そら×しろ

misaka

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白い天使

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        [  人  類  環  境  保  全  計  画  ]

この計画は人類が起こしてきた環境破壊の改善ができていなかった際に提出された計画だ。計画については00~09までの10案が主立っている。

現在成功している計画について:10案の中で成功しているものは僅か4案。

***

老人街29区800人ほどが住む小さな街。
そこには1人の優しい少女がいると言われている。

何故なら彼女はいつも老人達を癒しているからだ。

老人たちのために作られた老人街だが多くの人々は老人を見捨てるように老人街に住まわせる。

老人達は皆彼女をこう呼ぶ。

________白い天使_______と。

***

空太くうたお祖父ちゃんの御見舞に行ける?」
母さんは仕事に出る前にふと、思い出したように言った。

「えっ?聞いてないよ。」
俺は咄嗟に呟いた。それを見て母さんは少し不機嫌になる。

「…わかった。行くよ。」
俺は母さんに弱い。俺は軽く返事をして部屋に戻る。そして母さんは家を出た。

「何かお祖父ちゃんに買っていくのよー?」
少しの爆弾を置いて。

「……俺、そんなに金もってねぇよ…」
俺はため息をついて貯金箱を開ける。はぁ…全財産を使ってでも買っていくか。

***

「あら、そこにいらっしゃるおじい様。何をしていらっしゃって?」

少女は老人に声をかける。老人は「娘を探しているんだ…」と呟く。

「……そう。どんな方?」少女は少し目を伏せて言う。

「優しい子だよ…髪は茶色で肩くらいまで伸びていて…背丈はこのくらいだったかなぁ。」
老人は自分の腰辺りに手を当てて言う。

「わかったわ…私があわせてあげるわ。」
少女は少し目をつぶって笑う。

「おぉ…マヤ…マヤか?」
老人の前にいたはずの少女はもう既にいない。そして老人が探していた娘がそこに立っていた。老人は嬉しそうに話しかける。

「そう…そうだよ!」
マヤは老人と話し始めた。

***

どうして見舞い品がこんなに高いんだ…
俺の全財産を使ってもギリギリ小さなものが人使えただけだった。

「いや…祖父ちゃんの為だもんな、」
なんて自分を納得させるために呟く。…でも納得できない…と下を向く

「っ!?あ!す、すいません!!!」
前を見ていなかったせいで誰かとぶつかる。…嗚呼、ついてない。

「……。」
ぶつかってしまったのは少女で________俺はその少女に目を奪われた。

その少女は____白__。白だったのだ。髪も肌も服も_____。長く繊細な睫毛は麗しい瞳を際立たせる。少女は何度か瞬きした後フイ、とまっすぐ走っていった。

「…あ………。」
俺の喉から出た声は風に流れていった。

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