《完結》《2nd公開中！》10つの指輪 〜ジョーカー・ミアは指輪の力を使い無双する

四章

指輪議論

「け、継承するだと？」
「はい」
「お前自分の発言した言葉にちゃんと責任を持っているのか！」
王様の隣にいた兵士が大きな声で言っていた。

「よせ」
王様が淡々とした口調でいいこの場を沈めた。

「なぜ継承したいんだ？　指輪は継承すると余命が10年にしかなくなってしまう我はミア少佐に長生きして欲しいんじゃ」
「私は兵の身分です」
「我はミア！　お前が好きだ」
こんな髭つらジジイと誰が付き合うかよ想像しただけでも吐き気がする……

「今すぐにもミア！　お前を貴族にしてやる」
「無理です」
「なぜ断る」
「あなたが嫌いだからです」

「………………」
長い沈黙に辺りが支配している。

「きて」
私はツカを無理矢理連れて行こうとした瞬間ツカの腹からドリル型の結晶が私を目掛けてもう突進で突き刺そうとしていた。

私は左目で結晶の攻撃を解除した。正直とても危なかった。あれ程の速度だとSランク実力者でも難しいだろう。

「最初はいいお姉ちゃんだと思っていたのに……」
「どうせ僕の指輪が欲しいんでしょ」
正論を言われてしまい。私は返す言葉もなかった。

「ごめんお姉ちゃん死んで」
ツカの手から今度は小さい針型の結晶が無数に発射された。

「ジョーカー！」
わかった相棒！

ジョーカーの加護のおかげで私の魔力が無限になり無敵状態になった。

「ミア結界を張るぞ」　「ええ」
今私とジョーカーは一心同体になりジョーカーも話せるようになっている。

「『ギガントセレガ』」
紫の結界が10kmまで展開されている。この結界はジョーカーだけができる結界である。この能力は時間を停止させる。

ただし指輪をつけているものだけはこの攻撃は効かない。つまりジョーカーは増援が来ないように仕向けたと言うわけだ。

「行くぞ相棒！」