公爵令嬢の波瀾万丈な逃亡ライフ

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第1章

第34話 聖女の嫉妬!? クロエ、豚小屋に捨てられる!!

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 ――クロエ・ハートフィリア、新たな試練。

 宴会場で呪われた石像として騎士たちに発見される → 倉庫に保管される → ついに脱出! → しかし、見えざる手に全身バターを塗りたくられる → 番犬たちに再び舐め回される → 逃げようとしたところで騎士が駆けつける → 慌てて透明化 → 神官が召喚される → 神官に羽交い締めにされ、両足を絡められて拘束 → まさかのチョークスリーパー → 気絶寸前で石像化 → 無様な開脚ポーズのまま固まる → 王都へ移送 → 王宮の広場で聖女による浄化の儀式が始まる → 第一王子が現れ、クロエにそっくりな石像を見て持ち帰る → 王子が毎日キス&お手入れしながら愛でる。

 そして今、さらなる最悪の展開が待ち受けていた――。

◆聖女の嫉妬!!

 
 夜――王子の部屋。

 

 煌びやかな寝室の中心に置かれた、クロエの石像。

 

 そこに、嫉妬に燃える一人の女性が静かに忍び込んだ。

 

「……これは、許されない。」

 

 聖女エレノアは、王子の寝顔を確認しながら、クロエの石像を睨みつけた。

 

「どうして、こんなものが……こんなものが、王子のそばにあるの……!!」

 

 王子が、朝晩のキスを欠かさず、石像を大切に磨いていると聞いた聖女は、嫉妬に狂っていた。

 

(こんなただの石像に負けるなんて……!! そんなこと、絶対に許さない!!)

 

 そして、聖女は決断した。

 

「こんなもの、捨ててしまえばいいのよ……!!」

 

◆クロエ、強制連行!!

 
 クロエの石像、夜中に持ち去られる。

 

(えっ!? 何!? どこに連れてくの!?)

 

 聖女は、誰にも見つからないように王子の部屋を抜け出し、城の外へと急ぐ。

 

「どこか……どこか、誰も見つけない場所に……!!」

 

(ちょ、ちょっと待って!? どこに捨てる気なの!?)

 

 クロエの石像、強制連行。

 

◆豚小屋にポイ捨て!?

 
 そして、聖女がたどり着いたのは……城の裏手にある豚小屋だった。

 

「ここなら、誰にも見つからない……!」

 

(うそ……!? いやいやいや、まさか――)

 

ドゴォン!!!

 

 クロエの石像、豚小屋に投げ捨てられる。

 

(いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!)

 

「これで……これで、王子もクロエのことなんて忘れるはず……!!」

 

 満足そうに笑う聖女は、そのまま城へと戻っていった。

 

 そして、豚小屋には、異様な石像が横たわっていた――。

◆豚たちに襲われる!?

 
 クロエの石像を見つけたのは、そこに住まう豚たちだった。

 

「ブヒッ!?(なんだこれ!?)」

 

「ブヒブヒ!(とりあえず舐めてみるか!)」

 

(やめてぇぇぇぇぇぇ!!!!)

 

 豚たちは、興味津々にクロエの石像を囲み、その表面を舐め回し始めた。

 

「ベロッ……ベロベロベロ!!!」

 

(ひゃぁぁぁぁぁ!! やめてぇぇぇ!!!)

 

 クロエの石像、豚たちにベロベロにされる。

 

◆さらに噛まれる!?

 
 豚たちは、舐めるだけでは飽き足らず、さらに好奇心を爆発させる。

 

「ブヒッ!(硬いな!? じゃあ噛んでみるか!)」

 

「ガブッ!!」

 

(ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!)

 

 豚たちは、次々とクロエの石像に噛みついた。

 

「ガジガジガジ!!」

 


(やめてぇぇぇぇぇ!!! 私、食べ物じゃないぃぃぃ!!!)

 

 クロエの石像、豚たちの歯形だらけにされる危機。

◆何とか脱出を試みるクロエ!!

 
(このままじゃ、私……豚たちのオモチャにされるぅぅ!!)

 

 クロエは、石像のまま必死に転がった。

 

ゴロゴロゴロゴロ!!!

 

「ブヒッ!?(なんか動いたぞ!?)」

 

(お願い!! 早く逃げなきゃ!!)

 

 クロエの石像、大脱走開始。

 

 転がりながら、何とか豚小屋の柵にぶつかる。

 

(よし!! このまま倒せば……!!)

 

ドンッ!!

 

◆柵が崩れ、豚たちが一斉に外へ!!

 

「ブヒィィィィィ!!!」

 

(違うぅぅぅぅ!!! 私だけ脱出するはずだったのにぃぃぃ!!!)

 

 クロエの石像、大脱走のつもりが、豚の大脱走に。
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