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俺の名は…………。
俺の名は、アルガス・クロスエンパイア
しおりを挟む俺の名は、アルガス・クロスエンパイア
俺は、光の水晶を守護する一族の戦士
焔の属性を緩急自在に操り、数多の漆黒の異形どもを屠ってきた。
幾千億の月日と仲間達の支援で、漆黒の水晶による侵略を喰い止めた!
祝賀の最中、俺の足元に見た事のない光輝く魔方陣が出現した。
俺は、咄嗟に仲間達に衝撃波を掛け、魔方陣から締め出した!
「なにをするの?アル!」
氷の魔導師 星莉が問い掛ける!
「この魔方陣は、異界からの召喚陣の様だ!みんなを頼む!俺はこの陣に固定されている様だ」
「そんな!アルッ!、貴方を失いたく無い!これから、平和な世界を築くとみんなと約束したはずよ!」
「すまない、みんなを頼むぞ!星莉~~!」
天を焦がすかのような光の柱は、アルガスの身体を掻き消していくのだった
光が収束し、元の喧騒を取り戻した時、祭壇に奉納されたはずのアルガスの宝剣と聖鎧も消え失せていた。
「アル………………………。」
・
・
・
・
・
・
・
『アル………………………。』
『アルガス………………………。』
(誰だ?)
『アルガス・クロス…………。』
(星莉か? 違う!誰なんだ、俺を喚ぶのは!)
『アルガス・クロスエンパイア!」
光が収束し、そこに現れたのは、見た事のない美しい大地だった!
俺が育ち、仲間達と共に戦い勝ち取った、漆黒の大地ではなく、光が溢れ輝く草原と真っ白な雲が流れ行く青い大空
「ココは、何処だ?」
『アルガス・クロスエンパイア、突然ココにお連れした事を、お詫びします。』
振り返ると、白銀のローブに身を包んだ、光の聖女の様な女性が、俺に侘びていた。
「君は?」
『私は、この地を司る、神葡(シホ)』
『この地を蝕み混沌へと誘う魔神を討つ為、貴方を召喚しました。』
「それは?」
『私はこの地を司りはしておりますが、直接の干渉は出来ません。』
『そして、この地には、混沌の魔神と打ち勝つ事の出来る者が、おりません!』
「だから、俺が喚ばれたと?」
『そうです、あの世界の黒き水晶の化身を屠りし貴方を!』
そう、俺は異世界召喚された戦士
シホと名乗った、女神は『勇者』と言っていたが………………………。
その後、この地でこの地の仲間が出来、混沌の魔神を滅神した。
混沌の魔神については、機会があれば語ろう。
・
・
・
彼の地より、俺と共に愛着がある宝剣と聖鎧を召喚していた事は、今でも感謝している。
俺の得物は、黒龍絶牙冥獄殺大剣(コクリュウゼツガメイゴクサツのオオツルギ)
刀身は、幅45センチ、長さ180センチ、厚さ5センチ、重さ???kg
ヒヒイロカネとエタナリウムの合金
聖鎧は、光の水晶と黄昏の神石を融合したオリハルコン合金製だ
名は無い
名があると呪いの対象となる為らしい
今度は、可愛いルナの為、この劔をふるうとするか!
俺の名は、アルガス・クロスエンパイア
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