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第一章 一日目 朝 転んだらダンジョン
(3)おネエの涙
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「腹も空いた、くしゅん。はあっくしゅん」
ドラゴンがくしゃみなんて誰が思うよ。食われるかと思った。宝石みたいな目玉、綺麗だわぁ。指輪にしたらあたしの手なんてすっかり隠れちゃうわ。重くて持ち上がらないよね。片目ってことかなぁ。一個しか見えない。
「お風邪召しましたですか」
ドラゴンは人間を食べないかもしれない。だってとっくに食べられていても不思議じゃないものねぇ。
「昨日食った人間がウイルス保菌者だったらしい。くしゅん」
げええ。食ってんじゃあぁぁん。
「そんな目で見るな。冗談だ」
へ、ドラゴンって冗談言うのぉ。イメージがぁぁ、いやいや怖いのも嫌だけどさ。
「お前、未完成ちゃん。お前にやってもらいたいことがある。俺様の目を見ろ」
ひええっ、ドラゴンの目、異様な眼力ぃぃ。宝石じゃあないよぉぉ。
「近こう寄れ」
「まあたぁぁそんなご冗談をぉぉ。近くに来たら食べるでしょう」
「素晴らしい策略だな。旨そうな肉付きしておる」
ひええっ、マジに鳥肌ぁぁ。デブに生まれるんじゃなかったぁ。じゃないぃぃ、ぽっちゃりよぉぉ。だってあたしLLだものぉ。女服のエルがふたつよぉぉ。ニューハーフのデブは6Lからよぉぉ。ぽっちゃり。
「いぃぃやぁぁ。まだ二週間足らずのオカマ街道だけどぉ、性に合っているってのぉ、人生楽しくなって来たってのぉ、お金稼げるのにぃぃ、あたしって運が悪いぃぃ。初恋の人に貸した金まだ返してもらってなあいぃ。給料まだもらってなぁぁぃぃ。肉付き良さそうだけどぉぉ脂なのぉぉ、ぜええんぶラードよぉぉ、デブ喰うと太るわよぉぉ、何で男に生まれたんだろう、いやぁぁ。幼稚園からオカマ自覚あったわぁぁ。ううん、生まれた時から運が悪いぃぃ、生まれ直したいぃぃ」
「生まれた時からか、未完成ちゃん。お前な、過去は振り返るもので戻るものではない。お前は進化し続けるのだ。それに、この世界でできることもあるさ」
えっ……ドラゴン、慰めてくれるのっ。
「ぐすっ。なあに、できることって」
うふっ、精一杯あどけない顔をしようっと。ドラゴンに通じるかな、あたしのとびきりのあざと可愛いさが。
「エサ」
エサぁぁ。
「ぎぐんじゃながっだぁぁぁ」
折角、力を込めて可愛い顔したのに、涙がスプリンクラーみたいに吹き出るよぉぉ。
「待て待て、それは聖なる仕事だぞ。ドラゴルーンのブルータニアン様の食事係りに抜擢されるのはな」
「えっ」スプリンクラー節約、五月雨のようにしとしと頬を伝う「あたしを食べるのではないの」それ本当に本当。
「ああ、それも素晴らしい策略だな」
「ぎえぇぇぇぇ、何処からマジぃぃ」
スプリンクラー再稼働ぉぉぉ。あたしバカよね、おバカさんよねぇぇって、オジイちゃんがカラオケで熱唱してたっけぇ。昭和の殿さまキングスのぉ唄あぁ。オジイちゃんの子供の頃に流行ったんだってぇ。でも、演歌嫌いぃぃ。
くるりと踵を返してとっとこ逃げるわ、こんな処とっととおさらばよぉぉって言ってもぉ、ハイヒールなのぉ。ヒール折れてなくて良かったけどさぁ。ああ、あたしはスプリンクラーよ。涙で前が見えない。もともと暗いけどね、足元見えないもんね。びええぇぇ、体重の分の涙が出るかもぉぉ。
あら、うふっ。ダイエッ、じゃないぃぃ。干からびるだろぉぉじゃないぃぃあたしバカよねぇぇおバカさんよねぇぇ殿様キングスじゃないぃぃああパニコリコぉぉ。
「待て待て待て、新入り。お前は仕事をほっぽり出してさぼる気かぁぁ」
ぎゃぁぁ。ブラック企業のヤンキー上司みたいなドラゴォン。あたしやっぱりバカぁぁ。どうして振り向いちゃったのぉ。ドラゴン、目ん玉をひん剥いてるぅぅ。
「こらこら」
こらこらってぇぇぇ。
「俺様の目から、くしゅん」
ぎえっ。こっ、転んじゃった。これ、ドラゴンの尻尾かぁぁ。こわっ。
「こらこら、俺様も身体に似合わず気が短いのでなぁ、さっさと仕事に取りかかってもらわないとなぁ。どうなるかなぁ、お前の運命」
し、し、ごと。なに、すればいいのオシゴト。
「腹も空いた、くしゅん。はあっくしゅん」
ドラゴンがくしゃみなんて誰が思うよ。食われるかと思った。宝石みたいな目玉、綺麗だわぁ。指輪にしたらあたしの手なんてすっかり隠れちゃうわ。重くて持ち上がらないよね。片目ってことかなぁ。一個しか見えない。
「お風邪召しましたですか」
ドラゴンは人間を食べないかもしれない。だってとっくに食べられていても不思議じゃないものねぇ。
「昨日食った人間がウイルス保菌者だったらしい。くしゅん」
げええ。食ってんじゃあぁぁん。
「そんな目で見るな。冗談だ」
へ、ドラゴンって冗談言うのぉ。イメージがぁぁ、いやいや怖いのも嫌だけどさ。
「お前、未完成ちゃん。お前にやってもらいたいことがある。俺様の目を見ろ」
ひええっ、ドラゴンの目、異様な眼力ぃぃ。宝石じゃあないよぉぉ。
「近こう寄れ」
「まあたぁぁそんなご冗談をぉぉ。近くに来たら食べるでしょう」
「素晴らしい策略だな。旨そうな肉付きしておる」
ひええっ、マジに鳥肌ぁぁ。デブに生まれるんじゃなかったぁ。じゃないぃぃ、ぽっちゃりよぉぉ。だってあたしLLだものぉ。女服のエルがふたつよぉぉ。ニューハーフのデブは6Lからよぉぉ。ぽっちゃり。
「いぃぃやぁぁ。まだ二週間足らずのオカマ街道だけどぉ、性に合っているってのぉ、人生楽しくなって来たってのぉ、お金稼げるのにぃぃ、あたしって運が悪いぃぃ。初恋の人に貸した金まだ返してもらってなあいぃ。給料まだもらってなぁぁぃぃ。肉付き良さそうだけどぉぉ脂なのぉぉ、ぜええんぶラードよぉぉ、デブ喰うと太るわよぉぉ、何で男に生まれたんだろう、いやぁぁ。幼稚園からオカマ自覚あったわぁぁ。ううん、生まれた時から運が悪いぃぃ、生まれ直したいぃぃ」
「生まれた時からか、未完成ちゃん。お前な、過去は振り返るもので戻るものではない。お前は進化し続けるのだ。それに、この世界でできることもあるさ」
えっ……ドラゴン、慰めてくれるのっ。
「ぐすっ。なあに、できることって」
うふっ、精一杯あどけない顔をしようっと。ドラゴンに通じるかな、あたしのとびきりのあざと可愛いさが。
「エサ」
エサぁぁ。
「ぎぐんじゃながっだぁぁぁ」
折角、力を込めて可愛い顔したのに、涙がスプリンクラーみたいに吹き出るよぉぉ。
「待て待て、それは聖なる仕事だぞ。ドラゴルーンのブルータニアン様の食事係りに抜擢されるのはな」
「えっ」スプリンクラー節約、五月雨のようにしとしと頬を伝う「あたしを食べるのではないの」それ本当に本当。
「ああ、それも素晴らしい策略だな」
「ぎえぇぇぇぇ、何処からマジぃぃ」
スプリンクラー再稼働ぉぉぉ。あたしバカよね、おバカさんよねぇぇって、オジイちゃんがカラオケで熱唱してたっけぇ。昭和の殿さまキングスのぉ唄あぁ。オジイちゃんの子供の頃に流行ったんだってぇ。でも、演歌嫌いぃぃ。
くるりと踵を返してとっとこ逃げるわ、こんな処とっととおさらばよぉぉって言ってもぉ、ハイヒールなのぉ。ヒール折れてなくて良かったけどさぁ。ああ、あたしはスプリンクラーよ。涙で前が見えない。もともと暗いけどね、足元見えないもんね。びええぇぇ、体重の分の涙が出るかもぉぉ。
あら、うふっ。ダイエッ、じゃないぃぃ。干からびるだろぉぉじゃないぃぃあたしバカよねぇぇおバカさんよねぇぇ殿様キングスじゃないぃぃああパニコリコぉぉ。
「待て待て待て、新入り。お前は仕事をほっぽり出してさぼる気かぁぁ」
ぎゃぁぁ。ブラック企業のヤンキー上司みたいなドラゴォン。あたしやっぱりバカぁぁ。どうして振り向いちゃったのぉ。ドラゴン、目ん玉をひん剥いてるぅぅ。
「こらこら」
こらこらってぇぇぇ。
「俺様の目から、くしゅん」
ぎえっ。こっ、転んじゃった。これ、ドラゴンの尻尾かぁぁ。こわっ。
「こらこら、俺様も身体に似合わず気が短いのでなぁ、さっさと仕事に取りかかってもらわないとなぁ。どうなるかなぁ、お前の運命」
し、し、ごと。なに、すればいいのオシゴト。
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