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第四章 緑石の力に潜む意思
ステラ王妃の不安はどう捉えるべきか
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意識を失い、運ばれたフォリーの側には王妃である母親のステラの姿があった。
倒れてからそれ程時はたってない。しかし、王妃は身重のため、周囲が休むよう声をかける。王妃は頑なに断わる。
西王が娘の部屋に姿をみせ、王妃に諭すように声をかける。
「嫌です。この子の側にいさせて。目が覚めるまででいいのです。」
ステラ王妃の一族は稀に先読みが生まれる。一般的な先読み同様、未来視の力は弱く、断片的な者が多い。
ステラには先読みの能力はない。ただ、勘が働く事がある。
彼女の不安をどう取るべきか正直周囲は悩んでいた。
妊娠による一時的な不安?
勘が働いて何か不安を抱えてる?
それとも?
「あなた、この子が私達を置いて消えてしまうなんてことはないですよね?この子は揉まれても揉まれても本来の明るさで乗り越えてきている。
心が折れても自力で戻った。
強い子。だけど弱い。弱いけど強い。
信じてるはずなのに、頭の中に警鐘が鳴ってるの。
今の幸せが崩れるかもしれないって。
そしてそれはこの子を失うことの気がしてならないの。療養していたテオの時のように不安がまとわりつくの。
あなた、東に顔を出して、あの子に会ったのでしょう?セステオは大丈夫だったの?
何故新しい命は双子なの?
勘が告げてるの。きっと男の子と女の子だって。」
「ステラ、落ち着いて。新しい命は新しい命だ。君も皆も喜んでただろう?何故そんな変化球的な考えが出てきたんだ。
よく見なさい。フォリーはお前の目の前にいるだろう?じき目が覚めるだろう。セステオも元気にしていたよ。背も伸びてきている。向こうの子供達、ディランと、アレックスも何も起きてないよ。我々にとってどちらの王家の子も家族同然だろ?
君は今不安定になりやすい。そんな顔で覗き込まれていたら、目を覚ましたフォリーが今まで以上にお前の事を心配するだろうよ。
ここは侍女達に任せて、君も一度心を休ませるんだ。」
王は王妃に眠りの術をかけ、自ら王妃を寝室に運んだ。
「ジュリエッタ、コミヒ様はまだ客室にいらっしゃるか?」
「はい。」
「俺はコミヒ様にフォリーが倒れた時のことを再度聞いてくる。その間、ステラの事を頼む。起きて不安がったらすぐ知らせてくれ。駆けつける。」
「御意のままに。」
王は客間に向かった。
倒れてからそれ程時はたってない。しかし、王妃は身重のため、周囲が休むよう声をかける。王妃は頑なに断わる。
西王が娘の部屋に姿をみせ、王妃に諭すように声をかける。
「嫌です。この子の側にいさせて。目が覚めるまででいいのです。」
ステラ王妃の一族は稀に先読みが生まれる。一般的な先読み同様、未来視の力は弱く、断片的な者が多い。
ステラには先読みの能力はない。ただ、勘が働く事がある。
彼女の不安をどう取るべきか正直周囲は悩んでいた。
妊娠による一時的な不安?
勘が働いて何か不安を抱えてる?
それとも?
「あなた、この子が私達を置いて消えてしまうなんてことはないですよね?この子は揉まれても揉まれても本来の明るさで乗り越えてきている。
心が折れても自力で戻った。
強い子。だけど弱い。弱いけど強い。
信じてるはずなのに、頭の中に警鐘が鳴ってるの。
今の幸せが崩れるかもしれないって。
そしてそれはこの子を失うことの気がしてならないの。療養していたテオの時のように不安がまとわりつくの。
あなた、東に顔を出して、あの子に会ったのでしょう?セステオは大丈夫だったの?
何故新しい命は双子なの?
勘が告げてるの。きっと男の子と女の子だって。」
「ステラ、落ち着いて。新しい命は新しい命だ。君も皆も喜んでただろう?何故そんな変化球的な考えが出てきたんだ。
よく見なさい。フォリーはお前の目の前にいるだろう?じき目が覚めるだろう。セステオも元気にしていたよ。背も伸びてきている。向こうの子供達、ディランと、アレックスも何も起きてないよ。我々にとってどちらの王家の子も家族同然だろ?
君は今不安定になりやすい。そんな顔で覗き込まれていたら、目を覚ましたフォリーが今まで以上にお前の事を心配するだろうよ。
ここは侍女達に任せて、君も一度心を休ませるんだ。」
王は王妃に眠りの術をかけ、自ら王妃を寝室に運んだ。
「ジュリエッタ、コミヒ様はまだ客室にいらっしゃるか?」
「はい。」
「俺はコミヒ様にフォリーが倒れた時のことを再度聞いてくる。その間、ステラの事を頼む。起きて不安がったらすぐ知らせてくれ。駆けつける。」
「御意のままに。」
王は客間に向かった。
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