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叫 ぶ
第22話 決 闘
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各員の思惑の中、剣道部主将が、決闘開始の合図を出した。
そんな中、龍二は群衆と春木沢の予想していない行動に出るのである。
「お前・・・そうか、なるほど、俺がお前に惹かれる理由が解った気がするぜ」
春木沢はそう言うと、ニヤリと笑った。
それは、自分の目の前の男が、あの新国立競技場で死闘を繰り広げたあの時の男、三枝龍二であることを、そして防衛大学校の伝説となった、あの三枝啓一の弟であることを証明するかのような、英雄的行為によるものから来ていた。
この時、龍二は唯一の武器である木刀を地面に突き刺し、自らは丸腰で春木沢の前に仁王立ちしていたのである。
春木沢が、自らの得意分野を捨て、あえて剣術で龍二に挑んできた、その男らしい態度に、龍二は真っ向から回答したのである。
春木沢は嬉しかった、昭和の番長などと時代錯誤な呼ばれ方をしつつ、自分と対等に勝負が出来る若者の、なんと皆無なことか。
そんなことを考えていた昨年、あの新国立競技場での死闘と、ドグミス日本隊の戦い。
その双方の戦いは、萎え始めていた春木沢の心に一気に火を付けていたのである。
「よーし、それでこそ三枝だ!」
そう言うと、慣れないながらも唸りをあげて振り回される木刀と共に、その巨体は龍二との距離を勢いよく詰めてくる。
しかし龍二は、まるでサッカーの試合で相手ボールをカットするかの如く、まるで動揺することなくその野太い太刀筋を静かに交わすと、再び二人は向かい合うのである。
周囲は息を飲んだ、巨大な質量同士の衝突を予想していたが、やはり龍二は龍二である、戦い方はクールだ。
しかし、この時の龍二もまた、目の前に全力で向かってくる春木沢に対し、好意と尊敬の念を抱いていた。
この勝負、4学年として1学年の自分に負ければ、今後の人生に少なからぬ影響もあろう。
そう、この学校には就職活動がない。
卒業後の就職先が決定しているからである。
そして、彼らはこの国の陸海空軍トップを目指し、退役するその日まで任務に邁進するのである。
逆に言えば、今日の上下関係は定年まで続くものであり、間違えて絆や友情を違えると、それは末永い遺恨として残り続けるのである。
春木沢は、それを理解した上でこの勝負に挑んで来ている。
それは龍二の心に強く響いていた。
本物の男、龍二の目には春木沢がそのように尊敬出来る男として映っていたのである。
それ故に、龍二もまた勝負に対し、卑怯者にはなれないのである。
それは、相手を思いやるという部分ではなく、男として、武士道として許されない暗黙のルールである。
しかし、それを考慮したとしても、龍二の優位は恐らく変わらないであろう、三枝家では、剣術を剣道としてでは無く、武士の嗜みとして学ばせている、つまり剣術は武士にとって戦いのツールの一つであり、「武芸十八版」を実践しているのである。
武士は、剣術を含め十八種類の武芸を学び、初めて総合的に強くなれるということである。
侍の時代には、剣術の他、弓道、馬術、体術など、全てが出来なくてはならなかった。
真陰流では、柔術に似た体術が徒手格闘技として学ばれており、龍二を含む兄弟は剣術と同様に、かなりのレベルに達していた。
それ故に、春木沢もまた、この仁王立ちしている龍二の姿を見て、何か素人ではない、ということだけは感じ取れていたのである。
「ほう、やるなあ、なんだそれは、柔術ではないな」
春木沢の言葉に、あえて回答はしない龍二であった。
そんな二人の決闘を、どこかうっとりと見つめる幸のことを、横目で気にする優に気付いた者は皆無であろう。
龍二は考えていた、この巨体相手に丸腰では流石にもたない。
ここは冷静になって春木沢の弱点を見極め、次ぎで決める。
そう決意をし、にらみ合いの中で、龍二は春木沢の足先から首元までをゆっくり見ながら考えた。
そして、少々大胆ながら一つの弱点を見極め、勝負に出る決心をした。
「遠慮はしないぞ三枝!」
大きく振りかぶって、その野太い太刀筋は龍二の額めがけて勢いよく振り下ろされた。
そして春木沢は、恐らく龍二はまた、この一振りをかわし、次の手に出るだろうと。
そして、その次の手を片手で封じ、もう片方の手で木刀を操り最後を決める。
春木沢も、この均衡した状況は次ぎの手で決まると考えていた。
しかし、龍二のそれはもう少しシンプルで、大胆な発想であったと言える。
春木沢の大降りな一振りが、龍二の額に到達するより早く、龍二の姿は春木沢の視界から消えた。
そして次の瞬間、春木沢の「みぞおち」に激しい激痛が走ると、ようやく龍二の所在を捕らえることが出来た。
龍二は、春木沢の木刀を横にでは無く縦にかわしていたのである。
一瞬視界から消えたのは、長身の龍二がとてつもなく低い姿勢に至り、そのままみぞおち深く身体ごと前へ出た。
そして、左拳が春木沢の腹部に強烈な「突き」を差し込むと、動きの一瞬止まった彼の木刀を持つ腕に、龍二の右腕を一気に絡ませて反転、低い姿勢を保っていた龍二は、そのまま全力で身体を上方へ跳ね上げ、春木沢の巨体を前方へ回転させながら投げ飛ばしてしまった。
つまり一本背負いである。
周囲が一瞬凍り付いたように、おかしな静寂に包まれた。
ただの静寂ではなく、野次馬たち学生の複雑な思いが、このおかしな静寂という特殊な状況を作り出していた。
そんな時、大声で雷条がこう叫ぶのである。
「お見事!三枝、お前の勝ちだぜ!」
その声を聞き、どちらの側の味方でもない学生たちから、怒濤の拍手喝采が二人に浴びせられた。
「ああ、負けてしまったな、」
春木沢は、そう呟くが、決して悔しさや不満からではない。
あの短い時間で自分の弱点を見抜き、大胆な作戦に出た龍二の行動に、男としてだけでは無く、軍人としてすら尊敬出来るものがあった。
最初の一太刀を交わした後、龍二は春木沢の弱点が、最も優位に思えた木刀にある、と判断したのである。
普段は素手で試合をしている春木沢が、慣れない長物を手に戦えば、それ自体が重荷となり、日常に出来ている事が出来なくなってしまう。
例えば、普段は一本の刀で稽古している者が、実戦の時だけ二刀流になろうとしても、逆に動けないのと同様に、場合によって武器の保持は逆効果であることを、剣術を極めた龍二だからこそ見逃さなかったのである。
そして最後に、一本背負いで相手を負かすという所もまた、これ以降に遺恨を残さず、勝敗を決定的なものにするという狙いがあった。
龍二は、その先々まで見通す能力に長けていた。
それはまだ、ほとんどの者が気付いていない能力であったが、この時点では唯一、故 三枝啓一のみがそれに気付いていたと言える。
剣先を合わせ、向かい合う度、何か読まれているような感覚の正体を、幹部自衛官として戦術を学び初めてようやく理解出来たのである。
それはエンドステート、最終局面にどのように物事を決着するかということまで考えて攻める事が出来る、それが龍二の特徴なのである。
この決闘においてもそれは顕著に出ていた。
この勝負の後、同じように戦いを挑んでくる先輩方々は多いだろう。
それらを全て敵に回して戦っていては、いつかこの学生生活は破綻する。
早期にこれらを解決するには、大勢が見ているこの場において、相手を決定的に負かさなくてはならない。
それも、相手の得意技をもって実力差を見せつける事で、力の均衡は保たれる。
ついでに、平和とはそのようなものだろうと、までである。
実際、昨年のドグミス攻防戦以降、条約軍は新たな攻勢の気配を見せられずにいる。
そして、龍二はこの短い決闘の中において、ほぼそれら全てをやってのけたのである。
一つの誤算を除き。
・・・その誤算は不意に現れたのである。
「こら!貴様等なにをやっているんだ、現場の責任者はどこだ!」
大学校の教官たちが、その騒ぎを聞いて駆けつけた。
元々、荒くれ者として知れ渡っていた春木沢が、騒ぎの中心にいたことで、教官たちとしては見過ごせない事態であると認識したのである。
「春木沢、またお前か、今度ばかりはちょっと派手にやったんじゃないのか?ただで済むとは思うなよ。」
そう言うと教官たちに、まるで連行されるように連れていかれた。
「三枝龍二、後で教官室に来るように。他の者は速やかに解散せよ。」
蜘蛛の子を散らすように、学生たちは隊舎へ帰っていった。
多くの者は、何かいい試合を見たという満たされた気持ちで帰っていったが、龍二の周囲のメンバーはそんな気持ちになれないでいた。
「三枝君、大丈夫?なんか教官に呼ばれてたみたいだけど」
優が心配そうに駆け寄る。
ただこの時、心配そうな顔をしていたのは如月優一人であり、他の者は龍二の健闘を称えに集まっていた。
「しかし、素手でも強いなら一言言えよ。道理てサッカーの試合中も体裁きが上手いと思ったぜ」
雷条も何故か嬉しそうに話かける。
しかしこの時、龍二の身に少々面倒な災いが迫っていることを感じているものはいなかった。
そんな中、龍二は群衆と春木沢の予想していない行動に出るのである。
「お前・・・そうか、なるほど、俺がお前に惹かれる理由が解った気がするぜ」
春木沢はそう言うと、ニヤリと笑った。
それは、自分の目の前の男が、あの新国立競技場で死闘を繰り広げたあの時の男、三枝龍二であることを、そして防衛大学校の伝説となった、あの三枝啓一の弟であることを証明するかのような、英雄的行為によるものから来ていた。
この時、龍二は唯一の武器である木刀を地面に突き刺し、自らは丸腰で春木沢の前に仁王立ちしていたのである。
春木沢が、自らの得意分野を捨て、あえて剣術で龍二に挑んできた、その男らしい態度に、龍二は真っ向から回答したのである。
春木沢は嬉しかった、昭和の番長などと時代錯誤な呼ばれ方をしつつ、自分と対等に勝負が出来る若者の、なんと皆無なことか。
そんなことを考えていた昨年、あの新国立競技場での死闘と、ドグミス日本隊の戦い。
その双方の戦いは、萎え始めていた春木沢の心に一気に火を付けていたのである。
「よーし、それでこそ三枝だ!」
そう言うと、慣れないながらも唸りをあげて振り回される木刀と共に、その巨体は龍二との距離を勢いよく詰めてくる。
しかし龍二は、まるでサッカーの試合で相手ボールをカットするかの如く、まるで動揺することなくその野太い太刀筋を静かに交わすと、再び二人は向かい合うのである。
周囲は息を飲んだ、巨大な質量同士の衝突を予想していたが、やはり龍二は龍二である、戦い方はクールだ。
しかし、この時の龍二もまた、目の前に全力で向かってくる春木沢に対し、好意と尊敬の念を抱いていた。
この勝負、4学年として1学年の自分に負ければ、今後の人生に少なからぬ影響もあろう。
そう、この学校には就職活動がない。
卒業後の就職先が決定しているからである。
そして、彼らはこの国の陸海空軍トップを目指し、退役するその日まで任務に邁進するのである。
逆に言えば、今日の上下関係は定年まで続くものであり、間違えて絆や友情を違えると、それは末永い遺恨として残り続けるのである。
春木沢は、それを理解した上でこの勝負に挑んで来ている。
それは龍二の心に強く響いていた。
本物の男、龍二の目には春木沢がそのように尊敬出来る男として映っていたのである。
それ故に、龍二もまた勝負に対し、卑怯者にはなれないのである。
それは、相手を思いやるという部分ではなく、男として、武士道として許されない暗黙のルールである。
しかし、それを考慮したとしても、龍二の優位は恐らく変わらないであろう、三枝家では、剣術を剣道としてでは無く、武士の嗜みとして学ばせている、つまり剣術は武士にとって戦いのツールの一つであり、「武芸十八版」を実践しているのである。
武士は、剣術を含め十八種類の武芸を学び、初めて総合的に強くなれるということである。
侍の時代には、剣術の他、弓道、馬術、体術など、全てが出来なくてはならなかった。
真陰流では、柔術に似た体術が徒手格闘技として学ばれており、龍二を含む兄弟は剣術と同様に、かなりのレベルに達していた。
それ故に、春木沢もまた、この仁王立ちしている龍二の姿を見て、何か素人ではない、ということだけは感じ取れていたのである。
「ほう、やるなあ、なんだそれは、柔術ではないな」
春木沢の言葉に、あえて回答はしない龍二であった。
そんな二人の決闘を、どこかうっとりと見つめる幸のことを、横目で気にする優に気付いた者は皆無であろう。
龍二は考えていた、この巨体相手に丸腰では流石にもたない。
ここは冷静になって春木沢の弱点を見極め、次ぎで決める。
そう決意をし、にらみ合いの中で、龍二は春木沢の足先から首元までをゆっくり見ながら考えた。
そして、少々大胆ながら一つの弱点を見極め、勝負に出る決心をした。
「遠慮はしないぞ三枝!」
大きく振りかぶって、その野太い太刀筋は龍二の額めがけて勢いよく振り下ろされた。
そして春木沢は、恐らく龍二はまた、この一振りをかわし、次の手に出るだろうと。
そして、その次の手を片手で封じ、もう片方の手で木刀を操り最後を決める。
春木沢も、この均衡した状況は次ぎの手で決まると考えていた。
しかし、龍二のそれはもう少しシンプルで、大胆な発想であったと言える。
春木沢の大降りな一振りが、龍二の額に到達するより早く、龍二の姿は春木沢の視界から消えた。
そして次の瞬間、春木沢の「みぞおち」に激しい激痛が走ると、ようやく龍二の所在を捕らえることが出来た。
龍二は、春木沢の木刀を横にでは無く縦にかわしていたのである。
一瞬視界から消えたのは、長身の龍二がとてつもなく低い姿勢に至り、そのままみぞおち深く身体ごと前へ出た。
そして、左拳が春木沢の腹部に強烈な「突き」を差し込むと、動きの一瞬止まった彼の木刀を持つ腕に、龍二の右腕を一気に絡ませて反転、低い姿勢を保っていた龍二は、そのまま全力で身体を上方へ跳ね上げ、春木沢の巨体を前方へ回転させながら投げ飛ばしてしまった。
つまり一本背負いである。
周囲が一瞬凍り付いたように、おかしな静寂に包まれた。
ただの静寂ではなく、野次馬たち学生の複雑な思いが、このおかしな静寂という特殊な状況を作り出していた。
そんな時、大声で雷条がこう叫ぶのである。
「お見事!三枝、お前の勝ちだぜ!」
その声を聞き、どちらの側の味方でもない学生たちから、怒濤の拍手喝采が二人に浴びせられた。
「ああ、負けてしまったな、」
春木沢は、そう呟くが、決して悔しさや不満からではない。
あの短い時間で自分の弱点を見抜き、大胆な作戦に出た龍二の行動に、男としてだけでは無く、軍人としてすら尊敬出来るものがあった。
最初の一太刀を交わした後、龍二は春木沢の弱点が、最も優位に思えた木刀にある、と判断したのである。
普段は素手で試合をしている春木沢が、慣れない長物を手に戦えば、それ自体が重荷となり、日常に出来ている事が出来なくなってしまう。
例えば、普段は一本の刀で稽古している者が、実戦の時だけ二刀流になろうとしても、逆に動けないのと同様に、場合によって武器の保持は逆効果であることを、剣術を極めた龍二だからこそ見逃さなかったのである。
そして最後に、一本背負いで相手を負かすという所もまた、これ以降に遺恨を残さず、勝敗を決定的なものにするという狙いがあった。
龍二は、その先々まで見通す能力に長けていた。
それはまだ、ほとんどの者が気付いていない能力であったが、この時点では唯一、故 三枝啓一のみがそれに気付いていたと言える。
剣先を合わせ、向かい合う度、何か読まれているような感覚の正体を、幹部自衛官として戦術を学び初めてようやく理解出来たのである。
それはエンドステート、最終局面にどのように物事を決着するかということまで考えて攻める事が出来る、それが龍二の特徴なのである。
この決闘においてもそれは顕著に出ていた。
この勝負の後、同じように戦いを挑んでくる先輩方々は多いだろう。
それらを全て敵に回して戦っていては、いつかこの学生生活は破綻する。
早期にこれらを解決するには、大勢が見ているこの場において、相手を決定的に負かさなくてはならない。
それも、相手の得意技をもって実力差を見せつける事で、力の均衡は保たれる。
ついでに、平和とはそのようなものだろうと、までである。
実際、昨年のドグミス攻防戦以降、条約軍は新たな攻勢の気配を見せられずにいる。
そして、龍二はこの短い決闘の中において、ほぼそれら全てをやってのけたのである。
一つの誤算を除き。
・・・その誤算は不意に現れたのである。
「こら!貴様等なにをやっているんだ、現場の責任者はどこだ!」
大学校の教官たちが、その騒ぎを聞いて駆けつけた。
元々、荒くれ者として知れ渡っていた春木沢が、騒ぎの中心にいたことで、教官たちとしては見過ごせない事態であると認識したのである。
「春木沢、またお前か、今度ばかりはちょっと派手にやったんじゃないのか?ただで済むとは思うなよ。」
そう言うと教官たちに、まるで連行されるように連れていかれた。
「三枝龍二、後で教官室に来るように。他の者は速やかに解散せよ。」
蜘蛛の子を散らすように、学生たちは隊舎へ帰っていった。
多くの者は、何かいい試合を見たという満たされた気持ちで帰っていったが、龍二の周囲のメンバーはそんな気持ちになれないでいた。
「三枝君、大丈夫?なんか教官に呼ばれてたみたいだけど」
優が心配そうに駆け寄る。
ただこの時、心配そうな顔をしていたのは如月優一人であり、他の者は龍二の健闘を称えに集まっていた。
「しかし、素手でも強いなら一言言えよ。道理てサッカーの試合中も体裁きが上手いと思ったぜ」
雷条も何故か嬉しそうに話かける。
しかしこの時、龍二の身に少々面倒な災いが迫っていることを感じているものはいなかった。
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