《完結》《2nd公開中!》10つの指輪 〜ジョーカー・ミアは指輪の力を使い無双する

マッシー 短編小説家

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四章

ケニービルド王国帰還

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「ど、どういう事だ……」
王国一帯は死体だらけだった。

「ジ、ジニー!」
校舎はもう後すらなく血の匂いで狂わせる。

「ケ、ケニー……」
「ジニー!!」
ジニーは全身血だらけで内臓がグチャグチャになっており多分もうすぐ死ぬだろう。

「ミ、ミア……」
ジニーはそれを最後の言葉にしこの世を去った。

      *  *  *

ジニーはいい奴だ。
何故そう言えるのかというとまず優しいそれと仲間思い。

一見少ないとか思うかもしれないがこれだけでも充分過ぎる程だった。

「ジニーゴブリン共を討伐するぞ!」
「お、おう!」

「スラッシュ!」
俺は次々とゴブリンを倒していく中ジニーは一体のゴブリンに手こずっている。

「大丈夫か?」
俺はジニーのも合わせてゴブリンを殲滅した。

「よし今日は豚の角煮を食べよう!」
「おーいいじゃないでやんすか!」
クソ先生がノリノリで鼻歌混じりに腰をフリフリしていた。
正直キモい。

ジニーが慣れた手付きで次々と手順を追って料理を作っている。

手伝いしようかと答えてもどうせすぐ断られる。ジニーは力が無い分こう言うので補うつもりらしい。

「出来たぞ!」
食卓には食を啜るような匂いがしよだれが無意識に出てしまっている程だった。

「うーーん美味い!」
クソ先生が慣れた手付きで料理を食べ尽くしている。

「なあケニーお前の魔王討伐の話してくれよ!」
「話すと長くなるけど色々あってメリアスと言う俺の最高の相棒が出来て協力して討伐したんだぜだから一人だけで討伐なんかしていない」

「そうなんだ」
ジニーは深く考え込んでいた。一方クソ先生は俺の話を聞いていないのかコーヒーをがぶ飲みしていた。
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