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「…あの女がさ」
「美穂ちゃんのこと言ってるんだよね」
上杉はまたキュッと眉をしかめると、「名前言いたくない。薫も言わないで」
私をぎゅうぎゅう抱き締め、「薫…薫と半年も会えなかった」とまた泣き出した。
「…あの女にさ、薫と一緒にいるとこ見られてさ。私と付き合ってください、あんな年増よりいいでしょ、って言われたんだ」
まぁ、確かに。美穂ちゃんに比べたら年増…なのかな。私、まだ30歳になってないんだけど。
「無視してたんだけど、あいつ、別れないなら社内で薫が不倫してるって噂流すって。そうしたら会社にもいられなくなりますね、って嬉しそうに嗤いやがって」
上杉はまたさっきのような鬼気迫る顔になってきた。
「…だから。薫に、酷いこと言って、とりあえず別れることにしたの。変に言い訳してもボロが出るかもしれないし、あの女頭おかしいから、薫に何かされたらヤダと思って。あいつさ、不倫なんて言い出したの、自分が不倫してたからなんだよ。ここにいる吉田さんと」
「…え」
「あの女、バカだからスマホロックしてなくて。やだけどホテル行った時、あの女がシャワー浴びてる間にいろいろ探したんだよ」
それは、ありなんだろうか。
「そうしたらいろいろ出てきてさ。吉田さん以外にも何人かいたんだよ。だから、全部証拠として保管したの」
上杉は、私をじっと見ると、「俺、あんなこと言ったけど、あの女とセックスしてないからね。一回も。やりたくない女相手に勃たないし」
「シャワー出てきたから、あの女が保管してたハメ、」
「わかった、写真ね、」
「…写真見せて、拡散するぞって言ってやったんだよ」
脅迫。上杉さん、それ脅迫です。
「薫にも絶対手は出さない、薫について変な噂流れたらあの女の責任だって動画とって、その場で、あの女が見てる前で、吉田さんに送り付けてやったんだ」
「なんで吉田部長に、」
「牽制だよ。平気で不倫する男なんだよ。薫に何するかわからないだろ。ついでにハメ」
「写真ね」
「…二人の写真も送り付けてやったんだよ。俺の名前で」
「美穂ちゃんのこと言ってるんだよね」
上杉はまたキュッと眉をしかめると、「名前言いたくない。薫も言わないで」
私をぎゅうぎゅう抱き締め、「薫…薫と半年も会えなかった」とまた泣き出した。
「…あの女にさ、薫と一緒にいるとこ見られてさ。私と付き合ってください、あんな年増よりいいでしょ、って言われたんだ」
まぁ、確かに。美穂ちゃんに比べたら年増…なのかな。私、まだ30歳になってないんだけど。
「無視してたんだけど、あいつ、別れないなら社内で薫が不倫してるって噂流すって。そうしたら会社にもいられなくなりますね、って嬉しそうに嗤いやがって」
上杉はまたさっきのような鬼気迫る顔になってきた。
「…だから。薫に、酷いこと言って、とりあえず別れることにしたの。変に言い訳してもボロが出るかもしれないし、あの女頭おかしいから、薫に何かされたらヤダと思って。あいつさ、不倫なんて言い出したの、自分が不倫してたからなんだよ。ここにいる吉田さんと」
「…え」
「あの女、バカだからスマホロックしてなくて。やだけどホテル行った時、あの女がシャワー浴びてる間にいろいろ探したんだよ」
それは、ありなんだろうか。
「そうしたらいろいろ出てきてさ。吉田さん以外にも何人かいたんだよ。だから、全部証拠として保管したの」
上杉は、私をじっと見ると、「俺、あんなこと言ったけど、あの女とセックスしてないからね。一回も。やりたくない女相手に勃たないし」
「シャワー出てきたから、あの女が保管してたハメ、」
「わかった、写真ね、」
「…写真見せて、拡散するぞって言ってやったんだよ」
脅迫。上杉さん、それ脅迫です。
「薫にも絶対手は出さない、薫について変な噂流れたらあの女の責任だって動画とって、その場で、あの女が見てる前で、吉田さんに送り付けてやったんだ」
「なんで吉田部長に、」
「牽制だよ。平気で不倫する男なんだよ。薫に何するかわからないだろ。ついでにハメ」
「写真ね」
「…二人の写真も送り付けてやったんだよ。俺の名前で」
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