才能って必要ですか?

シィ

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第一章

3話

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「おめでとうございまぁ~すアナタはこれから才能のかたまり!天才!秀才!完璧超人!!えっと、、、、、、とにかくなんでもできる人になることができまぁ~す」

ほんとうに何を言っているのか意味がわからない、勝手に家に入ってきて才能がどうだとか、頭おかしいにも程がある。

「とりあえず出ていってもらえませんか?」

「おやおや辛辣ですねぇ、アナタはワタシのおかげでバラ色の人生を送れるかもしれないっいてうのに」

「そろそろ警察に連絡していいですか?」

「おやおやおや!!?通報は良くないですよ?!」

狼狽えだした、これは効いているか?

「仕方ないですねぇ本当はアナタが了承した時にやりたかったのですが、、、、」

そう言うといきなりスーツ野郎が消えスマホに通知がなる、知り合いなど特にいないし親からも連絡来ないし、ゲームのアプリも入れていない自分のケータイが。

「え?え?」

とりあえずスマホをチラ見するとアプリがインストールされたと通知が来ている

「なんだ?これ?」

「気になりますかぁ?そうでしょうとも、気になってもらわなくては困ります」

いきなりケータイからスーツ野郎の声がした。

「うわ?!」

「申し訳ありませんが勝手にアナタのスマホと同期させてもらいましたよぉ?ま、論より証拠ですね、、、、さて、さっそくアプリを開いてください」

僕が呆然としているのをお構い無しにスマホが一方的に喋ってくる。

「仕方ないですねぇ」

そう言ってスマホが勝手にアプリを開いていく

「え?え?」

まだ僕は混乱しているのにアプリはどんどん進んでいきアバターが作成されていく、僕そっくりだ。

「さてさて、キャラ情報も入れたことですし説明していきますねぇ」

「ちょ、これどういう、、、」

文句を言おうとしたが僕のいうことを聞かずどんどん画面が変わっていく。

「自己紹介が遅れましたねぇ、ワタシはアナタのこれからの行動を導くネットスケープナビゲーターです、、、あ!略してスケープでよろしいですよ??」

今さらこいつの名前はどうでもいい、今僕の状況なのかを知りたい。

「さて、混乱していらっしゃるとは思いますがとりあえずはこちらのユーザー情報をタップしてください」

とりあえずは言われた通りに押す。

ピコン!!

可愛い音と共に自分情報が出てくる



倉目 一郎

17歳♂

才能情報
・現在なし

人間ランク   E

これが僕のステータス??


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