105 / 107
最終章
ネタバラシ
「――……え?」
やがて、微妙な沈黙を破ったのはリズの声だった。
「ちょっと……待って……私の頭がおかしいのかな……?」
「ぎゃあ! リズ! お前、右腕どうなってんのそれ!? 折れてんの!? 折れてんじゃん!?」
「ひゃあぁ!! 何!? どう言う事!? 幽霊!? 夢!? 何!?」
腕に触れたラリィに、リズは悲鳴を上げて距離を取る。
しかしその場で騒いでいるのが自分だけだと気が付くと、途端に頭が冷えてきた。
「あ……あなたたち……イチから説明しなさい」
「リズ先輩。俺も騙されてた側なんで、怒るならラリィ先輩とゼン先輩に怒ってください」
リズはラリィとゼンを睨む。ついでにセイルにも視線を向けたが、彼も恐ろしい顔で2人を睨み付けていたのでリズの同志である。
「……だから俺は、嫌だったんだ……」
ゼンは2人からの痛い視線を遮るように、額に手を当てて長椅子に腰掛けた。
対照的にラリィは、いつものようにヘラヘラと笑っている。
「だからぁ、死んだフリしてただけ。そんで弥月の隙を見つけて、グサッと。作戦大成功、めでたしめでたし!」
「そんな説明で分かるわけないでしょ!? いつの間にそんな作戦立ててたのよ! 私、何も聞いて無いわ!」
「リズに言ったら1番反対しそうだったし……ネタバラシする時に怒られるのは覚悟してたから、殴るなり蹴るなり好きにしていいぞ!」
「当たり前でしょう! こんな、ふざけた……っ!」
途中でリズは唇を噛み締め、左手を握り締めた。
ラリィは次に来る衝撃に備えて目を閉じたが、それはなかなかやってこない。
「あーあ。ラリィ先輩、いーけないんだー。リズ先輩泣かせたー」
「……へ?」
ウィルの茶化した声に恐る恐る目を開くと、リズは落とした肩を震わせ、ぽろぽろと涙を流していた。
「あ、あれ? え……? リズ? オレの棺を蹴飛ばして『殺してやる』って怒ってた勢いは……?」
「……やっぱり、一生あんたのこと赦さないから……!」
「ご……ごめん……」
子供のように泣きじゃくるリズに、ラリィはただオロオロとするばかり。
「これだけ大掛かりな嘘、他にも協力者がいるはずだ。誰だ?」
「……勤務医と、叔父さんと……元帥」
静かな怒気を孕んだセイルの問いに、ゼンは意味もなく天井を見上げながら答えた。
「昼飯に……ラリィとラーメン屋に入った時に、この話を持ちかけられた」
普段剣を持ち慣れている人間ならば、握っただけで玩具だと分かる短剣を握らされ、ラリィは言った。
『もしもオレが思った通りに死んだら、後のことを頼みたい』
つまり、ラリィの思い描いた通りこの玩具の短剣で死んだフリが出来たら、その後の段取りを頼む、という意味である。
「こんな馬鹿なこと、協力するつもりは無かった、が……一応、勤務医たちに伝えては、おいた」
ラリィはどこかで弥月に見張られている。だから表立っては動けない為、ゼンが動くしか無かった。
ゼンが伝えたのは勤務医とライトのみ。ライトの一存では偽装死の葬儀までは行えない為、元帥に相談したのである。
「協力者はゼンが適任だろ? なんだかんだでやってくれるし、何と言っても表情に出ない!」
確かに、泣き崩れる弔問客たちに対して、自分は大罪人になったかのような気持ちで居合わせていたゼンだったが、普段から無表情である為何を考えているかわからないし、違和感も無かった。
「それにしても、なんであの日に殺しにくるって分かったんですか?」
「ウィルの誕生日にオレを殺す――そういうベタな演出、あいつ好きそうじゃね?」
だから大々的にウィルの誕生日パーティーを開催し、翌日がウィルの誕生日だと弥月にアピールした。
それまで弥月の誘いを無視してきたので、痺れを切らした弥月がその日を狙ってくることには、絶対的な自信があった。
「誕生日会でコレを渡されて……ラリィが本気だと思い、翌朝、お前たちに合流したんだ……」
と、ゼンがポケットから出したのは、ラリィの手品で見た小さな卵。あの時ラリィは、手品を披露しながらこれをゼンのポケットに入れたのだった。
ゼンはその卵を手の中で割ってみせる。軽い力で破れた殻の中からは、真っ赤な血糊が溢れ出た。
「血糊は多い方が説得力があるからな!」
短剣に仕込んだ血糊と、ラリィが自分で持っていた血糊。更にゼンの血糊も足して、致死量の出血を作り出したのだ。
「その短剣で刺されなかったらどうするつもりだったんですか?」
「弥月が直接オレを殺す、なんて面白くねぇことはしないと思ったんだ。なんとかしてこの短剣を持たせてあの猫背野郎かリディアにヤらせるか、オレの気が触れたフリでもして自分で刺すか、ゼンが刺すか……ま、パターンは色々と考えてた」
「あの少女では……背丈が足りなかったがな……」
ひと突きで急所を狙って貰わなければ意味がない。
「そしたら丁度リズの偽物が現れて。本物のリズは、あんな時間にあんな場所は走ってねぇっつーの。手に紋章も無かったし」
そう言われてウィルはあの時のリズを思い出そうとしたが、手に紋章があったかどうかまでは見ていなかったし思い出せなかった。
「……ウィルはいつ気付いたの?」
「今朝です」
ラリィの服の裾で涙と鼻水を拭いながら尋ねるリズに、答えるウィル。
「部屋に戻って、棺にぬいぐるみ入れようと思って部屋の中探してるうちに、あの玩具の短剣が無いことに気が付いて。俺、この短剣気に入ってたんですよね」
ウィルはよく、この短剣をネコに刺して遊んでいたのだ。
「そしたら、最近ラリィ先輩が短剣ぶら下げてたことを思い出して。その時は本物を帯剣してると思い込んでいたんですけど、訓練場の剣の貸出履歴を見ても本数を確認しても、ラリィ先輩の名前は無いし数も合ってる。まさかとは思ったんですけどね」
偽装死が作戦だとすぐに気付いた為、ここでウィルが騒げば台無しになる。本当は腹を抱えて笑いたいところを堪え、口を開けば顔がニヤけてしまいそうだったので、終始口を閉ざし俯いて1日を過ごした。
「お前がぬいぐるみを棺に入れに来た時には、もう気付いてたってことか?」
「気付いてました。死化粧された顔を見て笑いそうだったんで、すぐ閉めたんです」
「綾乃の封印を解くとか言い出した時は、結構マジで焦ったんだぞ!」
まさかウィルがそんな思考に及ぶとは予想していなかった為、ラリィは棺の中でやきもきしていたのだ。
しかし。
「解くわけないじゃないですか」
キッパリと断言した。
「じーちゃんも封印は解くなって言ってたし。ああ言えば、弥月も焦って終わらせに来ると思ったんです。俺の演技もなかなかのもんでしょ?」
「……ウィルの本心は分からなかったが、近いうちに弥月が来ることが、予想出来た……それで俺は元帥と話し、襲撃に備えた、というわけだ」
「――…………………………理解は、したわ」
長い沈黙の後、リズは納得していない顔でひとまず頷いた。
「とにかく! お前らは早く手当てして貰いに行かないと! ウィルもすげぇケガしてるじゃねーか! セイルも……」
そう言って振り返った先に、セイルの姿は無い。
「あれ? セイル?」
やがて、微妙な沈黙を破ったのはリズの声だった。
「ちょっと……待って……私の頭がおかしいのかな……?」
「ぎゃあ! リズ! お前、右腕どうなってんのそれ!? 折れてんの!? 折れてんじゃん!?」
「ひゃあぁ!! 何!? どう言う事!? 幽霊!? 夢!? 何!?」
腕に触れたラリィに、リズは悲鳴を上げて距離を取る。
しかしその場で騒いでいるのが自分だけだと気が付くと、途端に頭が冷えてきた。
「あ……あなたたち……イチから説明しなさい」
「リズ先輩。俺も騙されてた側なんで、怒るならラリィ先輩とゼン先輩に怒ってください」
リズはラリィとゼンを睨む。ついでにセイルにも視線を向けたが、彼も恐ろしい顔で2人を睨み付けていたのでリズの同志である。
「……だから俺は、嫌だったんだ……」
ゼンは2人からの痛い視線を遮るように、額に手を当てて長椅子に腰掛けた。
対照的にラリィは、いつものようにヘラヘラと笑っている。
「だからぁ、死んだフリしてただけ。そんで弥月の隙を見つけて、グサッと。作戦大成功、めでたしめでたし!」
「そんな説明で分かるわけないでしょ!? いつの間にそんな作戦立ててたのよ! 私、何も聞いて無いわ!」
「リズに言ったら1番反対しそうだったし……ネタバラシする時に怒られるのは覚悟してたから、殴るなり蹴るなり好きにしていいぞ!」
「当たり前でしょう! こんな、ふざけた……っ!」
途中でリズは唇を噛み締め、左手を握り締めた。
ラリィは次に来る衝撃に備えて目を閉じたが、それはなかなかやってこない。
「あーあ。ラリィ先輩、いーけないんだー。リズ先輩泣かせたー」
「……へ?」
ウィルの茶化した声に恐る恐る目を開くと、リズは落とした肩を震わせ、ぽろぽろと涙を流していた。
「あ、あれ? え……? リズ? オレの棺を蹴飛ばして『殺してやる』って怒ってた勢いは……?」
「……やっぱり、一生あんたのこと赦さないから……!」
「ご……ごめん……」
子供のように泣きじゃくるリズに、ラリィはただオロオロとするばかり。
「これだけ大掛かりな嘘、他にも協力者がいるはずだ。誰だ?」
「……勤務医と、叔父さんと……元帥」
静かな怒気を孕んだセイルの問いに、ゼンは意味もなく天井を見上げながら答えた。
「昼飯に……ラリィとラーメン屋に入った時に、この話を持ちかけられた」
普段剣を持ち慣れている人間ならば、握っただけで玩具だと分かる短剣を握らされ、ラリィは言った。
『もしもオレが思った通りに死んだら、後のことを頼みたい』
つまり、ラリィの思い描いた通りこの玩具の短剣で死んだフリが出来たら、その後の段取りを頼む、という意味である。
「こんな馬鹿なこと、協力するつもりは無かった、が……一応、勤務医たちに伝えては、おいた」
ラリィはどこかで弥月に見張られている。だから表立っては動けない為、ゼンが動くしか無かった。
ゼンが伝えたのは勤務医とライトのみ。ライトの一存では偽装死の葬儀までは行えない為、元帥に相談したのである。
「協力者はゼンが適任だろ? なんだかんだでやってくれるし、何と言っても表情に出ない!」
確かに、泣き崩れる弔問客たちに対して、自分は大罪人になったかのような気持ちで居合わせていたゼンだったが、普段から無表情である為何を考えているかわからないし、違和感も無かった。
「それにしても、なんであの日に殺しにくるって分かったんですか?」
「ウィルの誕生日にオレを殺す――そういうベタな演出、あいつ好きそうじゃね?」
だから大々的にウィルの誕生日パーティーを開催し、翌日がウィルの誕生日だと弥月にアピールした。
それまで弥月の誘いを無視してきたので、痺れを切らした弥月がその日を狙ってくることには、絶対的な自信があった。
「誕生日会でコレを渡されて……ラリィが本気だと思い、翌朝、お前たちに合流したんだ……」
と、ゼンがポケットから出したのは、ラリィの手品で見た小さな卵。あの時ラリィは、手品を披露しながらこれをゼンのポケットに入れたのだった。
ゼンはその卵を手の中で割ってみせる。軽い力で破れた殻の中からは、真っ赤な血糊が溢れ出た。
「血糊は多い方が説得力があるからな!」
短剣に仕込んだ血糊と、ラリィが自分で持っていた血糊。更にゼンの血糊も足して、致死量の出血を作り出したのだ。
「その短剣で刺されなかったらどうするつもりだったんですか?」
「弥月が直接オレを殺す、なんて面白くねぇことはしないと思ったんだ。なんとかしてこの短剣を持たせてあの猫背野郎かリディアにヤらせるか、オレの気が触れたフリでもして自分で刺すか、ゼンが刺すか……ま、パターンは色々と考えてた」
「あの少女では……背丈が足りなかったがな……」
ひと突きで急所を狙って貰わなければ意味がない。
「そしたら丁度リズの偽物が現れて。本物のリズは、あんな時間にあんな場所は走ってねぇっつーの。手に紋章も無かったし」
そう言われてウィルはあの時のリズを思い出そうとしたが、手に紋章があったかどうかまでは見ていなかったし思い出せなかった。
「……ウィルはいつ気付いたの?」
「今朝です」
ラリィの服の裾で涙と鼻水を拭いながら尋ねるリズに、答えるウィル。
「部屋に戻って、棺にぬいぐるみ入れようと思って部屋の中探してるうちに、あの玩具の短剣が無いことに気が付いて。俺、この短剣気に入ってたんですよね」
ウィルはよく、この短剣をネコに刺して遊んでいたのだ。
「そしたら、最近ラリィ先輩が短剣ぶら下げてたことを思い出して。その時は本物を帯剣してると思い込んでいたんですけど、訓練場の剣の貸出履歴を見ても本数を確認しても、ラリィ先輩の名前は無いし数も合ってる。まさかとは思ったんですけどね」
偽装死が作戦だとすぐに気付いた為、ここでウィルが騒げば台無しになる。本当は腹を抱えて笑いたいところを堪え、口を開けば顔がニヤけてしまいそうだったので、終始口を閉ざし俯いて1日を過ごした。
「お前がぬいぐるみを棺に入れに来た時には、もう気付いてたってことか?」
「気付いてました。死化粧された顔を見て笑いそうだったんで、すぐ閉めたんです」
「綾乃の封印を解くとか言い出した時は、結構マジで焦ったんだぞ!」
まさかウィルがそんな思考に及ぶとは予想していなかった為、ラリィは棺の中でやきもきしていたのだ。
しかし。
「解くわけないじゃないですか」
キッパリと断言した。
「じーちゃんも封印は解くなって言ってたし。ああ言えば、弥月も焦って終わらせに来ると思ったんです。俺の演技もなかなかのもんでしょ?」
「……ウィルの本心は分からなかったが、近いうちに弥月が来ることが、予想出来た……それで俺は元帥と話し、襲撃に備えた、というわけだ」
「――…………………………理解は、したわ」
長い沈黙の後、リズは納得していない顔でひとまず頷いた。
「とにかく! お前らは早く手当てして貰いに行かないと! ウィルもすげぇケガしてるじゃねーか! セイルも……」
そう言って振り返った先に、セイルの姿は無い。
「あれ? セイル?」
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
黄金の魔導書使い -でも、騒動は来ないで欲しいー
志位斗 茂家波
ファンタジー
‥‥‥魔導書(グリモワール)。それは、不思議な儀式によって、人はその書物を手に入れ、そして体の中に取り込むのである。
そんな魔導書の中に、とんでもない力を持つものが、ある時出現し、そしてある少年の手に渡った。
‥‥うん、出来ればさ、まだまともなのが欲しかった。けれども強すぎる力故に、狙ってくる奴とかが出てきて本当に大変なんだけど!?責任者出てこぉぉぉぃ!!
これは、その魔導書を手に入れたが故に、のんびりしたいのに何かしらの騒動に巻き込まれる、ある意味哀れな最強の少年の物語である。
「小説家になろう」様でも投稿しています。作者名は同じです。基本的にストーリー重視ですが、誤字指摘などがあるなら受け付けます。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
あの味噌汁の温かさ、焼き魚の香り、醤油を使った味付け——異世界で故郷の味をもとめてつきすすむ!
ねむたん
ファンタジー
私は砂漠の町で家族と一緒に暮らしていた。そのうち前世のある記憶が蘇る。あの日本の味。温かい味噌汁、焼き魚、醤油で整えた料理——すべてが懐かしくて、恋しくてたまらなかった。
私はその気持ちを家族に打ち明けた。前世の記憶を持っていること、そして何より、あの日本の食文化が恋しいことを。家族は私の決意を理解し、旅立ちを応援してくれた。私は幼馴染のカリムと共に、異国の地で新しい食材や文化を探しに行くことに。
王弟が愛した娘 —音に響く運命—
Aster22
恋愛
弟を探す旅の途中、身分を隠して村で薬師として生きていたセラは、
ハープの音に宿る才を、名も知らぬ貴族の青年――王弟レオに見初められる。
互いの立場を知らぬまま距離を縮めていく二人。
だが、ある事件をきっかけに、セラは彼の屋敷で侍女として働くことになり、
知らず知らずのうちに国を巻き込む陰謀へと引き寄せられていく。
人の生まれは変えられない。
それでも、何を望み、何を選ぶのかは、自分で決められる。
セラが守ろうとするものは、弟か、才か、それとも――
キャラ設定・世界観などはこちら
↓
https://kakuyomu.jp/my/news/822139840619212578
時き継幻想フララジカ
日奈 うさぎ
ファンタジー
少年はひたすら逃げた。突如変わり果てた街で、死を振り撒く異形から。そして逃げた先に待っていたのは絶望では無く、一振りの希望――魔剣――だった。 逃げた先で出会った大男からその希望を託された時、特別ではなかった少年の運命は世界の命運を懸ける程に大きくなっていく。
なれば〝ヒト〟よ知れ、少年の掴む世界の運命を。
銘無き少年は今より、現想神話を紡ぐ英雄とならん。
時き継幻想(ときつげんそう)フララジカ―――世界は緩やかに混ざり合う。
【概要】
主人公・藤咲勇が少女・田中茶奈と出会い、更に多くの人々とも心を交わして成長し、世界を救うまでに至る現代ファンタジー群像劇です。
現代を舞台にしながらも出てくる新しい現象や文化を彼等の目を通してご覧ください。
転生して捨てられたけど日々是好日だね。【二章・完】
ぼん@ぼおやっじ
ファンタジー
おなじみ異世界に転生した主人公の物語。
転生はデフォです。
でもなぜか神様に見込まれて魔法とか魔力とか失ってしまったリウ君の物語。
リウ君は幼児ですが魔力がないので馬鹿にされます。でも周りの大人たちにもいい人はいて、愛されて成長していきます。
しかしリウ君の暮らす村の近くには『タタリ』という恐ろしいものを封じた祠があたのです。
この話は第一部ということでそこまでは完結しています。
第一部ではリウ君は自力で成長し、戦う力を得ます。
そして…
リウ君のかっこいい活躍を見てください。