34 / 103
小さな革命
第33話 花岡 静香
しおりを挟む
佳奈は、先日病院で会った時の事を思い出す。
佳奈「えー、お兄さんはこの間病室で会ったけど、だいぶタイプが違うかなあ」
花岡「ふむふむ、とりあえず、あの鋭い眼差しではないと。もうちょっとお子さまな感じ?」
佳奈「ん~、正直、三枝さんが軍人さんじゃなくて、陸軍工科学校の生徒だって知ったのもこのお手紙を頂いてからなの。てっきり年上だと思ってたから、まさか同い年なんて思わないよ。」
そう、この段階でようやくお互いが高校生の同い年であることを知るのである。橋立麻里も興味津々で聞く。
橋立「でも、高等工科学校の生徒って格好いいよね!私、凛々しい男子、好きだな~。私も絶対に行くからね!」
佳奈「え、大丈夫かなあ、正式な案内を頂いたの、私だし、学校、大丈夫かな?」
橋立「あれれ、いいのかな佳奈ちゃん、それではあの男子校に、君は一人で行く気かな~?」
佳奈はそう言われ、一人で行く自分を想像したら、一体どんな表情で行けばいいのだろう、などと考え、急に一人で行くことが怖くなってきた。
「(橋立)麻里ちゃん、(花岡)静香ちゃん、・・・お願い、当日一緒に付き合って、、。」
「親友の頼みでは仕方がないなあ、もちろんオーケーだよ、佳奈」
そんなこんなで、佳奈と二人の友人は陸軍工科学校の学校祭へ向かうのであった。
そして学校祭の当日、橋立麻里 花岡静香の二人は、佳奈の姿を見て仰天した。
「佳奈、まさかあんた、本気なの?」
花岡静香が驚きの声を上げる。
それはある程度予想されたことかもしれない、しかし15歳の女子高生が、まさか男子校の学園祭にそのまま制服で現れるとは思ってもいなかったのである。
それは橋立と花岡の二人は、前夜からどんな服装で行くべきか、とてつもなく悩み、時間を費やしていたから、なおのことと言えた。
また、学校側にあまり公に知られたくないという考えも働き、お嬢様学校の雰囲気とは少し違ったカジュアルな服装を選んでいた。
そう、それだけに、である。
「だって、学校に幸様から直接手渡しだったんだよ!公的なものかと思ったのよ!、もう、教えてよ私服で来るなら!」
そう怒る佳奈を横目に、橋立と花岡は、これは案外佳奈が正解だったのではと思うのである。
なにしろ地元では有名な鎌倉聖花の制服、それは目立つのである。
当然、血に飢えた工科学校の生徒達もざわめいていた、が、ここがまた普通の男子校とは異なる点でもある。
基本、ここの生徒はシャイをこじらせ、女子を直接見ることが出来ないのである。
ましてや鎌倉聖花など、手の届かない彼方の女子達である。
三人が通り過ぎるまで、全く興味の無い、というポーカーフェイスでいるのだが、通過したとたん
「今、見たか、あれ鎌倉聖花学院だったよな!」
「だよな、おい、部活のメンバーに緊急召集かけたほうがいいんじゃないか?後で揉めるぞ!」
といった具合に、裏方では大騒ぎである。
そんなこととは知らず、昭三達ジャズ喫茶のメンバー達は、ある大問題に直面していた。
「おい、どうするんだよ、今更替えなんて用意していないぞ!」
そうなのである。この時ピアノ担当のメンバーが突然の体調不良により営内から出られないでいたのである。
「おいおい、そりゃマズいだろ、俺たちセッションし始めてからまだ1年も経ってないんだから、曲のレパートリー少ないし、ピアノ無しでいける曲、無いだろオレたち!」
昭三も真っ青になっていた。
チケットは一部販売も開始され、楽しみにしている人たちもいる。
何てタイミング悪いんだろうと、このところの不運を呪うのであった。
そんな時、廊下の奥が何だかざわめいている。
「ん、なんだ?廊下を誰か有名人でも通っているのか?モーゼの十戒みたいに人が避けて行くぞ」
経塚がそういう仲間と一緒に、廊下をみると、そこには上条佳奈と橋立麻里、花岡静香の三人がこちらに向かって歩いて来る。
「おい、おいおい、あれって鎌倉聖花学院の制服だよな、うわー、かっわいい!何なんだあの可愛い生き物は!おれ緊張しちゃうよ。って、あの子達、こっちに向かってないか?」
経塚がそう言うと、そのまま教室に向かって叫んだ
「ひ、非常呼集、前方20、鎌倉聖花学院生徒接近中、全員配置に付け!」
それを聞いたクラスメイト達は、一斉に配置に付こうとしたが、そもそも配置などないのだから、この場合はただ右往左往して慌てただけであった。
そんな中、徳川幸がジャズ喫茶に入って佳奈達を案内したのである。
そう、徳川幸は女性にカウントされていなかったのである。
「あのう、ジャズ喫茶はここでいいんでしょうか?」
いつもの調子で佳奈が訪ねると、一番先頭にいた経塚が答えた
「はい、あの今はまだ準備中ですので、少々お待ちを。どなたかのご紹介でしょうか?」
佳奈「はい、徳川幸様を通じて、三枝さんからご招待を頂きまして。」
幸「そんでもって、私がここまで引っ張ってきたってわけ!」
その時、クラスの全員が、昭三を一斉に見ると、でかした! という表情と合図を送った。
正にグッジョブ!顔の火照りを慌てて取ると、昭三は廊下にいる佳奈に顔を出した。
「あの、本日はまことにありがとうございます。」
それを聞いた橋立が、少し笑いながら、何だかデパートの店員みたい、と漏らすと、双方から少し笑いが起こった。
「初めまして、私たち、佳奈の友達でクラスメイトの橋立と花岡です。この子、ちょっとほっとけないので、保護者代わりに付いてきました。でも何だかこのジャズ喫茶、始まる気配が無いですね。」
そこへ経塚が、困った表情でこう話す
「そうなんです、実はせっかく来て頂いたのに、残念ながらピアニストが急病でして。本日はちょっと諦めてもらうしかないですねー。」
そんな話をした経塚を、三人はキョトンとした表情で見ていた、そう、ピアニストならここにもいるのである。
花岡「あの、もしだめじゃなければですけど、かなり凄腕のピアニストを、私、知ってますけど。」
経塚「え、!本当ですか?、出会って間もないのに不躾だとは承知の上で、是非その方をご紹介頂ければなんですが!」
すると橋立と花岡は、真ん中にいる佳奈を挟むように視線を向けた。そしてその場にいた全員がそれを悟ったのである。
「ひょっとして、そのピアニストって上条さん?」
複雑な表情を浮かべながら、昭三が指さしながらそう問うと、恥ずかしそうにうつむいたまま、コクりと首を縦にする佳奈であった。
佳奈「えー、お兄さんはこの間病室で会ったけど、だいぶタイプが違うかなあ」
花岡「ふむふむ、とりあえず、あの鋭い眼差しではないと。もうちょっとお子さまな感じ?」
佳奈「ん~、正直、三枝さんが軍人さんじゃなくて、陸軍工科学校の生徒だって知ったのもこのお手紙を頂いてからなの。てっきり年上だと思ってたから、まさか同い年なんて思わないよ。」
そう、この段階でようやくお互いが高校生の同い年であることを知るのである。橋立麻里も興味津々で聞く。
橋立「でも、高等工科学校の生徒って格好いいよね!私、凛々しい男子、好きだな~。私も絶対に行くからね!」
佳奈「え、大丈夫かなあ、正式な案内を頂いたの、私だし、学校、大丈夫かな?」
橋立「あれれ、いいのかな佳奈ちゃん、それではあの男子校に、君は一人で行く気かな~?」
佳奈はそう言われ、一人で行く自分を想像したら、一体どんな表情で行けばいいのだろう、などと考え、急に一人で行くことが怖くなってきた。
「(橋立)麻里ちゃん、(花岡)静香ちゃん、・・・お願い、当日一緒に付き合って、、。」
「親友の頼みでは仕方がないなあ、もちろんオーケーだよ、佳奈」
そんなこんなで、佳奈と二人の友人は陸軍工科学校の学校祭へ向かうのであった。
そして学校祭の当日、橋立麻里 花岡静香の二人は、佳奈の姿を見て仰天した。
「佳奈、まさかあんた、本気なの?」
花岡静香が驚きの声を上げる。
それはある程度予想されたことかもしれない、しかし15歳の女子高生が、まさか男子校の学園祭にそのまま制服で現れるとは思ってもいなかったのである。
それは橋立と花岡の二人は、前夜からどんな服装で行くべきか、とてつもなく悩み、時間を費やしていたから、なおのことと言えた。
また、学校側にあまり公に知られたくないという考えも働き、お嬢様学校の雰囲気とは少し違ったカジュアルな服装を選んでいた。
そう、それだけに、である。
「だって、学校に幸様から直接手渡しだったんだよ!公的なものかと思ったのよ!、もう、教えてよ私服で来るなら!」
そう怒る佳奈を横目に、橋立と花岡は、これは案外佳奈が正解だったのではと思うのである。
なにしろ地元では有名な鎌倉聖花の制服、それは目立つのである。
当然、血に飢えた工科学校の生徒達もざわめいていた、が、ここがまた普通の男子校とは異なる点でもある。
基本、ここの生徒はシャイをこじらせ、女子を直接見ることが出来ないのである。
ましてや鎌倉聖花など、手の届かない彼方の女子達である。
三人が通り過ぎるまで、全く興味の無い、というポーカーフェイスでいるのだが、通過したとたん
「今、見たか、あれ鎌倉聖花学院だったよな!」
「だよな、おい、部活のメンバーに緊急召集かけたほうがいいんじゃないか?後で揉めるぞ!」
といった具合に、裏方では大騒ぎである。
そんなこととは知らず、昭三達ジャズ喫茶のメンバー達は、ある大問題に直面していた。
「おい、どうするんだよ、今更替えなんて用意していないぞ!」
そうなのである。この時ピアノ担当のメンバーが突然の体調不良により営内から出られないでいたのである。
「おいおい、そりゃマズいだろ、俺たちセッションし始めてからまだ1年も経ってないんだから、曲のレパートリー少ないし、ピアノ無しでいける曲、無いだろオレたち!」
昭三も真っ青になっていた。
チケットは一部販売も開始され、楽しみにしている人たちもいる。
何てタイミング悪いんだろうと、このところの不運を呪うのであった。
そんな時、廊下の奥が何だかざわめいている。
「ん、なんだ?廊下を誰か有名人でも通っているのか?モーゼの十戒みたいに人が避けて行くぞ」
経塚がそういう仲間と一緒に、廊下をみると、そこには上条佳奈と橋立麻里、花岡静香の三人がこちらに向かって歩いて来る。
「おい、おいおい、あれって鎌倉聖花学院の制服だよな、うわー、かっわいい!何なんだあの可愛い生き物は!おれ緊張しちゃうよ。って、あの子達、こっちに向かってないか?」
経塚がそう言うと、そのまま教室に向かって叫んだ
「ひ、非常呼集、前方20、鎌倉聖花学院生徒接近中、全員配置に付け!」
それを聞いたクラスメイト達は、一斉に配置に付こうとしたが、そもそも配置などないのだから、この場合はただ右往左往して慌てただけであった。
そんな中、徳川幸がジャズ喫茶に入って佳奈達を案内したのである。
そう、徳川幸は女性にカウントされていなかったのである。
「あのう、ジャズ喫茶はここでいいんでしょうか?」
いつもの調子で佳奈が訪ねると、一番先頭にいた経塚が答えた
「はい、あの今はまだ準備中ですので、少々お待ちを。どなたかのご紹介でしょうか?」
佳奈「はい、徳川幸様を通じて、三枝さんからご招待を頂きまして。」
幸「そんでもって、私がここまで引っ張ってきたってわけ!」
その時、クラスの全員が、昭三を一斉に見ると、でかした! という表情と合図を送った。
正にグッジョブ!顔の火照りを慌てて取ると、昭三は廊下にいる佳奈に顔を出した。
「あの、本日はまことにありがとうございます。」
それを聞いた橋立が、少し笑いながら、何だかデパートの店員みたい、と漏らすと、双方から少し笑いが起こった。
「初めまして、私たち、佳奈の友達でクラスメイトの橋立と花岡です。この子、ちょっとほっとけないので、保護者代わりに付いてきました。でも何だかこのジャズ喫茶、始まる気配が無いですね。」
そこへ経塚が、困った表情でこう話す
「そうなんです、実はせっかく来て頂いたのに、残念ながらピアニストが急病でして。本日はちょっと諦めてもらうしかないですねー。」
そんな話をした経塚を、三人はキョトンとした表情で見ていた、そう、ピアニストならここにもいるのである。
花岡「あの、もしだめじゃなければですけど、かなり凄腕のピアニストを、私、知ってますけど。」
経塚「え、!本当ですか?、出会って間もないのに不躾だとは承知の上で、是非その方をご紹介頂ければなんですが!」
すると橋立と花岡は、真ん中にいる佳奈を挟むように視線を向けた。そしてその場にいた全員がそれを悟ったのである。
「ひょっとして、そのピアニストって上条さん?」
複雑な表情を浮かべながら、昭三が指さしながらそう問うと、恥ずかしそうにうつむいたまま、コクりと首を縦にする佳奈であった。
0
あなたにおすすめの小説
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
異世界宇宙SFの建艦記 ――最強の宇宙戦艦を建造せよ――
黒鯛の刺身♪
SF
主人公の飯富晴信(16)はしがない高校生。
ある朝目覚めると、そこは見たことのない工場の中だった。
この工場は宇宙船を作るための設備であり、材料さえあれば巨大な宇宙船を造ることもできた。
未知の世界を開拓しながら、主人公は現地の生物達とも交流。
そして時には、戦乱にも巻き込まれ……。
サイレント・サブマリン ―虚構の海―
来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。
科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。
電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。
小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。
「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」
しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。
謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か——
そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。
記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える——
これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。
【全17話完結】
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
【シスコン】シスターコントロール ~兄のダンジョン探索を動画サイトで配信して妹はバズりたい!~【探索配信】
釈 余白(しやく)
キャラ文芸
西暦202x年、日本を襲った未曾有の大災害『日本列島地殻変動』により日本での生活環境は一変してしまった。日本中にダンジョンと呼ばれる地下洞窟が口を開き、周辺からは毒ガスが噴出すると言った有様だ。
異変から約一年、毒ガスの影響なのか定かではないが、新生児の中に毒ガスに適応できる肺機能を持った者たちが現れ始めていた。さらにその中の数%には優れた身体能力や頭脳を持つ者や、それだけでなく従来とは異なった超能力と言える特殊な異能力を持つ者もいた。
さらに八十年ほどが過ぎて二十二世紀に入ったころには人々の生活は落ち着き、ダンジョンを初めとする悪辣な環境が当たり前となっていた。そんなすさんだ世の中、人々の娯楽で一番人気なのはダンジョンを探索する限られた者たちの様子をリアルタイムで鑑賞することだった。
この物語は、ダンジョン探索に情熱を燃やす綾瀬六雨(あやせ りくう)と、その様子を配信してバズりたい綾瀬紗由(あやせ さゆ)という、どこにでもいるごく普通の兄妹が身近な人たちと協力し楽しく冒険するお話です。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
蒼穹の裏方
Flight_kj
SF
日本海軍のエンジンを中心とする航空技術開発のやり直し
未来の知識を有する主人公が、海軍機の開発のメッカ、空技廠でエンジンを中心として、武装や防弾にも口出しして航空機の開発をやり直す。性能の良いエンジンができれば、必然的に航空機も優れた機体となる。加えて、日本が遅れていた電子機器も知識を生かして開発を加速してゆく。それらを利用して如何に海軍は戦ってゆくのか?未来の知識を基にして、どのような戦いが可能になるのか?航空機に関連する開発を中心とした物語。カクヨムにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる