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屋敷の主人
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建物の中の人に道聞けばいっか。
「すみませーん」
人の気配はあるし、誰か中にいるだろう。
「はい、どうしましたか?」
侍女らしき白と赤の服を着た女性が出てきた。
「道に迷ってしまったので?道を尋ねたいのですが」
「そうでしたか。疲れているでしょう中へお入りください」
「えっ、あのっ」
中に案内される時に通った屋敷の庭はとても美しかった。
「わぁ、素敵」
「そうでしょう、主様のために毎日手入れしているのですよ。肝心の主様は見てませんが」
あまり外に出ない方なんだろうか。それとも、ご病気?
病気の方がしっくりくる。その主人の話し相手として私を連れてきたのかもしれないし。まぁ、少しくらい寄り道してもいいか。
この時、私はこのことを後悔するとは露ほども思わなかった。
「すみませーん」
人の気配はあるし、誰か中にいるだろう。
「はい、どうしましたか?」
侍女らしき白と赤の服を着た女性が出てきた。
「道に迷ってしまったので?道を尋ねたいのですが」
「そうでしたか。疲れているでしょう中へお入りください」
「えっ、あのっ」
中に案内される時に通った屋敷の庭はとても美しかった。
「わぁ、素敵」
「そうでしょう、主様のために毎日手入れしているのですよ。肝心の主様は見てませんが」
あまり外に出ない方なんだろうか。それとも、ご病気?
病気の方がしっくりくる。その主人の話し相手として私を連れてきたのかもしれないし。まぁ、少しくらい寄り道してもいいか。
この時、私はこのことを後悔するとは露ほども思わなかった。
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