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4.花火と温泉と囲い込み(攻)
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「ん。ごめんなさい。ずっと、人のいい典明さんを俺が押しきって、付き合ってもらってるって思い込んでました。典明さんて、ほら、優しくて押しに弱いから、そこにつけ込んだのわかってたんで。でも……オレもさっき少しショックでしたよ? こんなに好きって言ってるのに目移りしたみたいに言われて」
「あ……」
「でも、それはオレが不安にさせちゃったからですよね……だから、謝らないで? あー……なんか、典明さんを泣かせてオレのバカってめちゃめちゃ自分に苛立つ気持ちと、典明さんが別れたくないって泣いてくれた嬉しさで頭ぐちゃぐちゃ……」
こんなふうに泣かせたくなんてないのに、それでもその原因がオレと別れたくないってことだと思うと口元が緩みそう。でも、こんな真剣な話をしているのに、だらしのない顔なんて見せたくない。
オレは典明さんを抱き寄せて背中をなでながら、ぐぐぐ……とこらえていた。
手が離れたからか、典明さんもオレの背中に腕を回してきて、そっと寄りかかってくる。
「あんな、可愛い女の子に……俺のこと惚気てた、のか?」
「典明さん、あまり、女の子を可愛い可愛い言うのやめて。オレだって、典明さんを女の子に取られたら嫌だっていつも思ってるんだから……。でも、そうですよ。年上だけどすごく大事な可愛い男の恋人と見に来たって話してました」
典明さんが言った『可愛い女の子』という言葉に過剰に反応してしまう自分の余裕のなさにヘコむ。でも典明さんがもともと女性しか恋愛対象じゃなかったことはわかってるし──それはオレもだけど──やっぱ女性は天敵って思っちゃうんだよ。
でも、そんなオレの嫉妬混じりの言葉を聞いた典明さんは口をぱくぱくさせたあと、赤い顔をオレにぎゅううと押し付けてきた。
ああ、やっぱ恥ずかしいか……会社からも離れて旅行先なら堂々としてても許されるかなって思ったんだけど。
「俺が、花火を台無しにしてしまった……ごめん」
「謝らないでくださいって。花火はまた見にくればいいです。でも典明さんの気持ちを知れたことのほうが、オレは……」
そう、花火なんて毎年あるんだから。でも典明さんをちゃんと今捕まえておかないと、一緒に来年見ることだってできない。
こんなふうに典明さんが感情むき出しにしてくることなんてほとんどないし、それがオレへの気持ちが溢れてだってことにどうしても感情が抑えられない。頭に血がのぼっちゃいそうだ。
「典明さんってこんな……涙もろいほう?」
「違う。けど、胸が苦しくて勝手に……」
「あーもう。なんでこんなに可愛いんだよ。あ、そっか。そうだったんだ……」
「なに?」
「オレがいつも典明さんを可愛いって思ってしまうのは、典明さんがオレのこと好きで甘えてくれてるからだったのか、って。……ずっと態度に示してくれてたんだなって、思って」
最初は可愛いと思うよりもエロいって思うことが多かったんだ……と、ふと思い出した。いつからこんなに可愛いって思うようになったんだっけ?
オレが今までの典明さんを思い返そうとしたら、ぎゅりぎゅりと締め付けられて意識がこっちに戻る。
典明さんがオレの首元に顔を押し付けたまま顔を動かしてくるから、柔らかい髪の毛が肌を擦ってくすぐったい。でも、恥ずかしさと甘えからこういうことをしてきてるんだなと理解した今は、きゅんとするだけなんだから笑う。
「典明さん、大好きです」
「お、れ……も………………好き」
「嬉しい。絶対にオレのこと離さないで下さいね」
「お前も……」
「ふふっ」
声は細くて小さいけど、ちゃんとオレに応えて気持ちを伝えてくれる典明さんが愛おしい。そんな気持ちが溢れだしそうで、ちゅっちゅと典明さんの唇をついばんだ。
ああ、こういうのもいいな。典明さんをこうやって甘やかしまくってさ……。なんて思ってると、くんっとシャツの襟が引っ張られて、どうしたのかと顔を寄せると──。
「抱いてくれないのか?」
ぬああああ! 不意打ちきたぁぁ!
もうなんなのっ! 典明さんに誘われるとどうにもならない衝動が込み上げてきて天を仰ぎたくなる。しかも、今回は、これはオレのためにわざわざ言ってくれてるんじゃないってわかった上での言葉なわけ!!
「~~~~っ!」
「進藤?」
「典明さん……好き、可愛い、大好き。誘ってくれるのも本心だとわかったら、なんかいつもより感動しちゃって……どうしよ」
「俺、進藤のこと、自分で思ってたよりももっと好きになってたみたいだ」
典明さんがオレを抱きしめたままゆらゆらと身体を揺らす。まるで子どもをなだめるような動きにも感じられるし、恥ずかしさをごまかそうをしているようにも感じられた。なんか可愛いな。
「どうしよ……典明さん、オレ明日死ぬのかな」
「ちゃんと気持ちが通じた直後にどん底に突き落とさないでくれよ」
「確かに。典明さんを誰かに取られたくないから死ぬわけにいかないですね」
そのまま布団の敷いてあったほうへ典明さんを押し倒して、さっきとは逆で典明さんの首筋に顔を埋める。少し汗ばんでいて、それがえっちしたときを思い出させて、思わず舌を這わせた。ぴくりと典明さんが反応するけど、やめろとは言ってこない。
男の汗にこんなにムラムラくることがあるなんて思ってなかったな……。本当に典明さんは美味しそうだ。くっと上を向いた典明さんの顎先をかぷりと噛む。
「まだ噛むのか? 俺のこと食べまくってるくせして」
典明さんが眉を下げて言う。ああ、そんな顔も好きだ。
「それとこれとは別なんです。意味が違うでしょ? もう……典明さん、集中して」
さっきまでと違って、余裕ができているような典明さんにちょっと拗ねて見せる。でもそんなオレを見た典明さんが笑って、オレの顔を引き寄せた。
あ、これってキスかなって思った途端、典明さんはオレの鼻をぱくりと咥える。
「いたっ! ……へっ?」
「お返しだ。俺だって進藤のこと……食べたいくらい好きだから」
「オレを煽りまくると後悔しますよ?」
「ん。いっぱい……したい。進藤を刻みつけて」
「はぅ!」
なんだこれ、なんだこれ。典明さんはマジのマジでオレの息の根を止めにかかってるんじゃないか? もう無理。典明さんが欲しい。言われたとおりに典明さんの内側に自分を打ち込んで刻みつけたい。
何度も何度も角度を変えながら典明さんの舌を吸う。典明さんの口内をあますところなく味わっていると、オレの腕の中の典明さんがふにゃふにゃになっていて、これ幸いと服を脱がせていく。
すぐにでも仲直りえっちをしたいところだけど、オレにはやりたいことがあったのを思い出した。
「典明さん、温泉浸かりながらえっちしましょ」
「な……にを」
「予約ここにしたときから、ヤル気満々でした!」
「……呆れるような、嬉しいような」
窓の向こうの源泉かけ流しの温泉を指させば、典明さんが少しだけ困った表情を浮かべる。でも、典明さんの赤い耳を見れば、嫌がってるというのとは違うっていうのが丸わかりで、それが妙に嬉しい。
どうやら典明さんが悩んでいるのは、湯船は他の宿泊者も使うだろってことみたいだ。でも、常に温泉は流れ続けているわけだし、いつまでもオレたちの行為の痕跡は残らないと思う。なんにしても……。
「典明さんが出さなければいいんですよ? ふふふ」
ほらほらと典明さんを引っ張って一緒に湯船に入ると、オレは後ろから抱えるように座った。
うはぁ、嬉しい。家の風呂は狭すぎてこういうことできないもんな。実はオレたちってラブホテルも行ったことなかったし……。
典明さんを脚の間に挟んで、湯船の中に二人だけ。オレだけの典明さんがここにいる。初めての二人入浴の感動と、目の前の首筋のエロさにどうしても股間が硬くなってしまう。しっかり密着しているから典明さんもオレのに気づいているだろう。でもすでに部屋にいるときから勃ってたし今更だよな。
我慢できなくて、典明さんの項や耳たぶに後ろからキスをしまくった。
「典明さんの白い首筋ってほんとエロいです。いつもは襟足長めで隠れてるから、より一層なんていうか」
「や」
「や、じゃないですよね。ココこんなにしてるじゃないですか」
まだ触れてなかったけど、典明さんのも上を向いていた。浮力で浮いているのとは明らかに違うソレが見える。オレと同じだということに口角があがってしまった。
「だ……だめって。んうっ! あっ……あんンっ」
「なんか、温泉じゃないぬるぬるがある気がしますねぇ。ね?」
典明さんのちんこを優しく握って上下に動かすと、すぐに典明さんから抗議の声が上がる。といっても、声が甘すぎるんだよな。だめって言いながら、やめないでって言われている気分だ。いや、実際やめないでって思ってるはずだ。
ぱちゃりと音を立てて、典明さんがオレから離れようとした。すかさず左腕に力を込めて抱え直すと、ちんこを握っていた右手は典明さんのケツの下に回して入口をすりすりする。
「し、んど……ぅ」
「典明さん、湯船の縁持ってこっちにケツ向けてください」
「むり……ん」
力が抜けちゃいそうな典明さんを支えて、オレの言う通りの格好をさせると……くっそエロ! まるでグラビアの表紙みたいだ。いや、いまやグラビアなんかよりオレに刺さるのは典明さんだけど。
辛抱たまらんとオレは典明さんのケツに顔を埋めた。「ひぅ」と小さな声が聞こえたけど、気にせず尻たぶを左右に開いて突き出された窄まりを舐める。
その刺激に耐える典明さんは、ほんとなら脚を閉じて座り込みたいんだろうに、オレのしたいようにさせてくれるんだからなぁ。
そっと脚の間から手を回してちんこをしごきだせば、典明さんはあのオレを興奮させる──しかもめっちゃ甘ったるい──声をあげる。
「は……ぁう。それ、だめ。しんどぉ……あ、ン……」
「もう、典明さん。そんなに声出したら隣の部屋に聞こえちゃいますよ? オレたちが愛し合ってるの聞かせたいんですか?」
「っ! ちがっ! んっ……ほんとにっ、でちゃ……おねが、い。へやで……して」
「本当に可愛すぎて、ダブルパンチでのぼせそう。温泉えっち中断、ですね」
イッちゃう典明さんを見たいのはやまやまだけど、アレが檜風呂のどこかにこびり付いちゃってもやだからな。冷静に考えれば温泉は熱めだし、アレは固まりやすそうだし……。
それに、本当にのぼせそうだ。やっぱ温泉って普通の風呂より温まるんだなぁ……。
あ、そういえば、社員旅行のとき典明さんのぼせかけたって言ってたな。それで軽い脱水でアルコールが回ったんだとかなんだとか。それがあったから、今こうやって付き合ってるんだからほんと不思議だ。
でも、一緒に気持ち良くなりたいし、典明さんをのぼせさせたり風邪を引かせたりはしたくない。
脚をカクカクさせている典明さんを支えて窓まで戻ると、高級そうなタオルで包みこんであげた。
あー、白が似合うな……可愛い。典明さんのちんこはばっちり上を向いていて、さっきからオレにぴとぴとと当たってくる。典明さんてカウパー多い方なんだよなぁ。でも興奮してますって言われてるみたいで嬉しいんだけどさ。
「早く、食べたいです。典明さん」
典明さんをしっかり拭いたあとざっと自分の水分を拭って、布団に典明さんを縫い付ける。
「し、んどぉ」
「典明さん。下の名前で呼んで?」
「でも……」
オレのちんこもそろそろ限界だ。でも……。
今日はこうやってお互いの気持ちもちゃんと伝えあったし、オレとしては是非名前呼びをしてほしい。今までは典明さんに無理強いできなくて、なんとなくそのままになっていたけど今日はいいだろ……?
「あ……」
「でも、それはオレが不安にさせちゃったからですよね……だから、謝らないで? あー……なんか、典明さんを泣かせてオレのバカってめちゃめちゃ自分に苛立つ気持ちと、典明さんが別れたくないって泣いてくれた嬉しさで頭ぐちゃぐちゃ……」
こんなふうに泣かせたくなんてないのに、それでもその原因がオレと別れたくないってことだと思うと口元が緩みそう。でも、こんな真剣な話をしているのに、だらしのない顔なんて見せたくない。
オレは典明さんを抱き寄せて背中をなでながら、ぐぐぐ……とこらえていた。
手が離れたからか、典明さんもオレの背中に腕を回してきて、そっと寄りかかってくる。
「あんな、可愛い女の子に……俺のこと惚気てた、のか?」
「典明さん、あまり、女の子を可愛い可愛い言うのやめて。オレだって、典明さんを女の子に取られたら嫌だっていつも思ってるんだから……。でも、そうですよ。年上だけどすごく大事な可愛い男の恋人と見に来たって話してました」
典明さんが言った『可愛い女の子』という言葉に過剰に反応してしまう自分の余裕のなさにヘコむ。でも典明さんがもともと女性しか恋愛対象じゃなかったことはわかってるし──それはオレもだけど──やっぱ女性は天敵って思っちゃうんだよ。
でも、そんなオレの嫉妬混じりの言葉を聞いた典明さんは口をぱくぱくさせたあと、赤い顔をオレにぎゅううと押し付けてきた。
ああ、やっぱ恥ずかしいか……会社からも離れて旅行先なら堂々としてても許されるかなって思ったんだけど。
「俺が、花火を台無しにしてしまった……ごめん」
「謝らないでくださいって。花火はまた見にくればいいです。でも典明さんの気持ちを知れたことのほうが、オレは……」
そう、花火なんて毎年あるんだから。でも典明さんをちゃんと今捕まえておかないと、一緒に来年見ることだってできない。
こんなふうに典明さんが感情むき出しにしてくることなんてほとんどないし、それがオレへの気持ちが溢れてだってことにどうしても感情が抑えられない。頭に血がのぼっちゃいそうだ。
「典明さんってこんな……涙もろいほう?」
「違う。けど、胸が苦しくて勝手に……」
「あーもう。なんでこんなに可愛いんだよ。あ、そっか。そうだったんだ……」
「なに?」
「オレがいつも典明さんを可愛いって思ってしまうのは、典明さんがオレのこと好きで甘えてくれてるからだったのか、って。……ずっと態度に示してくれてたんだなって、思って」
最初は可愛いと思うよりもエロいって思うことが多かったんだ……と、ふと思い出した。いつからこんなに可愛いって思うようになったんだっけ?
オレが今までの典明さんを思い返そうとしたら、ぎゅりぎゅりと締め付けられて意識がこっちに戻る。
典明さんがオレの首元に顔を押し付けたまま顔を動かしてくるから、柔らかい髪の毛が肌を擦ってくすぐったい。でも、恥ずかしさと甘えからこういうことをしてきてるんだなと理解した今は、きゅんとするだけなんだから笑う。
「典明さん、大好きです」
「お、れ……も………………好き」
「嬉しい。絶対にオレのこと離さないで下さいね」
「お前も……」
「ふふっ」
声は細くて小さいけど、ちゃんとオレに応えて気持ちを伝えてくれる典明さんが愛おしい。そんな気持ちが溢れだしそうで、ちゅっちゅと典明さんの唇をついばんだ。
ああ、こういうのもいいな。典明さんをこうやって甘やかしまくってさ……。なんて思ってると、くんっとシャツの襟が引っ張られて、どうしたのかと顔を寄せると──。
「抱いてくれないのか?」
ぬああああ! 不意打ちきたぁぁ!
もうなんなのっ! 典明さんに誘われるとどうにもならない衝動が込み上げてきて天を仰ぎたくなる。しかも、今回は、これはオレのためにわざわざ言ってくれてるんじゃないってわかった上での言葉なわけ!!
「~~~~っ!」
「進藤?」
「典明さん……好き、可愛い、大好き。誘ってくれるのも本心だとわかったら、なんかいつもより感動しちゃって……どうしよ」
「俺、進藤のこと、自分で思ってたよりももっと好きになってたみたいだ」
典明さんがオレを抱きしめたままゆらゆらと身体を揺らす。まるで子どもをなだめるような動きにも感じられるし、恥ずかしさをごまかそうをしているようにも感じられた。なんか可愛いな。
「どうしよ……典明さん、オレ明日死ぬのかな」
「ちゃんと気持ちが通じた直後にどん底に突き落とさないでくれよ」
「確かに。典明さんを誰かに取られたくないから死ぬわけにいかないですね」
そのまま布団の敷いてあったほうへ典明さんを押し倒して、さっきとは逆で典明さんの首筋に顔を埋める。少し汗ばんでいて、それがえっちしたときを思い出させて、思わず舌を這わせた。ぴくりと典明さんが反応するけど、やめろとは言ってこない。
男の汗にこんなにムラムラくることがあるなんて思ってなかったな……。本当に典明さんは美味しそうだ。くっと上を向いた典明さんの顎先をかぷりと噛む。
「まだ噛むのか? 俺のこと食べまくってるくせして」
典明さんが眉を下げて言う。ああ、そんな顔も好きだ。
「それとこれとは別なんです。意味が違うでしょ? もう……典明さん、集中して」
さっきまでと違って、余裕ができているような典明さんにちょっと拗ねて見せる。でもそんなオレを見た典明さんが笑って、オレの顔を引き寄せた。
あ、これってキスかなって思った途端、典明さんはオレの鼻をぱくりと咥える。
「いたっ! ……へっ?」
「お返しだ。俺だって進藤のこと……食べたいくらい好きだから」
「オレを煽りまくると後悔しますよ?」
「ん。いっぱい……したい。進藤を刻みつけて」
「はぅ!」
なんだこれ、なんだこれ。典明さんはマジのマジでオレの息の根を止めにかかってるんじゃないか? もう無理。典明さんが欲しい。言われたとおりに典明さんの内側に自分を打ち込んで刻みつけたい。
何度も何度も角度を変えながら典明さんの舌を吸う。典明さんの口内をあますところなく味わっていると、オレの腕の中の典明さんがふにゃふにゃになっていて、これ幸いと服を脱がせていく。
すぐにでも仲直りえっちをしたいところだけど、オレにはやりたいことがあったのを思い出した。
「典明さん、温泉浸かりながらえっちしましょ」
「な……にを」
「予約ここにしたときから、ヤル気満々でした!」
「……呆れるような、嬉しいような」
窓の向こうの源泉かけ流しの温泉を指させば、典明さんが少しだけ困った表情を浮かべる。でも、典明さんの赤い耳を見れば、嫌がってるというのとは違うっていうのが丸わかりで、それが妙に嬉しい。
どうやら典明さんが悩んでいるのは、湯船は他の宿泊者も使うだろってことみたいだ。でも、常に温泉は流れ続けているわけだし、いつまでもオレたちの行為の痕跡は残らないと思う。なんにしても……。
「典明さんが出さなければいいんですよ? ふふふ」
ほらほらと典明さんを引っ張って一緒に湯船に入ると、オレは後ろから抱えるように座った。
うはぁ、嬉しい。家の風呂は狭すぎてこういうことできないもんな。実はオレたちってラブホテルも行ったことなかったし……。
典明さんを脚の間に挟んで、湯船の中に二人だけ。オレだけの典明さんがここにいる。初めての二人入浴の感動と、目の前の首筋のエロさにどうしても股間が硬くなってしまう。しっかり密着しているから典明さんもオレのに気づいているだろう。でもすでに部屋にいるときから勃ってたし今更だよな。
我慢できなくて、典明さんの項や耳たぶに後ろからキスをしまくった。
「典明さんの白い首筋ってほんとエロいです。いつもは襟足長めで隠れてるから、より一層なんていうか」
「や」
「や、じゃないですよね。ココこんなにしてるじゃないですか」
まだ触れてなかったけど、典明さんのも上を向いていた。浮力で浮いているのとは明らかに違うソレが見える。オレと同じだということに口角があがってしまった。
「だ……だめって。んうっ! あっ……あんンっ」
「なんか、温泉じゃないぬるぬるがある気がしますねぇ。ね?」
典明さんのちんこを優しく握って上下に動かすと、すぐに典明さんから抗議の声が上がる。といっても、声が甘すぎるんだよな。だめって言いながら、やめないでって言われている気分だ。いや、実際やめないでって思ってるはずだ。
ぱちゃりと音を立てて、典明さんがオレから離れようとした。すかさず左腕に力を込めて抱え直すと、ちんこを握っていた右手は典明さんのケツの下に回して入口をすりすりする。
「し、んど……ぅ」
「典明さん、湯船の縁持ってこっちにケツ向けてください」
「むり……ん」
力が抜けちゃいそうな典明さんを支えて、オレの言う通りの格好をさせると……くっそエロ! まるでグラビアの表紙みたいだ。いや、いまやグラビアなんかよりオレに刺さるのは典明さんだけど。
辛抱たまらんとオレは典明さんのケツに顔を埋めた。「ひぅ」と小さな声が聞こえたけど、気にせず尻たぶを左右に開いて突き出された窄まりを舐める。
その刺激に耐える典明さんは、ほんとなら脚を閉じて座り込みたいんだろうに、オレのしたいようにさせてくれるんだからなぁ。
そっと脚の間から手を回してちんこをしごきだせば、典明さんはあのオレを興奮させる──しかもめっちゃ甘ったるい──声をあげる。
「は……ぁう。それ、だめ。しんどぉ……あ、ン……」
「もう、典明さん。そんなに声出したら隣の部屋に聞こえちゃいますよ? オレたちが愛し合ってるの聞かせたいんですか?」
「っ! ちがっ! んっ……ほんとにっ、でちゃ……おねが、い。へやで……して」
「本当に可愛すぎて、ダブルパンチでのぼせそう。温泉えっち中断、ですね」
イッちゃう典明さんを見たいのはやまやまだけど、アレが檜風呂のどこかにこびり付いちゃってもやだからな。冷静に考えれば温泉は熱めだし、アレは固まりやすそうだし……。
それに、本当にのぼせそうだ。やっぱ温泉って普通の風呂より温まるんだなぁ……。
あ、そういえば、社員旅行のとき典明さんのぼせかけたって言ってたな。それで軽い脱水でアルコールが回ったんだとかなんだとか。それがあったから、今こうやって付き合ってるんだからほんと不思議だ。
でも、一緒に気持ち良くなりたいし、典明さんをのぼせさせたり風邪を引かせたりはしたくない。
脚をカクカクさせている典明さんを支えて窓まで戻ると、高級そうなタオルで包みこんであげた。
あー、白が似合うな……可愛い。典明さんのちんこはばっちり上を向いていて、さっきからオレにぴとぴとと当たってくる。典明さんてカウパー多い方なんだよなぁ。でも興奮してますって言われてるみたいで嬉しいんだけどさ。
「早く、食べたいです。典明さん」
典明さんをしっかり拭いたあとざっと自分の水分を拭って、布団に典明さんを縫い付ける。
「し、んどぉ」
「典明さん。下の名前で呼んで?」
「でも……」
オレのちんこもそろそろ限界だ。でも……。
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