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無理矢理嫁がされた俺に何を求めるって? 【中】
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「エイデン、昼間に勉強していると聞いた」
「あ、ええ……まあ」
アロイス殿下は一日おきには俺の部屋に通ってくる。勘弁してほしいと言いたいのをぐっと我慢しているけどね。不敬罪になるのは避けたいからなぁ。
「フィーリアが褒めていた」
フィーリア妃殿下は正妃だ。たまたま教育係の都合がつかずに、一回だけフィーリア妃殿下から授業を受けたことがあったんだけど、その時のことを言っているのだと思う。
フィーリア妃殿下はもんのすごく良い方だった。可愛らしいのに頭の切れる方で、側妃である男の俺なんかにも親切だ。俺なら子を身籠ることもないから立場を脅かすこともないってのもあるんだろうけど。
でも、肩身の狭い俺としてはありがたいことこの上ないんだよな。さすがに「アロイスの世話をお願いしますね」と言われたときには肝が冷えたけど。
「しかし、なにも勉強などしなくても……」
「アロイス殿下は、ワタシに何も望んでおられない、と?」
「そういうわけでは……」
何度も抱き潰されて、少しは面と向かって話すようにもなったけど、いまだにアロイス殿下が何を考えているのかわからない。もっと気軽に話して構わないとは言われたんだけど、王太子相手に無理だろそんなの。
俺はアロイス殿下に付かず離れずで接している。フィーリア妃殿下に睨まれるのも嫌だし、男の俺はいつ飽きられて王宮を追い出されるかもわからないんだから。
◇◇◇
「ふ……ぁ………」
「中、感じるようになってきたようだね」
俺を突き上げながらアロイス殿下が言う。ムカつくけど、実際抱かれまくって、穴が苦しくなくなってくると内側が快感を探すようになっていた。自分じゃペニスに手を伸ばさないし、アロイス殿下も俺のを扱くことはしない。なのに、緩く勃ち上がるようになってきてるペニスが憎い。
俺は枕を抱きしめてふぅふぅとそれをやり過ごすように耐える。とにかくアロイス殿下にしがみつかないようには毎回心がけている。爪を立てたりうっかり叩いてしまったりしたらマズいからな。
「後背位は顔が見えないのがつまらないね。エイデンが気持ちよさそうなのはいいんだけど」
好き勝手突っ込んで出しまくってるくせに何言ってんだか。
でも気持ちよさそうとか言われるのは……反発したくなるな。ペニス見ればすぐバレるからしないけどさぁ。
「あっ……ン……あぁう」
やばい……今日はちょっとおかしい。ごりゅごりゅとアロイス殿下のが最近敏感になってる箇所を何度も往復する。そのたびに腹の中から甘い痺れが湧き上がってくるみたいだ。
「ああ、いいね。ココ、きゅっと私のを締め付けてくる。腰が揺れてるの気付いているかい?」
「ちが……はぅ」
四つん這いのような格好をしてると、揺さぶられて動いているのか、自分が揺れてるのかがわからない……。俺が動いてるとか嘘だろ?
穴の縁を指でなぞられてビクリと身体が跳ねた。そこからガツガツといつものように突き上げられる。
「あああっ! も、へん……」
背中が反って抱えていた枕から顔を上げた瞬間、俺のペニスから白いものが飛んだ。
ガクガクと身体が震えて、下腹が攣りそうで……アロイス殿下を振り返ると「うっ」と呻いて殿下も達したようだった。
いつもならもっともっとと攻め立ててくるのに、この日はこれで終わったのが奇跡すぎる。抱え上げられて風呂に入れられ、中まできれいにされるときれいに整えられたベッドに寝かされた。
この風呂から戻るとベッドがきれいになっているのは未だに慣れない。だって、使用人たちが俺たちの行為を把握してるってことだろ? いや、肌から穴の準備までされてる俺が今さら何を言ってるんだって話だけどさ。
「中だけでイケるようになって良かった。今まで前に触れずに我慢したかいがあったよ」
「う……」
──俺はただの穴なのに……穴の分際でイッてしまった……。
なんとも言えない敗北感がある。
ぐったりとしているとアロイス殿下が俺を抱き寄せて、背中をポンポンと優しく叩いてきた。まるで寝ろと言われているみたいだ。そのリズムに眠気を誘われて、俺はいつの間にか……。
俺が目を覚ますと、当たり前だけど一人だった。これはいつものことだからなんとも思ってない。アロイス殿下は男の俺を側妃に迎えて、喜んで抱くような変なやつだけど、やることがたくさんある王太子なのだ。穴しか使い道のない俺とは違う。
「あー、俺の存在意義がもっとほしい……」
「エイデン妃殿下はすでに存在意義が十分ありますが?」
「こ・れ・の! どこが!? 閨だけじゃん!」
領地を手伝っていたときはもっとこう、役に立っている感じがあったのに。侍女やメイドに八つ当たりは良くないよなとすぐに謝ったら、王族が使用人に謝罪はするなとか言われるし。
俺はあっちじゃ使用人とも仲良くやってたから、悪いと思ったことは謝ってたんだよ……それもできないなんてな。穴しか役立ってない俺が王族だって言われるのにも未だに抵抗感あるし、俺って何なんだろうって思って気分がどんよりする。
「なぁ、せめて妃殿下と呼ぶのをやめてくれないかな」
「それは命令ですか?」
「ぐ。……そう、命令、だ、よ」
「エイデン様、この部屋の中だけでしたらそのように」
「ありがとね」
俺は、はぁと息をついた。
「あ、ええ……まあ」
アロイス殿下は一日おきには俺の部屋に通ってくる。勘弁してほしいと言いたいのをぐっと我慢しているけどね。不敬罪になるのは避けたいからなぁ。
「フィーリアが褒めていた」
フィーリア妃殿下は正妃だ。たまたま教育係の都合がつかずに、一回だけフィーリア妃殿下から授業を受けたことがあったんだけど、その時のことを言っているのだと思う。
フィーリア妃殿下はもんのすごく良い方だった。可愛らしいのに頭の切れる方で、側妃である男の俺なんかにも親切だ。俺なら子を身籠ることもないから立場を脅かすこともないってのもあるんだろうけど。
でも、肩身の狭い俺としてはありがたいことこの上ないんだよな。さすがに「アロイスの世話をお願いしますね」と言われたときには肝が冷えたけど。
「しかし、なにも勉強などしなくても……」
「アロイス殿下は、ワタシに何も望んでおられない、と?」
「そういうわけでは……」
何度も抱き潰されて、少しは面と向かって話すようにもなったけど、いまだにアロイス殿下が何を考えているのかわからない。もっと気軽に話して構わないとは言われたんだけど、王太子相手に無理だろそんなの。
俺はアロイス殿下に付かず離れずで接している。フィーリア妃殿下に睨まれるのも嫌だし、男の俺はいつ飽きられて王宮を追い出されるかもわからないんだから。
◇◇◇
「ふ……ぁ………」
「中、感じるようになってきたようだね」
俺を突き上げながらアロイス殿下が言う。ムカつくけど、実際抱かれまくって、穴が苦しくなくなってくると内側が快感を探すようになっていた。自分じゃペニスに手を伸ばさないし、アロイス殿下も俺のを扱くことはしない。なのに、緩く勃ち上がるようになってきてるペニスが憎い。
俺は枕を抱きしめてふぅふぅとそれをやり過ごすように耐える。とにかくアロイス殿下にしがみつかないようには毎回心がけている。爪を立てたりうっかり叩いてしまったりしたらマズいからな。
「後背位は顔が見えないのがつまらないね。エイデンが気持ちよさそうなのはいいんだけど」
好き勝手突っ込んで出しまくってるくせに何言ってんだか。
でも気持ちよさそうとか言われるのは……反発したくなるな。ペニス見ればすぐバレるからしないけどさぁ。
「あっ……ン……あぁう」
やばい……今日はちょっとおかしい。ごりゅごりゅとアロイス殿下のが最近敏感になってる箇所を何度も往復する。そのたびに腹の中から甘い痺れが湧き上がってくるみたいだ。
「ああ、いいね。ココ、きゅっと私のを締め付けてくる。腰が揺れてるの気付いているかい?」
「ちが……はぅ」
四つん這いのような格好をしてると、揺さぶられて動いているのか、自分が揺れてるのかがわからない……。俺が動いてるとか嘘だろ?
穴の縁を指でなぞられてビクリと身体が跳ねた。そこからガツガツといつものように突き上げられる。
「あああっ! も、へん……」
背中が反って抱えていた枕から顔を上げた瞬間、俺のペニスから白いものが飛んだ。
ガクガクと身体が震えて、下腹が攣りそうで……アロイス殿下を振り返ると「うっ」と呻いて殿下も達したようだった。
いつもならもっともっとと攻め立ててくるのに、この日はこれで終わったのが奇跡すぎる。抱え上げられて風呂に入れられ、中まできれいにされるときれいに整えられたベッドに寝かされた。
この風呂から戻るとベッドがきれいになっているのは未だに慣れない。だって、使用人たちが俺たちの行為を把握してるってことだろ? いや、肌から穴の準備までされてる俺が今さら何を言ってるんだって話だけどさ。
「中だけでイケるようになって良かった。今まで前に触れずに我慢したかいがあったよ」
「う……」
──俺はただの穴なのに……穴の分際でイッてしまった……。
なんとも言えない敗北感がある。
ぐったりとしているとアロイス殿下が俺を抱き寄せて、背中をポンポンと優しく叩いてきた。まるで寝ろと言われているみたいだ。そのリズムに眠気を誘われて、俺はいつの間にか……。
俺が目を覚ますと、当たり前だけど一人だった。これはいつものことだからなんとも思ってない。アロイス殿下は男の俺を側妃に迎えて、喜んで抱くような変なやつだけど、やることがたくさんある王太子なのだ。穴しか使い道のない俺とは違う。
「あー、俺の存在意義がもっとほしい……」
「エイデン妃殿下はすでに存在意義が十分ありますが?」
「こ・れ・の! どこが!? 閨だけじゃん!」
領地を手伝っていたときはもっとこう、役に立っている感じがあったのに。侍女やメイドに八つ当たりは良くないよなとすぐに謝ったら、王族が使用人に謝罪はするなとか言われるし。
俺はあっちじゃ使用人とも仲良くやってたから、悪いと思ったことは謝ってたんだよ……それもできないなんてな。穴しか役立ってない俺が王族だって言われるのにも未だに抵抗感あるし、俺って何なんだろうって思って気分がどんよりする。
「なぁ、せめて妃殿下と呼ぶのをやめてくれないかな」
「それは命令ですか?」
「ぐ。……そう、命令、だ、よ」
「エイデン様、この部屋の中だけでしたらそのように」
「ありがとね」
俺は、はぁと息をついた。
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