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第一章
第八話
ナオと昼メシを食うようになって、五日目のことだった。
俺はいつものように、校内放送が終わってすぐに放送室のドアを開ける。
するとマイクの前にナオが座っていて、俺のことを一人で待っていて――
「あ?」
――しかしその日は、ナオの他にもう一人いた。
しかも……
ナオがそいつと、楽しそうに笑い合っていたんだ。
俺に気付いたナオは、いつもより機嫌がよさそうな声で挨拶をした。
俺は挨拶を返さず、もう一人のほうをアゴでしゃくる。
「そいつ誰」
「あ。真人っていうんだ。僕と同じクラスの友だちで――」
へえ。そいつのことは名前で呼ぶんだ。
真人とかいうやつが軽く手を上げる。
「はじめまして。へー、この子が直にベッタリな後輩クンか」
俺はそいつを無視してナオに尋ねる。
「なんでこいつもいるの?」
「君と一緒に食べる前まで、真人と一緒に食べてたんだ」
「それで?」
「で、今日は真人とも一緒に食べたいなって思って」
「ふーん? それで?」
「それでって……。それだけだけど」
真人とかいうヤツ、空気読めよ。こいつ、匂いがしないしベータだろ。アルファとオメガの仲に割って入るとかどういう神経してんだよ。
「そういうことだから、食べよ」
「俺、許可してないけど」
俺の言葉に、ナオの目が据わる。
「君の許可なんかいらない。嫌ならいいよ、別に。出ていってくれたら」
「へっ……? 俺が出ていかないとダメなの!?」
「うん。僕、ずっと真人と昼ご飯食べてたし。真人とのほうが付き合い長いし」
俺よりベータを選ぶなんて、どうかしてやがるぜ。
気に食わなかったが、このまま引き下がるのはもっと癪に障るので、しかたなく腰を下ろした。
俺が不機嫌で無口だったからというのもあったのだが、会話はナオと真人の間だけで完結していた。
「直って意外とモテるよなあ」
「ちがうちがう。みんな、ただフェロモンにあてられてるだけ」
「そうなのかなあ。違うと思うけど」
「真人には分からないよ、きっとね」
「だろうなあ。俺、ベータだからな……」
「なんでそんな恥ずかしそうに言うの? 僕は好きだよ、ベータの人」
「そんなこと言ってくれるの、直だけだよ」
おいぃ……。なんでお前らが良い雰囲気なんだよ……。〝僕は好きだよ♡〟とか言われてんじゃねぇぇ……っ!
ちょっと待て。真人とかいうヤツ、さっきなんて言った? 『直って意外とモテるよなあ』……だとぉ!?
やっぱりナオのヤツ、モテるんだ……! ってことは処女じゃないのか? いや、でもこいつアルファ嫌いっぽいしなあ……。モテはするけど断ってきた可能性もある。
やっぱりこいつのフェロモンって上質なのかな。そこまででもないと思うんだが……。今までもっと上質なオメガと付き合ったこともあるし。
でも、なんか……良いんだよなあ。俺の好みのフェロモン臭にバチッとキマッている気がする。
……あれ? っていうか、ナオのフェロモンの匂い、いつもより濃くないか?
まさか真人に発情しているとか? いやいや、そんなわけない。だって相手はベータだし。
でも、なんか気になる。
「なあ」
「ん?」
「なんか、いつもよりフェロモン強くね?」
「……」
「すげー匂い」
ナオの顔からサーッと血の気が引いた。隣で真人がスマホをいじっている。
「おかしいな。来週のはずだけど」
「……ちょっとおかしいと思ってたんだよね。今朝も熱っぽかったし」
「そっか。それで俺を」
「……」
「食べたらすぐ帰ろう」
「……」
「大丈夫。俺が送ってく」
「……分かった」
さっきから俺を置いてけぼりにするなっ!
「ちょっと待て。なんの話してる!?」
真人とかいうヤツは、苦虫を嚙み潰したような表情を浮かべた。
「君は……生理で体調を崩してる女子に、そんなこと聞ける?」
「あっ……」
発情期か。
それからの俺は、まるで石ころのようにちっちゃくなっていた。
ナオと真人は、さっさとメシを食い、そそくさと放送室を出て行った。
ナオに食われても大丈夫なように、パンをふたつ買っておいたんだけどな。ふたつとも食う時間なんてなかった。
教室に戻ると、鴨橋がかまいにきた。
「どうした? 今日はずいぶん早く戻ってきたな」
「いやさ、それが――」
事情を説明すると、鴨橋が「うわぁー……」と声を漏らす。
俺は両手で顔を覆い、ため息を吐いた。
「言い訳させて? 俺さ、オメガの発情期のことあんまり知らねえんだよ……。恋人とも発情期のときは会わないようにしてたしさあ……」
「へーっ、意外! お前喜びそうなのに」
「バカか! 発情期のオメガに近づくなんてさすがにしねえよ! 妊娠の可能性だってあるし、アルファの俺はラットになってオメガの体壊しかねんし……。なにより、間違えて首でも噛んでみ? そんな無責任なことできるかっ」
鴨橋がボソッと呟いた。
「そいつ……そっかー……」
「ん? なんて?」
「いや……。その……アレだよ、アレ」
「?」
「……真人って人、そのとき自分のスマホ見て〝来週のはずだけど〟って言ったんだろ? つまり、古賀の発情周期を自分のスマホで管理してるってことで……」
「はぁ!? きしょくわる!!」
「で、古賀はそれを嫌がってなかったんだろ?」
「……」
おい、鴨橋……。何を言おうとしている……?
「オメガの中でけっこういるんだよ。ベータをセフレにしてるオメガが」
「バッ……! ナオがそんなことするわけねえだろ!!」
「エロ目的じゃない。発情期の苦しさを、一番手っ取り早く取り除くためにだよ」
「……」
オメガは、発情期のときにアルファとセックスをしたら妊娠する可能性がある。でも……ベータの精液では妊娠しない。
さらに、オメガの発情期は、性交をしないとなかなかおさまらない。薬を飲んでいても、だ。
つまり、安全に最短で発情期を終わらせるには……
ベータとセックスすることが、一番合理的……
そんで、ベータからしたらエッロいオメガを抱けてハッピー、ということだ。
「……じゃあ、あいつら、早退してセックスすんの……?」
「分かんねえけど。そうかもなーと」
「……」
なんでだよ。
なんで、アルファがオメガとセックスしたら妊娠するんだよ。
なんで、オメガの発情期でアルファはラットになるんだよ。
ナオを楽にさせてやるのは、俺がいいのに。
このときはじめて、ベータのことが羨ましくなった。
俺はいつものように、校内放送が終わってすぐに放送室のドアを開ける。
するとマイクの前にナオが座っていて、俺のことを一人で待っていて――
「あ?」
――しかしその日は、ナオの他にもう一人いた。
しかも……
ナオがそいつと、楽しそうに笑い合っていたんだ。
俺に気付いたナオは、いつもより機嫌がよさそうな声で挨拶をした。
俺は挨拶を返さず、もう一人のほうをアゴでしゃくる。
「そいつ誰」
「あ。真人っていうんだ。僕と同じクラスの友だちで――」
へえ。そいつのことは名前で呼ぶんだ。
真人とかいうやつが軽く手を上げる。
「はじめまして。へー、この子が直にベッタリな後輩クンか」
俺はそいつを無視してナオに尋ねる。
「なんでこいつもいるの?」
「君と一緒に食べる前まで、真人と一緒に食べてたんだ」
「それで?」
「で、今日は真人とも一緒に食べたいなって思って」
「ふーん? それで?」
「それでって……。それだけだけど」
真人とかいうヤツ、空気読めよ。こいつ、匂いがしないしベータだろ。アルファとオメガの仲に割って入るとかどういう神経してんだよ。
「そういうことだから、食べよ」
「俺、許可してないけど」
俺の言葉に、ナオの目が据わる。
「君の許可なんかいらない。嫌ならいいよ、別に。出ていってくれたら」
「へっ……? 俺が出ていかないとダメなの!?」
「うん。僕、ずっと真人と昼ご飯食べてたし。真人とのほうが付き合い長いし」
俺よりベータを選ぶなんて、どうかしてやがるぜ。
気に食わなかったが、このまま引き下がるのはもっと癪に障るので、しかたなく腰を下ろした。
俺が不機嫌で無口だったからというのもあったのだが、会話はナオと真人の間だけで完結していた。
「直って意外とモテるよなあ」
「ちがうちがう。みんな、ただフェロモンにあてられてるだけ」
「そうなのかなあ。違うと思うけど」
「真人には分からないよ、きっとね」
「だろうなあ。俺、ベータだからな……」
「なんでそんな恥ずかしそうに言うの? 僕は好きだよ、ベータの人」
「そんなこと言ってくれるの、直だけだよ」
おいぃ……。なんでお前らが良い雰囲気なんだよ……。〝僕は好きだよ♡〟とか言われてんじゃねぇぇ……っ!
ちょっと待て。真人とかいうヤツ、さっきなんて言った? 『直って意外とモテるよなあ』……だとぉ!?
やっぱりナオのヤツ、モテるんだ……! ってことは処女じゃないのか? いや、でもこいつアルファ嫌いっぽいしなあ……。モテはするけど断ってきた可能性もある。
やっぱりこいつのフェロモンって上質なのかな。そこまででもないと思うんだが……。今までもっと上質なオメガと付き合ったこともあるし。
でも、なんか……良いんだよなあ。俺の好みのフェロモン臭にバチッとキマッている気がする。
……あれ? っていうか、ナオのフェロモンの匂い、いつもより濃くないか?
まさか真人に発情しているとか? いやいや、そんなわけない。だって相手はベータだし。
でも、なんか気になる。
「なあ」
「ん?」
「なんか、いつもよりフェロモン強くね?」
「……」
「すげー匂い」
ナオの顔からサーッと血の気が引いた。隣で真人がスマホをいじっている。
「おかしいな。来週のはずだけど」
「……ちょっとおかしいと思ってたんだよね。今朝も熱っぽかったし」
「そっか。それで俺を」
「……」
「食べたらすぐ帰ろう」
「……」
「大丈夫。俺が送ってく」
「……分かった」
さっきから俺を置いてけぼりにするなっ!
「ちょっと待て。なんの話してる!?」
真人とかいうヤツは、苦虫を嚙み潰したような表情を浮かべた。
「君は……生理で体調を崩してる女子に、そんなこと聞ける?」
「あっ……」
発情期か。
それからの俺は、まるで石ころのようにちっちゃくなっていた。
ナオと真人は、さっさとメシを食い、そそくさと放送室を出て行った。
ナオに食われても大丈夫なように、パンをふたつ買っておいたんだけどな。ふたつとも食う時間なんてなかった。
教室に戻ると、鴨橋がかまいにきた。
「どうした? 今日はずいぶん早く戻ってきたな」
「いやさ、それが――」
事情を説明すると、鴨橋が「うわぁー……」と声を漏らす。
俺は両手で顔を覆い、ため息を吐いた。
「言い訳させて? 俺さ、オメガの発情期のことあんまり知らねえんだよ……。恋人とも発情期のときは会わないようにしてたしさあ……」
「へーっ、意外! お前喜びそうなのに」
「バカか! 発情期のオメガに近づくなんてさすがにしねえよ! 妊娠の可能性だってあるし、アルファの俺はラットになってオメガの体壊しかねんし……。なにより、間違えて首でも噛んでみ? そんな無責任なことできるかっ」
鴨橋がボソッと呟いた。
「そいつ……そっかー……」
「ん? なんて?」
「いや……。その……アレだよ、アレ」
「?」
「……真人って人、そのとき自分のスマホ見て〝来週のはずだけど〟って言ったんだろ? つまり、古賀の発情周期を自分のスマホで管理してるってことで……」
「はぁ!? きしょくわる!!」
「で、古賀はそれを嫌がってなかったんだろ?」
「……」
おい、鴨橋……。何を言おうとしている……?
「オメガの中でけっこういるんだよ。ベータをセフレにしてるオメガが」
「バッ……! ナオがそんなことするわけねえだろ!!」
「エロ目的じゃない。発情期の苦しさを、一番手っ取り早く取り除くためにだよ」
「……」
オメガは、発情期のときにアルファとセックスをしたら妊娠する可能性がある。でも……ベータの精液では妊娠しない。
さらに、オメガの発情期は、性交をしないとなかなかおさまらない。薬を飲んでいても、だ。
つまり、安全に最短で発情期を終わらせるには……
ベータとセックスすることが、一番合理的……
そんで、ベータからしたらエッロいオメガを抱けてハッピー、ということだ。
「……じゃあ、あいつら、早退してセックスすんの……?」
「分かんねえけど。そうかもなーと」
「……」
なんでだよ。
なんで、アルファがオメガとセックスしたら妊娠するんだよ。
なんで、オメガの発情期でアルファはラットになるんだよ。
ナオを楽にさせてやるのは、俺がいいのに。
このときはじめて、ベータのことが羨ましくなった。
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