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第2の調査
関東州の調査
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次は関東州の調査に入る。この時代ではほとんど発展していないだろう。21世紀には首都圏がものすごく発展していた。しかしこの時代の中心は畿内、今日の都である。徳川時代になるまでは、何もない街だった。
実際に関東州に来てみると、緑がいっぱいで自然あふれる地域だった。この時代では埋立地が存在せず、陸地は今よりはるかに狭い。人工の地形は全く存在していないし、東京湾には広大な干潟、海岸が広がっている。今ではもう見ることができない光景だ。
現代と比べると、それはもう全く異なった風景だ。私個人としては自然が好きなので、すごくいい雰囲気だと思うけども。この時代の東京湾では、現d内とは全く異なる生態系になっていることだろう。環境汚染なのがなく、自然な形での生態系が残っているからだ。なので、我々が学ぶことも多いだろう。
このシップは耐水・耐圧性能にも優れているので、そのまま海に潜って調査することもできる。まずは海の調査に取りかかることにした。シップを潜水モードに切り替え、東京湾の中に入った。水がすごく透き通っていて、かなり先まで視界が良好だ。
しばらく進むと、魚の大群が現れた。小魚が無数の群れを成して泳いでいる。少しでも大きく見せることで、敵から身を守ろうとしているのだろう。今のところ周囲に大型魚はいないようだ。水底付近ではカニやエビらしき生き物が動いている。藻などの植物もたくさん生い茂っている。
これが海の中の本来あるべき姿なのだろう。もちろん食物連鎖はあるだろうけども、それでも人間が過度な干渉をしていないだけでもこんなに変わるものなんだなと痛感した。これは現代でも重視すべき、大切にすべきことだろう。
しばらく観察していると、そこそこ大きめの魚がやってきた。それと同時に小魚たちは素早く泳いで去っていった。動きの遅いエビなどの甲殻類はやってきた大型魚に捕食されてしまった。これも自然の姿なのだ。
逃げ遅れてしまった小魚もやはり捕食されてしまった。より捕食されやすい小魚やエビたちはそれだけ多く子孫を残す。逆に大型魚はそんなに多く卵を産まない。そういった仕組みによって個体数が急激に変化することがないようになっている。もちろん誰かがそう仕組んだわけではない。自然は上手くできているものなんだなと感じた。
海の中を見ただけでも、これほどに自然の摂理、神秘を感じることができるのだ。人々が海に潜って魚たちと泳ぎたいといったことを考えるのも理解できる。それだけ自然には人を魅了するものがあるということだ。
海の様子をしっかりと観察した後は、陸地に戻って住民を探した。東京湾沿いには広大な平野が広がっている。そこでは稲作や農作物の栽培が盛んに行われている。現代ほど種類は多くないし、品質もそこまでではないかもしれないが野菜を栽培している。
現代の高層ビル群からは想像もつかないくらい田舎である。建物の高さは皆同じで、全部平屋建て、2階などはないのだ。住居や衣服など、生活様式は他の地域と変わらない。そういった部分はどの地域でも共通していることだ。
今日は畑仕事をしているようだ。畑のあちこちで雑草を抜いたり、土を耕したりしている。子どもたちも大人に混じって手伝っている。物によっては収穫できるようだ。カゴを準備している。
みんなで手分けして作業を進めている。分担を考えた上で、効率よく仕事をしている。とても素晴らしいことだ。この時代に人事管理、マネジメントの概念があったことは新しい発見である。指揮監督の立場にある人の下で、指揮系統が明確になっている。素晴らしい組織構造だ。
お昼の時間になって、みんな休憩に入った。みんな家に戻って昼食を取るようだ。家に戻ると、残っていた女性陣が食事を作っていた。関東州では主食は米と麦が多いようだ。少し麦を混ぜて炊くことで、少しでも栄養を摂取しようと考えているのだろう。
汁物はなく、おかずは魚と山菜だ。現代と比較するとあまり豪華とは言えないのだが、それでもこの時代の人たちにとっては幸せな食事の時間である。食事が人々を幸せにする、それはいつの時代も共通のようだ。
食事の後は少し体を休めるようだ。食後すぐに動くのが良くないということを理解しているようだ。どうやら気分が悪くなったり、お腹が痛くなったりといった実体験をもとに考えたことらしい。
十分に休息をとった後は、午後の作業だ。今度は海の方へ行くようだ。漁でもするのだろうか。海に着くと、男性たちは漁の準備を始めた。女性と子どもたちは釣りをするようだ。他にも貝殻や岩にくっついている海藻を集めたりしている人もいる。それぞれに役割があるようだ。
釣りをしている人たちを見ていると、釣り竿はかなり簡単な作りになっているが、竹を使っていて、かなりしなりがいい。糸は植物を編んで作ったもののようだ。それでもしっかりとした強度がある。
糸の先には石を加工して作った針状のものがある。かなり作り込まれた釣り竿になっている。餌は虫を使っているようだ。しばらく様子を見ていると、かなりの頻度で魚が食いついているようだ。いっぱい釣り上がっている。
子どもも楽しそうに釣りをしている。釣りが娯楽の一つになっているのかもしれないな。魚が釣れるたびに、隣にいる母親に見せている。よほど嬉しいのだろう。褒められて喜んでいる。
男性たちのほうはどうだろうか。何度も潜って獲物を狙っているようだ。すごく慣れているようで、どんどん魚を捕まえている。ベテランのオーラをそこら中から感じることができる。この地域では槍などの道具を一切使わないようだ。全員が素手で漁をしている。
今日も大漁だったようだ。満足げな表情で陸に上がってきた。家族の生活を担っているのだから、責任感が強くなるのは当然のことだろう。その姿はすごく逞しいものだ。子どもたちはそんな父親の姿を見て、憧れの存在だと思っているようだ。素晴らしい家族の形だと思う。
今日の作業を終えた後は、家族みんなで仲良く家に帰っていった。その後ろ姿を見ていると、心温まる気持ちになった。やはり家族というのは素晴らしいものだなと感じることができた。
どの地域でも食文化はさほど差がないようだ。ここから年月をかけて、時代を経て、郷土料理が誕生して脈々と受け継がれていくのだろう。さまざまな分野において、地域ごとに独自の文化が形成されていくのだ。
今後の発展を期待しつつ、今日の調査を終えた。明日はさらに北の方まで足を伸ばしたいと思っている。明日に備えて疲れを取るため、早めに寝床に入った。
実際に関東州に来てみると、緑がいっぱいで自然あふれる地域だった。この時代では埋立地が存在せず、陸地は今よりはるかに狭い。人工の地形は全く存在していないし、東京湾には広大な干潟、海岸が広がっている。今ではもう見ることができない光景だ。
現代と比べると、それはもう全く異なった風景だ。私個人としては自然が好きなので、すごくいい雰囲気だと思うけども。この時代の東京湾では、現d内とは全く異なる生態系になっていることだろう。環境汚染なのがなく、自然な形での生態系が残っているからだ。なので、我々が学ぶことも多いだろう。
このシップは耐水・耐圧性能にも優れているので、そのまま海に潜って調査することもできる。まずは海の調査に取りかかることにした。シップを潜水モードに切り替え、東京湾の中に入った。水がすごく透き通っていて、かなり先まで視界が良好だ。
しばらく進むと、魚の大群が現れた。小魚が無数の群れを成して泳いでいる。少しでも大きく見せることで、敵から身を守ろうとしているのだろう。今のところ周囲に大型魚はいないようだ。水底付近ではカニやエビらしき生き物が動いている。藻などの植物もたくさん生い茂っている。
これが海の中の本来あるべき姿なのだろう。もちろん食物連鎖はあるだろうけども、それでも人間が過度な干渉をしていないだけでもこんなに変わるものなんだなと痛感した。これは現代でも重視すべき、大切にすべきことだろう。
しばらく観察していると、そこそこ大きめの魚がやってきた。それと同時に小魚たちは素早く泳いで去っていった。動きの遅いエビなどの甲殻類はやってきた大型魚に捕食されてしまった。これも自然の姿なのだ。
逃げ遅れてしまった小魚もやはり捕食されてしまった。より捕食されやすい小魚やエビたちはそれだけ多く子孫を残す。逆に大型魚はそんなに多く卵を産まない。そういった仕組みによって個体数が急激に変化することがないようになっている。もちろん誰かがそう仕組んだわけではない。自然は上手くできているものなんだなと感じた。
海の中を見ただけでも、これほどに自然の摂理、神秘を感じることができるのだ。人々が海に潜って魚たちと泳ぎたいといったことを考えるのも理解できる。それだけ自然には人を魅了するものがあるということだ。
海の様子をしっかりと観察した後は、陸地に戻って住民を探した。東京湾沿いには広大な平野が広がっている。そこでは稲作や農作物の栽培が盛んに行われている。現代ほど種類は多くないし、品質もそこまでではないかもしれないが野菜を栽培している。
現代の高層ビル群からは想像もつかないくらい田舎である。建物の高さは皆同じで、全部平屋建て、2階などはないのだ。住居や衣服など、生活様式は他の地域と変わらない。そういった部分はどの地域でも共通していることだ。
今日は畑仕事をしているようだ。畑のあちこちで雑草を抜いたり、土を耕したりしている。子どもたちも大人に混じって手伝っている。物によっては収穫できるようだ。カゴを準備している。
みんなで手分けして作業を進めている。分担を考えた上で、効率よく仕事をしている。とても素晴らしいことだ。この時代に人事管理、マネジメントの概念があったことは新しい発見である。指揮監督の立場にある人の下で、指揮系統が明確になっている。素晴らしい組織構造だ。
お昼の時間になって、みんな休憩に入った。みんな家に戻って昼食を取るようだ。家に戻ると、残っていた女性陣が食事を作っていた。関東州では主食は米と麦が多いようだ。少し麦を混ぜて炊くことで、少しでも栄養を摂取しようと考えているのだろう。
汁物はなく、おかずは魚と山菜だ。現代と比較するとあまり豪華とは言えないのだが、それでもこの時代の人たちにとっては幸せな食事の時間である。食事が人々を幸せにする、それはいつの時代も共通のようだ。
食事の後は少し体を休めるようだ。食後すぐに動くのが良くないということを理解しているようだ。どうやら気分が悪くなったり、お腹が痛くなったりといった実体験をもとに考えたことらしい。
十分に休息をとった後は、午後の作業だ。今度は海の方へ行くようだ。漁でもするのだろうか。海に着くと、男性たちは漁の準備を始めた。女性と子どもたちは釣りをするようだ。他にも貝殻や岩にくっついている海藻を集めたりしている人もいる。それぞれに役割があるようだ。
釣りをしている人たちを見ていると、釣り竿はかなり簡単な作りになっているが、竹を使っていて、かなりしなりがいい。糸は植物を編んで作ったもののようだ。それでもしっかりとした強度がある。
糸の先には石を加工して作った針状のものがある。かなり作り込まれた釣り竿になっている。餌は虫を使っているようだ。しばらく様子を見ていると、かなりの頻度で魚が食いついているようだ。いっぱい釣り上がっている。
子どもも楽しそうに釣りをしている。釣りが娯楽の一つになっているのかもしれないな。魚が釣れるたびに、隣にいる母親に見せている。よほど嬉しいのだろう。褒められて喜んでいる。
男性たちのほうはどうだろうか。何度も潜って獲物を狙っているようだ。すごく慣れているようで、どんどん魚を捕まえている。ベテランのオーラをそこら中から感じることができる。この地域では槍などの道具を一切使わないようだ。全員が素手で漁をしている。
今日も大漁だったようだ。満足げな表情で陸に上がってきた。家族の生活を担っているのだから、責任感が強くなるのは当然のことだろう。その姿はすごく逞しいものだ。子どもたちはそんな父親の姿を見て、憧れの存在だと思っているようだ。素晴らしい家族の形だと思う。
今日の作業を終えた後は、家族みんなで仲良く家に帰っていった。その後ろ姿を見ていると、心温まる気持ちになった。やはり家族というのは素晴らしいものだなと感じることができた。
どの地域でも食文化はさほど差がないようだ。ここから年月をかけて、時代を経て、郷土料理が誕生して脈々と受け継がれていくのだろう。さまざまな分野において、地域ごとに独自の文化が形成されていくのだ。
今後の発展を期待しつつ、今日の調査を終えた。明日はさらに北の方まで足を伸ばしたいと思っている。明日に備えて疲れを取るため、早めに寝床に入った。
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