2 / 24
プロローグ
プロローグ02 メアリーの場合
しおりを挟む
~メアリーside~
「わ・た・し・は、最強のメイド~♩」
いつものように歌いながら仕事をこなしているメアリー。
「メアリー、また替え歌歌ってるよね?」
「やめなって!蠍座を最強と本気で聞き間違えてるだけかも知れないでしょ!」
「えぇ、でも流石に女をメイドと聞き間違えてるなんてことないから有り得なくない?」
「というか音程はそうだけど。ワンチャン違う歌の可能性も」
「ないない!あの音程は、絶対。蠍座の◯◯◯よ!」
メアリーの歌を聞き、あれが何の歌の替え歌なのかを連想する他のメイドたち。
おっと、私の紹介がまだでしたね。
坊ちゃまの可愛い専属メイドメアリーちゃんとは、私のことなのです!
ここビスマルク公爵家が日本での仕事の際に購入した邸宅では、メアリーを含むメイドが20人近く働いているのです!
その中でもメアリーは超優秀なのです!
坊ちゃまの専属メイドを任されているぐらいにはですけどね!
コツコツコツ。
ヤバい!
この床を軽く叩くような音は、私の恋のライバルで坊ちゃまの専属執事を務めているローザ様の足音なのです!
メアリーは、賢いので、隠れることにします!
「メアリー!仕事は終わりましたか?メアリー?メアリー?」
フッフッフッ。
私の隠密スキルにかかれば絶対に見つからないのです!
これで、朝、偶々。
本当に偶々、割ってしまった花瓶で怒られる心配は無いのです!
確か数千万とか言ってましたが知りません。
あんな割れやすいところに置いてる方が悪いのです!
「あっローザ執事長様!メアリーでしたらそちらのカーテンの裏側に隠れていますよ」
なぬぅ!
何故、バラす!
人が隠れているのだから察して、そのままにするのがメイドの嗜みでしょうが!
「まぁ、良いでしょう。隠れているのなら皆の前で貴方がしたことを暴露するまでのことですので。メアリー、貴方、また花瓶を破りましたね?」
なぬぅ!
バレている!
何故、これだけ多くのメイドさんが居ながら私と断定できるのですか!?
それに、アレは完全にバレないように割った後、隠したというのに。
ローザ様の目を誤魔化しきれませんでしたか。
「これでも、出てこないとは良い覚悟ですね。そこです!」
「あばばばばば、何故、ココだと?」
「貴方のことですから居場所をバラされたら動くと予想していましたよ。さぁ、来なさい!あまりにもそそっかしいとこちらから坊ちゃまの専属メイドを変えるようにお伝えしますが」
「ローザ様~後生ですからそれだけはやめてください~」
「なら、しっかりと私の説教を受けていただきますので、お覚悟を」
「どっちも嫌ぁぁぁぁぁぁぁ」
ローザに引き摺られていくメアリー。
「あーあ。本気で花瓶割ったのが自分じゃ無いって隠し通せる気だったのかしらね?」
「そもそも、いつも割るのは、坊ちゃまの部屋の前の花瓶なのだから。メアリー以外、有り得ないのにね」
「ふふ。知ってる。アレ、いつも仕掛けてるの坊ちゃまらしいわよ。それに、数千万とか言ってるけど実際は100円の安物なんですって。ほんと、日本ってお得商品がたくさんあるわよね」
なんてその場に残された他のメイドたちが話し合っていた。
「メアリー、貴方ばかり坊ちゃまに悪戯されてずるい」
だから捕まりたくなかったのです。
こうなったローザ様は、永遠と。
「聞いてるのですかメアリー!」
「は、はい。聞いてます。聞いてますよ」
「でしたら坊ちゃまは、どうして、私にはイタズラを仕掛けてくださらないのですか!」
「えーっと。母のように慕っているからでは無いでしょうか?私は多分、ペットか何かだと思われているからイタズラして楽しんでいるのかと」
「まぁ。そうなのですね。母のように。そうですね。何たって、私は0歳の時から坊ちゃまの専属執事として、御世話を」
そこで赤くならないでよ。
ほんと、私もだけどローザ様も普段は完璧なのに坊ちゃまが絡むと途端にポンコツになるのです。
「ゴホン。そのことはもう良いです」
切り替え、はやっ!
「そろそろ、坊ちゃまを起こす時間です」
「あっ!直ぐに行ってきまーす!」
「えっ!?待ちなさいメアリー!その役目、今日は私が代わって。ってもういないじゃない!」
ふぅ。
危ない。
危ない。
坊ちゃまの学校への送り迎えという2人きりの空間のあるローザ様に坊ちゃまを起こすという2人きりになれる時間まで奪われてしまうところでした。
さぁ、気を取り直して。
この後、坊ちゃまとなんやかんやあった後、玄関でローザ様と坊ちゃまをお見送りし、坊ちゃまの部屋へ。
「ローザ様の方がずるいのです!坊ちゃまの匂いを直嗅ぎするなんて。私だって、坊ちゃまの匂い嗅ぎたかったのに。こうなったら坊ちゃまの部屋へ。あぁ、やっぱり坊ちゃまの匂い、良い。安心する」
こう思う私はやっぱり犬メイドなのでしょうか。
ちがーう!
断じて、私は坊ちゃまのペットじゃなーい!
坊ちゃまの専属メイド、坊ちゃまが成長したらアッチの手解きを。
にゃふふ。
何でしょうか空が突然赤く?
「な、何なんですか!?どうして、坊ちゃまの部屋の天井から魔法陣が迫ってくるんですか!?嫌ぁぁぁぁぁ!私はまだ死にたく無いのです!」
逃げようとする私でしたがまるで身体が鉛のように重く動けないまま魔法陣に飲み込まれたのでした。
グッバイ、私の幸せな日常。
グッバイ、私の大好きな坊ちゃま。
グッバイ、ホワイトな職場。
いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
と叫ぶ、私の意識は、暗い闇の底へと沈むのでした。
「わ・た・し・は、最強のメイド~♩」
いつものように歌いながら仕事をこなしているメアリー。
「メアリー、また替え歌歌ってるよね?」
「やめなって!蠍座を最強と本気で聞き間違えてるだけかも知れないでしょ!」
「えぇ、でも流石に女をメイドと聞き間違えてるなんてことないから有り得なくない?」
「というか音程はそうだけど。ワンチャン違う歌の可能性も」
「ないない!あの音程は、絶対。蠍座の◯◯◯よ!」
メアリーの歌を聞き、あれが何の歌の替え歌なのかを連想する他のメイドたち。
おっと、私の紹介がまだでしたね。
坊ちゃまの可愛い専属メイドメアリーちゃんとは、私のことなのです!
ここビスマルク公爵家が日本での仕事の際に購入した邸宅では、メアリーを含むメイドが20人近く働いているのです!
その中でもメアリーは超優秀なのです!
坊ちゃまの専属メイドを任されているぐらいにはですけどね!
コツコツコツ。
ヤバい!
この床を軽く叩くような音は、私の恋のライバルで坊ちゃまの専属執事を務めているローザ様の足音なのです!
メアリーは、賢いので、隠れることにします!
「メアリー!仕事は終わりましたか?メアリー?メアリー?」
フッフッフッ。
私の隠密スキルにかかれば絶対に見つからないのです!
これで、朝、偶々。
本当に偶々、割ってしまった花瓶で怒られる心配は無いのです!
確か数千万とか言ってましたが知りません。
あんな割れやすいところに置いてる方が悪いのです!
「あっローザ執事長様!メアリーでしたらそちらのカーテンの裏側に隠れていますよ」
なぬぅ!
何故、バラす!
人が隠れているのだから察して、そのままにするのがメイドの嗜みでしょうが!
「まぁ、良いでしょう。隠れているのなら皆の前で貴方がしたことを暴露するまでのことですので。メアリー、貴方、また花瓶を破りましたね?」
なぬぅ!
バレている!
何故、これだけ多くのメイドさんが居ながら私と断定できるのですか!?
それに、アレは完全にバレないように割った後、隠したというのに。
ローザ様の目を誤魔化しきれませんでしたか。
「これでも、出てこないとは良い覚悟ですね。そこです!」
「あばばばばば、何故、ココだと?」
「貴方のことですから居場所をバラされたら動くと予想していましたよ。さぁ、来なさい!あまりにもそそっかしいとこちらから坊ちゃまの専属メイドを変えるようにお伝えしますが」
「ローザ様~後生ですからそれだけはやめてください~」
「なら、しっかりと私の説教を受けていただきますので、お覚悟を」
「どっちも嫌ぁぁぁぁぁぁぁ」
ローザに引き摺られていくメアリー。
「あーあ。本気で花瓶割ったのが自分じゃ無いって隠し通せる気だったのかしらね?」
「そもそも、いつも割るのは、坊ちゃまの部屋の前の花瓶なのだから。メアリー以外、有り得ないのにね」
「ふふ。知ってる。アレ、いつも仕掛けてるの坊ちゃまらしいわよ。それに、数千万とか言ってるけど実際は100円の安物なんですって。ほんと、日本ってお得商品がたくさんあるわよね」
なんてその場に残された他のメイドたちが話し合っていた。
「メアリー、貴方ばかり坊ちゃまに悪戯されてずるい」
だから捕まりたくなかったのです。
こうなったローザ様は、永遠と。
「聞いてるのですかメアリー!」
「は、はい。聞いてます。聞いてますよ」
「でしたら坊ちゃまは、どうして、私にはイタズラを仕掛けてくださらないのですか!」
「えーっと。母のように慕っているからでは無いでしょうか?私は多分、ペットか何かだと思われているからイタズラして楽しんでいるのかと」
「まぁ。そうなのですね。母のように。そうですね。何たって、私は0歳の時から坊ちゃまの専属執事として、御世話を」
そこで赤くならないでよ。
ほんと、私もだけどローザ様も普段は完璧なのに坊ちゃまが絡むと途端にポンコツになるのです。
「ゴホン。そのことはもう良いです」
切り替え、はやっ!
「そろそろ、坊ちゃまを起こす時間です」
「あっ!直ぐに行ってきまーす!」
「えっ!?待ちなさいメアリー!その役目、今日は私が代わって。ってもういないじゃない!」
ふぅ。
危ない。
危ない。
坊ちゃまの学校への送り迎えという2人きりの空間のあるローザ様に坊ちゃまを起こすという2人きりになれる時間まで奪われてしまうところでした。
さぁ、気を取り直して。
この後、坊ちゃまとなんやかんやあった後、玄関でローザ様と坊ちゃまをお見送りし、坊ちゃまの部屋へ。
「ローザ様の方がずるいのです!坊ちゃまの匂いを直嗅ぎするなんて。私だって、坊ちゃまの匂い嗅ぎたかったのに。こうなったら坊ちゃまの部屋へ。あぁ、やっぱり坊ちゃまの匂い、良い。安心する」
こう思う私はやっぱり犬メイドなのでしょうか。
ちがーう!
断じて、私は坊ちゃまのペットじゃなーい!
坊ちゃまの専属メイド、坊ちゃまが成長したらアッチの手解きを。
にゃふふ。
何でしょうか空が突然赤く?
「な、何なんですか!?どうして、坊ちゃまの部屋の天井から魔法陣が迫ってくるんですか!?嫌ぁぁぁぁぁ!私はまだ死にたく無いのです!」
逃げようとする私でしたがまるで身体が鉛のように重く動けないまま魔法陣に飲み込まれたのでした。
グッバイ、私の幸せな日常。
グッバイ、私の大好きな坊ちゃま。
グッバイ、ホワイトな職場。
いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
と叫ぶ、私の意識は、暗い闇の底へと沈むのでした。
0
あなたにおすすめの小説
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!
海夏世もみじ
ファンタジー
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる