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幕間 その4
道、交差しては分かれて その1
しおりを挟む日が天高く昇る昼頃、連合軍のキャンプ地から離れたとある町の教会にて。
「…という訳で、魔法的要因とは人間関係、ことが起きた場所など抽象的なものが多く絡んでいるという訳だ」
「なるほど、アリスの涙がライムを追い出せたのもそういうことだったのか。奥が深いな」
普段子供の授業用として使っている教会の部屋で、魔法に関する本が乱雑に置かれている机の前。そこでミーナはウィルフレッドにこの世界の魔法に関する簡単な基礎知識を教えていた。
遡ること数時間前、町の周りの地形がキャンプに適しないことから、町から離れた空き地でキャンプすることになった連合軍。カイ、エリネ、ウィルフレッドに、魔法アイテムを補充したいと一緒についてきたミーナはいつもの補給作業にこの町へと訪れた。
先に買出しを終えたカイとエリネは他の補給係とともに先にキャンプ地へと戻ったが、まだ時間もあることから、ミーナはウィルフレッドのかねてのお願いにより、町の教会から本や部屋を借りて彼に魔法に関する概論を説明することになった。この前の妖魔ライムの件で、彼はハルフェンにおける魔法の原理、理をもっと知るべきと痛感したからだ。
「…とまあ、魔法の基礎はこんな感じだな。できればもう少し詳しく説明したいが、あとは自分で本でも読んで質問してくれ。行軍ながらの授業じゃ纏めた時間がないのが悔やまれるな」
「それでも十分だ。ミーナの授業は十分分かりやすいしな。ラナ達が慕うのも頷ける」
「ほほう、言うではないか。カイもおぬしぐらい素直であれば良かったのだが」
誇らしげな笑顔を見せるミーナに合せて小さく笑うウィルフレッド。
「このお礼、いつか君にちゃんとしておかないとな」
「別に気にせんで良い。我はそういうの面倒だから好きじゃないしな。それに…」
「それに?」
とんがり帽子のつばを少し下ろして顔を隠すミーナ。
「…あのバカエリクがしでかした罪を、お主は気にしなくて良いと言った。それだけでも我には十分だ」
「ミーナ…」
カイ達の前ではミーナは決して言うことができない、真心からのお礼だ。異なる世界、異なる価値観を持つウィルフレッドの前だからこそ言える感謝だった。たとえザーフィアスの警告がいまだにその心を密かに不安を燻っていても、その気持ちは偽りのない本心だった。
「エリクのこと、必ず助けようミーナ」
帽子のつばをより深く被せてはミーナが呟く。
「…うむ…」
――――――
教会の人達に礼を言い、ウィルフレッドは馬の手綱を握りながらミーナとともに教会の前で立っていた。
「ふむ、キャンプ地へ戻るにはまだ時間があるな…おぬしはこのまま帰るか?」
「俺はできればもう少しここを見て周りたい。自分は走って戻れるから、ミーナは先に馬で帰るか?」
「いや、我ももう少しここで時間を潰したい。そうだな…では二時間後、またここで合流して一緒に戻ることにしよう」
「まだ買ってないものがあるのか?」
「ちょっとした私用だ。馬はこのまま教会に預かれ。その方がおぬしも動きやすかろう」
「そうする。それじゃ後で」
「うむ、後でな」
******
時同じくして、町の反対側にある食堂の中、程よく綺麗に飾られた個室の中で、思いもがけない人達が料理を楽しんでいた。
「はいっ、ギルバート様ぁ、あーん♪」
「おう、いいぞルニ」
左手で抱いてる、年若く可愛らしい子のルニがフォークで差し出すステーキの一切れを一口で食べるギルバート。
「…ははっ、やっぱうめぇな。地球のと違って汁一杯だし、歯ごたえも丁度良い」
「あらあら、ギルバート様、口についてますよ」
「ん…悪ぃなアネッタ」
ギルバートが右手で抱いている、大人な魅力に満ちた女性アネッタがナプキンで丁寧に彼の口元を拭いてあげた。
「お気になさらずに。ギルバート様は私達の上客ですから、これぐらいの奉仕は当たり前ですよ」
「はは、言うじゃねぇか。…おいエリク、あんたも一つどうだ?結構美味いぞこのステーキ」
ギルバート達の向かい側で、普通の民に扮したエリクは丁度一切れのケーキを口で吟味して飲み干したばかりだった。
「ご遠慮なく、食事なら先ほどもう食べましたし、今は私のアフタヌーンティーの時間ですからね」
いつもの教団のものらしかぬ優しい笑みを見せながら、優雅に紅茶を口に運ぶエリク。
「それよりも、今回の報酬に満足していただけてなによりです。お陰様でライム変異体の成果回収は予想以上のものでしたし、ギルバート殿には本当に感謝してますからね」
「どうってことねぇさ。こっちこそルニ達を一緒に連れてくることに応えてありがとよ。俺ぁずっとあの辛気臭いところ以外でも女達と遊んでみたかったからなぁ」
「うんっ、私も久しぶりに外に出られて嬉しいですよっ。あのままだと肌が荒れちゃうし、本当、ギルバート様って優しいよねっ、アネッタ」
「ええ。これじゃ今まで以上にご奉仕しないと申し訳が立たないわ」
「はははっ、言うねぇ二人とも」
二人と互いに戯れるようにキスをするギルバート。
「…まっ、今回俺が一緒なのもアフターサービスの一環だから気にすんなエリク。ウィルにやられたのが残念だったけどな」
「いえ。予定のスケジュールが繰り上げられるぐらい、第二の方は既に十分以上の素材が集まったのですからね。寧ろ予想以上の働きで大変満足してますよ。もし何か文句がるのでしたら…」
もう一口紅茶を口につけると、実に困ったように苦笑するエリク。
「集合時間に遅れるほどお楽しみするのは、どうか程ほどにしてくださいね」
「あははははっ!すまねぇなっ!なにぶん野外でってのは久しぶりだからよぉっ、つい気合入っちまってなっ!」
「ふふ、あの時のギルバート様は本当に凄かったですものね」
「ほんとそうよね~っ。できればもう一度遊んでみたいよ~ギルバート様ぁ~」
「はははぁっ!残念ながらまた次になっ。今日でまた遅刻したらさすがにエリクに申し訳ないからなっ」
「ええ。身元がばれる可能性もありますからね。これからの集合はしっかり時間を守ってくださいよ」
そう言って軽くクッキーを一口齧るエリク。その口調は困りながらも嫌味はなかった。今のエリクにとって、唯一叶えたい願い以外に気を掛ける価値のあることなぞないのだから。
――――――
(――うむっ、なかなか良いお茶だ)
町のある喫茶店の外、パラソルが設けられたガーデンテーブル。晴れた午後のそよ風を気持ちよく受け止めながら、ミーナはテーブルの前に座ってはお茶を嗜んでいた。
(…ふぅ、香りもすっきりして、頭が実にほぐされるな)
軽くお茶の香りを嗅いでは、普段の彼女からは想像もできない至福な表情を浮かべ、ミーナは手馴れた手つきでティーポッドにお湯を入れなおす。
ミーナはときに自然とこうして決まった時間で午後のお茶を嗜むことにしていた。行き詰った時に茶でリラックスするのと同じように、唆したエリクがいなくとも、もはや体に染み付いた習慣なのだ。
(…やはり、たまにこうしてバカエリクのことも忘れておかないとな)
道の向かい側で、楽しく遊びに興じている子供達の笑い声が伝わってくる。今この時だけ、ミーナはずっと自分を悩ませるエリクのことまでも忘れ、ただ悠々とこのひと時を享受したいと思った。
「―やっぱさっきの酒場ってひどくね!?勝手に俺達をつまみ出してさぁっ!」
「だよなぁっ!ちょっと踊り子に触っただけなのにあんなに怒鳴ってよぉっ!ヒック」
向かい側から聞こえる不快な大声でミーナが思わず眉を寄せる。どう見ても酔っ払った二人の大柄の男達が、ふらふらと互いにしがみつきながら歩いていた。二人はすぐに離れていったが、静かなひと時を乱されたミーナは軽く溜息をつく。
(まったく、バカな奴はエリクに限らずどこにでもおるな)
不快感を拭うように、ミーナは茶杯にティーを注ぎなおした。
******
「ギルバート様まだかなぁ~…」
「エリク様と大事な話しがあるからね、ゆっくり待ちましょう」
アネッタとルニは二人で話をするギルバートとエリクを待つよう、先ほどの食堂の近くにある巷の前で立っていた。
「むぅ~、仕事が大事なのは分かるけどさぁ、折角あの神殿から出られたんだからもっとギルバート様と遊びたいよ~」
「ふふ、ルニちゃんすっかりギルバート様のことが気に入ったのね」
「だってギルバート様のお話どれも面白そうだし、乱暴な客と違って優しいし、あとさあ…」
声を少しだけ落とすルニ。
「あれも上手くて凄く続くよねギルバート様…あんな経験初めてだよ」
「ルニちゃん、暫く起き上がれなかったくらいね」
「アネッタだってそうでしょ、もぉ」
互いに軽く笑い出す二人。
「でもでも、そんなの抜きにしてもさ、ギルバート様って凄く頼もしいと思わないっ?人間じゃないっていうけど、一緒にいてとても安心できるっていうか…」
ルニの顔に、普段の客を接待する時とは違う心からの笑みがあった。
「それは分かるわ。チキュウって言う異世界からお越ししたからか、ギルバート様ってどこでも見られない独特な雰囲気がするものね。それがまた神秘的で魅力的よね」
頬に手を添えてくすりと艶やかに笑うアネッタ。その笑顔もまたルニとは違った、どこか安堵の気持ちが篭っていた。
(こんな気持ち、いつぶりかしら…ふふ、なんだか柄もないわね)
「…んん~?ちょっと君達ぃ…ひょっとしたら娼館の人か?」
いきなりの呼び声にアネッタとルニが振り向く。そこには先ほどミーナの前を通り過ぎた、酔っ払いの男二人が立っていた。
「うっ、酒くさぁ…」
二人の強烈な臭いにルニが思わず手で鼻を覆った。
「丁度いいや。なああんたら、俺達二人の相手になってくれるかい?さっき酒場でひどいめに会ってさぁ」
アネッタは慌てもせずにほんのりと微笑んだ。
「申し訳ありません。今は他の客様の相手をしていますので、今日はどうかお引き取りくださいね」
「んだぁ…?別にいいじゃんか、俺達がもっと高い金払うからさぁ~」
「そおぉ?お兄さんたち、そんなにお金持ってるようには見えないけど?」
「一緒に来てくれればいくらでも見せるさっ、だからほらっ」
ルニの皮肉なぞお構いなしに、男の一人が彼女の手を掴んだ。
「あっ、ちょっと!やめてよっ!」
「おやめくださいっ、あっ!」
それを止めようとするアネッタの腕もまたもう一人の男に乱暴に捕まってしまう。
「だから別に良いじゃんか、お金はしっかり払うから――」
「ぎゃあああぁぁぁっ!」
突然の悲鳴でアネッタと男が愕然とした。
「なっ、なんだぁっ!?」
「ギルバート様…っ!」
ルニの手を捕まっていた男が、自分の異様に曲がった肩を押さえては実に悲痛な叫び声を挙げて地面でのた打ち回っていた。その傍には冷たい表情を露わにしているギルバートが立っており、ルニは思わず彼から一歩離れていた。
「てっ、てめぇっ!バロイに何しやがるっ!」
男がパンチを繰り出すが、ギルバートにいとも容易く掴まれてしまう。
「えっ」
「…まったく、これだから平和ボケした奴ぁ始末が悪い」
今の彼の目と同じぐらい冷たい声だった。
「生きることがどういうことかも知らずに―」
「あが…っ」
ミシミシと男の骨が軋む。
「好き勝手のさばるから―」
「いっ、いてぇ…!いてぇよぉっ!」
あまりの激痛に男が膝をついてしまう。
「重いとかほざくんだ…っ」
男の腕から不穏な破砕音が聞こえ始めた。
「やっ、やめてくれぇ…っ!」
「ギルバート様っ」
あと一歩で男の腕が砕かれるところだった。アネッタがギルバートに抱きついては、彼の怒りを鎮めるかのようにその華奢な手で彼の胸板を愛おしく撫で回す。
「彼らのことはほっときましょう。せっかく貴方様と外で遊べるのに、こんなことで興を冷めては勿体無いですよ」
彼女の意図を察したか、ルニもまた片方から胸を寄せるよう彼の腕を掴む。
「そうですよギルバート様ぁ、こんなつまらない人達なんかほっといてて、早く一緒にどこか遊びに行きましょっ」
ギルバートはすぐに答えずに、ただ泣き出し始める男を睨み続けていた。
「…まあ確かにな」
やがてギルバートは軽蔑的な笑みを浮かべると、男を投げ捨てるかのように解放した。
「あぐっ!」
「いてぇ…っ、いてぇよ…!死ぬ…っ!死んじゃう…っ!」
いまだに肩を抑えてのたうつ男にギルバートは蔑むように苦笑する。
「はっ、ただ肩を外しただけでこんなに鳴いてまぁ…。安心しな、それぐらいじゃ死なねぇよ。どっかの誰かに治してきな、魔法もありゃ簡単にできるんだろ?」
「ほらっ、もう行こうよギルバート様ぁ」
「おうおう引張るなって」
「だめよルニ、そんなに強引じゃ。さあギルバート様」
アネッタ達に甘えられながら、ギルバートはその場を後にした。バロイ達は後ほどそこを通った町の人に無事助けられたが、暫くは酒を自粛したという。
******
「このアウラの糸で編んだストールはいかがですか?丈夫なのにとても柔らかいですよ~」
店が立ち並ぶ商店街の中を、ウィルフレッドはいつものように目を輝かせながら歩いていた。
(やはりハルフェンの店はいつ見ても飽きないな…)
「どうぞお客様、うちの料理はとても食べやすくてとても美味しいよ~っ」
客を招く女主人を見て、思わず自分が育てられた地球のマーケットが脳内をよぎる。ここの商店街の心地良い元気さとは大きく異なるはずなのに、地球のチープな喧騒さが今になって懐かしく感じられて、彼は苦笑した。
(…ジェーン)
思いにふけながら歩くと、前方の小さな巷の回り角から騒がしい女二人の声が聞こえてきた。
「ねぇねぇ、そろそろもう一軒行ってもいいじゃない?」
「ええ、さっきのこともありますし、もう一回気分転換するのもいいかと」
「ははっ、そうだな――」
(っ、この声――)
もう一人の男の声を認識するよりも早く、巷から歩き出た三人に彼はばったりと会ってしまった。
「――おっ」
「なっ」
ウィルフレッドが一瞬にバックステップして構えた。
「きゃっ!?なになにっ?」
「マジかよウィルじゃねぇかっ!まさかこんなところで会えるとはなっ!」
「ギル…っ!」
全身が緊張で張り詰めながら構えるウィルフレッド。
「あんた、どうしてここに…っ!」
「そりゃこっちの台詞だって。こっちはザナエルの旦那からの仕事を終えたばかりでな。帰りの途中でこのお二人さんとちょっと遊んでるってことだ」
「仕事…?ソラ町の変異体のことだなっ」
手に力が入る彼に反して、ギルバートはヘラヘラと笑いながらアネッタとルニの肩に置いていた両腕を上げた。
「おいおい、今俺はオフなんだからそう構えるなって。それにこの二人のレディにお構いなしにやりあう訳でもねぇだろ?」
「うっ…」
困惑している顔を浮かべながらギルバートに寄っている女性二人を見て、さすがのウィルフレッドもたじろいでしまう。ウィルフレッドは真っ直ぐにギルバートを睨んだまま、渋々と構えを解いた。
「そうそう、それが一番いいって。で、あんたは何故こんなところにいるんだ?あいつらとの仲間ごっこに飽きて離れたのか?」
「…少し、用事で来ただけだ」
「こっちと同じかよっ、まったくタイミング良いよなぁっ」
「ねぇギルバート様ぁ、この人知り合い?」
「ああ、前に俺のチームの奴らの話をしていただろ?こいつがその一人、お人よしのウィルフレッドだ」
「まあ、この方が…?」
女性二人の興味深そうな視線に少し気まずく感じながらも、ウィルフレッドは目をギルバートから離さなかった。
「だからそう睨むなって。どうだ、せっかくお互いオフで会えたんだ。ついでに前みたいに一杯飲みに行こうじゃないか」
「俺はそんな…」
断ろうとする口が止まり、彼は暫く逡巡した。言葉を交わせば、少しでも変異体の件や教団について何か聞き出せるかも知れない。例え二人の女性がいなくとも、ここでギルバートとやりあっても何の得もないし、ミーナとの合流までもまだ時間はある。
(そういえば、あの日からチームで一緒に酒を飲むことはなくなったな…)
彼は改めてギルバートを見た。まるで自分が何を考えてるのか分かるようにニヤついている。チームにいた時と変わらない笑顔だ。胸が苦味で軽く締め付けられる。
「…分かった」
「ははっ、そうこなくっちゃな!おい二人とも、今度は酒場の方にいくぞ」
「やったぁ、いこいこ~っ」
「ええ。行きましょう」
ルニとアネッタを抱き寄せたまま歩いていくギルバートの背中を暫く見つめてから、ウィルフレッドはその後ろについていった。
【続く】
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