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5 交際禁止
しおりを挟む(大丈夫だよ。うちの両親は、チョコちゃんを他の女の子だと思ったみたい。何人いるんだと聞かれたよ)
チョコちゃんから返信が来た。
(何人いるの)
何人って……
(チョコちゃんだけだよ)
素直に答えた。
(ふふふ、本当。嬉しい。濃厚接触のうちに入るよね。ヤバくね)
(ヤバいかも。でも、僕も結構ハマるタイプ)
(だと嬉しい。明日もやる)
(おいで。うちの親は留守だから気兼ねしないで良いよ)
(あ、今日、チョコレート持って行くのを忘れたから、明日は買って行くね)
(良いよ。来るだけで、刺激的だよ)
(ふふふ。波流君も刺激的だよ。いつかれずびあんになろう)
何故、レズビアンに拘るのか知ってるから苦笑いしかできない。
(良いよ。レズビアンでも何でも。僕は拘らないことにした)
(波流君、拘らないならチョコは明日、れずびあんを教えるよ)
(うわ。何だか怖い。お手柔らかに)
(ふふふ。楽しみ。波流君をめちゃくちゃれずびあんにして遊ぼうっと)
このラインをまさかチョコちゃんのお母さんに誤解されるとは思っていなかった。僕たちは交際を禁止された。
チョコちゃんはお母さんに厳しく問い詰められたらしい。
『濃厚接触……何人もの女の子と付き合う男の子の家に行って、親が留守だから刺激的なことを……拘らないでレズビアンごっこ……遊び……一体何なの、音里。どんな付き合い方をしているのか、此れを読んだらわかるよ』
『お化粧して遊んでいるだけだよ。変身ごっこ』
『変身してエッチなことをするわけ。レズビアンごっことか』
『良いさ。れずびあんなら事故は起きないから』
『そんな生易しい話か』
『じゃあどうしろと……』
朝、チョコちゃんからきたラインは、大きな口を開けて泣いているスタンプとただ事ではないメールだ。
(交際禁止だって。まだ交際していないのに、もうエッチしたと思われていろいろ聞かれた。ゴメン、波流君。今日は行けない)
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