おとぎ話の悪役令嬢のとある日常（番外編）

登場人物参考書

エメラルド城

　■ゴーテル：国王
　現在の国の王。
　非常に温厚な性格であるが、一度目の世界において妻のスノウが亡くなり、心を閉ざしてしまう。冷酷冷淡な態度に恐れを為す国民が多くなる中、リオンと結婚した優しいメニーを実の娘のように可愛がるようになる。


　■スノウ：女王
　本名、スノウ・ロバーツ・イル・ジ・オースティン・サミュエル・ホワイト・ウィリアム。
　現在の国の王妃。女王。
　幼い頃に森に彷徨い、森に住む七人の大人達に助けてもらった以来、家と森を行き来するようになる。王子であったゴーテルと恋愛結婚し、王妃となり、七人の大人達を城に連れて行った。
　一度目の人生において、我が子を一人亡くしたことから心の病気にかかり、部屋から出られなくなり、最後は自殺した（第五章参照）。
　二度目の世界では、活発に振舞い、七人のうちの一人、怒りん坊と住むキッドに会いにちょくちょく出かけている。キッドの婚約者のテリーをこよなく可愛がり、自分の娘のように接する。
　好きなものは林檎である。

　参考資料『童話：白雪姫』より白雪姫


　■ビリー：付き人
　キッドの付き人であり、スノウの友人。
　幼い頃に森に彷徨ったスノウを助けた七人兄弟の一人。スノウの子供のキッドとリオンの面倒を見るようになる。


　■バドルフ：秘書
　クレアの秘書であり、教育係。
　幼い頃に森に彷徨ったスノウを助けた七人兄弟の一人。議員にまで出世したが、大切な部下を失ったことにより退職。以降はクレアの付き人兼秘書兼教育係をしている。


　■アーサー：前王
　ゴーテルの父親であり、前国王。
　退任してからは孫と平和に過ごしていた。
　キッドに中毒者の存在を教えた人物であり、キッドが担当するまでは、彼が中毒者の事件を追っていた。


　■スペード博士：物知り博士
　塔で研究を行っている何でも知っている博士。
　中毒者の薬の研究も彼が行っていた。人間というものを研究していたが、とある事件をきっかけに命を落としてしまう。
　三章目にて、ベックス邸に医者として進入し、メニーにかけられた呪いの進行を抑えた人物でもある。


　■クラブ：物知り博士
　塔で研究を行っている研究者。六章まではスペードの助手であったが、スペードが志望してしまったため、自らが物知り博士となった。
　塔にある研究資料を基に、薬の開発に勤しむ。
　参考資料：童話『物知り博士』より物知り博士
　口調はチェーホフの戯曲『結婚申し込み』より、昔誰かの翻訳で見た父親の口調からいただきました。「とかなんとか！」
（ご存知の方いらっしゃれば翻訳さまのお名前を教えていただきたいです。もう一度読みたいです……）