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~新しい生活~
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何だか急展開。結婚が決まり、素直にとても嬉しい。
辛い事が沢山有ったので、幸せに心から感謝出来るようになった。
これからも子供たちを一番に、瑠衣の事も大切にし、皆で仲良く暮らしていければいいな。
これが私の切なる思い。
私はこのマンションが好きなんだけど、瑠衣が心配して、もっとセキュリティのしっかりした所でと聞かないので、引っ越しも決まった。
仕事も忙しいのに、瑠衣は私達の為にと沢山考えてくれる。
私は今まで通り、仕事をしながら家事に育児に頑張ってるけど、今は瑠衣も手伝ってくれるので、大分負担が軽くなった。
瑠衣は昼から出社の日も有り、その日は瑠衣が保育所に連れて行ってくれるし、瑠衣が朝入る日は一緒に連れて行き、一緒に出社する。職種は違うけれど、職場は同じだからね。
会社で見掛ける瑠衣は一段と格好良いの。キリッとしてて、出来る男感が凄いの。社員を怒っている姿を見掛けたりも・・・そして、怒ると恐いことが分かった。でも、どんな瑠衣でも私は大好きなの。
仕事中、目が合うと笑ってくれたり、仕事場でも会える事がとても嬉しい。
子供たちは瑠衣を頼りにし、本当のパパのように甘えている。きっと寂しかったんだろうな。
子供たちは瑠衣がパパになる事をとても喜んでくれている。蓮くんは瑠衣と接するようになってから、瑠衣の真似をするようになった。
瑠衣も休みの日は蓮くんとサッカーをしたり、仮面ライダーごっこをしたり遊んでくれる。
奈々と里奈はサンタからのプレゼントの一輪車とキックボードを仲良く共有し、練習している。その練習に瑠衣は付き合ってくれている。
「本当に大好き。瑠衣。」
突然口にしてしまった時、そう言えば、チビが寝て瑠衣とリビングでくつろいでいた事を思い出した。
「ん?なんだ急に!」
と照れている瑠衣。
「めちゃくちゃ!とてつもなく!とにかくスーパー大好きなの!」
その言葉に瑠衣は優しいキスをしてくれた。そして、
「そう言えば、なんだかんだで長引くとなかなか引っ越せねーから、週末引っ越しすっからな。」
「ええ? 」
驚く私に、俺に任せとけ!と笑う瑠衣。瑠衣はやることなす事テキパキと的確に、早いんだよね。頭が良いんだろうな。
私は鈍臭い方だからな。トロイし、頭の回転だってゆっくりのんびりな回転だもん。
そして、週末引っ越す事になった。簡単に引っ越し準備はしておいたけど、あまり慣れていない私はどうすれば良いか分からない。
でも、全て瑠衣が引っ越し屋さんを手配してやってくれた。私の出る幕はなかった模様。
新居に着き、荷物や家具も入り、引っ越し屋さんの方々は帰って行った。俺に任せとけ!っていった価値はある。
さすが瑠衣様。よく考えてらっしゃる。
娘っ子達が転校にならないよう校区内で、それはそれは立派なマンション。高級ホテルの様な素敵なマンション。
セキュリティもしっかりしていて、とにかく広い。
こんな素敵な所に住めるなんて夢にも思っていなかった。
「瑠衣、こんな高級なマンション・・大丈夫かなぁ。私、こんな凄い所住んだ事ないよ。」
心配そうに言う私に、
「住む所は大事だ。ここなら家族が多くても、万が一家族が増えても充分だろ。心菜は安心してろ。これからは俺もいる。1人じゃないんだから、気を張らず気楽に楽しく生きる。分かった?」
「ありがとうー!瑠衣ー!大好き!」
しがみ付く私。
「仕事も無理しなくていいぞ。子供も小さいし、俺がいるんだから。心は家に居てもいいぞ。今まで1人で充分頑張ったんだから。」
「それは甘えすぎな気がするよ。」
「俺、春から社長に就任するんだよ。だから、忙しくなるし、精神的にも支えて欲しい。だから、心菜には家に居て、全面的にサポートして欲しい。俺の事も子供たちの事も家の事も。」
私の顔を心配そうに覗き込む瑠衣。顔が近くて、ドキドキがやばい。そして、ペコリとうなづいた私。
「私、瑠衣の事支えるからね。瑠衣が安心してお仕事が出来る様に私頑張るね。瑠衣、社長凄いね。」
そして、ギュギュッとする私。
「んな事ねーわ。それより、これからは部屋が多いし、気兼ねなくエッチ出来るな。防音だしな。」
「バ・・ばかぁー!」
ニヤリと笑う瑠衣。すぐ赤くなる私を可愛いとヨシヨシする瑠衣。何でもマンションを探す時に一番重視したのは、心置きなくエッチ出来る様に、防音のお部屋が有る所を探したらしい。
いつも私が声を我慢してる事と、私の甘い声がもっと聞きたいんだそうな。なんたるエロっぷり。けど、それだけじゃない事は分かってるよ。
子供の部屋は1人一部屋与えられる様にちゃんと考えてるし、お風呂もトイレも広いし綺麗。キッチンは収納たっぷりで食洗機も付いてる。対面キッチンで、皆の顔を見ながらお料理出来るのも良いね。
リビングは広々としていて、一つ一つの部屋も広い。全体的に和風ではなく、洋風の作りだ。これから皆で住むのが楽しみだわ。
子供たちは走り回り大興奮だ。そして、子供たちは瑠衣に言った。
「ルイルイ・・・パ・・パパ!ありがとうー。」
里奈が照れながら言った。
「パパっ!これからよろしくお願いします。」
とペコリとお辞儀をする奈々。
「れんもー。パパー!パパー!おんぶちてぇーー!」
と早速甘える蓮。
瑠衣は照れながら、お前ら可愛すぎー!とハニカんでいたが、瑠衣の目がウルウルしていたのを私は知ってる。
「パパっ!これからよろしくお願いします。末長く!ずっと一緒にいようね。」
と私が言うと、
「おぅっ!こちらこそ!喜んで!」
と言い、しばらく見つめ合ってしまった。それをチビ達がニタニタ見ていて、焦った私達。
これからもこうして皆で仲良くしてこうね。
沢山の幸せをくれた瑠衣。ありがとうー。
もぅ誰も好きになれない!なんて思っていたけど、人生分かんないよね。幸せになる事を諦めちゃダメなんだよね。
これからは5人で仲良く暮らしてくんだ。その1年後に新しい家族が増える事を私達はまだ知らない。
幸せを教えてくれた瑠衣に心からありがとう。
~~END~~
辛い事が沢山有ったので、幸せに心から感謝出来るようになった。
これからも子供たちを一番に、瑠衣の事も大切にし、皆で仲良く暮らしていければいいな。
これが私の切なる思い。
私はこのマンションが好きなんだけど、瑠衣が心配して、もっとセキュリティのしっかりした所でと聞かないので、引っ越しも決まった。
仕事も忙しいのに、瑠衣は私達の為にと沢山考えてくれる。
私は今まで通り、仕事をしながら家事に育児に頑張ってるけど、今は瑠衣も手伝ってくれるので、大分負担が軽くなった。
瑠衣は昼から出社の日も有り、その日は瑠衣が保育所に連れて行ってくれるし、瑠衣が朝入る日は一緒に連れて行き、一緒に出社する。職種は違うけれど、職場は同じだからね。
会社で見掛ける瑠衣は一段と格好良いの。キリッとしてて、出来る男感が凄いの。社員を怒っている姿を見掛けたりも・・・そして、怒ると恐いことが分かった。でも、どんな瑠衣でも私は大好きなの。
仕事中、目が合うと笑ってくれたり、仕事場でも会える事がとても嬉しい。
子供たちは瑠衣を頼りにし、本当のパパのように甘えている。きっと寂しかったんだろうな。
子供たちは瑠衣がパパになる事をとても喜んでくれている。蓮くんは瑠衣と接するようになってから、瑠衣の真似をするようになった。
瑠衣も休みの日は蓮くんとサッカーをしたり、仮面ライダーごっこをしたり遊んでくれる。
奈々と里奈はサンタからのプレゼントの一輪車とキックボードを仲良く共有し、練習している。その練習に瑠衣は付き合ってくれている。
「本当に大好き。瑠衣。」
突然口にしてしまった時、そう言えば、チビが寝て瑠衣とリビングでくつろいでいた事を思い出した。
「ん?なんだ急に!」
と照れている瑠衣。
「めちゃくちゃ!とてつもなく!とにかくスーパー大好きなの!」
その言葉に瑠衣は優しいキスをしてくれた。そして、
「そう言えば、なんだかんだで長引くとなかなか引っ越せねーから、週末引っ越しすっからな。」
「ええ? 」
驚く私に、俺に任せとけ!と笑う瑠衣。瑠衣はやることなす事テキパキと的確に、早いんだよね。頭が良いんだろうな。
私は鈍臭い方だからな。トロイし、頭の回転だってゆっくりのんびりな回転だもん。
そして、週末引っ越す事になった。簡単に引っ越し準備はしておいたけど、あまり慣れていない私はどうすれば良いか分からない。
でも、全て瑠衣が引っ越し屋さんを手配してやってくれた。私の出る幕はなかった模様。
新居に着き、荷物や家具も入り、引っ越し屋さんの方々は帰って行った。俺に任せとけ!っていった価値はある。
さすが瑠衣様。よく考えてらっしゃる。
娘っ子達が転校にならないよう校区内で、それはそれは立派なマンション。高級ホテルの様な素敵なマンション。
セキュリティもしっかりしていて、とにかく広い。
こんな素敵な所に住めるなんて夢にも思っていなかった。
「瑠衣、こんな高級なマンション・・大丈夫かなぁ。私、こんな凄い所住んだ事ないよ。」
心配そうに言う私に、
「住む所は大事だ。ここなら家族が多くても、万が一家族が増えても充分だろ。心菜は安心してろ。これからは俺もいる。1人じゃないんだから、気を張らず気楽に楽しく生きる。分かった?」
「ありがとうー!瑠衣ー!大好き!」
しがみ付く私。
「仕事も無理しなくていいぞ。子供も小さいし、俺がいるんだから。心は家に居てもいいぞ。今まで1人で充分頑張ったんだから。」
「それは甘えすぎな気がするよ。」
「俺、春から社長に就任するんだよ。だから、忙しくなるし、精神的にも支えて欲しい。だから、心菜には家に居て、全面的にサポートして欲しい。俺の事も子供たちの事も家の事も。」
私の顔を心配そうに覗き込む瑠衣。顔が近くて、ドキドキがやばい。そして、ペコリとうなづいた私。
「私、瑠衣の事支えるからね。瑠衣が安心してお仕事が出来る様に私頑張るね。瑠衣、社長凄いね。」
そして、ギュギュッとする私。
「んな事ねーわ。それより、これからは部屋が多いし、気兼ねなくエッチ出来るな。防音だしな。」
「バ・・ばかぁー!」
ニヤリと笑う瑠衣。すぐ赤くなる私を可愛いとヨシヨシする瑠衣。何でもマンションを探す時に一番重視したのは、心置きなくエッチ出来る様に、防音のお部屋が有る所を探したらしい。
いつも私が声を我慢してる事と、私の甘い声がもっと聞きたいんだそうな。なんたるエロっぷり。けど、それだけじゃない事は分かってるよ。
子供の部屋は1人一部屋与えられる様にちゃんと考えてるし、お風呂もトイレも広いし綺麗。キッチンは収納たっぷりで食洗機も付いてる。対面キッチンで、皆の顔を見ながらお料理出来るのも良いね。
リビングは広々としていて、一つ一つの部屋も広い。全体的に和風ではなく、洋風の作りだ。これから皆で住むのが楽しみだわ。
子供たちは走り回り大興奮だ。そして、子供たちは瑠衣に言った。
「ルイルイ・・・パ・・パパ!ありがとうー。」
里奈が照れながら言った。
「パパっ!これからよろしくお願いします。」
とペコリとお辞儀をする奈々。
「れんもー。パパー!パパー!おんぶちてぇーー!」
と早速甘える蓮。
瑠衣は照れながら、お前ら可愛すぎー!とハニカんでいたが、瑠衣の目がウルウルしていたのを私は知ってる。
「パパっ!これからよろしくお願いします。末長く!ずっと一緒にいようね。」
と私が言うと、
「おぅっ!こちらこそ!喜んで!」
と言い、しばらく見つめ合ってしまった。それをチビ達がニタニタ見ていて、焦った私達。
これからもこうして皆で仲良くしてこうね。
沢山の幸せをくれた瑠衣。ありがとうー。
もぅ誰も好きになれない!なんて思っていたけど、人生分かんないよね。幸せになる事を諦めちゃダメなんだよね。
これからは5人で仲良く暮らしてくんだ。その1年後に新しい家族が増える事を私達はまだ知らない。
幸せを教えてくれた瑠衣に心からありがとう。
~~END~~
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