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続編2 狙われる白狐
女性陣のお買い物
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ブースに戻るとチビ達はチェアーに座って寝ていた。
「随分と買い込んだね」
坂下が驚きながら笑った。
「いろんなのがあるからさ~」
牧野がそういうと、
「じゃあ次は私達が向井パパ借りるよ~
あんた達はチビとお店を見てて」
トリアが言うと弥生達女性陣もブースから出てきた。
「ついでに何か食べ物買って来てよ。
俺、腹減ったぁ~」
「そうだね。そろそろ昼だし、
適当に買ってきて」
「飲み物もね」
ディッセと黒谷もブースから顔を出すと言った。
「アンとティンとミデンはブースから出ちゃだめよ。
お客さんがあんた達目当てでやってくるから」
「はいはい」
トリアの言葉にアン達が頷いた。
「そうだ。弥生ちゃん。
さっき見たリング買ってきて」
「分かった」
アンの声に弥生は返事を返すと、
坂下と新田も出てきて一緒に歩き出した。
「今回はいつもと作家さんが違うよね」
新田が楽しそうに店を見ながら向井に言った。
「雑貨が多いですよね。
あと、企業ブースも数がありますからね」
「そうか」
坂下も会場の雰囲気を笑顔で見渡す。
「弥生ちゃん達がレジンリング見てたんだけど、
俺達も地球リングが欲しいんだよね」
新田が坂下を見ながら話した。
「色変わりが綺麗なリングなんで、
男でもサムリングとかインデックスで、
スタイリッシュに付けられそうなんだよね」
坂下も言いながら新田を見て二人で笑った。
「という事は、前を歩く女性陣はそれが目当てなのかな? 」
向井が笑うとそのブースの前でトリア達が立ち止まった。
「これこれ。綺麗よね。前にレジンの指輪を買ってから、
もう一つ欲しいなって思ってたの」
トリアはそう言いながら並ぶ指輪を見た。
「アンちゃんはこの写真のリングがいいって言ってたから、
これかな」
弥生はそう言うと作家を見て、
「これはフリーリングですよね」
と聞いた。
「はい。形状記憶なのでどの指でも大丈夫ですよ。
最大で二十号までなので、
男性でも付けていただけます」
作家はそう言うと後ろからのぞく向井達に言った。
「俺達はこっちの地球バージョンが欲しいんだよね」
新田はそう言うと、
バリエーション豊かな地球の色合いに、
坂下と二人で悩んで見ていた。
「銀河も綺麗ですね」
向井もブルーに、
シルバーとグリーンが混ざったリングを手に取ると、
左の親指にはめた。
「うん。付け心地もいいですね。
俺もこれを一つ購入しよう」
笑顔で作家を見た。
「有難うございます」
女性は嬉しそうに笑った。
「やっぱサムリングだと存在感も出ていいね」
坂下が向井のつけた指を見て自分も左手にはめた。
「左の方がしっくりするな」
新田もラピスのような色合いに、
オーロラが浮かぶようなリングに決めると、
指にはめて頷いた。
「では、俺達はこれにして………
そちらは決まりましたか? 」
と弥生達を見た。
「ちょっと待ってね」
早紀は向井を見ると、
「私はこっちの方がいいかな」
と虹色のリングを取った。
「早紀ちゃんはそれにしたの? 」
真紀子がはめた指を見て、
「私くらいになると少し大ぶりな方が、
指が綺麗に見えるからこれに決めた」
とクリアな指輪の中央に、
スクエアのフラワーが閉じ込められたデザインを手に取った。
指にはめて眺めると、
「どう? 」
向井達を振り向いた。
「フラワーも素敵ですね。
クリアだと服も選ばなくていいし、
似合ってます」
「ピンクとブルーと悩む………」
真紀子は嬉しそうに二つのリングを指にはめ眺めた。
「どちらにもトルマリンと金箔が入っているので、
甘すぎないですよ」
作家はそう言いながら自分の嵌めている指を、
真紀子に見せた。
「オレンジもあたたかみがあって素敵ですね」
真紀子は作家の指のリングを見て笑顔になった。
「ん………やっぱりピンクにしよう」
指にはめて眺めると頷いた。
シェデムも真紀子のリングを見て、
「私もフラワーにしようかな。綺麗よね」
とイエローを選んだ。
トリアと弥生は散々悩んでオーロラリングを取り、
お会計をお願いした。
一つ一つラッピングしてもらい受け取ると、
今度はキッチンブースに向かった。
「こうやってマルシェに参加するようになって、
その地域性の違いって分かるようになったわね」
トリアがお店を見ながら話した。
「そうですね。場所によって生活が違うので、
人の個性も違いますよね」
「皆がイベントを楽しみにしてるのが分かるわ」
歩きながらふと向井は足を止めると、
そのブースの作家に声をかけ、
ある物を数個選んで購入した。
「なに? 」
トリアがそばに来て袋を覗く。
「チビ達にちょっとしたお守りです」
「お守り? 」
不思議そうなトリアに話していると、
「天むすと肉巻きにしない? 」
早紀が振り返って向井達を見た。
「いいですよ」
向井が近づくとメニューを見た。
「肉巻きの中身は………煮卵とチーズだって」
新田も美味しそう~と言った。
「では人数分買って………
あと向こうでホットドッグもあるので、
そっちも買って戻りましょうか」
「そうね。あと………ドリンクはチビもいるから、
フルーツジュースにしようか」
シェデムが隣のブースを覗いた。
「随分と買い込んだね」
坂下が驚きながら笑った。
「いろんなのがあるからさ~」
牧野がそういうと、
「じゃあ次は私達が向井パパ借りるよ~
あんた達はチビとお店を見てて」
トリアが言うと弥生達女性陣もブースから出てきた。
「ついでに何か食べ物買って来てよ。
俺、腹減ったぁ~」
「そうだね。そろそろ昼だし、
適当に買ってきて」
「飲み物もね」
ディッセと黒谷もブースから顔を出すと言った。
「アンとティンとミデンはブースから出ちゃだめよ。
お客さんがあんた達目当てでやってくるから」
「はいはい」
トリアの言葉にアン達が頷いた。
「そうだ。弥生ちゃん。
さっき見たリング買ってきて」
「分かった」
アンの声に弥生は返事を返すと、
坂下と新田も出てきて一緒に歩き出した。
「今回はいつもと作家さんが違うよね」
新田が楽しそうに店を見ながら向井に言った。
「雑貨が多いですよね。
あと、企業ブースも数がありますからね」
「そうか」
坂下も会場の雰囲気を笑顔で見渡す。
「弥生ちゃん達がレジンリング見てたんだけど、
俺達も地球リングが欲しいんだよね」
新田が坂下を見ながら話した。
「色変わりが綺麗なリングなんで、
男でもサムリングとかインデックスで、
スタイリッシュに付けられそうなんだよね」
坂下も言いながら新田を見て二人で笑った。
「という事は、前を歩く女性陣はそれが目当てなのかな? 」
向井が笑うとそのブースの前でトリア達が立ち止まった。
「これこれ。綺麗よね。前にレジンの指輪を買ってから、
もう一つ欲しいなって思ってたの」
トリアはそう言いながら並ぶ指輪を見た。
「アンちゃんはこの写真のリングがいいって言ってたから、
これかな」
弥生はそう言うと作家を見て、
「これはフリーリングですよね」
と聞いた。
「はい。形状記憶なのでどの指でも大丈夫ですよ。
最大で二十号までなので、
男性でも付けていただけます」
作家はそう言うと後ろからのぞく向井達に言った。
「俺達はこっちの地球バージョンが欲しいんだよね」
新田はそう言うと、
バリエーション豊かな地球の色合いに、
坂下と二人で悩んで見ていた。
「銀河も綺麗ですね」
向井もブルーに、
シルバーとグリーンが混ざったリングを手に取ると、
左の親指にはめた。
「うん。付け心地もいいですね。
俺もこれを一つ購入しよう」
笑顔で作家を見た。
「有難うございます」
女性は嬉しそうに笑った。
「やっぱサムリングだと存在感も出ていいね」
坂下が向井のつけた指を見て自分も左手にはめた。
「左の方がしっくりするな」
新田もラピスのような色合いに、
オーロラが浮かぶようなリングに決めると、
指にはめて頷いた。
「では、俺達はこれにして………
そちらは決まりましたか? 」
と弥生達を見た。
「ちょっと待ってね」
早紀は向井を見ると、
「私はこっちの方がいいかな」
と虹色のリングを取った。
「早紀ちゃんはそれにしたの? 」
真紀子がはめた指を見て、
「私くらいになると少し大ぶりな方が、
指が綺麗に見えるからこれに決めた」
とクリアな指輪の中央に、
スクエアのフラワーが閉じ込められたデザインを手に取った。
指にはめて眺めると、
「どう? 」
向井達を振り向いた。
「フラワーも素敵ですね。
クリアだと服も選ばなくていいし、
似合ってます」
「ピンクとブルーと悩む………」
真紀子は嬉しそうに二つのリングを指にはめ眺めた。
「どちらにもトルマリンと金箔が入っているので、
甘すぎないですよ」
作家はそう言いながら自分の嵌めている指を、
真紀子に見せた。
「オレンジもあたたかみがあって素敵ですね」
真紀子は作家の指のリングを見て笑顔になった。
「ん………やっぱりピンクにしよう」
指にはめて眺めると頷いた。
シェデムも真紀子のリングを見て、
「私もフラワーにしようかな。綺麗よね」
とイエローを選んだ。
トリアと弥生は散々悩んでオーロラリングを取り、
お会計をお願いした。
一つ一つラッピングしてもらい受け取ると、
今度はキッチンブースに向かった。
「こうやってマルシェに参加するようになって、
その地域性の違いって分かるようになったわね」
トリアがお店を見ながら話した。
「そうですね。場所によって生活が違うので、
人の個性も違いますよね」
「皆がイベントを楽しみにしてるのが分かるわ」
歩きながらふと向井は足を止めると、
そのブースの作家に声をかけ、
ある物を数個選んで購入した。
「なに? 」
トリアがそばに来て袋を覗く。
「チビ達にちょっとしたお守りです」
「お守り? 」
不思議そうなトリアに話していると、
「天むすと肉巻きにしない? 」
早紀が振り返って向井達を見た。
「いいですよ」
向井が近づくとメニューを見た。
「肉巻きの中身は………煮卵とチーズだって」
新田も美味しそう~と言った。
「では人数分買って………
あと向こうでホットドッグもあるので、
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