前魔王様の調教師稼業

竜胆

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「ところで、デウスはんは何でマーゴに向かっとるんや?」

「新しい稼業をしようと思いまして…まずは、憧れの冒険者に!と思いましたので冒険者登録のためですかね」

「え?魔王国でも冒険者登録できるんとちゃうん?」

「実は、現在魔王の世代交代でなかなか登録に時間がかかるんですよね。」

「はぁ?!魔王の世代交代なんてあるん?!」

「えぇ、ありますよ。基本的には、魔王が勇者に倒されるまでないんですけどね。今回は、特別ですかね。」

「へー、そうなんか…そういえば、デウスはんは何やろうとしてはったん?」

「おや?それを聞きますか?」

「なんや?ダメなん?」

「いいえ、ダメではありませんよ。ただ…」

ファウストさん貴方の場合は体に教えて差し上げることになりますが…ニヤリ

「ただ?…」

「そうですね。バガットに着いてひと段落したらお教えしますよ。」

「なんや、ずいぶんもったいぶるねんな」

「まぁまぁ、どうせもう直ぐつくでしょう?」

「せやねんけど…」

「おや?そんなにわたくしのことが気になりますか?(微笑)」

「だから眩しいちゅうねん。ちゃうし///」

「おや残念…」

「思うてへんやろ」

「いえ本当ですよ?」

ガタン!

「うにゃ!いったーい!」

「やっと起きたんかい!シルヴィ!」

「ふふっ寝坊助さんですね。」

「にゃ!だっ誰ですか!この人!会長!」

「アホ!お前が気絶しとるから知らんかっただけやろ!」

ゴツン!

「ぶにゃっ!うう~いだいにゃ~!」

「ずいぶん過激なんですね?ファウストさん」

「シルヴィが悪いねん」

「しゅっしゅみません。」

「こちらは、盗賊に襲われてた時に助けてくださった方や!」

「にゃっにゃんと!申し訳にゃいですにゃ!ありがとうにゃのですにゃ!」

「いえ、大したことはしていませんよ。わたくしはデウス・ラ・モルテです。シルヴィオ・ベルトーニさん、よろしくお願いしますね?」

「はいですにゃ!よろくしくですにゃ!」

「わたくしもシルヴィとお呼びしても?」

「構いませんですにゃ!デウスさん!」

「ちょっと待ちいや。シルヴィのこと愛称で呼ぶんやったらわいのことも愛称で呼びいや」

「おや?嫉妬ですか?(妖笑)」

「なっ!ちゃうし!///」

ジー

「(ホモにゃんかにゃ?生ホモにゃんかにゃ?ワクワク)」

おや?シルヴィさんは貴重な腐男子でしたか。

「別にファウストさんを愛称で呼びたくないわけじゃないんですよ?ただ、愛称を知りませんのでお呼びしたくてもできないのです。」

「なっなんや。そういう事なら早よいいや。ファースって呼びいや。」

「わかりました。わたくしのことは、ディーで構いませんよ。ファース。」

「///おん!せっせや、もうそろ野営の準備せなあかんな///」

「そうですね。明日には、着くでしょうから今日は、ゆっくり休みましょう。」

「(ファウスト会長照れてる!マジもんのホモにゃ!ありがたや~ありがたや~(^人^))」
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