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5章 天下統一
劉封の処遇のゆくえ
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劉備が劉封の元を訪ねたのは、劉封が目覚めて、3日後のことである。
劉備「劉封、父を父を心配させるでない」
劉封「あんなことをしておいて、まだ俺のことを息子と呼んでくださるのか」
劉備「当然だ」
劉封「感謝致します」
劉禅「劉封兄上、そのお加減は?」
劉封「阿斗も来てたのか。ちょっとこっちに来い」
劉禅が劉封の元に歩くと、拳骨を喰らわせて一言。
劉禅「イテテ。いきなり何するんだよ劉封兄上!」
劉封「朱美の尻を軽く触ったそうだな?申し開きは必要ない。証拠は本人から上がっているからな」
劉禅「はっ!朱美義姉さん、何でそういうこと話すかな。あれは、朱美義姉さんが安産型が調べただけで他意は」
劉封「ほぉ。何で、お前の妻でもないのに朱美が安産型か知る必要がある?言い訳にしては、随分お粗末だな。好色男」
劉禅「簒奪者の次は、好色男って、劉封兄上も大概酷いよ!」
劉封「どこが酷い?父上が口を出してこないことがその証拠だ」
劉備「父を巻き込むな劉封よ。まぁ、コイツが下半身で生きていることは認める。私の育て方の落ち度であることも認めよう。だが、私の息子の中で誰よりも領民想いなのも。いや、継承権のない子も含めるとそうでもないか」
劉禅「そうだよ父上。思い直してくれた。僕を後継者にするのは取り消しで」
劉備「そうすると私と歳の離れた妻たちは次の後継者に任さねばならんな」
劉禅「喜んで、務めさせて頂きたく思います父上」
劉封「どんだけ女に飢えてんだよ」
劉禅「だって、尚香お姉ちゃんと結婚するのは、どう考えても歳の近い僕のはずだし練ちゃんも歳の近い僕のはずだよね。孫堅叔父さんも歩騭叔父さんもなんで父上なんだ。げふんげふん」
劉備「仕方なかろう。それとも何か。当時、何者でもなかったお前の方が私よりも上回るものがあったと言えるか?」
劉禅「性欲!2人とも満足そうじゃない。これが答えだ」
劉封「父よ。本当にこの好色男に国を任せるつもりか?」
劉備「私とて、頭が痛くなってきたのだが」
劉禅「歳だから、何かあっては、いやそのままお亡くなりになられても、後のことは僕にお任せを」
劉封「大反乱がおきかねんが?」
劉備「こんなことなら丁の塾に通わせておくのだった。側室の子と一緒に学びたいと言ったお前のもう1人の実の弟、劉虎龍ぐらいだからな。やれやれ、無理矢理にでも」
劉禅「塾なんて行ったら、遊ぶ時間が。ゴホン、民の暮らしを視察する時間が減りますゆえ」
劉備「女の尻を追っかけていただけであろうが!」
劉封「父よ。いっそのこと虎龍に任せるのは如何か?」
劉備「打診をしたことはある。やんわりと断られたが」
劉封「欲しがっていたのは、俺だけだったのか」
劉備「まぁ、圧が強かったのは、そうだな。側室の子らは皆。女衆は、有力家臣の家に嫁いで、本家を守ると言い。男衆は、誰が跡を継ぐことになっても受けた恩を返すため将軍となりて、粉骨砕身働きますとな。まぁ、その言葉がお世辞であったとしても、我が家のことを思ってくれている気持ちに嬉しかったのは、事実だがな」
劉封「全員、責務から逃げ出したのでは?」
劉備「かもしれんな」
霊帝がそろそろ本題の話をするべく、話の腰を折る。
霊帝「親子の会話は、それぐらいで構わぬか劉備よ?」
劉備「霊帝様、お待たせして申し訳ありません」
霊帝「構わぬ。劉封よ」
劉封「はっ」
霊帝「お前は、次期後継者である劉禅を暗殺するという国家転覆を企てた。相違無いな?」
劉禅「霊帝様、劉封兄上は」
霊帝「劉禅よ。お前は少し黙っておれ」
劉禅「うっ」
劉封「霊帝様の言うことに相違ありません。ですがとんでもないことをしてがしてしまったと反省しています。不躾なお願いにはございますが死罪だけは御容赦願いたく」
霊帝「その言葉が聞けたのは、行幸だ。しかし、罪は罪。下手人は、毒をのみ自殺。関与していたとされる黄皓なる男も左慈方士によって、滅せられた。誰かが責任を取らなければならないことはわかっていよう、な?」
流石、漢王室で王を務めていただけあり、霊帝の圧に飲まれる劉封。
劉封「死罪は免れぬと。霊帝様はそうお考えなのですね?」
霊帝「そうじゃな。それに代わる別の何かがあれば、減刑できるかもしれんが」
???「それなら父が通じていたとされる人間の情報で如何でしょうか?」
霊帝「ほぉ。それは、大変興味深い。聞いてから判断することになっても構わないのであれば話してみよ」
???「寛大な御心に感謝致します。申し遅れましたが私の名は黄朱美、黄皓の娘で、劉封様の妻です。父は、仲達なるものと連絡を取り合っていました。劉禅様が亡くなったと信じて、油断していたのでしょう曹操の暗殺を急がれるようにとそう言ってました」
劉備「曹操の暗殺だと!?その話は、真か黄朱美よ」
黄朱美「はい。この耳でしかとお聞きしました」
霊帝「成程、実際に確かめるまでの猶予が必要となろう。劉備よ。長沙劉氏に連なる家系だが子ができなくて困っている寇寂《コウジャク》という男がいるのだが劉備よ。劉封を養子に出す気はないか?」
劉備「真偽を確かめるまでの間、継承権を完全に剥奪するということですね。霊帝様の意向に従います。劉封もそれで良いな?」
劉封「死罪では無いのだな。霊帝様に深く感謝致す。これよりは、名も改め寇封と名乗らせていただきます」
黄朱美「家族共々、霊帝様の寛大な御処置に心より感謝致します」
霊帝「あくまで、きちんとした刑が決まるまでの仮であると心得、その罪を消すぐらいの手柄を立てることを命じる。良いな?」
寇封「はっ。拾った命、尽きるまで、父。いや劉備様と霊帝様にお仕えすることを誓う」
霊帝「では、劉封改め寇封よ。お前の沙汰は、これにて終いじゃ。劉禅の方から話があるそうだ。ワシは、劉備と荊州に戻る。しっかりと養生せよ」
寇封「はっ」
劉封は、寇家に養子に出されることとなり、名を寇封と改める。
継承権を完全に失わせることで、担ぎ上げようとする勢力の排除も行ったのである。
割を食ったのは、関興と張苞であった。
劉備「劉封、父を父を心配させるでない」
劉封「あんなことをしておいて、まだ俺のことを息子と呼んでくださるのか」
劉備「当然だ」
劉封「感謝致します」
劉禅「劉封兄上、そのお加減は?」
劉封「阿斗も来てたのか。ちょっとこっちに来い」
劉禅が劉封の元に歩くと、拳骨を喰らわせて一言。
劉禅「イテテ。いきなり何するんだよ劉封兄上!」
劉封「朱美の尻を軽く触ったそうだな?申し開きは必要ない。証拠は本人から上がっているからな」
劉禅「はっ!朱美義姉さん、何でそういうこと話すかな。あれは、朱美義姉さんが安産型が調べただけで他意は」
劉封「ほぉ。何で、お前の妻でもないのに朱美が安産型か知る必要がある?言い訳にしては、随分お粗末だな。好色男」
劉禅「簒奪者の次は、好色男って、劉封兄上も大概酷いよ!」
劉封「どこが酷い?父上が口を出してこないことがその証拠だ」
劉備「父を巻き込むな劉封よ。まぁ、コイツが下半身で生きていることは認める。私の育て方の落ち度であることも認めよう。だが、私の息子の中で誰よりも領民想いなのも。いや、継承権のない子も含めるとそうでもないか」
劉禅「そうだよ父上。思い直してくれた。僕を後継者にするのは取り消しで」
劉備「そうすると私と歳の離れた妻たちは次の後継者に任さねばならんな」
劉禅「喜んで、務めさせて頂きたく思います父上」
劉封「どんだけ女に飢えてんだよ」
劉禅「だって、尚香お姉ちゃんと結婚するのは、どう考えても歳の近い僕のはずだし練ちゃんも歳の近い僕のはずだよね。孫堅叔父さんも歩騭叔父さんもなんで父上なんだ。げふんげふん」
劉備「仕方なかろう。それとも何か。当時、何者でもなかったお前の方が私よりも上回るものがあったと言えるか?」
劉禅「性欲!2人とも満足そうじゃない。これが答えだ」
劉封「父よ。本当にこの好色男に国を任せるつもりか?」
劉備「私とて、頭が痛くなってきたのだが」
劉禅「歳だから、何かあっては、いやそのままお亡くなりになられても、後のことは僕にお任せを」
劉封「大反乱がおきかねんが?」
劉備「こんなことなら丁の塾に通わせておくのだった。側室の子と一緒に学びたいと言ったお前のもう1人の実の弟、劉虎龍ぐらいだからな。やれやれ、無理矢理にでも」
劉禅「塾なんて行ったら、遊ぶ時間が。ゴホン、民の暮らしを視察する時間が減りますゆえ」
劉備「女の尻を追っかけていただけであろうが!」
劉封「父よ。いっそのこと虎龍に任せるのは如何か?」
劉備「打診をしたことはある。やんわりと断られたが」
劉封「欲しがっていたのは、俺だけだったのか」
劉備「まぁ、圧が強かったのは、そうだな。側室の子らは皆。女衆は、有力家臣の家に嫁いで、本家を守ると言い。男衆は、誰が跡を継ぐことになっても受けた恩を返すため将軍となりて、粉骨砕身働きますとな。まぁ、その言葉がお世辞であったとしても、我が家のことを思ってくれている気持ちに嬉しかったのは、事実だがな」
劉封「全員、責務から逃げ出したのでは?」
劉備「かもしれんな」
霊帝がそろそろ本題の話をするべく、話の腰を折る。
霊帝「親子の会話は、それぐらいで構わぬか劉備よ?」
劉備「霊帝様、お待たせして申し訳ありません」
霊帝「構わぬ。劉封よ」
劉封「はっ」
霊帝「お前は、次期後継者である劉禅を暗殺するという国家転覆を企てた。相違無いな?」
劉禅「霊帝様、劉封兄上は」
霊帝「劉禅よ。お前は少し黙っておれ」
劉禅「うっ」
劉封「霊帝様の言うことに相違ありません。ですがとんでもないことをしてがしてしまったと反省しています。不躾なお願いにはございますが死罪だけは御容赦願いたく」
霊帝「その言葉が聞けたのは、行幸だ。しかし、罪は罪。下手人は、毒をのみ自殺。関与していたとされる黄皓なる男も左慈方士によって、滅せられた。誰かが責任を取らなければならないことはわかっていよう、な?」
流石、漢王室で王を務めていただけあり、霊帝の圧に飲まれる劉封。
劉封「死罪は免れぬと。霊帝様はそうお考えなのですね?」
霊帝「そうじゃな。それに代わる別の何かがあれば、減刑できるかもしれんが」
???「それなら父が通じていたとされる人間の情報で如何でしょうか?」
霊帝「ほぉ。それは、大変興味深い。聞いてから判断することになっても構わないのであれば話してみよ」
???「寛大な御心に感謝致します。申し遅れましたが私の名は黄朱美、黄皓の娘で、劉封様の妻です。父は、仲達なるものと連絡を取り合っていました。劉禅様が亡くなったと信じて、油断していたのでしょう曹操の暗殺を急がれるようにとそう言ってました」
劉備「曹操の暗殺だと!?その話は、真か黄朱美よ」
黄朱美「はい。この耳でしかとお聞きしました」
霊帝「成程、実際に確かめるまでの猶予が必要となろう。劉備よ。長沙劉氏に連なる家系だが子ができなくて困っている寇寂《コウジャク》という男がいるのだが劉備よ。劉封を養子に出す気はないか?」
劉備「真偽を確かめるまでの間、継承権を完全に剥奪するということですね。霊帝様の意向に従います。劉封もそれで良いな?」
劉封「死罪では無いのだな。霊帝様に深く感謝致す。これよりは、名も改め寇封と名乗らせていただきます」
黄朱美「家族共々、霊帝様の寛大な御処置に心より感謝致します」
霊帝「あくまで、きちんとした刑が決まるまでの仮であると心得、その罪を消すぐらいの手柄を立てることを命じる。良いな?」
寇封「はっ。拾った命、尽きるまで、父。いや劉備様と霊帝様にお仕えすることを誓う」
霊帝「では、劉封改め寇封よ。お前の沙汰は、これにて終いじゃ。劉禅の方から話があるそうだ。ワシは、劉備と荊州に戻る。しっかりと養生せよ」
寇封「はっ」
劉封は、寇家に養子に出されることとなり、名を寇封と改める。
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