異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!

マーニー

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第56話 護衛騎士ズ

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今回の誕生日は
昨年と同様、お庭でパーティーを楽しんだ。
わたしももちろん料理を振舞って、
家族も、屋敷のみんなも、
おいしいおいしいと喜んでくれた。

―――その日の夜。
突然、お父様に呼ばれた。

広間に着くと、お父様とお母様の他に
見知らぬ騎士様が3人いた。
不健康だったために、いままであまり騎士様と関わることはなかったのだ。

しかし…騎士様たちもキラキラと眩しい。
この屋敷の関係者は顔採用なのだろうか…
どこで見つけてくるのか、ぜひ問いたい。

「ニコ、夜に突然すまなかったな。紹介する。」

わたしが騎士様たちを眩しい顔で見てるのが
"眠たい"と勘違いしたのだろうか。
お父様は申し訳なさそうにそういうと、
騎士様たちの紹介を始めた。

「こちらは、これからニコの筆頭護衛騎士となるカイだ。」

筆頭護衛騎士…!なんと!
今日からわたしだけの護衛騎士がつくというの?

カイと呼ばれる騎士様は、
サラリとした黒髪の若そうな美丈夫で、
クールガイ代表といった雰囲気である。
なぜ騎士をしているのだろう。
セクシーすぎる。

「そしてこちらが、護衛騎士となるニナだ。」

…この人もなぜ騎士をしているのだろうか。
金髪ストレートが印象的な
かっこいいハンサム美人お姉様じゃないか!
雰囲気はキリッとしているが笑顔が優しい。

「そしてさいごに、護衛騎士となるロンだ。」

…あらまあ、まあ。
銀髪イケメンって本当にいるんだ…
この3人で人気劇団つくれるよ。
カイと同じくらいの歳と思われる。
ロンはカイよりも人懐こそうな雰囲気だ。

―――ザッ…

ひと通り紹介が終わったところで、
3人が突然、目の前に片膝をつき跪く。

「女神の御魂に誓って、我が運命は汝と共に。汝がため忠誠をつくさん。」

おおおお!
思わず鳥肌が立ってしまった…
かっこいい、すごくかっこいい。

わたしが人知れず興奮していると、
お父様が短剣をわたしに差し出す。

「この剣先で、肩に軽く触れなさい。」

わたしはコクッと頷き、
言われたとおりにそっと剣先で触れた。

「わたしはニコル・ワトソンです。これからよろしく頼みます。」

なんとなく挨拶したほうがいいような気がしたので3人にそう言うと、
ホッとしたように嬉しそうにこちらを見て
「ハッ!」と再び頭を下げた。


―――その後、

「デビュタントも近い。街にも行けるようになった。これからお茶会や社交場に出ることを考えるとつけずにはいられない。
特にニコは世界一かわいいからな。
どこに居ても危険だ!いつ攫われてもおかしくはない!正直わたしがずっといてやれればよいのだが、四方八方から声をかけられるかもしれない。それに変な虫がついても…」

護衛騎士を3人もつけることになった経緯を聞いたはずが、
お父様の親バカ談義を、娘本人が聞き続けるという苦笑いな展開になってしまった。
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