早野くんと問題だらけのラブコメ

天川希望

文字の大きさ
2 / 23

2話 青春に問題発生

しおりを挟む
──「私は、匠のことが好きなの……」



 昨日の事なのだが、どうしても頭から離れない。

 今日は9月1日。つまり始業式の日なのだが……。どうしてもソワソワして仕方がない。

 思い出す度に、あいつの涙目になっていながらも無理して笑顔を作っていたあの顔が、どうしても俺の心をチクリと刺す。



「どんな顔して合えばいいんだよ……」





「おはよう匠君……」

 そう話しかけてきたのは、同じクラスの岡田花蓮《おかたかれん》だ。俺の隣の席で、1年の時も同じクラスだった。ダークブラウンのボブカットで、背は少し低い。目鼻立ちは普通に整ているというか、可愛い。一般的な学校なら一番になるぐらいの美貌なのだが、この学校では普通ぐらいにしかモテていない。そして俺は花蓮に……。



「……おはよう花蓮」

「どうかしたの?顔色悪いよ?」

「悪い、ちょっと考え事してた」

「新学期早々考え事って、早野くん大丈夫?」



 心配そうに話しかけてくれたのが、2年4組一の美少女。というか、学年1の美少女、伊藤花《いとうはな》である。透き通るような黒色の長い髪で、背は高くも低くもない男の理想。あもりにも整いすぎた顔立ちは、数多の男たちを死地に送り込んだ。言うまでもなく彼女は学年1、いや学校1にモテる。花のせいでほかのやつらがモテないようにみえていたのだ。同じく彼女も1年の時も同じクラスだった。



「いや、大丈夫」

「絶対嘘でしょ!何か隠し事してるんでしょ?ほら、言ってみて?」

「いや、だから大丈夫だって……」



「夏休みどうだった?」

「昨日まで課題に追われてたよー」

「わかるわかる、私もそんな感じ」



 りせが、教室の横を通り過ぎた。友達と楽しそうに会話をしていた。

 よかった。何ともなさそうだな…。



「どうかしたの?匠君」

「あ、いや、なんでもない」



「はーいみんな席に着いて、チャイムなるよ~」



 そう言いながら教室に入ってきたのは担任の南《みなみ》世利奈《せりな》先生だ。この先生は、凄い信頼もあって、生徒に人気の女性教師だ。が、この先生は……



「始業式の後席替えするんだけど、自分たちで適当に決めといて~。私は眠いから寝とくから。口出しなしだし、ちゃらでいこうぜ!ちゃらで」

 そう。この先生は、テキトー過ぎるのだ。校長も頭を抱えるほどらしい。



「「「えー」」」



 そりゃそうだ。こうなるのは目に見えていた。てか、毎回毎回この反応をするクラスのやつらも、どうかしてる。優しいのか?



「あっ、もう始業式の時間だは。みんな体育館に移動して~」

「「「えーーー」」」



 もう、この先生は相変わらずだ。





 始業式が終わり、無事席替えも終わったのだが……

 なんというくじ運の好いことか、俺は窓際からの2列目の最後尾という最高のポジションを手に入れた。そこまではよかったのだが、視線が痛い…。というか、耳が痛い。



「おいおい、あいつずるくね?」

「だよな、ちょっと成績いいからって許されると思うなよ!」

「陰キャのクセに……」



 おいおい聞こえてるって……

 まぁ、理由はあからさまだ。俺の左隣が花なのだから。だけどな、俺別に花のこと好きとかじゃ無いんだけどな。俺が気になっているのは……。



「また隣になったね!匠君」



 そう、花蓮だ。実は入学してから、1番目に仲良くなった友達で、とても相性がいい。

 だから、とは言わないが俺は花蓮に徐々にひかれていった。



「うん、よろしく」



 うーん、可愛い。今すぐにでも彼女にしたい。



「私は初めてかな?」



 少し恥ずかしそうに話かけてきたのは、学校1の美少女花である。

 いや、花さんや。そんなに気安く話しかけたら……。



「あいつ、隣になった上にお喋りなんかしてやがる」

「羨ましいー、じゃなくて生意気だな」

「そうだな」

「裁判長判決を」

「有罪ギルティー」

「よし、殺るか」

「そうだな」

「どう殺る?」

「埋めよう」

「そうだな、それがいい」



 いや、聞こえてるよ?てか、埋めるって何?

 ナンデソンナハッソウデキルノ?タクミクンコワーイ。



「そ、そうだね、よろしく」

「うん、よろしくね」



 席替えが終わり、クラスはそれぞれで盛り上がっていると、急に南先生が……。



「よ~し、んじゃもう帰るか」

「「「えーー!?」」」



 いや南先生、いくらなんでも気まぐれすぎんだろ。てか、勝手に帰っていいの?





 その日の放課後、教室での出来事である。



「陽菜ちゃん、ちょっといい?」



 そう話しかけたのは花蓮である。



「どうしたん?もしかして彼氏でも出来たん?」

「いや、そうじゃないんだけど……近いかも」

「じゃあ告られたん?」

「そうじゃなくて……」

「分かってるよ、早野のことでしょ?」

「……うん」



 紹介し忘れてたけど、陽菜っていうのは、田《た》神《がみ》陽《ひ》菜《な》。金に近い茶色の髪を水色のゴムでポニーテールにしている。目鼻立ちは整っているのだが、誰とでも仲良くでき、男からも女からも人気が高いという性格のせいか、友達どまりでモテないという感じだ。陽菜も同じクラスで、花蓮ととても仲が良い。というか、中学の時の同級生らしく、親友である。



「また隣になって、うれしー!って言うのを言いたいん?」

「それもそうだけど、そうじゃなくて……」

「それもそうなんだ…まぁいいや。それで、花のこと?」

「…………そう」

「 取られるかもってこと?それなら大丈夫なんじゃない?あの人美人さんだし、もっと上を狙ってると思うけど?」

「言い方酷いね。私の好きな人なんだよ?」

「ごめんごめん、まぁ大丈夫でしょ」

「そうなんだけど、最近妙な噂を聞いちゃって……」

「何?付き合ってるとか?」

「当たらずとも遠からずかな」

「あー、好きなんや、早野が花のこと」

「噂だけどね、そういうこと」

「まぁあれだけの美人だったら、誰でもイチコロだろうね~」

「やっぱり私なんかじゃ無理なのかな……」

「告れば?」

「え?」

「当たって砕けろだよ!」

「フラれる前提なんだ」

「そうじゃなくて、何事もやってみないとわかんないじゃん!ってこと」

「そうだよね、頑張って見ようかな」

「よし、応援するから頑張れ!」

「うん!!」





 一方こちらは、放課後下校中の話である。



「なぁ匠~、今日お前ん家行ってもいいか?」



 こう話しかけて来たのは、俺の親友であり、幼馴染みの上村《かみむら》康《こう》晴《せい》である。黒よりの茶色の髪で、背は高い。運動神経も良く、クラスの中心になるタイプだ。こいつは、俺とは真反対みたいなかんじで、クラスでは盛り上げキャラらしい。モテはするが、彼女がいたことは1度もない。



「え~、しゃあなしな」

「よーしじゃあゲームしまくるぞ~」

「へいへい」



 なんかこいつは平和だよな~。何というかすっごい楽だ。





「なぁ匠、お前今スッゲー悩み事してないか?」



 今は目的地に着きゲームをしていて、休憩をしていたのだが、不意に康晴が聞いてきた。



「いや……、別に、何も……」

「そっか、ならいいんだけどなー」

「うん」



 なんだ、なんとなくなのか?気まぐれにしては勘鋭すぎ。



「嘘ついただろ」

「へ?」

「だから、何も無いってのが嘘だろ?って事だよ」

「ほ、ほ、本当だし」

「お前まじで嘘つくの下手くそすぎんだろ」



 俺ってそんなに嘘つくの下手なのかな?そんな事ないと思うんだけどな。



「はぁー、全部お見通しかよ…。りせに告られた……」

「………………まじ?」

「…………まじ」

「付き合ってんの?」

「付き合ってない」

「じゃあ、フッたのか?」

「うん……」

「なるほどな、だからあいつあんなけ落ち込んでたのか」

「…………まじ?」

「クラスでは明るく振舞ってたけど、登校中ね……」



 こいつとりせは、家が近く一緒に登校している。つまり3人ともお近所さんだったわけだが……。やっぱ

りあの時見かけた顔は、無理をしていたみたいだ。

 言い忘れていたが、こいつとりせは同じクラスで2年6組である。



「でも、仕方ねぇだろ……だって俺は──」

「ま、いいんじゃね?」

「へ?」



 俺が全てを言いきれなかったのは、こいつが遮ってきたからである。てか、いいんじゃね?ってなんだよ。お前それでも幼馴染みか?



「お前もフラれたんだし、これでチャラだろ?」

「そうかもだけど……」

「ていうか、お前は好きな人いんだし、しゃあなくね?」

「……うん」

「逆に告らねぇの?」

「いや、フラれるし……」



 ハーーー。と長い溜息をついた康晴は、思いもよらぬことを言い出した。



「俺は、花蓮ちゃんはお前のことが好きだと思うぞ?」

「は?んなわけないじゃん。だって、あいつ可愛いし、運動もそこそこ出来るし、成績は……あれだけど、それに…………彼氏いてもおかしくないし」

「たしかに花蓮ちゃんは可愛いが、クラスでは2番目だ」

「あくまでも1番は花だといいたいのか?」

「だって花ちゃん天使じゃん?成績は学年2位、運動神経抜群、おまけに端正な顔立ち……それに花蓮ちゃんが劣っていると言いたい訳では無い。ただ、人気1位がいるから、花蓮ちゃんならお前でも行けるかもしれないってことだ。」

「なるほど……ね、ってなるわけないだろ!」

「ウケ突っ込みを1人でやってのけるとかさすがだな」

「だいたい俺は今、告白する気は無いからしないんだよ」

「そうかいそうかい。ただ、後悔すんなよ……」

「う……ん?」



 なんだよこいつ、すげぇ意味深な言い方するじゃねえか。まるで未来が見えているかのように……



「うわっ!もうこんな時間じゃん、俺そろそろ帰るは!また明日」



 時計を見ると、もう19時だった。



「また明日」



 明日、明日、明日……か、今日はりせとは会わなかったし、俺は普通に話せるのかな?



「ま、そんなことは明日考えるか」





 翌日、俺は学校に着いたのだが……。



「ナニコレ?」



 そこに入っていたのは手紙だった。しかも、なんかラブレターっぽいのが怖い。



「おはよう匠」



 急に声を掛けてきた康晴にびっくりして、咄嗟に手紙を後ろに隠した。



「おっ、おはよう康晴」

「ん?なんだ?なんかあったか?」

「なんもないなんもないなんもないなんもないなんもないなんもないなんもない」

「いや、むしろ怪しいから。もしかしてラブレターか?」

「んなわけねーだろ!」

「ま、匠がラブレター貰えるはずないもんな~」



 たしかに康晴の言う通りだ。俺にラブレターがくるはずない。

 そう思っていたのだが……。



──匠くんへ

 放課後屋上に来てください。

 伝えたいことがあります。

 すっぽかしは許しません。

 待ってます。



「まじかよ」



 思わず声に出してしまった。

いやいや、考えろ早野匠。これは罠だ、たぶん誰かのイタズラに違いない。騙されるな、こんな目に見えた罠に俺がのるはずがないだろ。現にほら、名前を書いていない時点で怪しさMAXだしな!





 その日の放課後の屋上。そこには1人の男が立っていた。



「ほらな、やっぱりイタズラだ」



 まんまとのってやったよ畜生!でも、まさか誰もいないとは思わなかった。てっきり康晴かと思っていたのだが……。



「ほんとに来てくれたんだね……匠君」

「え?」



 声のした方に振り返ると、そこに立っていたのは



「か、花蓮……」



 まさかの展開だった。まさか花蓮に……騙されるなんて。そんなキャラじゃあないと思っていたけど、そんなこともなかったみたいだ。やっぱり女の子の考えることは分からん。



「その様子だと、手紙読んでくれたみたいだね……」



 え?嘘、だろ?これって……



「匠君、えっと、あの、その、えーと……」

「ん?」



 ちょっとまてよ、



「あ、えっと、そのー……」

「…………」



 本気か?まじなのか?



「す、す、す、す……」



 す?す、とかひとつしかないじゃないか



「す、好き………………です」



 嘘だろーー!?

 あの、あの花蓮が、俺のことが好き?聞き間違いか?いや、そんなことはない。俺に限って聞き間違いなんてありえない……まじか。



「やっぱり……困る、よね。私なんかじゃ釣り合わないよね……」

「そんな事ないよ!ていうか、むしろ俺の方が釣り合わないし、それに望みはしていたけど有り得ない事だったから。だから……」

「そんなことない!匠君は優しいし、成績いいし、それにカッコイイし……」

「……ありがとう」

「いや、その、うん」



 花蓮の顔は耳まで真っ赤だった。



「実は、俺も花蓮のこと気になってた。1年の時から」

「え?」

「可愛いし、優しいし、それに、話しててすごく楽しかった」

「そんなこと……ありがとう」

「………………うん」



 こうして、俺たちは密かに付き合うことになった。別に隠すつもりはないが、俺の性格上、人前ではイチャイチャできないと思うという意味だ。

 まさか、花蓮の方から告白して来るとは思ってなかったし、ビックリした。





 前日の放課後の教室での出来事だ。



「よし頑張れ!」

「うん!!」



 そうやって元気よく返事した花蓮であったが、



「陽菜ちゃん……どうすればいいんだろう?」

「どうするって告るんやろ?」

「そうじゃなくて、どうやって告白すればいいんだろう?ってこと」

「あー、なるほどね。花蓮は告白したことないもんね」



 そう、唯一の悩みは告白の仕方だった。



「そうだねー……やっぱり無難に手紙とか?」

「手紙って、ラブレターを出すってこと?」

「そうそう、んで、それに屋上に来てとかでも書いといて、屋上に呼び出せばいいねん!あとは、そこで告白して終了」

「そんなに簡単なの?でも、やるって決めた事だしやってみるよ!」

「よし、それでこそ花蓮だよ。じゃあ早速明日実行しよう!」

「え?わ、分かった」



 だから、こんなにも急に告白してきたという訳だ。



「それにしても初彼女!!」



 俺はとてつもなく浮かれていた。花蓮のことが、頭から離れなくなった。一昨日のことを忘れてしまうぐらいに……。



「花蓮が彼女か。ほんとに康晴の、言った通りだったな~」



 俺は、親友の恐ろしさを実感しつつ、喜びに浸りながら眠りについた。





 まさか、あの場を誰かに見られていたなんて、知るはずもなく…………。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

クラスで1番の美少女のことが好きなのに、なぜかクラスで3番目に可愛い子に絡まれる

グミ食べたい
青春
高校一年生の高居宙は、クラスで一番の美少女・一ノ瀬雫に一目惚れし、片想い中。 彼女と仲良くなりたい一心で高校生活を送っていた……はずだった。 だが、なぜか隣の席の女子、三間坂雪が頻繁に絡んでくる。 容姿は良いが、距離感が近く、からかってくる厄介な存在――のはずだった。 「一ノ瀬さんのこと、好きなんでしょ? 手伝ってあげる」 そう言って始まったのは、恋の応援か、それとも別の何かか。 これは、一ノ瀬雫への恋をきっかけに始まる、 高居宙と三間坂雪の、少し騒がしくて少し甘い学園ラブコメディ。

【完結】かつて憧れた陰キャ美少女が、陽キャ美少女になって転校してきた。

エース皇命
青春
 高校でボッチ陰キャを極めているカズは、中学の頃、ある陰キャ少女に憧れていた。実は元々陽キャだったカズは、陰キャ少女の清衣(すい)の持つ、独特な雰囲気とボッチを楽しんでいる様子に感銘を受け、高校で陰キャデビューすることを決意したのだった。  そして高校2年の春。ひとりの美少女転校生がやってきた。  最初は雰囲気が違いすぎてわからなかったが、自己紹介でなんとその美少女は清衣であるということに気づく。  陽キャから陰キャになった主人公カズと、陰キャから陽キャになった清衣。  以前とはまったく違うキャラになってしまった2人の間に、どんなラブコメが待っているのだろうか。 ※小説家になろう、カクヨムでも公開しています。 ※表紙にはAI生成画像を使用しています。

怪我でサッカーを辞めた天才は、高校で熱狂的なファンから勧誘責めに遭う

もぐのすけ
青春
神童と言われた天才サッカー少年は中学時代、日本クラブユースサッカー選手権、高円宮杯においてクラブを二連覇させる大活躍を見せた。 将来はプロ確実と言われていた彼だったが中学3年のクラブユース選手権の予選において、選手生命が絶たれる程の大怪我を負ってしまう。 サッカーが出来なくなることで激しく落ち込む彼だったが、幼馴染の手助けを得て立ち上がり、高校生活という新しい未来に向かって歩き出す。 そんな中、高校で中学時代の高坂修斗を知る人達がここぞとばかりに部活や生徒会へ勧誘し始める。 サッカーを辞めても一部の人からは依然として評価の高い彼と、人気な彼の姿にヤキモキする幼馴染、それを取り巻く友人達との刺激的な高校生活が始まる。

フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件

遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。 一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた! 宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!? ※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。

美人生徒会長は、俺の料理の虜です!~二人きりで過ごす美味しい時間~

root-M
青春
高校一年生の三ツ瀬豪は、入学早々ぼっちになってしまい、昼休みは空き教室で一人寂しく弁当を食べる日々を過ごしていた。 そんなある日、豪の前に目を見張るほどの美人生徒が現れる。彼女は、生徒会長の巴あきら。豪のぼっちを察したあきらは、「一緒に昼食を食べよう」と豪を生徒会室へ誘う。 すると、あきらは豪の手作り弁当に強い興味を示し、卵焼きを食べたことで豪の料理にハマってしまう。一方の豪も、自分の料理を絶賛してもらえたことが嬉しくて仕方ない。 それから二人は、毎日生徒会室でお昼ご飯を食べながら、互いのことを語り合い、ゆっくり親交を深めていく。家庭の味に飢えているあきらは、豪の作るおかずを実に幸せそうに食べてくれるのだった。 やがて、あきらの要求はどんどん過激(?)になっていく。「わたしにもお弁当を作って欲しい」「お弁当以外の料理も食べてみたい」「ゴウくんのおうちに行ってもいい?」 美人生徒会長の頼み、断れるわけがない! でも、この生徒会、なにかちょっとおかしいような……。 ※時代設定は2018年頃。お米も卵も今よりずっと安価です。 ※他のサイトにも投稿しています。 イラスト:siroma様

居酒屋で記憶をなくしてから、大学の美少女からやたらと飲みに誘われるようになった件について

古野ジョン
青春
記憶をなくすほど飲み過ぎた翌日、俺は二日酔いで慌てて駅を駆けていた。 すると、たまたまコンコースでぶつかった相手が――大学でも有名な美少女!? 「また飲みに誘ってくれれば」って……何の話だ? 俺、君と話したことも無いんだけど……? カクヨム・小説家になろう・ハーメルンにも投稿しています。

距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる

歩く魚
恋愛
 かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。  だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。  それは気にしてない。俺は深入りする気はない。  人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。  だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。  ――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。

彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。 彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。 ……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。 でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!? もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー! ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。) 略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)

処理中です...