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第3部.リムウル 第4章
10.緊急
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墜落した鳥にゆっくりと歩み寄っていたギメリックが、二人に声をかける。
「まだ終わっていない、近寄るな!!」
とどめを、刺さなければならないのか……それとも助けられるのか……見極めなければならない。
鳥のそばに跪き、その上に屈み込んだとき。
突如、思いもよらぬ俊敏さで、鳥は巨大なクチバシをもたげてギメリックの頭に噛み付こうとした。
「あっ!!」
「きゃぁっ……」
恐怖の声を上げるポルとアイリーンの目の前で、とっさに身を引いたギメリックの頬を、鋭いクチバシがかすめた。
「っ……!!」
彼の一瞬の隙を突き、鳥は高く空に舞い上がった。
“まずいっ……村の正確な位置をエンドルーアに知られてしまう!”
逃げていく鳥を追って駆け出そうとするギメリックに、アイリーンがしがみついた。
「ギメリック……!! 私も行……」
「バカ野郎!! おとなしくしてろ!!」
彼が心話で呼んだ馬が地響きを立てて走ってきた。
「いや……!!」
心配で、じっと待ってなどいられない!!
ぴったりと合わさった体から、アイリーンの気持ちが痛いほど伝わってくる。
このまま彼女を放って行けばまた無理をして石の魔力を使ってしまうかも知れない。
しかしどこまで追いかけることになるか知れないのだ、連れて行くのはもっと危険だった。
緊急を要するこの場で、迷っている暇はない……!!
ギメリックは彼女の腕を引きはがし、そしてすかさずその手を引いて自分の腕で彼女を抱きしめた。
「……☆×?☆×☆!!!」
赤面しているポルなど目に入っていないかのごとく……彼女のあごを持ち上げるとその唇にキスを落とす。
驚いて目を見開いたままのアイリーンを放し、走ってきた馬に飛び乗ると、ギメリックは言った。
「お前に誓おう、もう死を望んだりはしない、必ず帰ってくると!!」
諦めでも、ましてや偽りでもない、真に晴れ晴れとしたギメリックの笑顔にハッと胸を突かれ、アイリーンは胸に手を当てた。
「だからおとなしく待っていろ!!」
走っていく後ろ姿を見送りながらも、なおも心配は止まらない。
アイリーンにもわかっていた。敵は、村の結界を破るほどの魔力の持ち主なのだと……。
立ち尽くす彼女の、胸の前で組んだ手が小刻みに震えているのを見て、ポルはパッと前に飛び出した。
自分の馬を心で呼びながら叫ぶ。
「心配しないで! おれが追いかけてって、ちゃんと連れて帰ってくるからさ!! 」
「まだ終わっていない、近寄るな!!」
とどめを、刺さなければならないのか……それとも助けられるのか……見極めなければならない。
鳥のそばに跪き、その上に屈み込んだとき。
突如、思いもよらぬ俊敏さで、鳥は巨大なクチバシをもたげてギメリックの頭に噛み付こうとした。
「あっ!!」
「きゃぁっ……」
恐怖の声を上げるポルとアイリーンの目の前で、とっさに身を引いたギメリックの頬を、鋭いクチバシがかすめた。
「っ……!!」
彼の一瞬の隙を突き、鳥は高く空に舞い上がった。
“まずいっ……村の正確な位置をエンドルーアに知られてしまう!”
逃げていく鳥を追って駆け出そうとするギメリックに、アイリーンがしがみついた。
「ギメリック……!! 私も行……」
「バカ野郎!! おとなしくしてろ!!」
彼が心話で呼んだ馬が地響きを立てて走ってきた。
「いや……!!」
心配で、じっと待ってなどいられない!!
ぴったりと合わさった体から、アイリーンの気持ちが痛いほど伝わってくる。
このまま彼女を放って行けばまた無理をして石の魔力を使ってしまうかも知れない。
しかしどこまで追いかけることになるか知れないのだ、連れて行くのはもっと危険だった。
緊急を要するこの場で、迷っている暇はない……!!
ギメリックは彼女の腕を引きはがし、そしてすかさずその手を引いて自分の腕で彼女を抱きしめた。
「……☆×?☆×☆!!!」
赤面しているポルなど目に入っていないかのごとく……彼女のあごを持ち上げるとその唇にキスを落とす。
驚いて目を見開いたままのアイリーンを放し、走ってきた馬に飛び乗ると、ギメリックは言った。
「お前に誓おう、もう死を望んだりはしない、必ず帰ってくると!!」
諦めでも、ましてや偽りでもない、真に晴れ晴れとしたギメリックの笑顔にハッと胸を突かれ、アイリーンは胸に手を当てた。
「だからおとなしく待っていろ!!」
走っていく後ろ姿を見送りながらも、なおも心配は止まらない。
アイリーンにもわかっていた。敵は、村の結界を破るほどの魔力の持ち主なのだと……。
立ち尽くす彼女の、胸の前で組んだ手が小刻みに震えているのを見て、ポルはパッと前に飛び出した。
自分の馬を心で呼びながら叫ぶ。
「心配しないで! おれが追いかけてって、ちゃんと連れて帰ってくるからさ!! 」
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読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
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