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最終章 真実をその手に掴み悪を討て
世界の移り変わり
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光に包まれ消滅したデモンズだがそこにはオズモンドが倒れていた。それに駆け寄るマリアナ。
「ピース、大事ないか?」
「は、は、う、え、よ、う、や、く、あ、え、ま、し、た、ね」
「あぁ。可愛い私の坊や。こんな目に合わせて申し訳ない」
「い、い、ん、で、す。ち、ち、う、え、が、ず、っ、と、そ、ば、に、い、て、く、れ、ま、し、た」
「今、傷を治してやるからな」
「は、い」
「マリアナ、治療は終わったわ」
「母上ーーーーーーーー。父上は父上は」
「あぁ、辛かったであろうな」
「生きておられます。お爺様、いえデモンズは殺さなかったのです。その身体は、長きに渡り昔の姿を保って封印されていました。その封印も魂だけが黒衣の騎士へと宿り、解放し、デモンズも死んだ今父上の封印も解かれたはずです。お会いになってください。父上は母上のことを国に帰ってもずっと想っておられました。魔物の苗床となった女、男が絶滅したこの世界において、最後の人間でしょう」
「ライトが生きてる!?そんな、そんなことって。こんなに喜ばしいことはない。でも、それなら尚のこと。私は彼には会えない。彼が人間復興のための最後の砦だもの」
「何を言うのですか母上。母上が人間の女となれば良いのです。雪女には言い伝えがあると聞いています。身が溶けるほどの恋をした相手となら人間になれると」
「何を言っているのピース。私はこの魔王国の魔王なのよ。皆んなをほっぽり出すなんてことできないのよ」
「ここにうってつけの存在がいるではないですか。魔王の血を引きし子供が」
「ピース、貴方」
「父上と母上には幸せになってもらいたいのです。僕は、できるならこうしてしまった責任を取りたい。魔王国と人間国、敷いては血を啜る悪魔として虐げられてきた吸血鬼族や盾として使い捨てにされてきたゴーレム族、数々の虐げられてきた者たちの解放」
「わかったわ。もう、本当にできた可愛い坊やね」
マリアナはこの日、魔王をピースに譲り、愛に生きる人間となった。マリアナとライトは人間再興に向け、子供をたくさん作った。その子供たちは7つの王国のそれぞれの王となる。そして、些細なことで喧嘩をし、争い合う。歴史は繰り返される。人間とはどこまで行っても傲慢な生き物なのである。魔王国でも変革が起こる。虐げられてきたものたちの完全解放。それに伴い吸血鬼の王であったバルバリア・ヴラッド。ゴーレム最強の男として、この戦の最中、武を奮ったタタンがそれぞれ役職に加わる。そして、バルバリア・ヴラッドは、ラーキア城を建設、そこを拠点として、自治領を得る。魔族に属していて、カイルを助けたこともある小人たちはドワーフとホビットであり、彼らは東の方に皆平等に共存し、楽しく作るという意味をこめて、クラフト共和国を建国した。また、中立であるドラゴンたちが多く住んだ谷のことをいつしか聖龍の谷と呼ばれるようになった。ケルベロスとダイアンサスとの間に産まれた人と狼の力が混じった狼族や兎の魔物と人間の女との間に産まれだ兎人族など動物系の魔物と苗床となっていた人との間に産まれた。忌み子たちは、魔王国を離れ遠くの方にたくさんの獣人たちによる連合国家ビースト連合を建国。そして、カイルも新たな一歩を踏み出そうとしていた。
「カイル王、バンザーイ。エルフに繁栄をもたらす王よ。バンザーイ」
魔王となったピースを支えるとカイルの元を去っていったリリス・ミューラ・マモーネ・ヴェルンに別れを告げて、母であるイーリスと共にエルフの村へと帰った。そして、長い時をかけて、整備し王国を建国するに至った。王国の名は、エルフアリーナ王国。カイルがエルフの村に来て、整備して100何の時が経ち、すっかり歳老いていた。カイル125歳の時である。建国の父と呼ばれる偉大な王として、その生涯の全てをエルフのために費やした。75年の時が流れた。ヴェスパラスト歴2250年の暑い時であった。
「ゴホゴホ。母上は姿が変わりませんなぁ」
「カイル、貴方はすっかり年老いたわね」
「やはり、人とエルフとの間に産まれたワシには、寿命というものが存在するようですなぁ」
「あら、私にも寿命はあるわよ。でもそうな純粋なエルフが生きるとされている10分の1だったみたいね」
「ホッホッホ。永く生きましたわい。色々ありましたなぁ。母上を売国奴だと思ったこととか。本当に色々ありましたなぁ」
「えぇ、でもまさかカイルがエルフとの間には一切子を成さず。その後を純潔のエルフに託すのは意外だったわ」
「母上には子の姿も見せてやれず申し訳ないことをしましたなぁ。ですがワシのようなものは、後の災いとなるやもしれませぬ。人間がまた増えてきた世界になりつつありますが元は同じ血が流れているもの同士ですらああやって争い合うのじゃ。それに自分の子を巻き込みたく無かったのじゃ。エルフたちはこれからもエルフのことだけを考え、人様に迷惑をかけずこの土地を守り続ければ良い。いつか、この世界を共存と平和で満たしてくれるような存在が現れるのでしたら何の問題もせんのですがなぁ。ゴホゴホ。やれやれ、長く話しましたわい。母上、メルロス・オフィーリアのことを頼みましたぞ」
「えぇ、私にとっても大事な姪だからね。それにしてもエルフに急に名前を付けると言い出した時は驚いたわね。しかもフフフ。まさか、カイル・ファインと名乗るなんて」
「母上は、イーリス・ファイン、ずっと父上を身近に感じられる良い名でしょう。ゴホゴホ」
「カイル、えぇそうね。ありがとう。ファインを失い、カイルも失う。でも大丈夫よ。カイルが築いたこの王国の子供達は私にとっても家族みたいなものだもの。だから安心して眠りなさい。カイルのことを忘れないように、私の名前も長くしないとね」
「イーリス・カイル・ファインですかな。ホッホッホ。実に良い人生でしたわい。今ではあの奴隷時代ですら懐かしい。あぁランダス。父上。迎えにきてくれたのですかな。母上、残していく不忠をお許しくだされ」
最後に息を一息吐いて、カイルは亡くなった。225歳。人生の初めを奴隷として過ごし、オズマリア帝国のことを魔王国に知らせ、エルフの王国を建国し、この世界を少し良い方向に向かわせた。この後、カイルの予言じみたことを成し遂げようとする馬鹿な男が吸血鬼とエルフのハーフとして産まれるのはまた別の話である。
「ピース、大事ないか?」
「は、は、う、え、よ、う、や、く、あ、え、ま、し、た、ね」
「あぁ。可愛い私の坊や。こんな目に合わせて申し訳ない」
「い、い、ん、で、す。ち、ち、う、え、が、ず、っ、と、そ、ば、に、い、て、く、れ、ま、し、た」
「今、傷を治してやるからな」
「は、い」
「マリアナ、治療は終わったわ」
「母上ーーーーーーーー。父上は父上は」
「あぁ、辛かったであろうな」
「生きておられます。お爺様、いえデモンズは殺さなかったのです。その身体は、長きに渡り昔の姿を保って封印されていました。その封印も魂だけが黒衣の騎士へと宿り、解放し、デモンズも死んだ今父上の封印も解かれたはずです。お会いになってください。父上は母上のことを国に帰ってもずっと想っておられました。魔物の苗床となった女、男が絶滅したこの世界において、最後の人間でしょう」
「ライトが生きてる!?そんな、そんなことって。こんなに喜ばしいことはない。でも、それなら尚のこと。私は彼には会えない。彼が人間復興のための最後の砦だもの」
「何を言うのですか母上。母上が人間の女となれば良いのです。雪女には言い伝えがあると聞いています。身が溶けるほどの恋をした相手となら人間になれると」
「何を言っているのピース。私はこの魔王国の魔王なのよ。皆んなをほっぽり出すなんてことできないのよ」
「ここにうってつけの存在がいるではないですか。魔王の血を引きし子供が」
「ピース、貴方」
「父上と母上には幸せになってもらいたいのです。僕は、できるならこうしてしまった責任を取りたい。魔王国と人間国、敷いては血を啜る悪魔として虐げられてきた吸血鬼族や盾として使い捨てにされてきたゴーレム族、数々の虐げられてきた者たちの解放」
「わかったわ。もう、本当にできた可愛い坊やね」
マリアナはこの日、魔王をピースに譲り、愛に生きる人間となった。マリアナとライトは人間再興に向け、子供をたくさん作った。その子供たちは7つの王国のそれぞれの王となる。そして、些細なことで喧嘩をし、争い合う。歴史は繰り返される。人間とはどこまで行っても傲慢な生き物なのである。魔王国でも変革が起こる。虐げられてきたものたちの完全解放。それに伴い吸血鬼の王であったバルバリア・ヴラッド。ゴーレム最強の男として、この戦の最中、武を奮ったタタンがそれぞれ役職に加わる。そして、バルバリア・ヴラッドは、ラーキア城を建設、そこを拠点として、自治領を得る。魔族に属していて、カイルを助けたこともある小人たちはドワーフとホビットであり、彼らは東の方に皆平等に共存し、楽しく作るという意味をこめて、クラフト共和国を建国した。また、中立であるドラゴンたちが多く住んだ谷のことをいつしか聖龍の谷と呼ばれるようになった。ケルベロスとダイアンサスとの間に産まれた人と狼の力が混じった狼族や兎の魔物と人間の女との間に産まれだ兎人族など動物系の魔物と苗床となっていた人との間に産まれた。忌み子たちは、魔王国を離れ遠くの方にたくさんの獣人たちによる連合国家ビースト連合を建国。そして、カイルも新たな一歩を踏み出そうとしていた。
「カイル王、バンザーイ。エルフに繁栄をもたらす王よ。バンザーイ」
魔王となったピースを支えるとカイルの元を去っていったリリス・ミューラ・マモーネ・ヴェルンに別れを告げて、母であるイーリスと共にエルフの村へと帰った。そして、長い時をかけて、整備し王国を建国するに至った。王国の名は、エルフアリーナ王国。カイルがエルフの村に来て、整備して100何の時が経ち、すっかり歳老いていた。カイル125歳の時である。建国の父と呼ばれる偉大な王として、その生涯の全てをエルフのために費やした。75年の時が流れた。ヴェスパラスト歴2250年の暑い時であった。
「ゴホゴホ。母上は姿が変わりませんなぁ」
「カイル、貴方はすっかり年老いたわね」
「やはり、人とエルフとの間に産まれたワシには、寿命というものが存在するようですなぁ」
「あら、私にも寿命はあるわよ。でもそうな純粋なエルフが生きるとされている10分の1だったみたいね」
「ホッホッホ。永く生きましたわい。色々ありましたなぁ。母上を売国奴だと思ったこととか。本当に色々ありましたなぁ」
「えぇ、でもまさかカイルがエルフとの間には一切子を成さず。その後を純潔のエルフに託すのは意外だったわ」
「母上には子の姿も見せてやれず申し訳ないことをしましたなぁ。ですがワシのようなものは、後の災いとなるやもしれませぬ。人間がまた増えてきた世界になりつつありますが元は同じ血が流れているもの同士ですらああやって争い合うのじゃ。それに自分の子を巻き込みたく無かったのじゃ。エルフたちはこれからもエルフのことだけを考え、人様に迷惑をかけずこの土地を守り続ければ良い。いつか、この世界を共存と平和で満たしてくれるような存在が現れるのでしたら何の問題もせんのですがなぁ。ゴホゴホ。やれやれ、長く話しましたわい。母上、メルロス・オフィーリアのことを頼みましたぞ」
「えぇ、私にとっても大事な姪だからね。それにしてもエルフに急に名前を付けると言い出した時は驚いたわね。しかもフフフ。まさか、カイル・ファインと名乗るなんて」
「母上は、イーリス・ファイン、ずっと父上を身近に感じられる良い名でしょう。ゴホゴホ」
「カイル、えぇそうね。ありがとう。ファインを失い、カイルも失う。でも大丈夫よ。カイルが築いたこの王国の子供達は私にとっても家族みたいなものだもの。だから安心して眠りなさい。カイルのことを忘れないように、私の名前も長くしないとね」
「イーリス・カイル・ファインですかな。ホッホッホ。実に良い人生でしたわい。今ではあの奴隷時代ですら懐かしい。あぁランダス。父上。迎えにきてくれたのですかな。母上、残していく不忠をお許しくだされ」
最後に息を一息吐いて、カイルは亡くなった。225歳。人生の初めを奴隷として過ごし、オズマリア帝国のことを魔王国に知らせ、エルフの王国を建国し、この世界を少し良い方向に向かわせた。この後、カイルの予言じみたことを成し遂げようとする馬鹿な男が吸血鬼とエルフのハーフとして産まれるのはまた別の話である。
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