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第一章
カズム・テルー
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「カズム・テルー?」
「はい、セステオ殿下。この世界とは別の次元にあるという場所でございます。」
「前に、お母様が不思議なお話をしてくれたことがあります。眠れなかった時に。稀に変わったものが見つかることがあって、それは違う世界から紛れ込んでると言われてるって。おとぎ話ではないの?本当にあるの?」
「まさにソレのことです。カズム・テルーは神力、魔力は私達の世界程の力はなく、それを補うかのように物質の力が発達してると言われてます。」
講義を聞き、セステオはミチザス教師にある質問をした。
*
ある晴れた日に、アーロンは先祖代々の墓に花を添えに墓所を歩いていた。彼の優しげな瞳は見えてきた墓にある異変を捉えていた。
おや、久しぶりだな
そう思いつつも止まることなく歩みを進める。
そして墓の前に立つ。
「やぁ、お嬢さん、久しぶりだね。君が現れる回数が減ってきてる気がして・・ちょっと寂しかったよ。君は我が家とどういう関係があるのかな?と思ったこともあるけど、初めて君を見た時から怖くないし、気持ち悪くもない。」
アーロンは墓の側にいる金髪の可愛らしい少女に話しかけた。だが、毎度の如く、少女から返事はない。だが、アーロンの声掛けに少女がいつもと違う不安な表情になった。
「どうしたの?」
声をかけた直後、たまに聞こえる男の子の声が聞こえた。
“大丈夫だよ、僕もいるから”
「君のお友達も君の表情を気にしてるみたいだね。」
優しい声でアーロンが言うと、少女はフッと姿を消した。男の子の声も止んでいた。
合う度、姿を目撃する度思うけど、到底ゴーストの類には思えない。生きてる気がする。誰かの魔力か何かが墓に宿ってるのか?だが、あの男の子の声も生きてる気がする。俺の僅かな魔力がこの子達の生命力を感じてる。気のせいではない。
アーロンは今度はいつ、ここで、この小さな友人達と会えるのかなと微笑んでいた。
*
「誰か、向こうの世界に行ったことがあるの?」
セステオは首を傾げながら言った。
「それははっきりしておりません。ですが、城の厳重保管となってる勇者の日記・・・と、言いましても極一部しか残ってない日記ですが、『あちらは魔力神力より物質を発展させていた』と書かれております。そう、‘発展させていると聞く’でもなく、『発展させていた』と書かれているのです。残念ながらセステオ様のようにまだ年齢が若い人に、日記を読む許可はおりてません。もっと色々勉強して、成長してからになります。ですが、考古学的にはこちらで造られたものとは思えないガラクタ等が見つかり、その資料は見れますよ。博物館や資料館がありますからね。」
「カズム・テルーかぁ。何だか面白そう。」
そう言ってにっこり笑ったセステオが突然口を引きつらせた。
「どうなさいましたか?殿下?」
「あ、あれ? え? 何か眼が痛いよ。あれ??」
セステオの身体が椅子から落ちていくのをミチザスが慌ててキャッチした。
「殿下?!しっかりして下さい。で・・セステオ様!セステオ様、聞こえますか?!」
セステオからは返事はなく、そのまま眼を閉じた。
「誰か!誰かこちらへ!セステオ殿下がお倒れになった!!!」
*
同時刻、兄のディランのところへ行こうとしたアレックスは、急な目眩を覚え左手を額に当て、右手を壁にドンっと押し当てた。
たまたま側にいた侍女が気付き、慌てて声をかけたが、アレックスは大丈夫だと返事をし、疲れたみたいだから少し休むと言い残し、自室に戻り、倒れ込むようにベッドに横になった。
アレックスの不調を察知したのはひとつ上の兄のディラン。アレックスは不調を誤魔化すことが昔から多かった。そのため、自然に兄の弟の不調に対する勘は磨かれていた。そこへセステオが倒れ、医師を呼んだとの報告が入った。
驚くと同時に、ハッとし、ディランが走り出した。
「若様?!」「セステオだけではない!アレックスもだ!父上達に伝えてくれ!俺はアレックスを見てくる!」
ディランは走りながら思った。
フォリーも?
*
・・・・・ああ、またこの人がきた。お墓に花を持って。フォリーに声をかけてる。でも、フォリーは喋らない。
フォリー、そんな泣きそうな顔しないで。抱きしめてあげたいのに、ここでは僕は触れることができない。側にいることを忘れないよう声をかけることしかできない。ここに留まってるのは僕達だけ。でも時がくれば僕達は元へ戻れる。
うん?誰だろう?誰かが僕の名前を呼んでる気がする。
「・・ス!」「・・・レックス!」「アレックス!!」
廊下にいた侍女はアレックスの自室からバチーン!!という音が聞こえてきて驚いた。
「イッ…痛いな、おい!!!」
左頬に手をあて悶絶するアレックスをほっとした様子で見下ろすディランがそこに居た。
「酷いじゃないか、ディラン。俺、何かした?疲れて休んでたのに。」
涙こらえたウルウルな瞳で兄を見つめた。
「うなされていたように見えたが、お前は無事か。」
「はぁっ?一体何の・・」
「セステオが・・」
そこまで言いかけてディランが窓際の気配に気付いた。つられてアレックスも視線を動かした。そして二人とも同じ表情になっていた。
「殿下!医師を連れて参りました!扉を開けてもよろしいですか?!」
駆けつけた者がドンドンと大きく扉をたたく音がする。
「いや、駄目だ。今は入ってくるな!」
ディランが叫んだ。
二人は窓際から視線を離さない。
「・・・何で?何でここにいるの?」
アレックスが声を出す。
「フォリー、お前は今まで何処にいた?何故戻らない?ここに姿をみせることができたのならば、戻れるはずだ。本来あるべきところへ帰るんだ。」
体が透けた金髪の少女にディランが諭すように話しかけたが、フッと姿は消えてしまった。
「セステオとアレックスが不調になり、チビのフォリーが半透明で現れたとなると、おそらく本体にも何か起きてる。」
「不調って、セステオがどうかしたの?」
「倒れた。そしてお前がここでうなされていた。」
「倒れた?!」
「医師がこの扉の向こうにいるということは、セステオの診察は直ぐ済むものだったのだろう。だが・・」
ディランは再び窓際を見るが誰もいない。
「お、俺、フォリーのところへ!」
動き出そうとしたアレックスがふらつき、ディランが腕を掴んで支えた。
「落ち着け。何か起きてるならば西王も対応してるだろう。俺は今からルーカスと連絡をとる。お前は静かにしてろ。
扉を開けろ!アレックスの診察を!」
ディランがテキパキと指示を出しはじめた。
「はい、セステオ殿下。この世界とは別の次元にあるという場所でございます。」
「前に、お母様が不思議なお話をしてくれたことがあります。眠れなかった時に。稀に変わったものが見つかることがあって、それは違う世界から紛れ込んでると言われてるって。おとぎ話ではないの?本当にあるの?」
「まさにソレのことです。カズム・テルーは神力、魔力は私達の世界程の力はなく、それを補うかのように物質の力が発達してると言われてます。」
講義を聞き、セステオはミチザス教師にある質問をした。
*
ある晴れた日に、アーロンは先祖代々の墓に花を添えに墓所を歩いていた。彼の優しげな瞳は見えてきた墓にある異変を捉えていた。
おや、久しぶりだな
そう思いつつも止まることなく歩みを進める。
そして墓の前に立つ。
「やぁ、お嬢さん、久しぶりだね。君が現れる回数が減ってきてる気がして・・ちょっと寂しかったよ。君は我が家とどういう関係があるのかな?と思ったこともあるけど、初めて君を見た時から怖くないし、気持ち悪くもない。」
アーロンは墓の側にいる金髪の可愛らしい少女に話しかけた。だが、毎度の如く、少女から返事はない。だが、アーロンの声掛けに少女がいつもと違う不安な表情になった。
「どうしたの?」
声をかけた直後、たまに聞こえる男の子の声が聞こえた。
“大丈夫だよ、僕もいるから”
「君のお友達も君の表情を気にしてるみたいだね。」
優しい声でアーロンが言うと、少女はフッと姿を消した。男の子の声も止んでいた。
合う度、姿を目撃する度思うけど、到底ゴーストの類には思えない。生きてる気がする。誰かの魔力か何かが墓に宿ってるのか?だが、あの男の子の声も生きてる気がする。俺の僅かな魔力がこの子達の生命力を感じてる。気のせいではない。
アーロンは今度はいつ、ここで、この小さな友人達と会えるのかなと微笑んでいた。
*
「誰か、向こうの世界に行ったことがあるの?」
セステオは首を傾げながら言った。
「それははっきりしておりません。ですが、城の厳重保管となってる勇者の日記・・・と、言いましても極一部しか残ってない日記ですが、『あちらは魔力神力より物質を発展させていた』と書かれております。そう、‘発展させていると聞く’でもなく、『発展させていた』と書かれているのです。残念ながらセステオ様のようにまだ年齢が若い人に、日記を読む許可はおりてません。もっと色々勉強して、成長してからになります。ですが、考古学的にはこちらで造られたものとは思えないガラクタ等が見つかり、その資料は見れますよ。博物館や資料館がありますからね。」
「カズム・テルーかぁ。何だか面白そう。」
そう言ってにっこり笑ったセステオが突然口を引きつらせた。
「どうなさいましたか?殿下?」
「あ、あれ? え? 何か眼が痛いよ。あれ??」
セステオの身体が椅子から落ちていくのをミチザスが慌ててキャッチした。
「殿下?!しっかりして下さい。で・・セステオ様!セステオ様、聞こえますか?!」
セステオからは返事はなく、そのまま眼を閉じた。
「誰か!誰かこちらへ!セステオ殿下がお倒れになった!!!」
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同時刻、兄のディランのところへ行こうとしたアレックスは、急な目眩を覚え左手を額に当て、右手を壁にドンっと押し当てた。
たまたま側にいた侍女が気付き、慌てて声をかけたが、アレックスは大丈夫だと返事をし、疲れたみたいだから少し休むと言い残し、自室に戻り、倒れ込むようにベッドに横になった。
アレックスの不調を察知したのはひとつ上の兄のディラン。アレックスは不調を誤魔化すことが昔から多かった。そのため、自然に兄の弟の不調に対する勘は磨かれていた。そこへセステオが倒れ、医師を呼んだとの報告が入った。
驚くと同時に、ハッとし、ディランが走り出した。
「若様?!」「セステオだけではない!アレックスもだ!父上達に伝えてくれ!俺はアレックスを見てくる!」
ディランは走りながら思った。
フォリーも?
*
・・・・・ああ、またこの人がきた。お墓に花を持って。フォリーに声をかけてる。でも、フォリーは喋らない。
フォリー、そんな泣きそうな顔しないで。抱きしめてあげたいのに、ここでは僕は触れることができない。側にいることを忘れないよう声をかけることしかできない。ここに留まってるのは僕達だけ。でも時がくれば僕達は元へ戻れる。
うん?誰だろう?誰かが僕の名前を呼んでる気がする。
「・・ス!」「・・・レックス!」「アレックス!!」
廊下にいた侍女はアレックスの自室からバチーン!!という音が聞こえてきて驚いた。
「イッ…痛いな、おい!!!」
左頬に手をあて悶絶するアレックスをほっとした様子で見下ろすディランがそこに居た。
「酷いじゃないか、ディラン。俺、何かした?疲れて休んでたのに。」
涙こらえたウルウルな瞳で兄を見つめた。
「うなされていたように見えたが、お前は無事か。」
「はぁっ?一体何の・・」
「セステオが・・」
そこまで言いかけてディランが窓際の気配に気付いた。つられてアレックスも視線を動かした。そして二人とも同じ表情になっていた。
「殿下!医師を連れて参りました!扉を開けてもよろしいですか?!」
駆けつけた者がドンドンと大きく扉をたたく音がする。
「いや、駄目だ。今は入ってくるな!」
ディランが叫んだ。
二人は窓際から視線を離さない。
「・・・何で?何でここにいるの?」
アレックスが声を出す。
「フォリー、お前は今まで何処にいた?何故戻らない?ここに姿をみせることができたのならば、戻れるはずだ。本来あるべきところへ帰るんだ。」
体が透けた金髪の少女にディランが諭すように話しかけたが、フッと姿は消えてしまった。
「セステオとアレックスが不調になり、チビのフォリーが半透明で現れたとなると、おそらく本体にも何か起きてる。」
「不調って、セステオがどうかしたの?」
「倒れた。そしてお前がここでうなされていた。」
「倒れた?!」
「医師がこの扉の向こうにいるということは、セステオの診察は直ぐ済むものだったのだろう。だが・・」
ディランは再び窓際を見るが誰もいない。
「お、俺、フォリーのところへ!」
動き出そうとしたアレックスがふらつき、ディランが腕を掴んで支えた。
「落ち着け。何か起きてるならば西王も対応してるだろう。俺は今からルーカスと連絡をとる。お前は静かにしてろ。
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