《完結》《2nd公開中！》10つの指輪 〜ジョーカー・ミアは指輪の力を使い無双する

一章

提示場

「ここが提示場だミア」
提示場とやらは黒板に様々な依頼紙が画鋲で貼られていた。

依頼の数はとてつもなくありぱっと見じゃ見切れない程の量があった私はなんでこんなに量があるのか気になったので先輩に聞いてみる事にした。

「先輩！　なんでこんなに依頼があるんですか？」
先輩は綺麗な顔で「この学校にはSランクの実力者がいるからだよ」と誇らしげに言っていた。

先輩は一つの紙をとり私に見せてきた。
「この依頼なんてどうだ？」
紙の内容にはゴブリン退治推奨F～Eと書いてあった。

「Sランクなのにこの依頼やるんですか？」
私が質問すると先輩は笑いながら「まだミアは力をコントロール出来ていないだからこのゴブリン退治はちょっとした訓練だ」と言っていた。

先輩はゴブリン退治の紙を取り私に渡して

「じゃこの紙を受け付けのお姉さんに持っていってくれ」

私は言われるがままに紙を受け付けのお姉さんに持っていった。

「こちら依頼認証場です」とハキハキに喋り私を見た瞬間「か、かわいい」と見惚れていた。

受付人は取り乱した事に気づいたのか顔を赤くして「紙はありますか？」とさっきのハキハキ声が嘘のように小声で私の方を見ながら言っていた。

「は、はいこれで」
私は受付人にゴブリン退治の紙を提出した。

「このクエストは初心者向けでもか弱いあなたには早いと思います考え直したらいかがでしょうか？」と私の見た目で判断していた。

そしたら後ろから先輩がきて「俺がついてる」と冷静な口調で言っていた。
そしたら受付人のお姉さんも「神宮寺様なら安全です」と微笑ましい笑顔で言っていた。

　　　　　　＊          ＊          ＊

あれから私は先輩と一緒に王国の外えと出ていった正直王国の外に出るのはものすごく久々なのでなんだか懐かしかった。

依頼の詳しい内容は前に私がジョーカー化した時に兄上が逃してしまったゴブリンの討伐らしい。

「緊張してるか？」
私が外の懐かしさで景色を見ていると緊張していると勘違いしたのか冷静な口調で心配してきた。

私はもちろん「大丈夫です！」と笑顔で言った。

そしたら先輩は「戦いは冷静な事が鍵になるもし取り乱したら戦いが荒れるだけだ」と私に忠告している。

　　　　　　＊          ＊          ＊

「ここが廃墟か……」
先輩が辺り全体を見回している。
「あそこにゴブリンがいるミア戦闘の準備はいいか？」
先輩が冷静に物事を判断しながら言っている。

私は少し不安になりながらも「はい！　大丈夫です」といいゴブリン退治をしに行った。