47 / 90
47、第3王女は臣下に呆れる【ウィルヘルミナ視点】
しおりを挟む
『────この国には王位継承権を持つ者が誰もいないと、国民に知られてしまったんだ』
ダンテス兄様は先日、皆の前でそう言った。
確かに、王室法にのっとれば、トリニアス王国には王位継承権を持つ人間がいない。
だけど、国の外には存在する。
王位継承権を保持しつつ、他の国の王家と結婚した、かつての王子王女、そしてその血統の者が。
「────確かに、貴国の王妃陛下はこちらの国王の妹君。
王位継承権は依然保持しておられる。
貴国の王子王女方もまた同じく。
それがどうかしたのか」
「僭越ながら、アルヴィナ王女殿下がご結婚により王位継承権を失くされた今、いまだ王太子が決まっておられないとか。ならばこちらがお役に立てるのではと」
「おかしなことを言う。何の役に立てると?」
「はて。貴国の王室法は、王妃陛下以外の女性からお産まれになったお子は継承できないと記憶しておりますが、今、異なった情報が巷に流布しておりますな」
私は必死で顔色を変えないようにした。
同様の話を、この前、ノールト王国の女王の使者がしてきたところだ。
ノールト王国女王は前国王の姉を祖母にもつ。
また、その前には現国王の弟を王配に迎えたアドワ王国からも使者が来ていた。
────彼らの言いたいことはこうだ。
『トリニアス王国内に王位継承権保持者がいなくなった今、我が国の王妃/王配/王こそがトリニアス王国の王位継承者では?』
と。
つまり、トリニアス王国そのものをうちによこせ、と言っている。
「我々兄妹は皆、正真正銘、トリニアス王妃を母とする。
王家から公式に声明も出しているはずだ。
最近くだらぬデマが撒かれたが、デマはデマだ。無駄足を踏んだな」
「なるほど……?」
ヒム王国使者の冷たい笑み。
あの新聞が配られてからまだ約1週間。
ノールト王国、アドワ王国、ヒム王国とも、王都からトリニアス王城に1週間で使者を送れる距離じゃない。
たぶん、元々諜報でトリニアス王家の内情を把握していて、アルヴィナ姉様の結婚の情報をつかみ次第動いていたんだろう。
そこに、あの新聞の暴露が起きてしまった。
「ダンテス殿下がいまだ立太子されていらっしゃらないのは、王妃陛下が男子をお産みになればその子が王太子になるという密約ゆえ……とも聞き及んでおりますが?」
知らず知らず拳を握りしめる。
まさか、そこまで知ってる?
「……真っ赤な嘘だ。
単に国王陛下、王妃陛下とも、我々兄妹の資質を見極めていたというだけのこと」
兄様は平然と返す。
「ほほう……しかし貴国の民の混乱は止まらぬようですな」
「一時的なことだ。
確たる証拠もないのに我々の身分を疑うなど、ヒム王国はよほどトリニアス王家を敵に回したいと見える」
「証拠……そうですな。
改めて、また我がヒム王国の王妃陛下がこちらにうかがい、お話しさせていただくといたしましょう。
我らが聡明なる慈悲深き王妃陛下は、可愛い甥姪である殿下方をとても大切に思っておられるのです。
悪いようには決していたしません。それでは」
含み笑いをしながら使者の男は部屋を出ていく。ダンテス兄様は深く息をついた。
「…………何か握ってるな、あれは」
「そう……ね。貴族同士の手紙とか、エルミナの本当の誕生日とか、あるいは証人とか……ね」
第3王女である私と、第4王女エルミナの誕生日は、わずか7か月しかあいていない。
そのためエルミナの誕生日は公式には違うものが発表されていた。
◇ ◇ ◇
「…………今すぐ国王陛下は王妃陛下と離婚され、若い姫君をお迎えするべきです!」
報告のために国王の病室に兄様と私が入ろうと扉を開けかけると、そんな声が飛んできて、私は言葉を失った。
「……何、あれ」
「知らなかったのか、ウィル。
……俺が産まれる前にも一部の貴族が主張していたそうだ」
口角泡を飛ばす、を絵に描いたような勢いで、数人の貴族たちが、いまだ重傷から回復しない国王に迫っている。
弱りきった国王を誰もかばおうとしない。
「はるか昔に、嫁いで数年子どもができない時点で見切りをつけて離婚しておくべきだったのです! 確かに離婚は宗教的禁忌ですが、何がしか理由をつけて婚姻無効を主張すれば何とかなったのでは!?」
「今からでも、老齢でも男なら子をつくれます!! 異国から若い王族の姫君を王妃として迎え、お子を!!」
「確か王妃陛下の母国サクソナの姫君もそろそろ初潮をお迎えになるお年、ヒムにもノールトにもアドワにもお若い姫君がいらっしゃいますっ! たしかベネディクトにも王族令嬢が……」
ぐらぐらと世界が回るような目眩に襲われた。
この男たち、一体、何を言っているの?
「…………気持ち悪っ」
────王妃のことは大嫌いだけど、思わず心の底からの声が出て、扉を開いてしまった。
貴族たちはこちらに、ギョッ、とした目を向ける。
「女を、子ども産ませるための家畜としか思ってないの? そんな国に誰がわざわざ奴隷になりに嫁いでくるって言うのよ!」
「……王女殿下、しかし」
「ベネディクトの王族令嬢は2年近く前に結婚してるし、アドワの王女殿下は王太子よ? ヒムの王女殿下も同い年の婚約者がいるわ。
ノールトの女王陛下の妹姫は、あと数年の予定でレグヌム王国に留学してる。以前にダンテス兄様との結婚を打診して断られた時に聞いたでしょう?」
「サ、サクソナの王女殿下は……」
「まともな大人なら、そんな歳の女の子にそんなことさせないけど!?」
思わずまた声を荒らげた。
王妃のことは大嫌いだし恐しい。
いなくなったらきっとせいせいするだろう。
だけど、さすがにこいつらの考えは、ありえない。グロすぎる。
「ウィル、落ち着け」
「いや、明らかにおかしいでしょうよ!?」
「俺からも言うことがある。少し黙れ」
ダンテス兄様が私を制止する。
「おおむねウィルの言うとおりだが……もうひとつ。
アルヴィナのことで、すっかりこの国では感覚が麻痺してしまったようだが……他の国では王女というものは、国の威信や誇りに関わる存在だ。
『新たに子を産ませたいので妙齢の王女を老いた王の後妻にくれ』などと、持ちかけた時点で国への侮辱ととられるだろう。血の気の多い国ならそのまま戦争になるかもな」
「「「……………………!」」」
「それにヒムやノールトやアドワの王女たちは、王室法上我が国の王位継承権を持っているから、むしろ俺たちよりも立場が強い。
もしたとえ嫁げる状況だったとしても、王妃になんて話を呑むはずがない。
俺を王配にして王の地位につかせろ、と言ってくる可能性のほうがまだあったかもな」
「そ、そうだわ。その通りよ」
兄様に追従する。つい熱くなってしまった。
「それに、今から子どもをつくるのは……」
兄様が何か言いかけると、国王が目を見開き、苦しそうに顔を歪めて兄様を見る。
「駄目だ、言うなダンテスっ……!」
「国王陛下は下半身に重傷を負われた」
「ダンテスッ……!」
「もう、国王陛下はお子を成すことはおできにならない。未来永劫」
(……!!)
兄様の言葉に、国王にその部屋の人の視線が集中し、貴族たちはガックリと膝をつき、国王は呻くように泣き出した。
ダンテス兄様は先日、皆の前でそう言った。
確かに、王室法にのっとれば、トリニアス王国には王位継承権を持つ人間がいない。
だけど、国の外には存在する。
王位継承権を保持しつつ、他の国の王家と結婚した、かつての王子王女、そしてその血統の者が。
「────確かに、貴国の王妃陛下はこちらの国王の妹君。
王位継承権は依然保持しておられる。
貴国の王子王女方もまた同じく。
それがどうかしたのか」
「僭越ながら、アルヴィナ王女殿下がご結婚により王位継承権を失くされた今、いまだ王太子が決まっておられないとか。ならばこちらがお役に立てるのではと」
「おかしなことを言う。何の役に立てると?」
「はて。貴国の王室法は、王妃陛下以外の女性からお産まれになったお子は継承できないと記憶しておりますが、今、異なった情報が巷に流布しておりますな」
私は必死で顔色を変えないようにした。
同様の話を、この前、ノールト王国の女王の使者がしてきたところだ。
ノールト王国女王は前国王の姉を祖母にもつ。
また、その前には現国王の弟を王配に迎えたアドワ王国からも使者が来ていた。
────彼らの言いたいことはこうだ。
『トリニアス王国内に王位継承権保持者がいなくなった今、我が国の王妃/王配/王こそがトリニアス王国の王位継承者では?』
と。
つまり、トリニアス王国そのものをうちによこせ、と言っている。
「我々兄妹は皆、正真正銘、トリニアス王妃を母とする。
王家から公式に声明も出しているはずだ。
最近くだらぬデマが撒かれたが、デマはデマだ。無駄足を踏んだな」
「なるほど……?」
ヒム王国使者の冷たい笑み。
あの新聞が配られてからまだ約1週間。
ノールト王国、アドワ王国、ヒム王国とも、王都からトリニアス王城に1週間で使者を送れる距離じゃない。
たぶん、元々諜報でトリニアス王家の内情を把握していて、アルヴィナ姉様の結婚の情報をつかみ次第動いていたんだろう。
そこに、あの新聞の暴露が起きてしまった。
「ダンテス殿下がいまだ立太子されていらっしゃらないのは、王妃陛下が男子をお産みになればその子が王太子になるという密約ゆえ……とも聞き及んでおりますが?」
知らず知らず拳を握りしめる。
まさか、そこまで知ってる?
「……真っ赤な嘘だ。
単に国王陛下、王妃陛下とも、我々兄妹の資質を見極めていたというだけのこと」
兄様は平然と返す。
「ほほう……しかし貴国の民の混乱は止まらぬようですな」
「一時的なことだ。
確たる証拠もないのに我々の身分を疑うなど、ヒム王国はよほどトリニアス王家を敵に回したいと見える」
「証拠……そうですな。
改めて、また我がヒム王国の王妃陛下がこちらにうかがい、お話しさせていただくといたしましょう。
我らが聡明なる慈悲深き王妃陛下は、可愛い甥姪である殿下方をとても大切に思っておられるのです。
悪いようには決していたしません。それでは」
含み笑いをしながら使者の男は部屋を出ていく。ダンテス兄様は深く息をついた。
「…………何か握ってるな、あれは」
「そう……ね。貴族同士の手紙とか、エルミナの本当の誕生日とか、あるいは証人とか……ね」
第3王女である私と、第4王女エルミナの誕生日は、わずか7か月しかあいていない。
そのためエルミナの誕生日は公式には違うものが発表されていた。
◇ ◇ ◇
「…………今すぐ国王陛下は王妃陛下と離婚され、若い姫君をお迎えするべきです!」
報告のために国王の病室に兄様と私が入ろうと扉を開けかけると、そんな声が飛んできて、私は言葉を失った。
「……何、あれ」
「知らなかったのか、ウィル。
……俺が産まれる前にも一部の貴族が主張していたそうだ」
口角泡を飛ばす、を絵に描いたような勢いで、数人の貴族たちが、いまだ重傷から回復しない国王に迫っている。
弱りきった国王を誰もかばおうとしない。
「はるか昔に、嫁いで数年子どもができない時点で見切りをつけて離婚しておくべきだったのです! 確かに離婚は宗教的禁忌ですが、何がしか理由をつけて婚姻無効を主張すれば何とかなったのでは!?」
「今からでも、老齢でも男なら子をつくれます!! 異国から若い王族の姫君を王妃として迎え、お子を!!」
「確か王妃陛下の母国サクソナの姫君もそろそろ初潮をお迎えになるお年、ヒムにもノールトにもアドワにもお若い姫君がいらっしゃいますっ! たしかベネディクトにも王族令嬢が……」
ぐらぐらと世界が回るような目眩に襲われた。
この男たち、一体、何を言っているの?
「…………気持ち悪っ」
────王妃のことは大嫌いだけど、思わず心の底からの声が出て、扉を開いてしまった。
貴族たちはこちらに、ギョッ、とした目を向ける。
「女を、子ども産ませるための家畜としか思ってないの? そんな国に誰がわざわざ奴隷になりに嫁いでくるって言うのよ!」
「……王女殿下、しかし」
「ベネディクトの王族令嬢は2年近く前に結婚してるし、アドワの王女殿下は王太子よ? ヒムの王女殿下も同い年の婚約者がいるわ。
ノールトの女王陛下の妹姫は、あと数年の予定でレグヌム王国に留学してる。以前にダンテス兄様との結婚を打診して断られた時に聞いたでしょう?」
「サ、サクソナの王女殿下は……」
「まともな大人なら、そんな歳の女の子にそんなことさせないけど!?」
思わずまた声を荒らげた。
王妃のことは大嫌いだし恐しい。
いなくなったらきっとせいせいするだろう。
だけど、さすがにこいつらの考えは、ありえない。グロすぎる。
「ウィル、落ち着け」
「いや、明らかにおかしいでしょうよ!?」
「俺からも言うことがある。少し黙れ」
ダンテス兄様が私を制止する。
「おおむねウィルの言うとおりだが……もうひとつ。
アルヴィナのことで、すっかりこの国では感覚が麻痺してしまったようだが……他の国では王女というものは、国の威信や誇りに関わる存在だ。
『新たに子を産ませたいので妙齢の王女を老いた王の後妻にくれ』などと、持ちかけた時点で国への侮辱ととられるだろう。血の気の多い国ならそのまま戦争になるかもな」
「「「……………………!」」」
「それにヒムやノールトやアドワの王女たちは、王室法上我が国の王位継承権を持っているから、むしろ俺たちよりも立場が強い。
もしたとえ嫁げる状況だったとしても、王妃になんて話を呑むはずがない。
俺を王配にして王の地位につかせろ、と言ってくる可能性のほうがまだあったかもな」
「そ、そうだわ。その通りよ」
兄様に追従する。つい熱くなってしまった。
「それに、今から子どもをつくるのは……」
兄様が何か言いかけると、国王が目を見開き、苦しそうに顔を歪めて兄様を見る。
「駄目だ、言うなダンテスっ……!」
「国王陛下は下半身に重傷を負われた」
「ダンテスッ……!」
「もう、国王陛下はお子を成すことはおできにならない。未来永劫」
(……!!)
兄様の言葉に、国王にその部屋の人の視線が集中し、貴族たちはガックリと膝をつき、国王は呻くように泣き出した。
12
あなたにおすすめの小説
転生したので推し活をしていたら、推しに溺愛されました。
ラム猫
恋愛
異世界に転生した|天音《あまね》ことアメリーは、ある日、この世界が前世で熱狂的に遊んでいた乙女ゲームの世界であることに気が付く。
『煌めく騎士と甘い夜』の攻略対象の一人、騎士団長シオン・アルカス。アメリーは、彼の大ファンだった。彼女は喜びで飛び上がり、推し活と称してこっそりと彼に贈り物をするようになる。
しかしその行為は推しの目につき、彼に興味と執着を抱かれるようになったのだった。正体がばれてからは、あろうことか美しい彼の側でお世話係のような役割を担うことになる。
彼女は推しのためならばと奮闘するが、なぜか彼は彼女に甘い言葉を囁いてくるようになり……。
※この作品は、『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
ブスすぎて嫁の貰い手がないから閨勤侍女になれと言われたので縁を切ります、完全に!完全縁切りの先にあったのは孤独ではなくて…
ハートリオ
恋愛
ルフスは結婚が決まった従姉の閨勤侍女になるよう父親に命令されたのをきっかけに父に無視され冷遇されて来た日々を終わらせようとブラコン父と完全に縁を切る決意する。
一方、従姉の結婚相手はアルゲンテウス辺境伯とのことだが、実は手違いがあって辺境伯が結婚したいのはルフス。
そんなこんなの異世界ファンタジーラブです。
読んでいただけると嬉しいです。
聖獣の卵を保護するため、騎士団長と契約結婚いたします。仮の妻なのに、なぜか大切にされすぎていて、溺愛されていると勘違いしてしまいそうです
石河 翠
恋愛
騎士団の食堂で働くエリカは、自宅の庭で聖獣の卵を発見する。
聖獣が大好きなエリカは保護を希望するが、領主に卵を預けるようにと言われてしまった。卵の保護主は、魔力や財力、社会的な地位が重要視されるというのだ。
やけになったエリカは場末の酒場で酔っ払ったあげく、通りすがりの騎士団長に契約結婚してほしいと唐突に泣きつく。すると意外にもその場で承諾されてしまった。
女っ気のない堅物な騎士団長だったはずが、妻となったエリカへの態度は甘く優しいもので、彼女は思わずときめいてしまい……。
素直でまっすぐ一生懸命なヒロインと、実はヒロインにずっと片思いしていた真面目な騎士団長の恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
表紙絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID749781)をお借りしております。
【完結済】隣国でひっそりと子育てしている私のことを、執着心むき出しの初恋が追いかけてきます
鳴宮野々花@書籍4作品発売中
恋愛
一夜の過ちだなんて思いたくない。私にとって彼とのあの夜は、人生で唯一の、最良の思い出なのだから。彼のおかげで、この子に会えた────
私、この子と生きていきますっ!!
シアーズ男爵家の末娘ティナレインは、男爵が隣国出身のメイドに手をつけてできた娘だった。ティナレインは隣国の一部の者が持つ魔力(治癒術)を微力ながら持っており、そのため男爵夫人に一層疎まれ、男爵家後継ぎの兄と、世渡り上手で気の強い姉の下で、影薄く過ごしていた。
幼いティナレインは、優しい侯爵家の子息セシルと親しくなっていくが、息子がティナレインに入れ込みすぎていることを嫌う侯爵夫人は、シアーズ男爵夫人に苦言を呈す。侯爵夫人の機嫌を損ねることが怖い義母から強く叱られ、ティナレインはセシルとの接触を禁止されてしまう。
時を経て、貴族学園で再会する二人。忘れられなかったティナへの想いが燃え上がるセシルは猛アタックするが、ティナは自分の想いを封じ込めるように、セシルを避ける。
やがてティナレインは、とある商会の成金経営者と婚約させられることとなり、学園を中退。想い合いながらも会うことすら叶わなくなった二人だが、ある夜偶然の再会を果たす。
それから数ヶ月。結婚を目前に控えたティナレインは、隣国へと逃げる決意をした。自分のお腹に宿っていることに気付いた、大切な我が子を守るために。
けれど、名を偽り可愛い我が子の子育てをしながら懸命に生きていたティナレインと、彼女を諦めきれないセシルは、ある日運命的な再会を果たし────
生まれ育った屋敷で冷遇され続けた挙げ句、最低な成金ジジイと結婚させられそうになったヒロインが、我が子を守るために全てを捨てて新しい人生を切り拓いていこうと奮闘する物語です。
※いつもの完全オリジナルファンタジー世界の物語です。全てがファンタジーです。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
転生したら地味ダサ令嬢でしたが王子様に助けられて何故か執着されました
古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄され
恋愛
皆様の応援のおかげでHOT女性向けランキング第7位獲得しました。
前世病弱だったニーナは転生したら周りから地味でダサいとバカにされる令嬢(もっとも平民)になっていた。「王女様とか公爵令嬢に転生したかった」と祖母に愚痴ったら叱られた。そんなニーナが祖母が死んで冒険者崩れに襲われた時に助けてくれたのが、ウィルと呼ばれる貴公子だった。
恋に落ちたニーナだが、平民の自分が二度と会うことはないだろうと思ったのも、束の間。魔法が使えることがバレて、晴れて貴族がいっぱいいる王立学園に入ることに!
しかし、そこにはウィルはいなかったけれど、何故か生徒会長ら高位貴族に絡まれて学園生活を送ることに……
見た目は地味ダサ、でも、行動力はピカ一の地味ダサ令嬢の巻き起こす波乱万丈学園恋愛物語の始まりです!?
小説家になろうでも公開しています。
第9回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作品
死に戻ったら、私だけ幼児化していた件について
えくれあ
恋愛
セラフィーナは6歳の時に王太子となるアルバートとの婚約が決まって以降、ずっと王家のために身を粉にして努力を続けてきたつもりだった。
しかしながら、いつしか悪女と呼ばれるようになり、18歳の時にアルバートから婚約解消を告げられてしまう。
その後、死を迎えたはずのセラフィーナは、目を覚ますと2年前に戻っていた。だが、周囲の人間はセラフィーナが死ぬ2年前の姿と相違ないのに、セラフィーナだけは同じ年齢だったはずのアルバートより10歳も幼い6歳の姿だった。
死を迎える前と同じこともあれば、年齢が異なるが故に違うこともある。
戸惑いを覚えながらも、死んでしまったためにできなかったことを今度こそ、とセラフィーナは心に誓うのだった。
このたび、あこがれ騎士さまの妻になりました。
若松だんご
恋愛
「リリー。アナタ、結婚なさい」
それは、ある日突然、おつかえする王妃さまからくだされた命令。
まるで、「そこの髪飾りと取って」とか、「窓を開けてちょうだい」みたいなノリで発せられた。
お相手は、王妃さまのかつての乳兄弟で護衛騎士、エディル・ロードリックさま。
わたしのあこがれの騎士さま。
だけど、ちょっと待って!! 結婚だなんて、いくらなんでもそれはイキナリすぎるっ!!
「アナタたちならお似合いだと思うんだけど?」
そう思うのは、王妃さまだけですよ、絶対。
「試しに、二人で暮らしなさい。これは命令です」
なーんて、王妃さまの命令で、エディルさまの妻(仮)になったわたし。
あこがれの騎士さまと一つ屋根の下だなんてっ!!
わたし、どうなっちゃうのっ!? 妻(仮)ライフ、ドキドキしすぎで心臓がもたないっ!!
【完結】転生したらラスボスの毒継母でした!
白雨 音
恋愛
妹シャルリーヌに裕福な辺境伯から結婚の打診があったと知り、アマンディーヌはシャルリーヌと入れ替わろうと画策する。
辺境伯からは「息子の為の白い結婚、いずれ解消する」と宣言されるが、アマンディーヌにとっても都合が良かった。「辺境伯の財で派手に遊び暮らせるなんて最高!」義理の息子など放置して遊び歩く気満々だったが、義理の息子に会った瞬間、卒倒した。
夢の中、前世で読んだ小説を思い出し、義理の息子は将来世界を破滅させようとするラスボスで、自分はその一因を作った毒継母だと知った。破滅もだが、何より自分の死の回避の為に、義理の息子を真っ当な人間に育てようと誓ったアマンディーヌの奮闘☆
異世界転生、家族愛、恋愛☆ 短めの長編(全二十一話です)
《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、いいね、ありがとうございます☆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる