『アンダーワールド・続編』冥王VS人間~魑魅魍魎の戦が今始まる~

八雲翔

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番外編 新たな動き

賑やかな夕食

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「今回は坂下も出るんだよな」

牧野が横に座る坂下に言った。

「一応、エントリーしました」

「まほうしょうじょやる? 」

呉葉が唐揚げを食べながら言った。

「組み合わせ次第ね」

弥生がチビ達を見て笑った。

「そうだ」

そんな話を聞いていて突然向井が言った。

「なに? 」

皆が驚く顔をしたので、

「あぁ、すいません。いや、今の話を聞いていて、

冥王はいつも審査員でしょう。

だったらチビと一緒に映像撮ったらどうかな? と、

思ったんです。

で、冥界組でエントリーしたら参加できるでしょう」

「どこで撮るの? 」

シェデムが聞く。

「多目的ホールにディオ君にお願いして、

映像作ってもらって、

セイくんに撮影してもらったら、

チビが好きなプリンスとプリンセスの、

変身ものが作れるでしょう」

向井が説明すると、

「ズルくない? ディオとセイは映像のプロじゃん」

牧野が口を尖らす。

「いいじゃん。チビとじいじよ。

それくらいハンデあげなきゃ」

トリアが笑った。

「こん、まほうしょうじょできるの? 」

「ボクもブラックプリンスになれる? 」

「なれるなれる」

新田も笑うとハクとクロウを見て、

「二人もなる? 」

「なる~」

分かっているのか否か、

笑ながら手をあげた。

三鬼の好きなナインプリンスは、

ギャラクシーファイトスターに変身して、

ブラックホールという悪とも戦い、

地球を守るヒーローだ。

「悪者は誰がやるんですか? 」

「冥王よ。決まってるでしょう」

冥王を見てトリアが当然という顔をした。

「私はヒーローとヒロインを束ねるボスがいいです」

「ダメダメ。悪人は威厳がなきゃ」

「威厳………ですか? 」

冥王の顔の前で人差し指を振るトリアに、

まんざらでもなさそうな表情になる。

その様子に大人達が顔を伏せて笑った。

「はい! だったら私は源じいと、

悪人の冥王に虐げられる可哀想なお茶屋の主人と娘をやる。

いいよね」

フンフが手をあげると横にいる源じいを見た。

「私はいいですよ。面白そうですから」

源じいがホッホッと笑う。

「町娘って時代設定が」

ティンが笑いながら言うと、

「そんなのどうでもいいのよ」

フンフは笑うとご飯を食べ始めた。

「では、今回の審査委員長は俺がやるぞ」

虎獅狼がいい、千乃とクロも頷いた。

「楽しみだわ~」

「当然黒谷も審査委員なんだろう? 」

「そうですね。お願いしないと」

向井も微笑むと、楽しそうな夕食を眺めていた。
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