458 / 821
5章 天下統一
包囲を突破する孫翊
しおりを挟む
孫翊の元に各地の戦況が届けられる。
伝令A「董襲様、苦戦しつつも何とか持ち堪えています」
孫翊「うむ。流石、兄上が認めた武の者だ。そのまま惹きつけつつ、後退を始めるように伝えよ」
伝令A「はっ」
伝令Aと入れ替わる形で伝令Bが報告する。
伝令B「周善様、お討ち死に。高順がこちらに向かっております」
孫翊「そちらは無理なことはわかっていた。報告御苦労、できる限りバラバラに逃げて、高順隊をばらけさせよ」
伝令B「生き残ることを優先した周善様の兵は、もう既にバラバラに逃げて、その背を高順隊が追っています」
孫翊「良し。勝手な真似ではあるが。功は奏したな。高順が来るまでの時間は作れた。お前もゆっくり休め。といってもこの窮地を抜けなければ、休めんがな」
伝令B「この命は、呉王のために。お供致します」
孫翊「うむ。頼りにしている」
伝令Bとの話が終わると伝令Cが報告した。
伝令C「蒋欽様、苦戦。張燕隊の勢い凄まじく。壊滅間近」
孫翊「ここで蒋欽を失うわけには行かないな。左咸《サカン》、俺のために死んでくれるか?」
左咸は、厳格な武人で、孫翊の傅役を任されている人物でもあった。そんな男に孫翊は、死んでくれと頼んだのだ。
左咸「心得ました。蒋欽殿と代わり、その場に留まりましょうぞ」
孫翊「すまぬ」
左咸「構いませぬ。呉王よ。必ず生きて、この敗戦を活かすのですぞ」
孫翊「わかっている。あまりにも犠牲の多い戦いとなるだろうが、俺が生きていれば、再起は可能だ」
左咸「その言葉を聞き、安心しましたぞ」
左咸が一軍を率いて、蒋欽のところに援軍に向かう。伝令Cの報告が終わると伝令Dが報告する。
伝令D「賈華様、お討ち死に。兵は離散。その背を追い呂布隊が離れ、その場には敵軍の軍師のみが残ったとのこと」
孫翊「賈華よ。お前の命令無視が好機を生み出すとはな。全軍一本の槍となれ。蜂矢の陣を敷くのだ。油断した敵軍の軍師を討ち取り、包囲を抜けるぞ」
孫翊はスムーズに蜂矢の陣を敷く。
孫翊「活路は後ろにあらず前にある。全軍、一本の槍となり、正面を突破する。誰が倒れようとも気にせず前だけを目指せ!これは命令だ。倒れる者、付いてこれないものを俺はここに置いていく!必ずやこの包囲を突破し、再起を図るため、皆の力を俺に貸すのだ」
うおおおおおおおおと一際大きな雄叫びと危機迫る気迫に追い込んでいるはずの呂布軍が怯むほどだった。そして、その隙を見逃す孫翊ではない。
孫翊「全軍突撃」
孫翊を先頭に、先程まで呂布がいたところに向かって、一点突破を敢行したのである。その姿は、まさに獅子と呼べる勇ましい姿で、孤立した高順の兵と呂布の兵がその勢いに飲まれて粉砕されていく。
高順の兵「大将首、自ら来てくれるとはな。その首、グハッ」
呂布の兵「た、大将首!呂布様に報告せよ!ガハッ」
孫翊の動きに気づいた成廉隊と魏越隊が側面を突きにくるが孫翊は、これに対し気にせず前しか見ていない。それに疲れで付いていけなくなった兵たちが自然とそれを食い止めるように動き、孫翊のために時間を作る。
成廉「クソッ。鬱陶しい奴らだ」
呉の兵「孫翊様は討たせねぇ」
薛蘭「コイツら斬っても斬っても立ち上がってきます」
李封「浅い攻撃は意味がない!確実にその命を狩るのだ!」
曹性「ぐっ。昔の古傷が痛む。片手では押し返すのは、厳しいか」
文字通り死兵と化した呉の兵を相手に、成廉隊は完全に動きを封じられた。同じことが魏越隊でも起こっていた。
魏越「兄貴、今本陣は手薄なんだよな?」
魏続「先程、呂布様が追撃していくのが見えた。本陣にいるのは荀攸軍師と少数の兵だろう」
侯成「張燕殿は?」
宗憲「高順殿と左右を挟撃して、敵将の1人を追い詰めていたが入れ替わるような形で新手の相手をしている」
侯成「全てが孫翊有利に動いている。まさか、これを待っていた?」
魏越「だとしたら荀攸軍師が危ねぇぞ」
宗憲「でもコイツらがまとわりついてきて、身動きが取れねぇ」
呉の兵「孫翊様の元には絶対に行かせねぇ」
死を諸共しない死兵とは恐ろしいのだ。それは、呂布軍の武を司る3番手である魏越と4番手である成廉と言えども例外ではない。ただの兵と侮ることなかれ、一人一人が死を恐れぬこの戦で命を燃やし尽くすと決めた猛将なのである。
孫翊「アイツら。すまぬ。その忠義、感謝する」
孫翊は追って来ていた呂布軍の隊の2つが止まったことに感謝しながらも後ろは向かない。それは、彼らへの忠節への侮蔑だと思ったからである。そして、目の前に呂布の本陣を捉える。
孫翊「通りすがりに呂布軍の軍師を討ち取るぞ。全軍、正面に突っ込め!」
荀攸「馬鹿な!?あの包囲を突破したというのか」
呂布の兵「荀攸軍師はお逃げください。ここは我らに」
荀攸「フッ。馬鹿を言うな。お前たちも劉備様の大事な民だ。それを守らずに逃げ出すなどできようか」
覚悟を決めた荀攸は少数の兵を周りに固め、迎え撃つ。
孫翊「勝利を確信し、手負と侮ったのが間違いだったな」
荀攸「あぁ、それは認めよう。呂布殿が正しかったとな。だがそれも、お前を討てば、終わることだ」
孫翊「今や兵数は逆転した。だが、俺は油断はせん。アイツらの想いに報いるためにもお前だけでも討ち取らせてもらうぞ!」
孫翊は突撃ざまに荀攸を斬る。しかし手応えが無い。
???「無茶をするな荀攸」
荀攸「呂布殿、どうして、ここに?」
呂布「戦で最も大事なのは、触覚だ。肌にひしひしと強者の気配を感じたのでな。急いで戻ってきた。無事で何よりだ荀攸」
荀攸「はぁ。まぁ感謝しますよ。これで形勢は」
呂布「俺1人で変えられるほど良い状況ではない。敵は死兵。ここはこちらの負けだな。油断したな荀攸」
荀攸「まぁ。そうですね。早期決着を焦りましたよ」
そこには赤兎馬の背に荀攸を乗せる呂布が居た。
呂布「先頭を走って、勇猛果敢な見事な正面突破であった孫翊よ」
孫翊「鬼神に褒められるとは光栄だ。軍師の1人は討ち取っておきたかったが、この場は仕方ない。勝負は預けるぞ呂布」
互いに名前を名乗っていないが目の前にいる相手が孫翊と呂布だと2人にはわかっていた。
呂布「こちらは現状不利な側、逃げてくれるならこれほど有難いことはない。行かれるが良い」
孫翊「感謝する。このようなことを頼むのは失礼だとわかっているがこの戦いで死んだ我が軍の者を丁重に弔ってもらいたい」
呂布「承知した」
こうして、孫翊の揚州北部への奇襲は失敗に終わり、呂布も少なからずの犠牲を出し、特に追撃を敢行した呂布隊と高順隊の死者は、数千人にも及んだ。対する、孫翊側の兵の死者は、数万を超える。こうして、この場では、一応の決着とはなった。
伝令A「董襲様、苦戦しつつも何とか持ち堪えています」
孫翊「うむ。流石、兄上が認めた武の者だ。そのまま惹きつけつつ、後退を始めるように伝えよ」
伝令A「はっ」
伝令Aと入れ替わる形で伝令Bが報告する。
伝令B「周善様、お討ち死に。高順がこちらに向かっております」
孫翊「そちらは無理なことはわかっていた。報告御苦労、できる限りバラバラに逃げて、高順隊をばらけさせよ」
伝令B「生き残ることを優先した周善様の兵は、もう既にバラバラに逃げて、その背を高順隊が追っています」
孫翊「良し。勝手な真似ではあるが。功は奏したな。高順が来るまでの時間は作れた。お前もゆっくり休め。といってもこの窮地を抜けなければ、休めんがな」
伝令B「この命は、呉王のために。お供致します」
孫翊「うむ。頼りにしている」
伝令Bとの話が終わると伝令Cが報告した。
伝令C「蒋欽様、苦戦。張燕隊の勢い凄まじく。壊滅間近」
孫翊「ここで蒋欽を失うわけには行かないな。左咸《サカン》、俺のために死んでくれるか?」
左咸は、厳格な武人で、孫翊の傅役を任されている人物でもあった。そんな男に孫翊は、死んでくれと頼んだのだ。
左咸「心得ました。蒋欽殿と代わり、その場に留まりましょうぞ」
孫翊「すまぬ」
左咸「構いませぬ。呉王よ。必ず生きて、この敗戦を活かすのですぞ」
孫翊「わかっている。あまりにも犠牲の多い戦いとなるだろうが、俺が生きていれば、再起は可能だ」
左咸「その言葉を聞き、安心しましたぞ」
左咸が一軍を率いて、蒋欽のところに援軍に向かう。伝令Cの報告が終わると伝令Dが報告する。
伝令D「賈華様、お討ち死に。兵は離散。その背を追い呂布隊が離れ、その場には敵軍の軍師のみが残ったとのこと」
孫翊「賈華よ。お前の命令無視が好機を生み出すとはな。全軍一本の槍となれ。蜂矢の陣を敷くのだ。油断した敵軍の軍師を討ち取り、包囲を抜けるぞ」
孫翊はスムーズに蜂矢の陣を敷く。
孫翊「活路は後ろにあらず前にある。全軍、一本の槍となり、正面を突破する。誰が倒れようとも気にせず前だけを目指せ!これは命令だ。倒れる者、付いてこれないものを俺はここに置いていく!必ずやこの包囲を突破し、再起を図るため、皆の力を俺に貸すのだ」
うおおおおおおおおと一際大きな雄叫びと危機迫る気迫に追い込んでいるはずの呂布軍が怯むほどだった。そして、その隙を見逃す孫翊ではない。
孫翊「全軍突撃」
孫翊を先頭に、先程まで呂布がいたところに向かって、一点突破を敢行したのである。その姿は、まさに獅子と呼べる勇ましい姿で、孤立した高順の兵と呂布の兵がその勢いに飲まれて粉砕されていく。
高順の兵「大将首、自ら来てくれるとはな。その首、グハッ」
呂布の兵「た、大将首!呂布様に報告せよ!ガハッ」
孫翊の動きに気づいた成廉隊と魏越隊が側面を突きにくるが孫翊は、これに対し気にせず前しか見ていない。それに疲れで付いていけなくなった兵たちが自然とそれを食い止めるように動き、孫翊のために時間を作る。
成廉「クソッ。鬱陶しい奴らだ」
呉の兵「孫翊様は討たせねぇ」
薛蘭「コイツら斬っても斬っても立ち上がってきます」
李封「浅い攻撃は意味がない!確実にその命を狩るのだ!」
曹性「ぐっ。昔の古傷が痛む。片手では押し返すのは、厳しいか」
文字通り死兵と化した呉の兵を相手に、成廉隊は完全に動きを封じられた。同じことが魏越隊でも起こっていた。
魏越「兄貴、今本陣は手薄なんだよな?」
魏続「先程、呂布様が追撃していくのが見えた。本陣にいるのは荀攸軍師と少数の兵だろう」
侯成「張燕殿は?」
宗憲「高順殿と左右を挟撃して、敵将の1人を追い詰めていたが入れ替わるような形で新手の相手をしている」
侯成「全てが孫翊有利に動いている。まさか、これを待っていた?」
魏越「だとしたら荀攸軍師が危ねぇぞ」
宗憲「でもコイツらがまとわりついてきて、身動きが取れねぇ」
呉の兵「孫翊様の元には絶対に行かせねぇ」
死を諸共しない死兵とは恐ろしいのだ。それは、呂布軍の武を司る3番手である魏越と4番手である成廉と言えども例外ではない。ただの兵と侮ることなかれ、一人一人が死を恐れぬこの戦で命を燃やし尽くすと決めた猛将なのである。
孫翊「アイツら。すまぬ。その忠義、感謝する」
孫翊は追って来ていた呂布軍の隊の2つが止まったことに感謝しながらも後ろは向かない。それは、彼らへの忠節への侮蔑だと思ったからである。そして、目の前に呂布の本陣を捉える。
孫翊「通りすがりに呂布軍の軍師を討ち取るぞ。全軍、正面に突っ込め!」
荀攸「馬鹿な!?あの包囲を突破したというのか」
呂布の兵「荀攸軍師はお逃げください。ここは我らに」
荀攸「フッ。馬鹿を言うな。お前たちも劉備様の大事な民だ。それを守らずに逃げ出すなどできようか」
覚悟を決めた荀攸は少数の兵を周りに固め、迎え撃つ。
孫翊「勝利を確信し、手負と侮ったのが間違いだったな」
荀攸「あぁ、それは認めよう。呂布殿が正しかったとな。だがそれも、お前を討てば、終わることだ」
孫翊「今や兵数は逆転した。だが、俺は油断はせん。アイツらの想いに報いるためにもお前だけでも討ち取らせてもらうぞ!」
孫翊は突撃ざまに荀攸を斬る。しかし手応えが無い。
???「無茶をするな荀攸」
荀攸「呂布殿、どうして、ここに?」
呂布「戦で最も大事なのは、触覚だ。肌にひしひしと強者の気配を感じたのでな。急いで戻ってきた。無事で何よりだ荀攸」
荀攸「はぁ。まぁ感謝しますよ。これで形勢は」
呂布「俺1人で変えられるほど良い状況ではない。敵は死兵。ここはこちらの負けだな。油断したな荀攸」
荀攸「まぁ。そうですね。早期決着を焦りましたよ」
そこには赤兎馬の背に荀攸を乗せる呂布が居た。
呂布「先頭を走って、勇猛果敢な見事な正面突破であった孫翊よ」
孫翊「鬼神に褒められるとは光栄だ。軍師の1人は討ち取っておきたかったが、この場は仕方ない。勝負は預けるぞ呂布」
互いに名前を名乗っていないが目の前にいる相手が孫翊と呂布だと2人にはわかっていた。
呂布「こちらは現状不利な側、逃げてくれるならこれほど有難いことはない。行かれるが良い」
孫翊「感謝する。このようなことを頼むのは失礼だとわかっているがこの戦いで死んだ我が軍の者を丁重に弔ってもらいたい」
呂布「承知した」
こうして、孫翊の揚州北部への奇襲は失敗に終わり、呂布も少なからずの犠牲を出し、特に追撃を敢行した呂布隊と高順隊の死者は、数千人にも及んだ。対する、孫翊側の兵の死者は、数万を超える。こうして、この場では、一応の決着とはなった。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
強制ハーレムな世界で元囚人の彼は今日もマイペースです。
きゅりおす
SF
ハーレム主人公は元囚人?!ハーレム風SFアクション開幕!
突如として男性の殆どが消滅する事件が発生。
そんな人口ピラミッド崩壊な世界で女子生徒が待ち望んでいる中、現れる男子生徒、ハーレムの予感(?)
異色すぎる主人公が周りを巻き込みこの世界を駆ける!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる