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3章終了時点での登場人物の紹介

呂布軍

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【男性武将】

 呂布奉先《リョフホウセン》:丁原や董卓に仕えていた猛将。仕えた丁原や董卓を義父と呼んでいたが2人とも呂布に殺されたことから義父殺しと渾名される。真実は、丁原は病死。董卓は霊帝が偽っていた姿であったため逃すことに協力した。李傕・郭汜により、都を追われる。陳宮という男が執拗に兗州を攻めるべきと進言するが首を中々縦に振らなかった。劉備と親交のあった公孫瓚の元に向かうが公孫瓚に劉備を助けてくれと言われる形で兗州攻めを行う。臣下からの人望が厚く。自身も臣下を大事にしている。『こんな俺を欲してくれるのか』

 張遼文遠《チョウリョウブンエン》:元は丁原配下の将。丁原の死に際に立ち合い。呂布の本当の姿を知っている男。呂布が劉備の客将となった後、蘆江攻めにて奇襲にて孫策軍の李術・徐逸・祖郎を打ち取る大戦果を挙げる。『我が名は張文遠。勇あるものは前にでよ』

 高順《コウジュン》:元は丁原配下の将。丁原の死に際に立ち合い、呂布の本当の姿を知っている男。攻めに定評があり、落とせぬものは無いと陥陣営という異名を持つ。『陥陣営に突き崩せぬものは無い』

 楊奉《ヨウホウ》:元黄巾賊徒で白波賊を率いていた。呂布の強さに惚れ込みその配下となる。呂布の兗州における重要拠点乗氏城の守備を任されるが攻め寄せる曹操軍を前に討ち死にする。故人。『徐晃、呂布様のこと頼んだぞ』

 李楽《リガク》:元黄巾賊徒で白波賊のメンバー。党首である楊奉に付き従い乗氏城にて討ち死にする。故人。『呂布様の元には行かせねぇよ』

 胡才《コサイ》:元黄巾賊徒で白波賊のメンバー。党首である楊奉に付き従い乗氏城にて討ち死にする。故人。『呂布様、申し訳ありません』

 韓暹《カンセン》:元黄巾賊徒で白波賊のメンバー。党首である楊奉に付き従い乗氏城にて討ち死にする。故人。『呂布様、駆け抜けられよ』

 徐晃公明《ジョコウコウメイ》:元は楊奉配下の将だったが呂布の武に惚れ込みその臣下に加わる。『呂布殿の武こそ至高と考えていたが関羽殿もまた良い』

 王允子師《オウインシシ》:洛陽を離れた後、呂布の軍師となる。陳宮の偽りの投降を見抜く観察眼。養女である貂蝉が呂布の妻となったことで義父としても呂布を支える。劉備の客将となった後の蘆江攻めの従軍が最後となり、病没。故人。『呂布殿、劉備殿にお仕えなさいませ。それこそ肝要』

 郝萌《カクボウ》:呂布配下の将。陳宮の策に乗り、呂布を裏切るが配下である曹性により討たれる。故人。『曹性、裏切ったな貴様』

 曹性《ソウセイ》:郝萌配下の将。その正体は王允により郝萌の動向を探るために送られたスパイ。郝萌を討ち、陳宮にも手をかけようとしたところを呂虔により、腕の腱を切られ、引く。『王允殿、申し訳ない』

 侯成《コウセイ》:元丁原配下の将。呂布の真実を知る者。魏続・宋建の義兄弟。『酒と肉を振る舞うのだ』

 魏続《ギゾク》:元丁原配下の将。呂布の真実を知る者。侯成・宋建の義兄弟。魏越・魏寧の兄。魏寧が呂布に嫁いだことにより呂布の義兄となる。『呂布殿、魏寧が迷惑をかけておりませんか?』

 宗憲《ソウケン》:元丁原配下の将。呂布の真実を知る者。侯成・魏続の義兄弟。『呂布殿、どこまでも共に』

 魏越《ギエツ》:呂布配下の将。魏続の弟。呂布軍の中で張遼・高順の次に武力が高い。成廉と切磋琢磨している。『ハハハ、成廉、此度も俺の勝ちだな』

 成廉《セイレン》:呂布配下の将。魏越と切磋琢磨している。呂布軍では4番目の猛将。『魏越、次は負けねぇぞ』

 張燕飛燕《チョウエンヒエン》:元黄巾賊徒で、100万人の野盗集団黒山賊の党首。呂布に負け、その武勇に惚れ配下となる。『かように強きものがいようとは』

 孫軽《ソンケイ》:元黄巾賊徒で黒山賊のメンバー。鉅野の守備をしていたが兗州軍閥の張弘の裏切りを止めることができず薛蘭と李封を逃すため、留まり許褚に討ち取られる。故人。『張燕様、申し訳ありませぬ』

 王当《オウトウ》:元黄巾賊徒で黒山賊のメンバー。鉅野の守備をしていたが兗州軍閥の李鄒の裏切りを止めることができず薛蘭と李封を逃すため、留まり許褚に討ち取られる。故人。『化け物め』

 杜長《トチョウ》:元黄巾賊徒で黒山賊のメンバー。鉅野の守備をしていたが兗州軍閥の趙庶の裏切りを止めることができず薛蘭と李封を逃すため、留まり許褚に討ち取られる。故人。『山賊だった俺の最期が忠臣だなんてな』

 秦宜禄《シンギロク》:杜美艶の夫。秦朗の父。悪を許さぬ正義の人。呂布を義父殺しの悪人と決めつけて、襲撃するがその決意と覚悟の目を見て、考えを改め臣下となる。東緡にて、呂布軍の面々を逃すため殿となり、怪物許褚により討ち取られる。故人。『美艶・郎、すまないな。先に逝く。許せ』

 秦朗元明《シンロウゲンメイ》:秦宜禄と杜美艶の子。秦宜禄の遺言を受けた呂布により、関羽に預けられる。『パパ』

 王凌彦雲《オウリョウゲンウン》:王允の甥。叔父に従い呂布に仕える。『叔父上、安心してお眠りください』

 薛蘭《セツラン》:元丁原配下。呂布の真実を知る将の1人。『すまない。お前たちのことは忘れぬ』

 李封《リホウ》:元丁原配下。呂布の真実を知る将の1人。『アイツらのためにも無事に逃げることが大事だ』

【兗州軍閥】

 張邈孟卓《チョウバクモウタク》:曹操の親友だったが、帝を意のままに操り、邪魔なものを排除しようとする行動に危機感を覚え、陳宮と郭嘉による反乱分子の一掃の策に踊らされ、呂布を招き入れる。郭嘉の守る甄城にて、夏侯惇に捕まり曹操に処断される。故人。

 張超《チョウチョウ》:張邈の弟。兄に従い、呂布を兗州に招き入れる。濮陽に攻め寄せる曹操軍を前に打って出て曹操に討ち取られる。故人。

 張楊稚叔《チョウヨウチシュク》:兗州の軍閥。定陶を守備していたが将の逃亡。蕭建・劉何の裏切りにより、首を討たれる。故人。

 汎嶷《ハンギョク》:靳允の妻子を人質に取り、范城の落城を狙うが靳允により討たれる。故人。

 呉資《ゴシ》:兗州の軍閥の1人。戦の混乱の最中、討ち取られた。故人。

 侯諧《コウカイ》:張超の配下。打って出た張超に付き従う。楽進に討ち取られる。故人。

 高雅《コウガ》:張超の配下。打って出た張超に付き従う。于禁に討ち取られる。故人。

 徐翕《ジョキュウ》:兗州の軍閥。クーデターの失敗を悟り、臧覇を頼りに落ち延びる。

 毛暉《モウキ》:兗州の軍閥。クーデターの失敗を悟り、臧覇を頼りに落ち延びる。

 章誑《ショウキョウ》:曹豹配下の者で、劉備への反乱が成功した暁に呂布を招き寄せるため親善に訪れていたところ兗州争乱に巻き込まれる。身の安全を第一に曹操軍に鞍替えしようとしていたが話を聞かない許褚により踏み潰された。故人。

 張弘《チョウコウ》:元兗州の軍閥。呂布に寝返ったが旗色が悪くなったので戻ろうとする。黒山賊の孫軽に討ち取られる。故人。

 李鄒《リスウ》:元兗州の軍閥。呂布に寝返ったが旗色が悪くなったので戻ろうとする。黒山賊の王当に討ち取られる。故人。

 趙庶《チョウショ》:元兗州の軍閥。呂布に寝返ったが旗色が悪くなったので戻ろうとする。黒山賊の杜長に討ち取られる。故人。

【女性武将】

 厳氏《ゲンシ》:丁原の養女。呂布の妻。呂姫の母。悩む呂布を叱咤激励する良妻賢母。『奉先、どこまでも共に』

 呂姫《リョキ》:呂布の娘。父が劉備の庇護下に入って最初の戦い蘆江の戦いにて初陣を迎え、孫策を撤退に追い込む策を成功させる。袁胤に捕まり絶体絶命となるが劉丁義賢により救われる。その時、劉丁義賢に恋心を抱いた。『劉丁様、ポッ。ダメダメ。父上のために頑張らないと』

 貂蝉《チョウセン》:王允の養女。呂布の側室。連環の計の策略で李傕と郭汜を仲違いさせ、献帝を李傕や郭汜よりは安全な曹操に保護させることに成功する。『連環の計は、私の最も得意とする計略ですわ』

 魏寧《ギネイ》:魏続・魏越の妹。呂布の妻。武芸に優れている。『魏越兄上に負けないんだから』

 杜美艶《トビエン》:秦宜禄の妻。秦朗の母。秦宜禄の遺言により、関羽に預けられる。『宜禄、貴方の想いを胸にこれからを生きていきます』

【馬】

 赤兎馬《セキトバ》:呂布の愛馬。『私のこと乗りこなせるのなんて呂布様だけなんだから』
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