66 / 85
合同捜査本部
第65話 やった事無いんですけど
しおりを挟む
「邦弘さん! 多分奴ら、もう来ます!」
正宗さんが、邦弘に来ると言っている。
それは、多分あれだろう、一度後退してからの再突入的な。
「そうだな、来るなこれは。ならば、聞いて欲しい」
邦弘と偽正宗くんは、あらたまって私たちの方を向いた。
「我々はこれまで、人類に対しあらゆる調査をして来た。その事情を含めて、ここに居る皆さんの力を借りて、今後我々がどうすべきかを話し合いたい。相談に乗ってくれるだろうか?」
その問いに、細谷さんが異を唱える。
「その言い方だと、邦弘さんと偽正宗くんの二人は、島崎や中嶋さんと同じルアーではないって事でいいんだよな」
「そう、ルアーには二種類ある。元々人間で、我々がルアーに改造した種類、そして・・・・」
「宇宙人そのもののルアー、って事で、合ってるのか?」
「少し違う。だが、概念はそれでいいと思う」
邦弘がそう言うと、外の気配が明らかにおかしくなっていた。ビルの周囲に航空機が飛来している。
そうか、兵員による直接攻撃から、距離を取っての航空攻撃に切り替える気だ。
・・・・いや、航空攻撃って、生身の人間相手に・・死ぬだろそれ! 考えないのかな、あの人達は。
「細谷 淳平、これ以降の話は場所を変えたい、いいかな?」
「・・・・俺たちの記憶が残ると言う保証は?」
ん? 記憶? そっか、場所を変えるって、上に行くって事?
私は嫌だって言ったよね、邦弘!
「ここでそれを証明することは困難だろう。だが、ここに留まれば、もうすぐ爆撃が始まる。彼らの手に我々が落ちれば、こちら側のルアーは問題ないが、君たちの命の保証は無いだろう。選択肢はあまり多くない。どうする?」
「・・・・それなら、約束してほしい。俺たちの記憶を奪わないって。今はそれでいい」
「それは約束しよう。ならば、行く人は、私の周りに集まって」
公安系からは、正宗さん、工藤部長、新庄係長の3人、そして、その他は全員が了承した。邦弘の周囲に皆が集まると、指示を出した。
「洋子、それと島崎さん、二人にもリールを渡すので、手伝ってほしい」
「手伝うって、何を?」
「昇天を」
島崎さんが、少し不安気味に聞いてくる。
「昇天・・・・私、やった事無いんですけど」
そうか、そう言うルアーもいるんだ。
正宗さんが、邦弘に来ると言っている。
それは、多分あれだろう、一度後退してからの再突入的な。
「そうだな、来るなこれは。ならば、聞いて欲しい」
邦弘と偽正宗くんは、あらたまって私たちの方を向いた。
「我々はこれまで、人類に対しあらゆる調査をして来た。その事情を含めて、ここに居る皆さんの力を借りて、今後我々がどうすべきかを話し合いたい。相談に乗ってくれるだろうか?」
その問いに、細谷さんが異を唱える。
「その言い方だと、邦弘さんと偽正宗くんの二人は、島崎や中嶋さんと同じルアーではないって事でいいんだよな」
「そう、ルアーには二種類ある。元々人間で、我々がルアーに改造した種類、そして・・・・」
「宇宙人そのもののルアー、って事で、合ってるのか?」
「少し違う。だが、概念はそれでいいと思う」
邦弘がそう言うと、外の気配が明らかにおかしくなっていた。ビルの周囲に航空機が飛来している。
そうか、兵員による直接攻撃から、距離を取っての航空攻撃に切り替える気だ。
・・・・いや、航空攻撃って、生身の人間相手に・・死ぬだろそれ! 考えないのかな、あの人達は。
「細谷 淳平、これ以降の話は場所を変えたい、いいかな?」
「・・・・俺たちの記憶が残ると言う保証は?」
ん? 記憶? そっか、場所を変えるって、上に行くって事?
私は嫌だって言ったよね、邦弘!
「ここでそれを証明することは困難だろう。だが、ここに留まれば、もうすぐ爆撃が始まる。彼らの手に我々が落ちれば、こちら側のルアーは問題ないが、君たちの命の保証は無いだろう。選択肢はあまり多くない。どうする?」
「・・・・それなら、約束してほしい。俺たちの記憶を奪わないって。今はそれでいい」
「それは約束しよう。ならば、行く人は、私の周りに集まって」
公安系からは、正宗さん、工藤部長、新庄係長の3人、そして、その他は全員が了承した。邦弘の周囲に皆が集まると、指示を出した。
「洋子、それと島崎さん、二人にもリールを渡すので、手伝ってほしい」
「手伝うって、何を?」
「昇天を」
島崎さんが、少し不安気味に聞いてくる。
「昇天・・・・私、やった事無いんですけど」
そうか、そう言うルアーもいるんだ。
1
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる