170 / 210
1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
深夜に墓の前に現れる犬
しおりを挟む
少年からクエストを受けたフグオは、マヤとハルの要望を受け高級宿屋に泊まる。
「いらっしゃいませ。クオリティホテルへようこそ。お泊まりですか?それとも少し休んでいきますか?」
「お泊まりで。9人なんだけど行けるかな?」
「えぇ、行けますよ。それにしても綺麗な人ばかり連れて、お兄さん色男だねぇ」
「アハハ、それ程でも~」
「皆さん一緒で良いんですか?」
「あぁ」
「では、最上級の部屋になるのでお値段、1000Gになります」
「これで」
「はい確かに。では、良い夢を」
部屋に入るとマヤとハルが早速、露天風呂へと向かって行った。
「フグオ、一緒に入る?」
「馬鹿!少しは恥じらえよ!」
「えー、もうフグオ君には全部見られてるし~」
「何恥ずかしがってんのよ。フグオの身体の隅々まで知ってんだから今更じゃない」
「ふぃー。すっごく気持ちいいぜ。早く、こっちに来いよ。昼間、ボコボコにされた傷が癒えるぜ。極楽極楽~」
バナンキーが露天風呂に一番乗りしていた。流石、猿系の魔物だよな。温泉好きってか。まぁ傷に効くってのもわからなくもない。湯治って言葉もあるしな。風呂は疲れを取れてリラックスに持ってこいだ。
「もう。わかったわかった。じゃあ、みんなで入るか。ほら、ファラン。だいぶ羽を傷つけられただろう。おいで」
「主様、そんな、お手を煩わせるわけには行かないでありんす」
「何、言ってんだ?大事な仲間のケアも僕の仕事だよ。ほら遠慮しないで」
「ひゃっ。主様、いきなり抱き寄せるなんて、恥ずかしいでありんす」
「病み上がりなんだから転んだら危ないだろ。こういう時は甘えていいんだ。バナンキーは元気すぎるけど」
「アッハッハッ。アタイは、ファランとは鍛え方が違うからね。今度は負けないぜ」
「もう戦うことないって」
「あんな悪人を解散させちまうんだからマスターって、意外に強かったんだな。あの光の一撃は痺れたぜ」
「お前たちには遠く及ばないけどな」
「マスター、何言ってんだ!アタイの勝てない相手に勝ったんだ。アタイより強いマスターが遠く及ばないなんて、謙遜するなよな。アッハッハッ」
突然、下半身に気持ちいい刺激に我慢できず放出する。
「カレピッピ、ご馳走様~」
「チョトミ様、何しているのですか?御主人様、申し訳ありません」
「ピグミィ、おいで」
「あの、御主人様?これは?」
「最近、構ってあげられてなかったから、ごめんね」
「その、お気になさらず。御主人様の側にいられるだけで、幸せですので」
「御主人様、お待ちください。そこは。ひゃっ。あふっ」
ピグミィの肩や肩甲骨の部分を揉んであげた。
「かなり凝ってるな。ここは」
「はふっ。キモチイイです御主人様」
バナンキーはチョトミを退かせて、俺の下半身に喰らい付いている。
「チョトミ、残念だったな。マスターのバナテインはアタイのもんだ!」
「バナンキー、カレピッピのマジヤバ汁を返せ~」
「喧嘩するなよ。僕は別に逃げないからさ」
「フグオ、最近楽しんでるでしょ?」
「まぁ、もうオドオドするのもな。そういう能力なわけだし。役得だと思うことにした」
「フグオ君、開き直らないで~私たちの相手もして~」
「マヤとハルは、現実世界でな」
そんなこんなで全く休まらないお風呂だったが楽しかった。風呂から出るとファランの羽に包帯を巻いていた。
「主様の手を煩わせて、申し訳ないでありんす」
「気にするな。ほんと、あの怪物に叩き潰された時は、肝が冷えたよ。バナンキーもファランも死んじゃうかもって気が気じゃなかった」
「主様にご心配をおかけして申し訳ないでありんす」
「マスターのバナテインですっかり回復したぜ。ファランも飲めばアタイみたいに元気になるって」
「あの苦いのは、勘弁でありんす」
「これでよしっと。病み上がりなんだからしばらく飛ぶのは無しな。急ぐ旅でも無いわけだし、ゆっくり休んでくれ」
「こんなにも優しい主様のことを消し炭と呼んでいたことを後悔しているでありんす」
「そんなことをまだ気にしてたの?大丈夫だよ。ファランが僕を選んでくれて、こんなにも嬉しいんだから」
「主様は、ほんに心も男前でありんすな」
「ありがとう。もう、休んで。傷が治ったらまた背中に乗せて」
「主様のためならいつでも乗せるでありんす」
みんなが眠ると僕は少年との約束を果たすため墓地へと訪れた。すると少年が祈りを捧げていた前に犬だろうか?確かに居た。僕に気付いた犬はこちらを見た。その姿は探しても見つからなかったローンウルフだった。
「ワン(誰です?この墓を訪れて良いのは、家族だけですよ)」
「かっカッコいい~白い整った毛並み。もふもふしたい」
「ワン(何やら身の危険を感じます。夜だけ、こうしてマサト様が来ていた匂いを感じられるこの場を汚されるわけには行きません。その敵意、打ち砕かせてもらいます)」
えっ?待って待って、バトルが始まってる!?こっちは戦う気なんてないよ~。その綺麗に整った毛並みを触りたいだけなのに~。まぁ、始まってしまったのなら仕方がない。このローンウルフがあの少年の飼い犬だったなら話せるようにして再会させてやりたいもんな。よーし、少年のため。もふもふのため頑張るぞ~!
「いらっしゃいませ。クオリティホテルへようこそ。お泊まりですか?それとも少し休んでいきますか?」
「お泊まりで。9人なんだけど行けるかな?」
「えぇ、行けますよ。それにしても綺麗な人ばかり連れて、お兄さん色男だねぇ」
「アハハ、それ程でも~」
「皆さん一緒で良いんですか?」
「あぁ」
「では、最上級の部屋になるのでお値段、1000Gになります」
「これで」
「はい確かに。では、良い夢を」
部屋に入るとマヤとハルが早速、露天風呂へと向かって行った。
「フグオ、一緒に入る?」
「馬鹿!少しは恥じらえよ!」
「えー、もうフグオ君には全部見られてるし~」
「何恥ずかしがってんのよ。フグオの身体の隅々まで知ってんだから今更じゃない」
「ふぃー。すっごく気持ちいいぜ。早く、こっちに来いよ。昼間、ボコボコにされた傷が癒えるぜ。極楽極楽~」
バナンキーが露天風呂に一番乗りしていた。流石、猿系の魔物だよな。温泉好きってか。まぁ傷に効くってのもわからなくもない。湯治って言葉もあるしな。風呂は疲れを取れてリラックスに持ってこいだ。
「もう。わかったわかった。じゃあ、みんなで入るか。ほら、ファラン。だいぶ羽を傷つけられただろう。おいで」
「主様、そんな、お手を煩わせるわけには行かないでありんす」
「何、言ってんだ?大事な仲間のケアも僕の仕事だよ。ほら遠慮しないで」
「ひゃっ。主様、いきなり抱き寄せるなんて、恥ずかしいでありんす」
「病み上がりなんだから転んだら危ないだろ。こういう時は甘えていいんだ。バナンキーは元気すぎるけど」
「アッハッハッ。アタイは、ファランとは鍛え方が違うからね。今度は負けないぜ」
「もう戦うことないって」
「あんな悪人を解散させちまうんだからマスターって、意外に強かったんだな。あの光の一撃は痺れたぜ」
「お前たちには遠く及ばないけどな」
「マスター、何言ってんだ!アタイの勝てない相手に勝ったんだ。アタイより強いマスターが遠く及ばないなんて、謙遜するなよな。アッハッハッ」
突然、下半身に気持ちいい刺激に我慢できず放出する。
「カレピッピ、ご馳走様~」
「チョトミ様、何しているのですか?御主人様、申し訳ありません」
「ピグミィ、おいで」
「あの、御主人様?これは?」
「最近、構ってあげられてなかったから、ごめんね」
「その、お気になさらず。御主人様の側にいられるだけで、幸せですので」
「御主人様、お待ちください。そこは。ひゃっ。あふっ」
ピグミィの肩や肩甲骨の部分を揉んであげた。
「かなり凝ってるな。ここは」
「はふっ。キモチイイです御主人様」
バナンキーはチョトミを退かせて、俺の下半身に喰らい付いている。
「チョトミ、残念だったな。マスターのバナテインはアタイのもんだ!」
「バナンキー、カレピッピのマジヤバ汁を返せ~」
「喧嘩するなよ。僕は別に逃げないからさ」
「フグオ、最近楽しんでるでしょ?」
「まぁ、もうオドオドするのもな。そういう能力なわけだし。役得だと思うことにした」
「フグオ君、開き直らないで~私たちの相手もして~」
「マヤとハルは、現実世界でな」
そんなこんなで全く休まらないお風呂だったが楽しかった。風呂から出るとファランの羽に包帯を巻いていた。
「主様の手を煩わせて、申し訳ないでありんす」
「気にするな。ほんと、あの怪物に叩き潰された時は、肝が冷えたよ。バナンキーもファランも死んじゃうかもって気が気じゃなかった」
「主様にご心配をおかけして申し訳ないでありんす」
「マスターのバナテインですっかり回復したぜ。ファランも飲めばアタイみたいに元気になるって」
「あの苦いのは、勘弁でありんす」
「これでよしっと。病み上がりなんだからしばらく飛ぶのは無しな。急ぐ旅でも無いわけだし、ゆっくり休んでくれ」
「こんなにも優しい主様のことを消し炭と呼んでいたことを後悔しているでありんす」
「そんなことをまだ気にしてたの?大丈夫だよ。ファランが僕を選んでくれて、こんなにも嬉しいんだから」
「主様は、ほんに心も男前でありんすな」
「ありがとう。もう、休んで。傷が治ったらまた背中に乗せて」
「主様のためならいつでも乗せるでありんす」
みんなが眠ると僕は少年との約束を果たすため墓地へと訪れた。すると少年が祈りを捧げていた前に犬だろうか?確かに居た。僕に気付いた犬はこちらを見た。その姿は探しても見つからなかったローンウルフだった。
「ワン(誰です?この墓を訪れて良いのは、家族だけですよ)」
「かっカッコいい~白い整った毛並み。もふもふしたい」
「ワン(何やら身の危険を感じます。夜だけ、こうしてマサト様が来ていた匂いを感じられるこの場を汚されるわけには行きません。その敵意、打ち砕かせてもらいます)」
えっ?待って待って、バトルが始まってる!?こっちは戦う気なんてないよ~。その綺麗に整った毛並みを触りたいだけなのに~。まぁ、始まってしまったのなら仕方がない。このローンウルフがあの少年の飼い犬だったなら話せるようにして再会させてやりたいもんな。よーし、少年のため。もふもふのため頑張るぞ~!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
空手馬鹿の俺が転生したら規格外の治癒士になっていた 〜筋力Eのひ弱少年治癒士が高みを目指す!?〜
くまみ
ファンタジー
前世は空手部主将の「ゴリラ」男。転生先は……筋力Eのひ弱な少年治癒士!?
「資質がなんだ!俺の拳は魔法を超える!……と、思うけど……汗」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺は五里羅門(ごり・らもん) 35歳独身男だ。硬派すぎて女が寄り付かず。強すぎる空手愛と鍛え抜かれた肉体のせいで不本意ながら通称「ゴリラ」と呼ばれていた。
仕事帰りにダンプに跳ねられた俺が目覚めると、そこは異世界だった。だが転生した姿は前世とは真逆。
病弱で華奢。戦闘力最低と言われる職業の「治癒士」(ヒーラー)適正の10歳の少年・ノエル。
「俺は戦闘狂だぞ!このひ弱な体じゃ、戦えねぇ!
「華奢でひ弱な体では、空手技を繰り出すのは夢のまた夢……」
魔力と資質が全てのこの世界。努力では超えられない「資質の壁」が立ちふさがる。
だが、空手馬鹿の俺の魂は諦めることを知らなかった。
「魔法が使えなきゃ、技で制す!治癒士が最強になっちゃいけないなんて誰が決めた?」
これは魔法の常識を「空手の技」で叩き壊す、一人の少年の異世界武勇伝。
伝説の騎士、美少女魔術師、そして謎の切り株(?)を巻き込み、ノエルの規格外の挑戦が今始まる!
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる