神殴り代行 異世界放浪記 〜俺の拳は神をも砕く〜

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第1章 世界の終焉

第16話 崩壊都市、死の輪舞

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◆混沌の街
 東京の街は、もはや"都市"ではなかった。
 そこに広がるのは――"地獄"。

 "無数の人々が逃げ惑い、血に染まった路上には切り裂かれた死体が転がる。"
 泣き叫ぶ子供、うずくまり動けない老人、誰もが恐怖に支配されていた。

 "空を見上げれば――"

 そこには"3体の異形なるモノ"が存在した。



 白銀の全身鎧フルプレートを纏い、背中には黄金の翼を持つ"天使"。
 一見すると、神々しさすら感じさせる美しさ――しかし、その剣は、"罪無き人々を斬り裂き、血に染める"。

 「いやあああああああ!!!」

 悲鳴が響く。
 だが、"天使たち"に感情はない。

 彼らは、**"ただの殺戮機械"**のように淡々と剣を振るい、次々と命を刈り取っていった。

◆人類の抵抗
 「撃てぇぇぇぇぇ!!!!!」

 軍隊が出動した。
 戦車、軍用ヘリ、重装部隊――**"日本の軍事力の総力"**が、天使たちに向けられる。

 "ガガガガガガ!!!!!"

 機関砲の連射音が響き渡り、戦車隊の砲撃が街中に炸裂する。
 ロケットランチャーの火花が閃き、ミサイルが天使たちを包み込む。

 "爆炎が都市の夜空を覆い尽くした。"

 人々は、祈るような目で"戦場"を見つめる。
 「これで終わるはずだ」――誰もがそう信じた。

◆絶望の具現
 しかし――

 "爆煙の中から、白銀の影が浮かび上がる"。

 「――なっ……!? バカな!!」

 軍の指揮官は、"自分の目が信じられなかった"。

 "天使たちは、傷一つ負っていない。"
 ミサイルの爆風すら、そよ風のように受け流し、悠然と舞い降りてくる。

 「……終わりだ。」

 その言葉が、"決定的な絶望"をもたらした。

 "その瞬間――"

 「シュンッ」

 "白銀の剣"が"音もなく振り抜かれた"。

 ――"軍用ヘリが真っ二つになった"。

 「う、うわあああああああ!!!」

 "巨大な鉄の塊"が、逃げ惑う人々を下敷きにしながら路上を転がる。
 "鉄の塊が弾ける音"、"踏み潰される人の絶叫"が響いた。"
 火花が燃料タンクに引火し、"爆炎が巻き起こる"。



 もはや、軍人も警官も一般人も関係なかった。
 "全ての人間が、ただの餌食になった"。

◆死の輪舞
 "戦力をすべて喪失した軍隊"。
 "逃げ惑うしかない人々"。
 そして――"殺戮を続ける天使たち"。

 そのうちの一体が、「静かに剣を天へ掲げた」。

 "剣が光を帯び、眩い黄金色のオーラを放つ"。

 ――そして、"天使はその剣を振り下ろした"。

 "音もなく、黄金の光が都市を貫いた"。

 "真っ直ぐに走る光の斬撃"が、"東京の大地を深く抉る"。

 ――"消滅"。

 "ただ、それだけ。"
 そこにあったはずの"建物"も、"人々"も、"軍隊"も、"一瞬で消え去った"。

 まるで"世界そのものが削り取られた"かのように、
 目の前には――"ただ深い谷が果てしなく続いていた。"

◆最後の矜持
 "全てが終わろうとしていた"。

 "ただ、独りの男を除いて"。

 「おいおい……なんだありゃ?」

 "全身に赤いフォースを纏い、眉に3本のラインを持つ男"。
 赤井は、呆然と"天使たち"を見上げていた。

 "勝てるわけがない"。
 そんなことはわかっていた。

 「……だけどよぉ、だからって、目の前で"人が殺される"のを見過ごすなんて、ダサすぎんだろ?」

 赤井は"右手を銃のように構え"、人差し指の先に"全フォースを凝縮"する。

 「俺はなぁ!! 逃げるのも、諦めるのも、大っ嫌いなんだよ!!」

 "赤い光弾が天使の輪の中心に撃ち込まれる"。

 "ドォォォォォォン!!!!"

 "衝撃波と炎が都市を飲み込んだ"。
 "2000度を超える灼熱の爆炎"。

 だが――

 "それすらも、天使たちは無傷で耐え抜いた。"

新たなる存在
 "天使たちは赤井に狙いを定めた"。

 「……ちっ、ダメか。」

 赤井は"全フォースを体内に凝縮"し、"自爆覚悟"で構える。

 "だが、その瞬間――"

 "シュンッ!!"

 ――"何かが、通り過ぎた"。

 "次の瞬間"、"天使たちが一斉に吹き飛んだ"。

 "赤井には、何が起きたのかすら理解できなかった"。

 "気が付けば"、"黒髪の男"が"天使たちの間に立っていた"。

 "ただ一瞬の間に"、"5体の天使が動きを止めていた"。

 "黒いTシャツに黒いジャケットを羽織った男"。

 彼は、"一言も発せず、次々と天使を"**"手刀で両断"**していく。

 "どんな攻撃も通じなかった天使の鎧"が、"まるで紙のように切り裂かれた"。

 "都市を覆う死の静寂"の中、赤井はただ"その後ろ姿"を見送った。

 「……お前、何者だ?」

 "だが"、その男は"答えなかった"。

 "静寂の中"、彼は"一瞥もくれず、去っていく"。

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