA.B.Cとありランクによってはこの学園生活に関わるから意識して気を付けるように。ちなみにAが最高ランクでCランクになるとペナルティやら良いことは何一つないから気を付けるように。ラブポイントも大事だが普通の授業でも個人の成績があるからそれも気を付けること。どちらかの成績が良くてもパートナーが赤点など取った場合連帯責任になるから2人仲良く頑張って欲しい!!」
「次に学校が用意したスマホについて、このスマホがなければまず学校に入ることはできない。学校の門に警備隊が居て荷物検査、ボディーチェックをしてもらいこのスマホで認証してもらう。
因みにここでパートナーと登校してないとラブポイントが貰えないので注意だ。
寮に入るのにもスマホ認証する。食堂や自販機、買い物なども全てこのスマホで支払いをするから常に持ち歩くこと。
ABCランクによって毎月貰えるお小遣いが違うのと、そのお小遣いのみでしか買い物出来ないからよく考えて使いすぎには注意だ。
この金持学園は最先端学園都市なので学園、寮、複合商業施設があるからよほど外にでることはないと思うが家柄の用事など外に出る場合必ず申請書を出すこと」
チャイムがなる
「これぐらいか…」斎藤先生はノートを閉じ今日はここまでと終わらせ次の準備をする
「では今から寮の部屋番号が書かれた紙を順番に渡して行くのでそのまま寮に向かってくれ!」

近衛たきなは紙を貰い鞄を持って寮に向かう
寮に入ると高級ホテルのようなロビーで従業員が待っていた
「お帰りなさいませ。エレベーターはこちらです」従業員に付いていきエレベーターの端末にかざすとスマホの画面に1-1近衛たきなの証明画面が現れそのままエレベーターが動く
4階につくとエレベーターが開き従業員がこちらへと案内してくる
たきなはエレベーターを降りて自分の部屋を探す
部屋番号1-1-101&102と書かれていたドアをを見つけた
「ここか…」たきなは部屋番号を確認し玄関にスマホをかざし鍵を開け靴をぬぐ
(いよいよだ…)少し緊張しつつリビングのドアをノックして入る

すると先程無視しやがった野郎が部屋の中にいた
「うわ…まじか」思わず思ってしまった言葉を言ってしまった
この男の名前は確か一護と呼ばれていた気がする
一護は冷めた目でこちらを見た
すると2人のスマホが鳴る
ピコン【パートナーと自己紹介せよ】と表示が出た
これは課題のラブミッションなのだ。深呼吸をして切り替える
「私は近衛たきな。これからパートナーとしてよろしくお願いします」ペコリと頭をさげ挨拶する
「ちっ」一護は舌打ちする
(…舌打ちしやがったこのガキ)怒りを抑えつつ会話を試みる
「あなたの名前は?」
「……」何も話す気がない一護
「…まさか高校生になっても名前ぐらい言えないのかしら?」
(あ…やべつい喧嘩腰に話してしまった)
「あ"?」一護は怒りをあらわにしてたきなに詰め寄る
「久我一護だ よろしくなんて言わねーよ ブス」ドンと肩をぶつけられた
「っつ!」ぶつけられた衝動でついに苛立ちが勝ってしまいさらに喧嘩腰になる
「あのねぇー!私だって好きであんたに挨拶してるわけじゃないんだわ」一護の胸ぐらを掴むと
ブブーと音がなり壁に着いてた数字板が-2と表示される
2人は「「はぁ?」」と反応する
ピコンとスマホがなり2人は見る
【只今開始早々にマイナスが付いた生徒がおります。必ず説明書をよく読み 明日朝一に反省文を取りに来るように】と
「ふざけんなよ」一護が言う
説明書が机の上に置いてあり、たきなは読む
夫婦実習とはその名の通り疑似夫婦となりポイントを稼ぐ授業である。
ポイントとなるのは2人仲良くイチャコラすればポイントなり逆に喧嘩などすればマイナス点となる
「何よこれ…最悪なんですけど」
「アホくさ」と一護はリビングの隣の寝室に入る
そして「ふざけんなよ」と聞こえた
「今度はなに」とたきなも寝室に入るとキングベッドがどーんと置いてある
「まさか2人でここに寝るの?」たきなは青ざめる
「くだらん俺は寝る」一護はそのままキングベッドに横になる
「いや、ちょっと待てい!!」たきなは横になった一護を止める
「なんだよ」
「なんだよじゃない!今後2人でどうしてくか話し合わないと。それに風呂も入ってないのにベッドに横にならないで」
「知らねーよ」一護は気にせず横になる
またもやブチっとキレたたきなが一護に腹パンを食らわせる
ドス「いってぇ!」
一護は思わず起き上がりたきなの手を掴みベッドに倒す
「お前いい度胸じゃねーか」
「あんたもふざけんなよこのチンピラが!成績が関わってるんだから少しは配慮しなさいよ!」
「お前今の状況が分かって言ってのんか?」
「はぁ?」たきなは今の状況を確認した
一護に腕を掴まれベッドに押し倒されている
「……」黙るたきな
「どうせ夫婦実習しなければならないんだ今ここでやってポイント稼げばいいだろう」
一護はたきなの顔に近付く
「な?!え!」と顔を赤くしたたきなは目を瞑りプルプルと震えだす
(泣くか 面倒くせぇな)一護が思っていると
「ふ」
「ふ?」一護が傾げる
「ふざけんなぁぁぁぁぁ」たきなが両足で一護の腹に思いっきり蹴り上げる
「ぐはっ!」一護は思いっきり蹴り上げられベッドから落ちる
「もういい!あんたなんか知らない!」たきなは顔を真っ赤にしてベッドから立ち上がり出ていく
バァンと大きな音をたてドアを閉める
「ふ、ふざけんなあの女」一護は蹴られたお腹を触りながらベッドに横になる

たきなはドアを閉めたあとズルズルと崩れていた
ドッドッドッと心臓が煩い
「落ち着け私…大丈夫大丈夫」顔にパタパタと手で仰ぎ風を送る
ピンポンとチャイムがなる
たきなは反応して何もなかったかのように立ち上がり玄関に向かう
「はい」と玄関を開けると業者が荷物を運びに来たのだ
「こちら久我様の荷物と近衛様の荷物となります。承認をお願いします」
「はい」たきなはスマホをかざす
ピロンと音がなり承認完了となる
「ありがとうございました」業者は頭を下げ次の山積みの荷物を運んで行く
「お疲れ様です」たきなは玄関に置かれた荷物を確認する。自分の段ボールは4箱あり久我の段ボールは一つだけ届いたのだ
「段ボール一つだけってここで生活する気あるのかしら。まぁ関係ないけど」たきなは自分の段ボールだけリビングに運ぶ

「ふぅー」と重たい段ボールを運び終わり開梱していく
ここの寮は1LDKとなっていて家具や家電製品、タオルなど日常生活には欠かせない物は既に用意されている
「服は後でクローゼットにしまうとして、洗顔とかは脱衣所に…」
たきなは脱衣所に向かう ふと思いついた
(あいつが寝ているうちに入っといたほうが安全よね…)
「ついでにこのままお風呂入っちゃお。今日はもう学校ないし」
たきなは服を脱いでいく。リボンを取りワイシャツを脱いでいく
ガチャっとドアが急に開いた
「え?」とたきなが驚くと一護がドアを開けていた
「あ?」一護はドアを開けたら制服を脱ぎかけのたきながいた
「「…………」」2人は黙る
たきながまたプルプルと震えだす
「いや、これはお前が鍵しなかったのがいけないだろう」一護が言う
「ふ、ふざけんなぁー」たきなは足でまた一護の腹にめがけて蹴りをいれるが一護に足を掴まれる
「な」たきなは姿勢を崩しそのまま倒れ込む
そして思いっきりパンツ丸見えの状態で恥ずかしい体勢となってしまった
「おぉ」と一護は言う
「っ!もう最悪!!てかなんであんた脱衣所に入ってくるわけ!寝てたんじゃないの?」
「チャイムで完全に目が覚めたからシャワー浴びようとしただけだ。あー別にお前の身体に1ミリも興味ないし立つものも立ちもしないから安心しろよ」一護は余計は一言を言う
「っ~!あんたが男が好きな物好きだろうがなんだろうが私にはどうでもいいわ!!早く出て行け!この変態ヤローが!」
たきなは一護を押し出してドアを閉め鍵をかける
「……」一護は押し出されて呆気に取られる
「誰が物好きの変態だコ"ラ"ァ!」一護はドアを開けようとするが鍵がかかっている為開けれず

こうして2人のラブポイントはマイナスが加算されて行くのであった
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