前魔王様の調教師稼業

竜胆

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マーゴへの道

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とはいったものの身分証明書も何も持っていませんからね。
 
不謹慎ではありますが誰か魔物か盗賊に襲われていないものでしょうか?
ついでに襲われている方がわたくし好みならなお良いですね。
なんて、思って街道を歩いておりましたらちょうど襲われている商団を発見いたしました。
これは、ヤラセでしょうか?
 
まぁ、良いでしょう。
襲っているのは、盗賊ですからお金にもなりますね。
では、行きますか…
 
ヒュッ!ビシッ!
やはり最高ですね。
ムチと言うのは…ニヤリ
ところで…
 
「大丈夫ですか?」
 
ギュギュ
 
「…あっはい大丈夫です。あの、助けていただきありがとうございました。m(._.)m」
 
「いえ、勝手に出て来ただけですので…ところでこの盗賊たちは僕がもらっても?少々お金にも困っていまして…」
 
「助けていただいたんですから構いません。ところで貴方はこれからどちらに行かれるんですか?」
 
「わたくしは、マーゴのバガットに向かっているところです。」
 
「そうなんですか!もし良ければ一緒に行っていただけませんか?」
「えぇ、構いませんが…実は、わたくし不甲斐ない事にも身分証明書を忘れて来てしまったのです。ですから、入る時に身柄の安全を保障してくださいますか?」
 
「そうだったんですか?大丈夫です!今は、気絶していますがこちらにいる方は副会長なので…」
 
「そうですか…これからよろしくお願いしますね?」
 
「はい!話しているうちに準備も整いましたので行きましょうか?ところで、盗賊たちはどうするんですか?」
 
「そうですね…(引きずっていければ良いんですがそれは見た目的にまずいですよね?)魔法で浮かせて運びます。」
 
「そうですか。わかりました!改めてよろしくお願いします!」
 
「えぇ、こちらこそよろしくお願いします。」
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