溺愛魔塔主は今日もご乱心~保護した天使が可愛すぎます!~

うみくも

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【Chapter7】愛しき子たちへ与えられるのは―――

Episode63 後悔する見送り

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「―――よっし!」


 一週間後。
 暖かい上着のボタンをきっちりと留めて、ロマノアはぐっと拳を握った。


「ロア……今日はまた、随分と気合いが入ってんな。そんなにエダンの課外授業が楽しみだったのか?」


「はい! なんたって、今日はサプライズ大作戦の初回ですからね。この日のために、先週の仕事を頑張ったようなものです。」


「サプライズ…?」


「そうなんです! 二人でランス様をびっくりさせてあげましょうって、エダン先生と約束したんです!」


「………」


 それを言っちゃったら、サプライズにならなくね?


 素朴にそう思ったランスタッドだったが、やる気に満ちたロマノアがあまりにも可愛いので、今のセリフは聞かなかったことにする。


「まあ、楽しんでこいよ。午後は仕事が詰まってるし、先に思う存分息抜きしとけ。」
「はい! お昼ご飯の時に、また!」


 無邪気に手を振って部屋を出ていくロマノアを、ランスタッドは微笑んで見送る。




 しかし、時計の針が頂点を指し示す頃―――彼は、この時に〝サプライズ〟の意味に触れなかったことを全力で後悔することになる。



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