その失踪事件には 〇〇人が関与している

独立国家の作り方

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合同捜査本部

第65話 やった事無いんですけど

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「邦弘さん! 多分奴ら、もう来ます!」

 正宗さんが、邦弘に来ると言っている。
 それは、多分あれだろう、一度後退してからの再突入的な。

「そうだな、来るなこれは。ならば、聞いて欲しい」

 邦弘と偽正宗くんは、あらたまって私たちの方を向いた。

「我々はこれまで、人類に対しあらゆる調査をして来た。その事情を含めて、ここに居る皆さんの力を借りて、今後我々がどうすべきかを話し合いたい。相談に乗ってくれるだろうか?」

 その問いに、細谷さんが異を唱える。

「その言い方だと、邦弘さんと偽正宗くんの二人は、島崎や中嶋さんと同じルアーではないって事でいいんだよな」

「そう、ルアーには二種類ある。元々人間で、我々がルアーに改造した種類、そして・・・・」

「宇宙人そのもののルアー、って事で、合ってるのか?」

「少し違う。だが、概念はそれでいいと思う」

 邦弘がそう言うと、外の気配が明らかにおかしくなっていた。ビルの周囲に航空機が飛来している。
 そうか、兵員による直接攻撃から、距離を取っての航空攻撃に切り替える気だ。
 ・・・・いや、航空攻撃って、生身の人間相手に・・死ぬだろそれ! 考えないのかな、あの人達は。

「細谷 淳平、これ以降の話は場所を変えたい、いいかな?」

「・・・・俺たちの記憶が残ると言う保証は?」

 ん? 記憶? そっか、場所を変えるって、上に行くって事?
 私は嫌だって言ったよね、邦弘!

「ここでそれを証明することは困難だろう。だが、ここに留まれば、もうすぐ爆撃が始まる。彼らの手に我々が落ちれば、こちら側のルアーは問題ないが、君たちの命の保証は無いだろう。選択肢はあまり多くない。どうする?」

「・・・・それなら、約束してほしい。俺たちの記憶を奪わないって。今はそれでいい」

「それは約束しよう。ならば、行く人は、私の周りに集まって」

 公安系からは、正宗さん、工藤部長、新庄係長の3人、そして、その他は全員が了承した。邦弘の周囲に皆が集まると、指示を出した。

「洋子、それと島崎さん、二人にもリールを渡すので、手伝ってほしい」

「手伝うって、何を?」

「昇天を」

 島崎さんが、少し不安気味に聞いてくる。

「昇天・・・・私、やった事無いんですけど」

 そうか、そう言うルアーもいるんだ。
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