おもちゃの剣で異世界を救う東京住みの勇者はダメですか?

PoH

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2章 パーティーメンバー募集中

13話 記憶を失った少女

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俺のチート級なおもちゃの剣の弱点は再生能力持ちらしい。


今日も今日とて学校帰りに切歌と異世界に行くわけなのだが、ケイさんになにか異世界にはないお菓子か何か持って行ってやろうかと考えた。
「ケーキとかはあっちにもあるしなー…ポッキーとか喜んでくれるかな。」
「そうね!それにしましょ!」
ケイさんもきっとこっちの世界の味が恋しいだろうし、金銭的な面でも安上がりなのでポッキーを買っていくことにした。


異世界につき、普段俺達が拠点にしている宿屋のロビーに向かうと、ケイさんと見たことの無い少女が2人で話していた。
その少女は見た感じ年齢は14ぐらいだろうか。
ロリっ子という感じだった。
フード付きの茶色のマントを纏っていて、髪の色は水色、目の色は黒だった。


「ケイちゃん?その娘は?」
切歌が尋ねる。
「この娘はさっきモンスターを討伐しに行った時に町の門の前で倒れていたんです。」
一体この娘はどうしてそんなことになっていたのだろうか。
とりあえず声をかけてみよう。
「君…名前は?」
「イブ…ケイ、この人たちは?」
上目遣いでケイさんに俺達のことを尋ねるロリっ子もといイブ…かわえぇなぁ。
「この人達は私のパーティーメンバーです。男の人の方がキョースケ、女の子の方がキリカです!」
「キョースケ…キリカ…」
「よろしくな、イブ。」
「うん!」


ほんと可愛いな。
何かに目覚めそうだ。
「ところでイブちゃんはどこから来たの?」
確かに俺もそれは気になった。
この手荷物の少ない感じからするとそう遠くない場所から来たんじゃないかな。
「分からない…」
「え?分からないって自分が今までどこで暮らしてたか分からないの?」
「うん…。」
驚いた。記憶喪失ってやつか。
「ちなみにギルドに登録はしてるのか?」
「登録してたらこういうカードを持ってると思います。」
ケイさんがイブにステータスデバイスを見せた。
「ううん。持ってないよ。」
「そっか…困ったなぁ、ギルドに登録してさえいればある程度特定出来たんだけどなぁ。」
「ねぇねぇ恭介!今から登録した場合どうなるの?住所とか分かるんじゃない?」
もしかしたらありえるかもな。
何故ならギルドに登録した際、ステータスデバイスが支給され、それには登録者の最後に寝た場所…つまりその時の拠点が記されている。
俺達3人の場合はこの宿屋になるのだがこの娘はどうなんだろう。


というわけで、ギルドにやって来ました。
デジャヴ?そんなもんは知らん。
「あのー…この娘のギルド登録をしたいんですが…。」
「あ!あなたは確か…職業ニートのキョースケさん!よく来てくださいましたね!」
頼むからその職業をパーティーメンバー…主に切歌の前で口にしないでくれ!後でネタにされるんだから…!
「この女の子のギルド登録ですね?わかりました!」
そしてまぁ何事もなく、ギルドに登録出来ましたとさ。
「次は職業だな。」
「じゃあ、向こうにある職業案内に行きましょ、ニートの恭介さん♪♪」
切歌のやつまだネタにしやがる。


「あ!ニートのキョースケさん!よく来てくださいましたね!」
頼むからやめてくれぇぇ!
「実は…この娘の職業を決めたくて来たんですけど、あの石板今使って大丈夫ですか?」
「えぇ!もちろん!」
何度見てもこの石板ノーパソなんだよなぁ。
「では、この石板に手を触れてください。」
イブが石板に手を置いた。
そして石板にはこう書かれていた。
MONK
つまり僧侶だ。


「無事ギルドに登録出来たわけだし、イブのステータスデバイスを見てみるか。」
「うん!」
イブが元気よく返事した。
癒しだなぁおい!
可愛すぎて昇天するわ。
「えーとなになに…」

イブ
Lv1
職業︰ 僧侶

そしてずっと下の方にスクロールしていき、最終就寝地点…つまり拠点の欄を見てみた。

最終就寝地点 なし

書かれてない…どういう事だ…?
これはつまり彼女が一生で一度もこの世界で寝たことがないということになるぞ。
もしかしたら…彼女は転生者?
いや、神様から別に新しい転生者のことなんて聞いてないしな、それは無さそうだ。
一体どういうことなんだろう。
「なぁイブ…記憶が戻るまで俺達のパーティーにいないか?一緒に冒険すれば何かしらヒントが見つかると思うんだよ。」
「うん、わかった!一緒に冒険する!」
「改めてよろしくな!」

という訳で、謎だらけの記憶喪失少女が俺達の4人目の仲間になりました。
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