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愛しき者たち
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ナナルのポーションは最初の予定では 他国に向けても発表をするつもりでいたが、現物が出来てみるとその効果は絶大で、通常の販売では危険だと判断して、国を通さないと買えない扱いとなり、アスラ王国管轄となった
ナナルの研究所で生まれる薬や美容液は効果が高く評判になり順調にまわっている
アレックスとミランダは結婚して子供も生まれた、ミランダの金髪にアスラの王族の金色の瞳の可愛い男の子だ
「ザンダー、ほら父様の方においで」
「やっ!」
アレックスがしゃがんで手を差し出すが、2歳になったばかりのザンダーはミランダに抱っこしてとせがんでいる
「かぁさまだっこ!」
「ザンダー、母様は今お腹に赤ちゃんがいるから無理を言わないよ?」
「やっ!」
「ふふ、ザンダー?いい子ね 母様はザンダー大好きよ?」
「うん、かぁ様しゅき」
「じゃあ、母様の大好きな父様は?」
「うん、とーさまだいしゅき」
「じゃあ、母様が父様に抱っこしてもらおうかな?」
「だめ!とーさま!ザンダーだっこ!」
ザンダーは急いでアレックスに飛びつく
「ははは、ザンダー!父様も大好きだよ、
どうやら、どちらも独り占めしたいみたいだな?」
「ふふふ、可愛くてしかたないわ」
「ああ、もう1人生まれたらもっと賑やかになるな」
「ええ、楽しみね」
今、ミランダはお腹に2人目がいる
ザンダーが生まれて、サイラス国王陛下は
これで、王国に後継ぎが出来て安心したと言っている
サイラス国王陛下はまだ結婚しておらず、次兄のローレンス殿下も未婚だ 外交に忙しいローレンス殿下とはミランダは一度しか会った事がない
そんなローレンス殿下が今日は訪れるという
庭にいた私達は、ローレンス殿下が執事に案内されて来るのを、東屋で待っていた
「ローリーおじちゃま きた?」
「ああ、もう来るよ」
アレックスはザンダーを膝に乗せて座っている
「お手紙を頂いたり、やり取りはしているのに、私はローレンス殿下には一度しか会った事がないのよ 今日は会えるのね、来てくれるなんて嬉しいわ」
ミランダはタイミングが悪く、会えないことが重なり 初めの頃ローレンス殿下に避けられているのでは?と思う事もあったが、ナナルの事では大変お世話になった、メメント王国に対して率先して動いてくれた上に、叔父様の対するメメント王国の仕打ちには、ローレンス殿下が厳しく対処してくれたと、アレックスから聞いている
「国交を断絶したくなければ、目に見える謝罪をするべきだろう?」
ローレンス殿下の発言にメメント王国の国王は退位し、宰相は罪人として裁かれ 爵位は返上させられ平民落ちしたと聞く
そして、ザンダーには外国のおもちゃを沢山送ってきてくれる
ミランダが薬師の仕事で忙しい時はアレックスがザンダーを連れて王城に行くので、
陛下とローレンス殿下をおじちゃまと呼んでなついている
アレックスにはちゃんと敬称をつけて、せめて陛下や殿下と言わせた方がいいのでは?と話したが、
「当人達が言わせてるんだから構わないよそれに大きくなったらザンダーの方がおじちゃまなんて言いたがらないよ」
笑いながらそんな返事が帰ってきて、納得した
「あ!おじちゃま!」
「やあ、ザンダー元気だったかい?」
「うん!」
和かに現れたローレンス殿下は駆け寄るザンダーを抱き上げている
「ミランダも久しぶりに会えて嬉しいよ」
「はい、今日はローレンス殿下に会えて嬉しいです、直接御礼をできずにすみません、その節はありがとうございました。」
「ああ、もう御礼なら手紙で十分伝わっているよ、何かあれば相談に乗るからね?大事な体なんだから無理はしちゃいけないよ?」
「はい」
ミランダは笑顔で返事をした
美しく優しいローレンス殿下は、黒髪金眼の王族の色を持ち、陛下やアレックスよりは小柄なせいか、一見美しい女性が男装しているように見える
「それで?何かあったのかい?ローリー兄さん?」
「いや、可愛い弟の家族団欒を邪魔しに来たんだよ?
さあ、ザンダー!おじちゃまと遊ぼう!」
「うん!」
庭を走り回る、ローレンス殿下とザンダーを見てミランダはクスクス笑っているが、
「信じられない、ローリーがあんなに子供好きだなんて知らなかった」
アレックスは驚いた顔で見ていた
実はローレンスは別に子供好きでは、無かった
考え方の基本が根本的に違うのだ、弟アレックスの子だから可愛い、弟が幸せなら尚嬉しいし、普段表には出さないが、アレックス至上主義だった、自慢の弟で愛すべき弟、弟の為なら何でもするだろう
そんな弟が一目惚れした相手がミランダだ
カフェに入って、ミランダを見た時のアレックスの表情ですぐにローレンスは気が付いたが
ミランダが結婚していることに気がつき、がっかりしている姿をみてどうにかしてやりたかった
当のアレックスはその日以降、あのカフェには足を運ぶ事はなかったが,コーヒーの味が気に言ったローレンスはコッペンデールに行く度に、カフェ.サンズに寄る様にしていた
ローレンスは変身魔法が得意で行く度に姿は変えていたので、ミランダには分からないだろうが、 何度もミランダとも彼女の前夫の店主とも会話をしている
だから、あの日偶々行ったあのカフェで・・店主が他の女を家にとめて居るのを知って 少し 悪戯をしてやろうとおもった
女の働く宿屋に宿泊して、女に酒を2本あげた
『私、お酒は飲めないのよね、御礼に頂いたものだけど、あなたお酒は好き?』
そう、声をかけるとスージーという女は喜んで、受け取った
少し高級な酒を2本あげた、ただそれだけだ
酒でも飲んでその女と間違いを起こせば面白いとは思ったが、あくまでも思っただけだ・・・
面白いほど、こちらの都合のいい結果になり 驚いた程だ 馬鹿な男だ 現在どうしているのか調べてみれば
不貞の末、妻に捨てられ店もたたみ 結局は 全て無くして 不貞相手のスージーと旅をして歩いていると聞いた
なんだ、そうなのか・・・
ローレンスの中に少しあった罪悪感は、消えて無くなった
アスラ王国にはあの2人は入国禁止リストに入れてあるから ミランダがこの国で偶然出会うことは無いだろう
まあ、この事は口に出す事はない
私の秘密だ
最愛の弟の幸せを見届けて、満足したローレンスは可愛いザンダーを抱きしめて2人に聞く
「ミランダ、アレックス、幸せかい?」
2人は顔を見合わせて微笑みながら同時に答えた
「ああ、とても幸せだよ」
「ええ、とても幸せよ」
「それは良かった 」
「ローリー兄さんは結婚はしないのかい?」
「ああ、近々婚約者ができそうだよ、サイラスと私にもね、まあ、サイラスは頑固でね・・・ とにかく、頑張るよ」
「あー・・・応援してるよ」
「ありがとう」
そうして、ザンダーが遊び疲れて寝てしまい また来るよと言ってローレンスは帰って行った
ミランダは大きなお腹をさすり
眠ったザンダーを抱き抱えたアレックスと
キスをして見つめ合い、願う
この幸せがずっと続きますように・・・
fin
ナナルの研究所で生まれる薬や美容液は効果が高く評判になり順調にまわっている
アレックスとミランダは結婚して子供も生まれた、ミランダの金髪にアスラの王族の金色の瞳の可愛い男の子だ
「ザンダー、ほら父様の方においで」
「やっ!」
アレックスがしゃがんで手を差し出すが、2歳になったばかりのザンダーはミランダに抱っこしてとせがんでいる
「かぁさまだっこ!」
「ザンダー、母様は今お腹に赤ちゃんがいるから無理を言わないよ?」
「やっ!」
「ふふ、ザンダー?いい子ね 母様はザンダー大好きよ?」
「うん、かぁ様しゅき」
「じゃあ、母様の大好きな父様は?」
「うん、とーさまだいしゅき」
「じゃあ、母様が父様に抱っこしてもらおうかな?」
「だめ!とーさま!ザンダーだっこ!」
ザンダーは急いでアレックスに飛びつく
「ははは、ザンダー!父様も大好きだよ、
どうやら、どちらも独り占めしたいみたいだな?」
「ふふふ、可愛くてしかたないわ」
「ああ、もう1人生まれたらもっと賑やかになるな」
「ええ、楽しみね」
今、ミランダはお腹に2人目がいる
ザンダーが生まれて、サイラス国王陛下は
これで、王国に後継ぎが出来て安心したと言っている
サイラス国王陛下はまだ結婚しておらず、次兄のローレンス殿下も未婚だ 外交に忙しいローレンス殿下とはミランダは一度しか会った事がない
そんなローレンス殿下が今日は訪れるという
庭にいた私達は、ローレンス殿下が執事に案内されて来るのを、東屋で待っていた
「ローリーおじちゃま きた?」
「ああ、もう来るよ」
アレックスはザンダーを膝に乗せて座っている
「お手紙を頂いたり、やり取りはしているのに、私はローレンス殿下には一度しか会った事がないのよ 今日は会えるのね、来てくれるなんて嬉しいわ」
ミランダはタイミングが悪く、会えないことが重なり 初めの頃ローレンス殿下に避けられているのでは?と思う事もあったが、ナナルの事では大変お世話になった、メメント王国に対して率先して動いてくれた上に、叔父様の対するメメント王国の仕打ちには、ローレンス殿下が厳しく対処してくれたと、アレックスから聞いている
「国交を断絶したくなければ、目に見える謝罪をするべきだろう?」
ローレンス殿下の発言にメメント王国の国王は退位し、宰相は罪人として裁かれ 爵位は返上させられ平民落ちしたと聞く
そして、ザンダーには外国のおもちゃを沢山送ってきてくれる
ミランダが薬師の仕事で忙しい時はアレックスがザンダーを連れて王城に行くので、
陛下とローレンス殿下をおじちゃまと呼んでなついている
アレックスにはちゃんと敬称をつけて、せめて陛下や殿下と言わせた方がいいのでは?と話したが、
「当人達が言わせてるんだから構わないよそれに大きくなったらザンダーの方がおじちゃまなんて言いたがらないよ」
笑いながらそんな返事が帰ってきて、納得した
「あ!おじちゃま!」
「やあ、ザンダー元気だったかい?」
「うん!」
和かに現れたローレンス殿下は駆け寄るザンダーを抱き上げている
「ミランダも久しぶりに会えて嬉しいよ」
「はい、今日はローレンス殿下に会えて嬉しいです、直接御礼をできずにすみません、その節はありがとうございました。」
「ああ、もう御礼なら手紙で十分伝わっているよ、何かあれば相談に乗るからね?大事な体なんだから無理はしちゃいけないよ?」
「はい」
ミランダは笑顔で返事をした
美しく優しいローレンス殿下は、黒髪金眼の王族の色を持ち、陛下やアレックスよりは小柄なせいか、一見美しい女性が男装しているように見える
「それで?何かあったのかい?ローリー兄さん?」
「いや、可愛い弟の家族団欒を邪魔しに来たんだよ?
さあ、ザンダー!おじちゃまと遊ぼう!」
「うん!」
庭を走り回る、ローレンス殿下とザンダーを見てミランダはクスクス笑っているが、
「信じられない、ローリーがあんなに子供好きだなんて知らなかった」
アレックスは驚いた顔で見ていた
実はローレンスは別に子供好きでは、無かった
考え方の基本が根本的に違うのだ、弟アレックスの子だから可愛い、弟が幸せなら尚嬉しいし、普段表には出さないが、アレックス至上主義だった、自慢の弟で愛すべき弟、弟の為なら何でもするだろう
そんな弟が一目惚れした相手がミランダだ
カフェに入って、ミランダを見た時のアレックスの表情ですぐにローレンスは気が付いたが
ミランダが結婚していることに気がつき、がっかりしている姿をみてどうにかしてやりたかった
当のアレックスはその日以降、あのカフェには足を運ぶ事はなかったが,コーヒーの味が気に言ったローレンスはコッペンデールに行く度に、カフェ.サンズに寄る様にしていた
ローレンスは変身魔法が得意で行く度に姿は変えていたので、ミランダには分からないだろうが、 何度もミランダとも彼女の前夫の店主とも会話をしている
だから、あの日偶々行ったあのカフェで・・店主が他の女を家にとめて居るのを知って 少し 悪戯をしてやろうとおもった
女の働く宿屋に宿泊して、女に酒を2本あげた
『私、お酒は飲めないのよね、御礼に頂いたものだけど、あなたお酒は好き?』
そう、声をかけるとスージーという女は喜んで、受け取った
少し高級な酒を2本あげた、ただそれだけだ
酒でも飲んでその女と間違いを起こせば面白いとは思ったが、あくまでも思っただけだ・・・
面白いほど、こちらの都合のいい結果になり 驚いた程だ 馬鹿な男だ 現在どうしているのか調べてみれば
不貞の末、妻に捨てられ店もたたみ 結局は 全て無くして 不貞相手のスージーと旅をして歩いていると聞いた
なんだ、そうなのか・・・
ローレンスの中に少しあった罪悪感は、消えて無くなった
アスラ王国にはあの2人は入国禁止リストに入れてあるから ミランダがこの国で偶然出会うことは無いだろう
まあ、この事は口に出す事はない
私の秘密だ
最愛の弟の幸せを見届けて、満足したローレンスは可愛いザンダーを抱きしめて2人に聞く
「ミランダ、アレックス、幸せかい?」
2人は顔を見合わせて微笑みながら同時に答えた
「ああ、とても幸せだよ」
「ええ、とても幸せよ」
「それは良かった 」
「ローリー兄さんは結婚はしないのかい?」
「ああ、近々婚約者ができそうだよ、サイラスと私にもね、まあ、サイラスは頑固でね・・・ とにかく、頑張るよ」
「あー・・・応援してるよ」
「ありがとう」
そうして、ザンダーが遊び疲れて寝てしまい また来るよと言ってローレンスは帰って行った
ミランダは大きなお腹をさすり
眠ったザンダーを抱き抱えたアレックスと
キスをして見つめ合い、願う
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